WesternDigital製HDD友の会 Vol.66

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■フォーマット

・クイックフォーマット→読みも書きもしない(MFT作成して、先頭と末尾にシークできたら終了) 所要時間20秒で完了
・通常フォーマット→クイックと同じMFT作成+全領域を読み込み(クイックフォーマットではできない不良セクタのチェックのために、リードスキャンをしている) 1TBで4時間
・WD DiagnosticsのExtended Test→不良セクタを発見するためにフルスキャン  1TBで4時間
・ゼロフィル(ZeroFill)→全領域に00を書き込み、ファイルシステムおよびデータを抹消  

純正ツール「Data Lifeguard Diagnostics」のExtended Testでは、不良セクタのチェック済みだから、
改めて通常フォーマットしなくても、クイックフォーマットだけでOKとするのが中庸コース。
メーカーツールで全領域リード・全領域ライト・ゼロフィルをやるのが、全領域に対して読みも書きもチェックできて最も安心であり、
しかもリードスキャンを2回繰り返せば、1回だけよりも代替処理に漏れがなくなる。(念入り)

なお、DiagnosticsでFailが出れば、初期不良交換コース。
フォーマットの前後でSMART値・転送速度を比較し、個体のクセを早期に把握すること。
ショップ保障期間中であれば、C6回復不可能セクタ数1で交換に応じるショップは多い。


●フォーマット方法
・お手軽フォーマット ⇒通常フォーマットのみ(読み取り検査すら不必要なら、クイックフォーマットのみ)
・中庸フォーマット  ⇒Data Lifeguard DiagnosticsでExtended Test→クイックフォーマット
・念入りフォーマット ⇒Extended Test→Write Zeros(ゼロフィル)→Extended Test→クイックフォーマット

純正診断ツール「Data Lifeguard Diagnostics」
ttp://support.wdc.com/product/download.asp?groupid=612&sid=3&lang=jp
ツールマニュアル
ttp://www.wdc.com/en/library/eide/2779-701022.pdf

■データ消去

フォーマットやFDISKで領域の開放をしただけでは、データが復元される可能性がある。
復元されないためには、純正ツールDiagnosticsで全セクタにゼロフィルした後にクイックフォーマットする方法がある。