CPUアーキテクチャについて語れ 14

このエントリーをはてなブックマークに追加
387MACオタ
>>383
VSX仕様読みました。特徴としては、こんな感じです。
 - 32bit命令長を維持しつつ、追加のビットフィールドを予約領域に分散してレジスタ数を64個に
  拡張。(CELLの主要アーキテクトでもあるMichael Gschwindの特許です)
  http://patft1.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO2&Sect2=HITOFF&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsearch-adv.htm&r=1&p=1&f=G&l=50&d=PTXT&S1=7,421,566.PN.&OS=PN/7,421,566&RS=PN/7,421,566
 - 積和演算は3引数化。ただし乗数を上書きするか加数を上書きするか選択可能
 - 浮動小数点のみの拡張なので、要素数は最大4つ。従って汎用Permute命令は無し
 - 唯一ビット選択命令のみ4引数

IntelはAVXでAltivecに近づき、IntelはVSXでSSEに歩み寄ったという感があるかもしれません。
基本的にはレジスタの「幅」 vs 「数」という観点で、考えに大きな隔たりがありようですが。