インテルの衰退とAMDの繁栄 Part34

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589Socket774
他コアへの照会パケットは他コアとの間で保持キャッシュの整合性を取るもの。
その為、新規ロードの場合自コアのキャッシュを全て走査した後でないと照会パケットは発行できない。
そして、返信パケットを全て受け取ってからでないとメモリロード要求は出せない。

もしこの約束を破り同時にロード要求を発令するとコヒーレンシ制御は失敗する。
コア1とコア2が同時にロード要求を出した場合、相手の照会結果は互いに相手のキャッシュ転送待ちとなる。
これは矛盾だ。

Conroeの場合だと、メモリロード要求待ちストリームも共有されているから自L2走査時にメモリロード要求待ちストリームも同時に走査される。
そして、メモリロード要求待ちストリームに他コアからのロード要求が出ている場合は、該当ストリームの共有flgを立てロードを待つことになる。
そしてロードされると共有flgが立っているので要求元(2つのコア)へロード完了通知を出す。