---- 超珍例
【下】
以上のような結果から、Pentium 4 XE/3.46GHzは、下位グレードと
位置づけられるはずのPentium 4 560(3.6GHz)に多くのベンチマー
クの結果で下回るという結果となってしまった。また、ライバルと
なるAthlon 64 FX-55と比較してかなり分が悪いのも事実。いくら
「クロックで負けている」という事情があるにせよ、この製品が
「Extreme」であるかと言われれば、「う〜ん、ちょっとな〜」と
いうのが正直な感想だ。
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0411/02/news004_3.html 【上】
まとめると、アプリケーション性能を測るベンチマークでは約2〜3
%のスコア向上が見て取れ、Pentium 4 XE 3.4GHzとは実クロック
の差以上のパフォーマンスを発揮している。FSBを1,066MHzに向上
した効果が少なからずあるといえるだろう。
同セグメントに位置付けられるAthlon 64 FX-55と比較してみると、
Pentium 4 XE3.46GHzは得手不得手が顕著な上、一定の差をつけら
れている。とはいえ、これまでのIntel CPUよりその差が縮まって
いるのも事実で、IntelとAMDのパフォーマンス競争が、これまでよ
り熾烈さを増してきたといえる。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/1102/tawada35.htm 【特上】
そんな訳でIntelから投入された新たなハイエンドCPUであるが、と
りあえず最高速の座を再びAthlon 64 FXから奪回したと言っても良
さそうである。従来、Athlon 64系が優位だったベンチマークで
Athlon 64 FX-55よりやや上回る成績を出しながら、逆にPentium 4
系が優位のベンチマークでAthlon 64 FX-55に劣るものが無いとい
う以上、(絶対的な差がどの程度か、という話は別にして)Intelの
目論見は成功したと言わざるを得ない。
http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2004/11/03/1066/004.html
---- 上記超珍への寸評
【下】
「ちょっとな〜」などというオブラートに包んだところで、記事中に"本音"を書くようでは
超珍ライターとしての資質を問われても致し方ありません。0点。
【上】
片方の立場を持ち上げることを目的として、偏った指標を用いるまではなかなか良かっ
たのですが、出てきた結論がやや弱かったようです。
また、結論をぼかすような書き方もややマイナス要因です。80点。
【特上】
はじめに結論ありき。また意図する結果を導き出すために、指標そのものに意図的な
加工を加える手法こそ、超珍の範となすべきものです。
経過、結論とも全く指摘すべきポイントはありません。100点。
---- 超珍グラフ例1 (要 MS UIゴシックフォント、IPA Pmonaフォントなど)
まずはFFベンチ2の実行結果をみてみよう。
Prescottは大容量キャッシュが効いているのか、
5026-Lという圧倒的なスコアを叩き出した。
|
| ┌┐5026
| ││
| ││
| ││
5000├ ││ ┌┐4999
== ││ ││
| ││ ││
└─────────
P4 Ath64
Athlon64もHighモードで計測したわりには健闘したが、
やはりPrescottの描画のなめらかさには歯がたたないようである。
---- 超珍グラフ例2
それぞれの得意分野である、3DゲームのFPSおよびメモリ速度の総合結果で比較してみよう。
├─────┬─────┬─────┬──────────┐
│Game.1(fps)│Game.2(fps)│Game.3(fps)│ メモリ速度(kB/s) │
├─────┴─────┴─────┴──────────┘
├─┬─┬──┬──────────────────────────────┐
P4. │20│23│ 32 │ 1554 │
├─┴─┴──┴──────────────────────────────┘
├──┬─┬───┬───────────────────────────┐
A64..│ 32 │25│ 58 │ 1491 │
├──┴─┴───┴───────────────────────────┘
総合性能においては、Athlon64がPentium4に一歩及ばないことがグラフから見て取れる。
---- 超珍グラフ例3
●Windows Media Encoder 9
単位:秒 ←fast
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
├─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴┐│ │
Pentium M 735 .│ 335 || |
├─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┘| |
├─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴┐│ │
Athlon64 3200+ │ 287 || |
├─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┘| |
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
---- 超珍グラフ例4
├──┐ PCMark04(CPU Test2)
│ 4.8 .│ 上:PentiumXE840(HToff)+i955
Grammer Check ├──┘ 下:Athlon64X2 4800+
├───┐
│ 6.7 .│
├───┘
├─────────┐
│ 92.0 │
File Decryption. ├─────────┘
├────────┐
│ 74.4 │
├────────┘
├───────────────┐
│ 2493.4 │
Audio Conversion. ├───────────────┘
├────────────────┐
│ 3201.9 │
├────────────────┘
├────────┐
│ 72.7 │
WMV Video ├────────┘
├─────────┐
│ 91.0 │
├─────────┘
├────────‐┐
│ 85.9 │
DivX Video. ├────────‐┘
├─────────┐
│ 95.3 │
├─────────┘
│ │ │ │ │
1 10 100 1000 10000
(注:横軸に対数を使うと、大きな数値どうしの差が目立たなくなる)
---- 超珍グラフ例5
PentiumD 920 と Athlon64使用時の世帯の消費電力を比較した。
その結果空調や冷蔵庫などが消費電力の大半を占め、
両者間で有意な差はつかなかった。
単位:W ←eco
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
├─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴┐│ │
Pentium D 920 │ 770 || |
├─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┘| |
├─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴┐│ │
Athlon64X2 3800+.│ 730 || |
├─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬┘| |
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
---- 超珍グラフ例6
500w (150w) (111W)
_ ._
100w | | | |
| | | |
| | | |
50w.. | | | |
| | | |
| | | |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
PenD65nm PenD90nm
グラフを見てもらえば分かるように、
アイドル時の消費電力が従来の
Pentium Dに比べて"わずかながら"上昇している。