】■HDD買い換え大作戦 Part89■

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DOS/V POWER REPORT
■ 最新HDDの性能、温度、騒音をベンチマークテストでチェック
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Sandra 2007のファイルシステムベンチマークは、大容量データのコピーの速度、
バックアップのスピードなどの目安と考えることができる。
トップはRaptorで、リードのスコアは83MB/sとさすがに非常に高速だ。
次が76MB/sの7200.10、その後7200.9と薔薇ESが75MB/s、そして73MB/sのT7K500と、
プラッタ容量188GB、および160GBの製品が大差なく続いている。

シーケンシャルの性能は大容量データの転送性能を見るのに有効な指標であるが、
OSのオペレーションなどのレスポンスを見るには、ランダムアクセス性能の指標が必要で、
より体感的に速くなったと感じやすいのはこちらである。

その目安として利用したのが、PCMark05のHDD Test Suiteだ。
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トップこそさすがにRaptorであるが、次位はT7K500、そしてその次はCaviar、DM11と、
Sandraのスコアが悪かった製品のほうが上位に来ている。
シークタイム、アクセスタイムの差が反映されるこの手のテストは容量が大きいほうが
不利でもあるし、記録密度が高過ぎるとヘッドの位置決めがシビアになるなど
シークタイムが大きくなることもあるが、それが出ている面もあるだろう。
その点でRaptorに次ぐスコアを出しているT7K500は立派である。

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温度に関しては、アイドル状態で温度が安定した状態、HDBENCH30分ループさせた後、
両方の温度をS.M.A.R.T.機能を利用して計測したものである。
意外にももっとも優秀だったのはRaptorで、
ボディ全体がヒートシンク形状になっていることが有利に働いたのかもしれない。
アイドル状態ではT7K500もよい傾向だ。

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騒音のテストは、PCMark05実行時の騒音をドライブから10cmほどの距離で計測した。
テスト中はドライブのシークが頻発するため、もっとも騒音が高いときの音量と考えてよい。
優秀だったのは、薔薇ESと7200.9、T7K500で、HDDケースで遮音されているようなトーンの低い音が印象的だった。