■ 削減量の目安(あくまで概算、できるだけ実測すべし)
DVDD, FDD -> 繋いでるだけで消費。1Wぐらい。
LANケーブル -> Gigabitでリンクしていると消費電力大。1-5Wぐらい
メモリ -> 1枚あたり 2〜5Wぐらい
HDD 3.5inch -> 〜10W 2.5inch -> 1W SSD -> 1W以下
PCIボード -> 数W〜15W
ファン -> 1基 1〜3W
ACアダプタ化 -> ACにするだけで1割以上減る場合も。参考例:38Wが28Wに
BIOSでPCI-Eの帯域を変える(16→4など)と数W変動。16→4だと、殆どスコアを悪化させずに省電力化できる。
USBデバイス -> 2GBUSBメモリを刺したら5W増えた例もある、不要なものは極力はずそう。
■ 参考1
CMOSデジタル回路の消費電力
P = Na×C×V^2×f + Nt×Il×V
P:消費電力
Na:動作ノード数
Nt:全ノード数
C:ノード容量
V:電源電圧
f:周波数
Il:ノード当たりのリーク電流
130nmのころは前項の割合が大きく後項の割合が小さかった。
90nm以降は後項の割合が大きくなった、しかも個体差が大きい。
だからメーカーはモデル別の詳細なTDPを発表しなくなった。
ttp://journal.mycom.co.jp/articles/2006/05/19/spf3/images/photo009l.jpg ttp://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Bay/8521/cpu_all.htm ■ 参考2
大量に同じように製造して、選別しても、個体差が存在するため
コア電圧と動作周波数だけでは消費電力は定まらない。
同じ設計製造の中で高速動作しやすいTrはリークも多いことがある。
そんな個体は電圧や動作周波数が同じだと電力は多い傾向。
電圧や動作周波数を下げれば差は小さくなるし、
さらに動作電圧を下げることでカバーできることはあるだろう。
ttp://journal.mycom.co.jp/articles/2006/04/19/fab36/index.html のphoto9参照
実際に測って変わらなかった、変わらないものもあった、
どれくらいの差だった、という報告だといいんだけど。
すべての部品には個体差があるから報告を鵜呑みにはできないけれど、期待はできる。
だからこのスレのサブタイに【実測報告】があるのです。
■ 参考2の補足
・CPUの消費電力は個体差でかなり変わる (以下引用)
90nm Athlon64 3000+の個体差
KV2/512MBx2/RAGEXL8MB PCI/32049U3/LTN483S/VT6122GbE/SK2 350W noPFC
アイドル時/super_pi/sandra memory実行時の消費電力で、2個をワットチェッカーで比較
1800MHz
1.400V 56W/79W/88W 63W/87W/97W
1.100V 51W/65W/75W 52W/67W/77W
1.075V 50W/64W/74W 52W/66W/76W
1.050V NA /NA / NA 51W/65W/75W
2403MHz
1.450V 59W/92W/101W 68W/104W/114W
1.425V 58W/88W/ 99W 67W/101W/110W
1.400V NA /NA / NA 65W/ 98W/107W
前者の個体のほうがOC耐性と低電圧耐性は悪いが、消費電力は少ない。
以前話に出たけど、やはり10W以上差があった