>>43 くろりんはかなり困っているようだ。そりゃそうだろう。でも、俺は決めたのだ、必ずくろりんを救い出してみせると。
俺は「きょ、今日時間ある?食事でもしながら、ゆっくり話を聞かせて。こういうことは一日も早く解決すべきだよ。
あっ!それとくろりんのご両親にも了解を取らなくちゃね。」とまた早口で言ってしまう。だめだ、癖が取れない。
くろりんは少し考えて、「気持ちは凄く嬉しいの。10年ぶりに会った私にそこまでしてくれるなんて。でも・・・・。」。
俺は話を遮って、「全然大丈夫!!無問題(モウマンタイ)!!ノープロブレムだよ。」と叫ぶ。
くろりんは、「えっ?だってお仕事とかいいの?裁判所とかは平日じゃないと手続き出来ないから・・・」。
俺は返答に困った。マジで困った。口が裂けても、「いや、1年365日24時間マッヒー(暇)だから。」なんて言えない。
言ったら信用度はゼロになるどころかマイナスだ。くろりんのご両親も、「下心があってうちの娘に近づいたんだ。」と
思われるだろう・・・。ヤバイ、マジ、ヤバイ、乗り切らなければ・・・。