1 :
Socket774 :
2006/01/30(月) 17:37:40 ID:lA+v39ba
終了。
3 :
Socket774 :2006/01/30(月) 17:40:23 ID:+G1o/X3i
2
2げと
走れMerom。
1のがんばり次第で伸びると見た。
i820・・・ 生まれてすみません。
i850・・・ 生まれてs(ry
11 :
Socket774 :2006/01/31(火) 21:03:55 ID:U1k4e5oX
iRAM・・・ 生まれてs(ry
Slot A ・・・ 生まれてs(ry
13 :
Socket774 :2006/02/05(日) 15:22:05 ID:VmbEJX25
六月限定発売 桜桃機
17 :
Socket774 :2006/02/06(月) 17:35:06 ID:UnR/R4iQ
DOS/Vパーツ 斜陽館
私は、その男の写真を三葉、見たことがある。
19 :
Socket774 :2006/02/07(火) 10:58:45 ID:w3AqAT2z
ホリエモン様特注PC ダス・ゲマイネ
_,,−-、 _,, .. _,,-‐'": : : : : :゙ヽ r‐'´: : : : : : : : : : : : : : : : ` 、 /: : : : : : : : : : :,、: : : : : : : : : :_:ヽ、 |_: : : : : : : : : / \: : : : : : : :ヽ、 {: : : : : : : : l' ヽ、: : : : : :{、 l__: : : : : : :i、 `丶: : t‐` /, ヽ: : :/´ |: : : !' { ru l': :/ ,/二丶、 }: :,,| _`iヽr‐!:丶 'tェッiヽ-'' , '‐-、/:/ : :丶t': : : ヽ 'xェァノ:/ : : : : : : : : : : i、 } : : : : : ',: : : : ´ i! _ノ : : : : : ヽ : 、_ `゙;;;;> .,r'/ : : : : : : \ - ,,`''‐--//`丶、. : : : : : : : : :`-,; " ̄ /: : : : : :\ : : : : : : : / /: : : : : : : : : :', : : : : : : :{ ,. -‐ ": : : : : : : : : : : : 今の自分にはGammaChromeもS27もありません。 ただ一切は過ぎてゆきます。
常時熱暴走仕様PC:津軽
22 :
Socket774 :2006/02/07(火) 12:24:43 ID:5iXj/2RI
∧_∧ (´・ω・) < 常時熱暴走仕様PC:津軽 / \ __| | バカ | |_ ||\  ̄ ̄ ̄ ̄ \ ||\\. \ ||. .\\ \ ∧_∧. . \\ \| ( ) ギャハハわかったからパン買って来い . \\ \ / ヽ. . \\ / .| | | . \∧_∧ (⌒\|__./ ./ ( )オレおにぎり3個な∧_∧ . _/ ヽ \| ( ) 金はお前が出せよ . | ヽ \ / ヽ、 . | |ヽ、二⌒) / .| | |
われ、PenDに向かいて、目を挙ぐ。 詩篇、第百二十一。 発熱よりクロック数が大事、と思いたい。 大皿に盛られたセンプロンの梱包を、きわめて不味そうに食べては最中を 吐き、食べては最中を吐き、食べては最中を吐き、そうして心の中で虚勢 みたいに呟く言葉は、発熱よりもクロック数が大事。
アキバには津軽がよく似合う
25 :
Socket774 :2006/02/07(火) 20:41:14 ID:w3AqAT2z
エロゲばれし恍惚と不安、我に二つあり
26 :
Socket774 :2006/02/07(火) 21:52:46 ID:w3AqAT2z
藁 イズ リアル へっぽこ
Timna・・・ 生まれてこなくてすみません。
28 :
Socket774 :2006/02/08(水) 01:52:47 ID:W2nksGz5
もう、このごろではあのトカトントンが、いよいよ頻繁に聞こえ、 メモリーを増やそうと思ってトカトントン、OCをやろうとしてトカトントン アキバへ行こうと電車のキップを買ってトカトントン、弟からマシンを 作ってくれと言われてトカトントン。伯父のお相手で、晩ご飯のときの お酒を飲んで、銘柄をインターネットで調べようとしてトカトントン。 「自作とはなんですか」 と、私は伯父の晩酌の相手をしながら、ふざけた口調で尋ねてみました。 「自作、それはわからん。しかし、世の中はAMDとインテルさ」 案外の名案だと思いました。そうして、ふっと私はサイリックスの CPUを押入れの奥から出してみようかしらと考えました。 しかし、そのCPUでマシンを組み上げたときのことを考えたら、 すぐトカトントンが聞こえてきました。
カッコン聞こえる、なんだか聞こえる。
30 :
Socket774 :2006/02/08(水) 02:51:49 ID:E/kT19wJ
月 日。 マシン組みあげた。こんなにうれしいものだったかしら。ベンチとったら、いいものだ。二三人の友人へ通知。これで、BF2できる。マシンの名前、「フェニックス1号。」
31 :
Socket774 :2006/02/08(水) 06:49:43 ID:UA+ZPO2V
>>28 MAXTOR工場を解体する音に違いない。
悪いことはいわん、時代が変わったことを受け入れなさい
32 :
Socket774 :2006/02/08(水) 10:02:28 ID:LUdneeLy
友人は、やはり何もせず、PCの電源を入れた。チップセットファンはその時いやな横目を使った という。何事もなく起動した、とたん、ぐぉーんと言って爆音化したという。災難である。 一瞬のことである。友人は、呆然自失したという。ややあって、くやし涙が沸いて出た。 さもありなん、と私は、やはり淋しく首肯している。そうなってしまったら、ほんとうに、 どうしようも、ないではないか。 若し之が私だったら、その母板、生かしておかないだろう。私は、人の三倍も四倍も復讐心の 強い男なのであるから、また、そうなると人の五倍も六倍も残忍性を発揮してしまう男なので あるから、たちどころにその母板のチップセットを、めちゃめちゃに粉砕し、コンデンサをくり抜き、 ぐしゃぐしゃに噛んで、べっと吐き捨て、それでも足りずに近所近辺の飼いA8Nことごとくを 撲殺してしまうだろう。 こちらが何もせぬのに、突然ぐぉーんと言って爆音化するのとはなんという無礼、凶暴の仕草であろう。 いかにnForce4といえども許しがたい。nForce4ふびんのの故を以って、人は之を甘やかしているから いけないのだ。容赦なく酷刑に処すべきである。
33 :
Socket774 :2006/02/08(水) 11:19:39 ID:sxZYqCS1
朝、食堂でマシンを立ち上げてお母さまが、 「あ。」 と幽かな叫び声をお挙げになった。 「フリ−ズ?」 システムが何か不安定なのかしら、と思った。 「いいえ。」 お母さまは、何事も無かったかのようにマシンのコンセントを ぶっこ抜き、すましてお顔を横に向け、お勝手の窓の、満開 の山桜に視線を送り、そうしてお顔を横にむけたまま、また フリーズしたマシンのコンセントをぶっこ抜いた。 ハードデスククラッシャーというアダナは、お母さまの場合、決して誇張で は無い。パソコン雑誌に出ているリブートのやり方などとは、 てんでまるで、違っていらっしゃる。
私がたけといふ女中からインターネッツを教へられ二人で樣々のサイトを巡り歩いた。 たけは私の教育に夢中であつた。私はひきこもりだつたので、2ちゃんに入り浸っていた。 荒らすスレがなくなれば、たけはVIPに常駐することを教えてくれた。 私は糞レスすることを覺えてゐたので、いくらレスを付けても疲れないのだ。 たけは又、私に自作を教へた。アキバへ屡々連れて行つて、様々なPCパーツを見せて説明した。 プレスコットを選んだ香具師は赤い火のめらめら燃えてゐる籠を脊負はされ、 セロリンを買った人は、そのモッサリぶりにせつながっつてゐた。日曜の鈍器前のライブや、 俺コン前の三国人十字路、到るところにあるメイド喫茶で、ジーパンの股のとこがやぶけて チンポがこんにちわしてるデブがリュックにライトサーベルを差していた。サンボで携帯を 鳴らすと鬼婆に舌を拔かれるのだ、と聞かされたときには恐ろしくて泣き出した。
35 :
Socket774 :2006/02/08(水) 13:53:01 ID:ba9AahEz
ワロタw 良スレage
仕事中に笑わせんでくれ
34だが、俺も一応仕事中なわけだが・・・
事務所で俺だけニヤニヤしてるわけにはいかんだろう
なんにも書くな。なんにも読むな。なんにも思うな。ただ、生きて在れ! 太古のすがた、そのままの蒼空。みんなも、この蒼空にだまされぬがいい。これほど人間に酷薄なすがたがないのだ。 STOP: c0000218 Unknown Hard Error Hard Unknown Error Beginning dump of physical memory. Physical memory dump complete. Contact your system administrator or technical support group for further assistance.
40 :
Socket774 :2006/02/08(水) 20:13:49 ID:W2nksGz5
これでよいのかも知れぬ。私は、とうとうアスロンを買ってしまったのだ。 私は翌朝、10に起きて秋葉のショップへ行き、他のパーツを買った。 棚には、さまざまなパーツが並んでいた。私はマザーとグラボだけ を買った。他のパーツにはいっさい手を出さなかった。 「それは400W電源ですよ。買っていきなさい」 現実主義の店員さんは、母のような口調で言った。 「そうか。」 私はその電源の箱を手に取った。 外はもう昼過ぎだった。私はショップの前に立ってバスを待った。 ぞろぞろと苦難の顔をした人々の列が通る。すべて無言で、せっせと 私の眼前を歩いていく。 「PenDを買った人たちだね」 私は傍に立っている店員さんに小声で言った。店員さんは黙って首 肯いた。
一つ一つがきちんとパロディになっててオモロイw
心に沁みるスレですね
43 :
Socket774 :2006/02/09(木) 00:05:12 ID:a5ygJK1g
しかも、たっぷり親友交歓をしたのである。私には、強姦という極端な 言葉さえ思い浮かんだ。 けれども、まだこれでおしまいでは無かったのである。さらに有終の美 一点が附加せられた。まことに痛快とも、小気味よしとも言わんかた無 い男であった。玄関まで彼を送っていき、いよいよわかれる時に、 彼は私の耳元で激しく、こう囁いた。 「けっきょく ボクが いちばん つよくて すごいんでしゅ」
44 :
Socket774 :2006/02/09(木) 00:34:42 ID:m6paywcq
無垢の信仰心は、罪なりや。 唯一のたのみのOCにさえ、疑問を抱き、自分は、もはや何もかも、わけがわからなくなり、 おもむくところは、ただアニメエンコだけになりました。 自分の顔の表情は極度に卑しくなり、朝からナージャで抜き、腹もいよいよピザに、 Rもほぼ虹で埋め尽くされるようになり、いいえ、はっきり言います。自分はそのころから、 虹動画をnyで落としてHDDしたためました。Rを買う金が惜しかったのです。 いつもマルチタスクでおろおろしているフェニックス1号を見ると、れいの不安と恐怖で、 わずかに卑屈なメモリ解放みたいなのをおっかなびっくり試み、内心おもしろおかしく 一喜一憂し、うわべは、やたらにお道化て、そうして、それから、フェニックス一号に いまわしい地獄の強制終了を加え、泥のようにねむりこけるのでした。
組まれてすいません…
うーん イイ
良スレ
49 :
Socket774 :2006/02/09(木) 02:11:40 ID:yZG3Ufc4
畜犬談マジワロスw
恥の多い生涯を送って来ました。 自分は子供の頃、雑誌で自作PCというものを見て、これもやはり、実利的な必要から案出せられたものではなく、メーカーのPCに頼るよりは、 自作のPCに頼ったほうが風がわりで面白い遊びだから、とばかり思っていました 自分は子供の頃から病弱で、よく寝込みましたが、寝ながら、敷布、枕の遠坂、掛蒲団のタマ姉を、つくづく、つまらない装飾だと思い、それが案外に実用品だった事を、 二十歳ちかくになってわかって、人間のつましさに暗然とし、悲しい思いをしました。 また、自分は、空腹という事を知りませんでした。いや、それは、自分がオカズに困らない二次裏に育ったという意味ではなく、 そんな馬鹿な意味ではなく、自分には「空腹」という感覚はどんなものだか、さっぱりわからなかったのです。
51 :
Socket774 :2006/02/09(木) 03:51:02 ID:gBK6LlJQ
私は、うとうとまどろんだ。 目が覚めた時は、既に午前9時すぎで、枕もとのパソコンはエロ動画を ダウンロードし終えていた。 床の中で愚図々々していると、小川君が、コロナを5つ6つ片手に持って 私の部屋にやってきた。 「先生、お早う。ゆうべは、よく眠れましたか?」 私はこのマシンがWinnyを動かしてることを告げて小川君を狼狽 させる企てを放棄していた。そうして言った。 「ファンレスマシンは、いいね。」 「なぜ?」 「うむ、しずかだ。」
52 :
Socket774 :2006/02/09(木) 04:06:19 ID:HE6tWnw6
ライブドアの「ほりえ」というものがある。私は、その者たちの一人とも面接の機会を得たことがない。私は、あの者たちの自身の強さにあきれている。彼らの、その確信は、どこからでているのだろうか。所謂、あれらの神は何だろう。私は、やっとこの頃それを知った。 粉飾である。粉飾の自社株転がしである。 それが結局の祈りである。私は、あの者たちに、あざむかれたと思っている。ゲスな言い方をするけれど、自分の隠し資産がかわいいだけじゃねえか。
53 :
Socket774 :2006/02/09(木) 04:48:48 ID:HE6tWnw6
「フェニックス1号が欲しいのかい」 私は答えなかった。 岩が落ちてくるような勢いでドライバーの先が近づき、マザーボードに傷をつけた。 アボーンの臭いのする傷だった。私はそれをみながら、涙を流した。 屈辱のくやし涙ににているにがい涙であった。 涙はいくらでも眼からあふれ出て、流れた。 電源を入れ、二人ならんでCRT覗きながら、 「しくじった。コア欠けちゃった」 とその人は言って笑った。 けれども私は笑うことができなかった。眉をひそめて、口をすぼめた。 (いや、マザボだってマザボ・・)
昼、サンボで牛丼を一口、もぐもぐと食べていたピザデブが、 「あ」 と幽かな叫び声をお挙げになった。 「髪の毛?」 牛丼に何か、イヤなものでも入っていたのかしら、と思った。 「チャバネ・・・」
朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、 「ぬる・・」 と幽かな何かの叫び声をお挙げになった。 「ぬるぽ?」 スウプがぬるかったのかしら、と思って聞いた。 「ガッ!」
撰(えら)ばれてあることの 恍惚(こうこつ)と不安と 二つわれにあり ヴェルレエヌ 死のうと思っていた。ことしの正月、よそからドライバを一本もらった。お年玉としてである。 ドライバはS3のProtoであった。鼠色のこまかいbug(バグ)が織りこめられていた。 これは夏には出るであろうS27に使える物であろう。夏まで生きていようと思った。 ノラもまた考えた。メッセサンオーへ入ってうしろの扉をばたんとしめたときに考えた。帰ろうかしら。 私がわるいことをしないで帰ったら、妻は笑顔をもって迎えた。
59 :
Socket774 :2006/02/10(金) 00:40:18 ID:gbMoV3sG
「あの、お昼に買ったパーツですから、大丈夫だと思いますけど。 それから、・・・これは、メモリー(1ギガ)です。それから、・・・・これは グラフィックボードです。それから、・・これは、MOドライヴです。」 次々とパーツが私のひざの上に積み重ねられました。私は何も 言えず、ただぼんやり、窓の外を眺めていました。電車が止まって、 そこは秋葉原でした。 「失礼します。お譲ちゃん、さようなら」女の人はそういって、さっさと 降りてゆきました、私も妻も一言も言う暇がなかったのです。 その人に、その女の人に、私は会いたいのです、年のころは、はたち 前後。そのときの服装は、白い半そでのシャツに、久留米がすりの モンペをつけていました。 逢って、私は言いたいのです。 「ウチの一家はパソコンが作れません。」と。 女の人はそう言って、
良スレと思ってる奴一部だろーな 笑 太宰作品全部読んでるから笑いがでる。 このまま他の作品まで派生させて、おk? と云いつつ、破戒読んで寝る。
61 :
Socket774 :2006/02/10(金) 01:33:17 ID:iR9bxdNP
けれども、そのころ、自分に自作を止めよ、とすすめるペンティアムがいました。 「いけないわ、毎日、お昼から、顔のHPばかり見ていらっしゃる」 「なぜ、いけないんだ。どうして悪いんだ。あるだけのパーツをみて、店員よ、 納期を押せ押せ、ってね、むかし詐糞酢のね、まあよそう、悲しき疲れたるプレスコット に希望を持ち来すは、ただ液漏れをもたらす水冷なれ、ってね。わかるかい。」 「わからない」 「この野郎。ヒートシンクにしてやるぞ」 「してよ」 ちっとも悪びれずコアを突き出すのです。 「馬鹿野郎。エアフロー観念、…」 そうして自分たちは、やがてファンレス化して、それによってえた喜びは、 必ずしも大きくはありませんでしたが、その後に来た哀しみは、凄惨といっても 足りないくらい、実に想像を絶して、大きくやってきました。
62 :
Socket774 :2006/02/10(金) 01:50:13 ID:iR9bxdNP
「おい、とんだ、チップセットだ。来い!」
異様に殺気立ち、PCを起動すると、POSTで立ち止まり、
「見ろ!」と小声でいって指差します。
ケースをあけると、剣山が3つあり、その一つから煙がみえます。
通電したままで、消し炭がいました。
「同情はするが、しかし、お前もこれで、少しは思い知ったろう。もう、俺は、
二度と自作はしないよ。まるで、地獄だ。…でも、プレス子は、ゆるしてやれ。
アスロンだって、どうせ、ろくなもんじゃないんだから。」
>>44 へ続く
誰かと交わした書簡の類も読みたいね、生々しいやつ
津島雄二の華々しい経歴を知って驚いた
68 :
Socket774 :2006/02/11(土) 00:51:35 ID:lwx1E/qj
「とんまねえ、セロリンは」 「セロリンが来てから、自作市場もかわっちゃったなあ。何にも知らないでしょう? ペンDって、偉いお方ですってね。ゲイシが、いつかおっしゃってたわ。世界的なCPUですってね。」 「爆熱なので、世界的なのだ。」ひどく淋しくなってきた。PenDさんとは、もう二箇月も逢わない。 相変わらず、基板を溶かすほどの大きな熱量でベンチをしているであろうか。 「血筋がいいのね。セロリンが来たら、市場が本当に、急に明るくなったわ。みんなの気持ちも 変わってしまった。あんなに安い子を見たことが無いって、みんな夢中なのよ。」 「そいつぁ、オナニー専用機というものなんだ。好きなんじゃない。」 「あたしはもう、だめなのよ。あなたは知らないでしょう?とんまだから、きがつかないんだ。 困る?ね、この上、また恥をかかすの?夕べ、リテールファンが、うるさくて、眠れなくて、 強制終了して、それすらモッサリだったので、ケースを開けて、窓から投げ捨ててみたの、知ってる? セロリンは、月の光を浴びて、笑いながら、飛んでいったわ。あの寝顔、よかったな。 ね、セロリン、どうするの?」
申し上げます。申し上げます。雑音さま。AMD廚は、酷い。酷い。はい。厭な奴です。低脳です。 ああ。我慢ならない。生かして置けねえ。 はい、はい。落ちついて申し上げます。低脳を、生かして置いてはなりません。 世の中の仇です。はい、何もかも、すっかり、全部、申し上げます。 私は、AMDの欠点を知っています。すぐに御案内申します。ずたずたに切りさいなんで、殺して下さい。
>>69 普通に太宰治の娘・園子さんの婿・津島雄二氏の事を指しているとおもわれ。
長え長え昔噺(むがしこ)、知らへがな。 大橋ビルの中に樫(オーク)の店いっけんあったずおん。 そのつけとこさ、ロビンの店いっけんあったがおでえったずおん。 からすあ、があて啼(な)けば、スパンキーの店あ、一つぼたんて落づるずおん。 また、からすあ、があて啼けば、OVERTOPの店あ、一つぼたんて落づるずおん。 また、からすあ、があて啼けば、ぷらっとほーむの店あ、一つぼたんて落づるずおん。
73 :
15 :2006/02/12(日) 00:18:38 ID:8TyO9EeR
撰(えら)ばれてないことの 焦燥と不安と 二つわれにあり インテル
75 :
Socket774 :2006/02/13(月) 03:04:39 ID:sTHaYvge
ここ、面白すぎwwwwwwww っつーか、文学と自作という、文武(?)両道を歩むここの住人に 涙が止まらない。感謝します。
76 :
Socket774 :2006/02/13(月) 03:25:26 ID:qNAJ++3c
如是我聞の中で、「老大家の与えた作品がうまいと感じることはなかった」的発言あったと思うが、 我等もまた「大手メーカーの与えたPCがうまいと感じることのない」、いわば同類項なのかもしれない。
どうにかなるさ
続き待ってるぜ!
>>75 ちゅーよりも引きこもりは基本的に本好きだからな
_,,−-、 _,, .. _,,-‐'": : : : : :゙ヽ r‐'´: : : : : : : : : : : : : : : : ` 、 /: : : : : : : : : : :,、: : : : : : : : : :_:ヽ、 |_: : : : : : : : : / \: : : : : : : :ヽ、 {: : : : : : : : l' ヽ、: : : : : :{、 l__: : : : : : :i、 `丶: : t‐` /, ヽ: : :/´ |: : : !' { ru l': :/ ,/二丶、 }: :,,| _`iヽr‐!:丶 '.●. iヽ-'' , '‐-、/:/ : :丶t': : : ヽ '.● .ノ:/ : : : : : : : : : : i、 } : : : : : ',: : : : ´ i! _ノ : : : : : ヽ : 、_ `゙;;;;> .,r'/ : : : : : : \ - ,,`''‐--//`丶、. : : : : : : : : :`-,; " ̄ /: : : : : :\ : : : : : : : / /: : : : : : : : : :', : : : : : : :{ ,. -‐ ": : : : : : : : : : : : こうですか?わかりません。
私は、プレスコについては自信がある。いつの日か、かならず燃えるであろうという自信である。 あれは、きっと燃えるにちがいない。自信があるのである。 よくぞ、今日まで焦げもせずに無事に過してきたものだと不思議な気さえしているのである。 諸君、プレスコは高熱である。基板を焦がし、たまさかには筐体まで焼き、 火事にさえなるというではないか。さもありなんと私はひとり淋しく首肯(しゅこう)しているのだ。 あのCPUの、ヒートスプレッダを見るがよい。ただものではない。 いまは、あのようにソケット内で無心のふうを装い、とるに足らぬもののごとくみずから卑下して、 冷たく収まっているが、もともとは高熱である。スイッチを押せば、怒り狂い、その本性を暴露するか、 わかったものではない。筐体横にはかならず消火用水を置いておくべきである。 少しの油断もあってはならぬ。世の多くの持ち主は、みずから恐ろしきマシンを養い、 これに日々大量の電気を与えているという理由だけにて、まったくこのマシンに心をゆるし、 フェニックス1号などと、気楽に呼んで、さながら家族の一員のごとく身辺に近づかしめ、 三歳のわが愛子をして、そのマウスを弄らせては大笑いしている図にいたっては、 戦慄(せんりつ)、眼を蓋(おお)わざるを得ないのである。 不意に、Bomb!!といって爆発でもしたら、どうする気だろう。気をつけなければならぬ。
プレスコの事があってから、十日ほど経ち、不吉な事がつづいて起り、いよいよインテルの 悲しみ深くさせ、そのお命を薄くさせた。 CPUが、火事を起しかけたのだ。 CPUが火事を起す。PCケースの内側でそんなおそろしい事があろうとは、初自作から今まで、 一度も夢にさえ考えた事が無かったのに。 TDPを粗末にすれば火事が起る、というきわめて当然の事にも、気づかないほどのインテルは あの所謂「殿様商売」だったのだろうか。
「Intel Insideとは何ですか。」 「将来の製品で組んだ時のマシンの姿です。」 「現在の?」 「それは使いものになりません。ばかです。」 「あなたにはIntel Insideがありますか。」 「ありません。」
「TDPとは何ですか。」 「熱設計電力です。」 「つまらない。」 「つまらないものです。」 「イソテルTDPとは何ですか。」 「詐欺です。」 「それは、ひどい。」 「ジサカは、本当の発熱を知っています。」
85 :
Socket774 :2006/02/14(火) 01:25:38 ID:bqpB31kq
俺はきみとちがって、どうやらおめでたいようである。俺は新品でないパーツで組んで、 三年間、その事実を知らずにすごした。こんなことは口に出すべきでないのかも知れぬ。 今は幸福そうにエンコに熱中しているフェニックス1号に対しても、むざんである。また、 世の中のたくさんのジサカーに対しても、いやがらせとなるであろう。しかし、俺は口に出す。 詐糞酢のとりすました顔を、なぐりつけてやりたいからだ。 俺は、フェニックス1号をせめたのである。このことにもまた三夜を費やした。 しばらくフリーズしてから、とうとう俺に囁いた。RAMだけ、と囁いたのである。 俺は笑ってフェニックス1号を再起動した。ああ、フェニックス1号はHDDも、と訂正した。 それから、マザボも、と言った。俺はなおも笑い続けながら、どんな店員か、とやさしく 尋ねた。俺のしらない名前であった。俺は手段でなくデフラグをした。これは、みじめな 愛欲である。フェニックス1号は、ついに、CPUも、と吐きだして落ちた。
ついにフェニックス1号まで手掛けることになったか、堕罪。
きょう、ママンが死んだ。もしかすると、 昨日かも知れないが、私にはわからない。
yes
まったく、そのパソコンは、よく見れば見るほど、何とも知れず、 イヤな薄気味悪いものが感ぜられて来る。 どだい、それは、パソコンでない。この子は、少しも役立ってはいないのだ。 その証拠には、この子は、黒い画面に白文字を浮かべ黙っている。 パソコンとは、煙を燻らせながらビープ音を発するものでは無いのである。 悪魔だ。悪魔の仕業だ。 太宰治 『人間失格』
''';;';'';';''';;'';;;,., ;;''';;';'';';';;;'';;'';;; ザッ ザッ ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;; vvvvvvvvvvvvvvvvvv ザッ ザッ vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv、 /\ /\ Λ/\−^Λ_ヘ^−^Λ../\Λヘ / \ ∧ / \Λ/ \Λ ヘ Λ / . \Λ  ̄| | ̄ | |_,..... ̄| | ̄.| | ̄| | ̄ ||/\| |_ . ̄| | ̄ ___| |__ ___| |_ ___| |___||_ ___| |__ /-=-、 ,,,,,,,__ :\/-=-、 ,,,'/-=-、 ,,,,,,,__ \ /-=-、 ,,,,,,,__ :\ . | .-ェェヮi .卜ェェ-、 .:|.-ェェヮi .卜 | .-ェェヮi .卜ェェ-、 .:|卜| .-ェェヮi .卜ェェ-、 .:| | ...,,ィ' l、.. .::::| ...,,ィ' l| ...,,ィ' l、.. ::::| l、| ...,,ィ' l、.. .::::| . | ,;;/、ニニ_, ヽ ..r | ;;/、ニニ| ,;;/、ニニ_, ヽ ..r |ニ| ,;;/、ニニ_, ヽ ..r | \ l `ニニ´ ,l::::/\ `ニニ \ l `ニニ´ ,l:::::/ニ \ l `ニニ´ ,l::::/ /`ー‐--‐‐―´\ /`ー‐- /`ー‐--‐‐―´\-‐‐ /`ー‐--‐‐―´\ 「ガ板から来ますた」「ガ板から来ますた」「ガ板から来ますた」「ガ板から来ますた」
92 :
Socket774 :2006/02/15(水) 11:21:57 ID:y3y2PCaJ
こすれワロス ズリヌンティウス
太宰治、自殺を語る だと、思った。
94 :
Socket774 :2006/02/15(水) 19:52:02 ID:iQeZj0IW
95 :
Socket774 :2006/02/15(水) 20:21:06 ID:7AY+VGwp
子供よりママンが大事、と思いたい。 子供のために、などと古風な事を殊勝らしく考えてみても、なに、 子供よりもそのママンの方が弱いのだ。特に最近のママンはすぐ妊娠する。 少なくとも私の家庭においてはそうである。 ママンは次女におっぱいを飲ませながら、電気にかかったり、 お給仕したり、八面六臂のすさまじい働きをする。 ママンは少し真面目な顔をして 「この、水冷と私の間に、・・・涙の谷・・・。」 涙の谷 俺は黙ってラーメンをすすった。
96 :
Socket774 :2006/02/15(水) 20:25:50 ID:u4pmrXAr
養老院から電報をもらった。ハハウエノシヲイタム。マイソウアス。これでは何もわからない。恐らく昨日だったのだろう。
ガイドラインから来ますた。 記念パピコは2本入り。
姉さん。 信じて下さい。 僕は、起動しても少しも性能が出なかったのです。性能のイムポテンツなのかも知れません。 僕はただ、ネットバーストという自身のアーキテクチャから離れたくて、狂い、遊び、荒んでいました。 姉さん。 いったい、僕たちに罪があるのでしょうか。インテルに生まれたのは、僕たちの罪でしょうか。 ただ、そのネットバーストに生れただけに、僕たちは、永遠に、たとえばヤマトの波動砲みたいに、 発熱し、爆音し、電気代を食って生きていなければならない。 僕は、もっと早く死ぬべきだった。しかし、たった一つ、ママンの愛情。それを思うと、死ねなかった。
斜陽でござりますか
斜陽です。書いてて、もう一台フェードアウト前にネトバマシンを組みたくなった。
101なら柏原芳恵とセックスできる。 101ならメイドさんの柏原芳恵とセックスできる。 101なら秘書スーツ&ガーターパンスト&ピンヒール姿の柏原芳恵とセックスできる。 101なら競泳水着姿の柏原芳恵とセックスできる。 101ならハイレグレオタード姿の柏原芳恵とセックスできる。 101ならバニーのコスプレをした柏原芳恵とセックスできる。 101ならセーラ服のコスプレをした今の柏原芳恵とセックスできる。 101なら体操服&ブルマー姿の今の柏原芳恵とセックスできる。 101ならスク水を着た今の柏原芳恵とセックスできる。 101なら峰不二子のライダースーツのコスプレをした柏原芳恵とセックスできる。 101ならキュティーハニーのコスプレをした今の柏原芳恵とセックスできる。 101ならミニスカポリスのコスプレをした柏原芳恵とセックスできる。 101ならスチュワーデスのコスプレをした柏原芳恵とセックスできる。 もちろん顔射、膣内射精、直腸射精なんでもあり! 101なら柏原芳恵が結婚してしてくれて、四六時中、淫らなセックスで俺様に御奉仕してくれる。 そして俺様の遺伝子で柏原芳恵が孕んでくれる!
神に問う。信頼は罪なりや。 芳恵が汚されたという事よりも、芳恵の信頼が汚されたという事が、自分にとってそののち永く、 生きておられないほどの苦悩の種になりました。
104 :
Socket774 :2006/02/16(木) 17:31:49 ID:KuyoMIhw
「自作のアントは?」 「芳恵」 「いや有希子だろ」 「違う、有希子はむしろ自殺のシノニムだ」
メ口スは興奮した。必ず、かのイソテルのコア デュオをゲットしなければならぬと決意した。 メ口スには自作がわからぬ。メ口スは、ヒッキーである。メーカPCを買い、エロゲで遊んで暮してきた。 けれどもスーパーπのスコアに対しては、人一倍に敏感であった。きょう未明メ口スは村を出発し、 野を越え山越え、十里はなれた此の日本橋の町にやって来た。メ口スには父も、母も無い。 女房も無い。デルの、プレスコマシンと二人暮しだ。このマシンは、熱暴走気味で、近々、粗大ゴミ として処分する事になっていた。アボーンも間近かなのである。メ口スは、それゆえ、工房やら ベストドウやらフレンズやらを覗きに、はるばるでんでんタウソにやって来たのだ。先ず、エロゲを 買い集め、それから堺筋をぶらぶら歩いた。メ口スにはいきつけのパーツ屋があった。 PC湾図である。今はイソターネッツで、通販もしている。その店を、これから訪ねてみるつもりなのだ。 久しく通わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちにメ口スは、 まちの様子を怪しく思った。
俺は大阪の事はわからんが織田作の好きだった 自由軒でカレーを食べてみたい。
恋をしたのだ。 そんなことは、全くはじめてであった。 それより以前には、私の左の横顔だけを見せつけ、私のおとこを売ろうとあせり、 相手が一分間でもためらったが最後、たちまち私はきりきり舞いをはじめて、 疾風のごとく逃げ失せる。 けれども私は、そのころすべてにだらしなくなっていて、 ほとんど私の身にくっついてしまったかのようにも思われていたその賢明な、 怪我の少い身構えの法をさえ持ち堪えることができず、 謂わば手放しで、節度のない恋をした。 好きなのだから仕様がないという嗄(しわが)れた呟きが、私の思想の全部であった。二十五歳。私はいま生れた。生きている。生き、切る。 私はほんとうだ。 好きなのだから仕様がない。
『ダス・ゲマイネ』原文そのまま?
109 :
Socket774 :2006/02/17(金) 01:17:39 ID:WUP9jz4S
プレスコの頃から、暖房のようでありました。
序唱 プレスコットの熱の苛烈を知れ
111 :
太宰治 :2006/02/17(金) 15:24:37 ID:K213+4FK
恥の多い生涯を送って来ました。 自分には、パソコンの自作というものが、見当つかないのです。 自分は東北の田舎に生れましたので、パソコンをはじめて見たのは、よほど大きくなってからでした。 自分はパソコンのスイッチを、押して、離して、そうしてそれがマウスとキーボードを用いて 動かすものだという事には全然気づかず、ただそれは画面に表示されるスクリーンセイバーの、 複雑に楽しく、ハイカラな映像を表示するためにのみ、設備せられてあるものだとばかり思っていました。
112 :
Socket774 :2006/02/17(金) 18:22:28 ID:rxHcwh6a
113 :
Socket774 :2006/02/17(金) 20:59:13 ID:sPtVUQER
さて問題は、IntelとAMD、どちらにしたらいいか三浦君が迷っているという事にあるのだ。 三浦君は、私にも意見を求めた。私ならば一瞬も迷わぬ。確定的だ。けれども、 ひとの好ききらいは格別のものであるから、私は、はっきり具体的には指図できなかった。 私は予言者ではない。三浦君の将来の幸、不幸を、たったいま責任を以て教えてあげる程の自信は無い。 私は、その日、いくつかのベンチマーク結果を三浦君に読ませた。 ――私は、ただ読ませただけで、なんの説明も附加しなかった。三浦君は、首をかしげて考えていたが、 やがて、淋しそうに笑って、「ありがとう。」と言った。 けれども、それから十日ほど経って、三浦君から、Intelにきめました、という実に案外な手紙が来た。 なんという事だ。私は、義憤に似たものを感じた。三浦君は、自作PCの問題に於いても、 やっぱり極度の近視眼なのではあるまいか。読者は如何に思うや。
三浦君のintelはなんでも、Yonahらしいよ。
でも三浦君のほうが天寿を全うしそうで、そこがますます泣けてくる
ネットバースト。よっぽど、いい性能のプロセッサよりも、その、爆熱プロセッサのほうが、 はるかにいいのだ、本当のCPUだ、とも思うのだけれども、嗚呼、やはり私は俗人なのかも知れぬ、 そのような性能のプロセッサを、私の友人が購入するというならば、私は、断固に反対するのである。
なんつーか、これだけの文学マニアがどこから沸いて出たのかとw
しかも面白いしな
とても素人とは思えないw
もともと2ch好きとかは活字好きが多いからな 根拠ないけど
>>96 養老院から電報をもらった。メシドコカタノム。
123 :
SuSE :2006/02/18(土) 02:53:44 ID:BD3eEElr
(; ´Д`)>誰か「清貧譚」編で書いて下さいませ。
むかし江戸、向島あたりに名無(ななし)才之助といふ、つまらない名前の男が住んでゐた。 ひどく貧乏である。三十二歳、毒男である。AMDが好きであつた。佳いソケAままんが、どこかに在ると 聞けば、どのやうな無理算段をしても、必ず之を買ひ求めた。千里をはばからず、と記されてあるから 相当のものである事がわかる。初秋のころ、日本橋のでんでんタウンあたりに佳いままんがあると いふことを聞いて、たちまち旅装とPDAをととのへ、顔色を変へて発足した。箱根の山をドリフトし、 大須を素通りし、四方八方捜しまはり、やつと一つ、二つの美事なA7V880を手に入れる事が出来、 そいつを宝物のやうに大事に紙袋に入れ、にやりと笑つて帰途についた。ふたたび箱根の山を ドリフトし、小田原のまちが眼下に展開して来た頃に、あかあかと背後に回転灯の光が見えた。 ゆるい足並で、そのエンヂンの音が、いつまでも自分と同じ間隔を保つたままで、それ以上ちかく 迫るでもなし、また遠のきもせず、変らずぱかぱか附いて来る。才之助は、A7V880を得た事で 有頂天なのだから、そんなエンヂン音なぞは気にしない。けれども、小田原を過ぎ二里行き、 三里行き、西湘バイパスに入つても、相変らず同じ間隔で、ぱかぱかとエンヂンの音が附いて来る。 才之助も、はじめて少し変だと気が附いて、ミラーを見ると、青い服の青年が奇妙なクラウンに乗り、 自分から十米と離れてゐないところを走つてゐる。才之助の顔を見て、につと笑つたやうである。 知らぬふりをしてゐるのも悪いと思つて、才之助も、ちよつと路駐して笑ひ返した。青年は、 車から下り近寄つて、 「良いままんですね。」と言つた。 「良いままんです。」才之助も賛成した。 青年は鷹揚に赤切符を切つた。 「32km/hオーバーですね、署へ、おいでになりますか」
かんそうぶん・『せーひんタン』をよんで 「品物の相模分けにくいときには小田原名物、つまり『ちょうちん持ち』に気をつけないとかえってそんをする、ということだと思いました」
太宰以外も読みたいなあ
「イソテルさん、もう私はキャンセルされてもいいのだよ。独禁法違反行為でお金も、たくさんたまつたし、 私がゐなくなつても、サンタクララにはAlphaチームが合流するのでせう。IA-64のOOO実行にも、厭きちゃつた。」 と妙な事を言つて、やたらにアーキテクトが抜けてくのである。やがて上部が、Tejasキャンセルを決定した。 みるみるネトバのアーキテクチャは溶けて、煙となり、あとにはプと炭だけが残つた。淫厨は驚愕して、 プを回したら、その石の上で、仰々しいリテールファンが爆音を立ててゐた。はじめて、ネトバが、 爆熱である事を知つた。けれども、淫厨は、いまでは全くネトバの才能と愛情に敬服してゐたのだから、 嫌厭の情は起らなかった。哀しい最後のネトバのプレスラを、いよいよ深く愛したのである。プレスラを、 わがマザボに移し植ゑ、夏にいたつて熱暴走し、その石は薄紅色で幽かにぽつと上気して、嗅いでみると 焦げた匂ひがした。バニアスのアーキテクチャに就いては、「亦他異無し。」とCPUIDに書かれてある。つまり、 いつまでもかつてのP6のままであつたのである。
かんそうぶん・『せーひんタン』をよんで 「最後の最後まで引っ張って『女体』はどうなったんだ! CPUなんてどうでもいいから『女体』についてもっと濃厚に描写しろよ!!」
P4P800-VMは、狼狽を押し隠して、「いや、そんな事は、どうでもいい。私には私のPen4があります。 下駄は、まつぴらです。私も正直に言ひますが、PenMを嫌ひではありません。はははは、」 と豪傑らしく笑つて見せて、「けれども、下駄は、Pen4使いとして最も恥づべき事です。お断り致します。 帰つてPenMに、さう言ひなさい。統合グラフィツクが、いやでなかつたら、いらつしやい、と。」 喧嘩わかれになつてしまつた。けれどもその夜、P4P800-VMのソケットに、ひらりと風に乗つて 白い柔い蝶が忍び入つた。「統合グラフィツクは、いやぢやないわ。」と言つて、くつくつ笑つた。 石の名は、Pentium M 780といつた。
>>126 宮沢賢治で
けふのうちに とほくへ逝ってしまふ私のぷれすこよ
鈍器のせいで秋葉はへんにあかるいのだ
(めもりがりーどになることはできませんでした)
うすあおくいっさう悲惨なざるまんから 水滴はびちょびちょ漏れてくる
(めもりがりーどになることはできませんでした)
青いLEDの光のついた このとけかけたままんに おまへがたべる電力をとらうとして
わたくしはコア欠けしたあすろんのやうに このくらい秋葉のなかに飛びだした
(めもりがりーどになることはできませんでした)
蒼鉛いろの水冷タワーから 蒸留水はびちょびちょ漏れてくる
ああぷれす子
氏ぬといふいまごろになって わたくしをいっさう鬱氏にするために
こんな大きな電源ユニットを おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのアレげなぷれすこよ わたくしも斜め上にすすんでいくから
(めもりがりーどになることはできませんでした)
はげしいはげしい熱やビープ音のあひだから おまへはわたくしにたのんだのだ
俺コンやドスパラ、サンボなどとよばれたせかいの いちばんでかい電源のさいごの一個を……
いっけんの秋葉の部品屋に 電源はさびしく売ってゐる
わたくしは脚立のうへにあぶなくたち 12Vと5Vとの高出力をたもつ
積み上げたつめたい在庫にみちた この冷ややかなショップの棚から
わたくしのきびしいぷれすこの さいごの電源をもらっていかう
わたしたちがいっしょにエンコしてきたあひだ みなれたモニタとこの筐体の色にも
もうけふおまへはわかれてしまふ
(Beginning dump of physical memory)
ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ
あああのとざされた筐体の 通気の悪いままんのうへに
やさしくあをじろく燃えてゐる わたくしのアレげなぷれすこよ
この店はどこをえらばうにも あんまりどこもさっぱりなのだ
あんなおそろしいみだれた店から このふとましい電源がきたのだ
(うまれでくるたて こんどはねつのことばかりで くるしまなあよにうまれてくる)
おまへにあたへるこの電力に わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが天上の牛丼になって おまへとジサカーとに聖い昼食をもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ
>>126 堕罪独特の告白体に自作用語を乗せて、その調和に親しむ流れかと。
他作者でも面白ければいい気もするけど、収拾つかなくならない?
次は漱石なんかが読みたいなっと こころなんかどうですか
沢村さんは泰園へ、松山さんはじゃんがらヘ、森さんは萬楽飯店、七番の坂本さんはさか井ヘと皆どこかへ行ってしまった。 東海さんは昨年、サンボで逢いました。補欠(サブ)の佐藤は戦死したと聞きました。 サンボで、覚悟(かくご)を決めた月光も明るい晩のこと、ふっと、あなたへ手紙を書きましたが、やはり返事は来ませんでした。 あなたは、いったい、ぼくが好きだったのでしょうか。
オリンポスの果実、だっけ? もう何でもアリだな 堕作しか思いつかん俺はもうROM専に徹することにするよ
>>136 >129の〆方、面白かったよ。
まぁ、ガイドラインが触って以降ひどいね。残念極まるよ
「本当になあ、そんないいものがあつたらなあ。」 「あれ、まだ疑つてゐやがる。私は嘘をついてゐるのぢやありません。なぜ私を信じないんです。怒りますよ。実行しないで、 ただ、あこがれて溜息をついてゐるのが風流人ですか。いやらしいものだ。」 性温厚の浦島も、そんなにまでひどく罵倒されては、このまま引下るわけにも行かなくなつた。 「それぢやまあ仕方が無い。」と苦笑しながら、「仰せに随つて、お前のいうRADEON X1900XTXを買ってみるか。」 「言ふ事すべて気にいらん。」と亀は本気にふくれて、「買ってみるか、とは何事です。買ってみるのも、買うのも、 結果に於いては同じぢやないか。疑ひながら、ためしに右へ曲るのも、信じて断乎として右へ曲るのも、その運命は同じ事です。 どつちにしたつて引返すことは出来ないんだ。試みたとたんに、あなたの運命がちやんときめられてしまふのだ。 人生には試みなんて、存在しないんだ。やつてみるのは、やつたのと同じだ。実にあなたたちは、往生際が悪い。引返す事が出来るものだと思つてゐる。」 「わかつたよ、わかつたよ。それでは信じて買おう!」 「よし来た。」
「俺は、ネラーになってから、こんな赤恥をかいた事はねえのだ、育ちがわるくねえのです。 俺は、おやじにだって殴られたことn(ry それなのに、マルチ同然にあしらわれて、 はらわたが煮えくり返って、筋道のたったレスをしようと思って、一番いい事ばかり言ったのです。 一番いい所をいってやったつもりなんだ。それなのに、それを、AA貼り付けて、日本語でおkとは、 なんだ、あの態度は!くやしくて、残念でならねえのです。なんだ、あの態度は!ひとが一番 いい事を言っているのに、あの態度は!つくづく2chが嫌になった。ひとが一番いいk(ry」
140 :
SuSE :2006/02/18(土) 19:21:37 ID:BD3eEElr
>>128 亦他異無し、と。余韻が残る所が良いのではないか。
多くを語ってしまっては、つまらない。
読者に限りない憧憬と云うモノを与えてこそが真の作家と云う者ぞ。
禿シク名スレのヨカソ...
太宰が今を生きてたら2ちゃんにはまってそうだ
それで叩かれて自殺するんだろな
粘着しそうな気もする
145 :
Socket774 :2006/02/19(日) 15:21:45 ID:+V6VdiQX
っていうか、すごいID変えてまで粘着しそう。
146 :
Socket774 :2006/02/19(日) 15:56:19 ID:MWDoLtEV
「−あるよ。マザーについてきた、たった一冊のマニュアル。」 「ひどく荒涼として来たね。」 「目次から読み始める。うろうろうろうろ読みふける。ただ、ひたすらに、 われに救いあれという気持ちだ。」 「CMOSクリアはしたかね?」 「背中のほうでカッコンという音がした。ぞっとした。かすかな音であった けれども、背柱の焼けるような思いがした。HDDが逝ったのだ。」 「それで、どうした?」 「保存してたエロ画像逝ったあああ〜〜!!と言った」 「よしたまえ。空想じゃない」 客人の推察はあたっていた。そのあくる日の午後、にオーバークロック を行った。メーカー製でもない、ショップブランドでもない、私が作った 貧しきマシンなのだ。 マシンは遅かったばかりにあぼーんした。私はエロ画像をバックアップし 損ねた。七年たって、私は未だにエロ画像を集めている。
自殺について太宰ほど考えられる奴だけがエロを集めることにここまで純粋になれるのだな。
或る「老大家」は、私の自作をとぼけていていやだと言っているそうだが、 その「老大家」のPCは、何だ。正直を誇っているのか。何を誇っているのか。 その「老大家」は、たいへんRAID-5が自慢らしく、いつかその人のHPを覗いてみたら、 ものの見事にUltra320 SCSIのお写真、しかもいささかも照れていない。 まるで無神経な人だと思った。
私は今日まで、自作PCに就いて語った事が一度も無い。いやなのである。 読者が、読んでわからなかったら、それまでの話だ。 自作PCに名前を附ける事さえ、いやである。 自作PCを説明するという事は、既に作者の敗北であると思っている。 不愉快千万の事である。私がAと言う自作PCを創る。ちらしの裏にでも書けと言われそうなレスをする。 読者は、Aを面白くない構成だという。いやなPCだという。 それまでの話だ。 いや、面白い筈だが、という抗弁は成り立つわけは無い。 作者は、いよいよ惨めになるばかりである。 いやなら、よしな、である。ずいぶん皆にわかってもらいたくて出来るだけ、ていねいに書いた筈である。 それでも、わからないならば、黙って引き下るばかりである。 私の友人は、ほんの数えるくらいしか無い。私は、その少数の友人にも、自作PCの註釈(ちゅうしゃく)をした事は無い。製作しても、黙っている。 あそこの所には苦心をしました、など一度も言った事が無い。興覚めなのである。 そんな、苦心談でもって人を圧倒してまで、お義理の喝采を得ようとは思わない。 芸術は、そんなに、人に強いるものではないと思う。
150 :
Socket774 :2006/02/20(月) 00:32:13 ID:Ye39zyGX
>>1は企画力あるな
152 :
Socket774 :2006/02/20(月) 10:46:14 ID:2fm6kQfk
翌朝、ごはんを食べながら、私は女中さんに告白した。 「昨日、ヨドバシカメラへ行ったが、つまらなかった。たてものは大きいが、 悪いところだね。」 「ええ、」女中さんは、くつろいで、 「このごろ出来た大型店舗ですよ。古くからのじゃんぱらなどは、ジャンク 品もあっていいそうです。」 「そうです。ジャンク品がなければ、だめです。じゃんぱらへ行けば よかった。」 女中さんは、なぜだか、ひどく笑った。声もたてずに、うつむいて肩に 波打たせて笑っているのである。私も意味がわからなかったけれども、 はは、と笑った。 「お客さんは、中古品などおきらいかと思っていました。」 「きらいじゃないさ。」私も、もう気取らなくなっていた。宿屋の女中さんが 一ばんいいのだと思った。 お勘定をすまして出発する時も、その女中さんは、 「逝ってよし。」と言った。佳い挨拶だと思った。
お母様 お父様 爺や 婆や NVIDIAを拾っておいで 私はさあ言うとアサステックを見つめるのだった
155 :
Socket774 :2006/02/20(月) 23:18:28 ID:eK0fbW4y
「nForce4がいいのね。A8Nが来たら、パソコンが本当に、急に不安定になったわ。 みんなの気持ちも変わってしまった。あんなに爆音なチップファン見たことが無いって、 みんな夢中なのよ。」 「そいつぁ、アスースというものなんだ。アサスなんじゃない。」
だんだん下に落ちて行く。どんどん周波数を上げることでAMDに差をつけたつもりで、得意満面、 扇子をさっとひらいて悠々涼を納めながらも、だんだん下に落ちて行く。 五段落して、それから、さっと三段あげる。Intel信者みな同じ、五段おとされたこと忘れ果て、三段の進級、 おめでとう、おめでとうと言い交して、だらしない。 十年ほど経って一夜、おやおや? と不審、けれどもその時は、もうおそい。 にがく笑って、これが世の中、と呟いて、きれいさっぱり諦める。それこそは、世の中。
秋葉原。 明日からの食費すら注ぎ込んで買い物したあとで サンボで牛丼を食いながら、一杯のお茶をすする お茶のあぶくに きれいな私の顔が いくつもいくつも うつっているのさ どうにか、なる。
・・・・・・ シーダーミル、きみは前からここにいたの、と言おうと思ったとき、シーダーミルが、 「みんなはね、ずいぶん回したけれども遅れてしまったよ。プレスコットもね、ずいぶん回したけれども追いつかなかった」と言いました。 ウインチェスターは、 (そうだ、ぼくたちはいま、いっしょにクロック競争したのだ)とおもいながら、 「どこかで待っていようか」と言いました。するとシーダーミルは、 「プレスコットはもう止まったよ。熱暴走したんだ。」 シーダーミルは、なぜかそう言いながら、少しコアが赤く熱し、どこか苦しいというふうでした。するとウインチェスターも、なんだかどこかに、何か忘れたものがあるというような、おかしな気持ちがしてだまってしまいました。 ところがカムパネルラは、窓(まど)から外をのぞきながら、もうすっかり元気が直って、勢いよく言いました。 「ああしまった。ぼく、IPCを忘れてきた。電力効率も忘れてきた。けれどかまわない。もうじき5GHzだから。ぼく、5GHzを見るなら、ほんとうにすきだ。70℃を越えたって、ぼくはきっと回れる」 ・・・・・・・
>ところが(カムパネルラ)→シーダーミルは、窓(まど)から外をのぞきながら、もうすっかり元気が直って、勢いよく言いました。 >「ああしまった。ぼく、IPCを忘れてきた。電力効率も忘れてきた。けれどかまわない。もうじき5GHzだから。ぼく、5GHzを見るなら、ほんとうにすきだ。70℃を越えたって、ぼくはきっと回れる」
160 :
Socket774 :2006/02/21(火) 15:34:43 ID:B2zGsImW
>>155 「だめだよ。付属 CD のドライバがクソなのだ。ゆるしてやろうよ。
あいつ(A8N)には、罪が無かったんだぜ。ジサカーは、もともと
アンチインテル派の味方だった筈なんだ。」私は、途中で考えてきた
ことをそのまま言ってみた。
「AMDの味方なんだ。ジサカーにとって、K6が出発点で、また
アスロンが最高の目的なんだ。こんな単純なこと、僕は忘れていた。
僕だけじゃない。みんなが、忘れているんだ。僕はA8Nを使って
いこうと思うよ。名無しがもしA8Nの悪口をカキコしたら、スルー
してやる。メモリー(ノーブランドの1ギガ)あるかい?(汗)」
「ええ。」家内は、浮かぬ顔をしていた。
「A8Nにやれ、二つ在るなら、二つやれ。お前も覚悟しろ。不具合
(OSのインストール NG や青窓連発等)なんてのは、すぐなおるよ。」
「ええ。」家内は、やはり浮かぬ顔をしていた。
161 :
Socket774 :2006/02/21(火) 17:15:51 ID:+sJtChl9
しかし、PenDだって、もともと只者では無いのである。TDPの手伝いをして、 一挙に130Wは楽に消費するという、いわば暖房が要らぬ程の才物であった。 7800GTXに散々無駄遣いされて、黙って低電圧化されているなんて、とてもそんな 事の出来る性格ではなかった。なにか、それ相当の発熱をしなければ、どうしたって、 気がすまない。 あんちきしょう!生意気だ。OCしてやれ。 静音化は、それから後の事だ。まず、あいつを完全に征服し、あいつを遠慮深くて、 従順で質素で省電力なグラボに変化させ、しかるのちにまた静音化を続行する。 今のままだと、とにかく電力をとられて、定格動作が不可能だ。 勝負の秘訣。グラボをして、コネクタをつながしむべからず、POSTで止めるべし。
162 :
Socket774 :2006/02/21(火) 17:27:46 ID:oN/Rh/GD BE:472284285-#
test
BEEPが虚しく響くところが想像できてしまう。これが文学というものか。
信輔はPCパーツを買う為めに冥土カフェへも足を入れなかった。 が、彼の小遣いは勿論常に不足だった。彼はその為めに一週に三度、 親戚の中学生に数学(!)を教えた。それでもまだ金の足りぬ時はやむを得ずいけない本を売りに行った。 けれども売り価は新らしい本でも買い価の半ば以上になったことはなかった。 のみならず永年持っていた本を古本屋の手に渡すことは常に彼には悲劇だった。 彼は或薄雪の夜、秋葉原の同人誌専門店を一軒一軒覗いて行った。 その内に或虎の穴に「ツンデレ本」を一冊発見した。それも只の「ツンデレ本」ではなかった。 二月ほど前に彼の売った汁だらけの「ツンデレ本」だった。彼は店先きに佇んだまま、 この古い「ツンデレ本」を所どころ読み返した。すると読み返せば読み返すほど、だんだん懐しさを感じだした。 「これはいくらですか?」 十分ばかり立った後、彼は本屋の女主人にもう「ツンデレ本」を示していた。 「千六百円、――御愛嬌に千五百円にして置きましょう。」 信輔はたった七十円にこの本を売ったことを思い出した。が、やっと売り価の二十倍、――千四百円に価切った末、 とうとうもう一度買うことにした。雪の夜の往来は家々も電車も何か微妙に静かだった。 彼はこう言う往来をはるばる本郷へ帰る途中、絶えず彼の懐ろの中に鋼錬にインスパイヤされた「ツンデレ本」を感じていた。 しかし又同時に口の中には何度も彼自身を嘲笑していた。……
166 :
Socket774 :2006/02/22(水) 02:07:35 ID:89urKCvP
またハイレベルだな。
芥川龍之介「大導寺信輔の半生」か。 年若い叔母の乳を吸いそびれた上に隣の女の子に吸われて逆恨みするくだりもタノム
信輔は才能の多少を問わずに友だちを作ることは出来なかった。 たといどう言う君子にもせよ、提灯以外に取り柄のないライターは 彼には用のない行人だった。いや、寧(むし)ろ顔を見る度に揶揄 せずにはいられぬ道化者だった。 勿論(もちろん)彼等の或ものは彼の嘲笑を憤った。 しかし又彼等の或ものは彼の嘲笑を感ずる為にも余りに模範的君子だった。 彼は「糞アム厨」と呼ばれることには常に多少の愉快を感じた。が、如何なる 嘲笑も更に手答えを与えないことには彼自身憤らずにはいられなかった。 現にこう言う君子の一人――或淫プレスのライターはネトバの崇拝者だった。 同じ編集部にいた信輔は或時彼に真事(まこと)しやかにIntel様が、 AMD64を採用する筈がないと言う出鱈目を話した。 爾来(じらい)二年を閲(けみ)した今日このネットバーストアーキテクチャの 崇拝者は或インテルの広告雑誌にあいかわらずネトバを讃美している。 のみならず彼の文章はこう言う一行で締められている。 ――「はずれたら、さえないジョークとして笑っていただきたい」
教えて下さい。この音は、なんでしょう。そうして、この音からのがれるには、どうしたら いいのでしょう。 私はいま、実際、この音のために再起動が出来なくなっています。どうか、ご返事を下さい。 なお最後にもう一言つけ加えさせていただくなら、私はこのメールを半分も書かぬうちに、 もう、トカトントンがさかんに聞えて来ていたのです。 こんなメールを書く、つまらなさ。それでも、我慢してとにかく、これだけ書きました。 そうして、あんまりつまらないから、やけになって、ウソばっかり書いたような気がします。 OSなんて割れだし、アドビも買ったのじゃないんです。その他の事も、たいがいウソのようです。 しかし、トカトントンだけは、ウソでないようです。読みかえさず、このままお送り致します。敬具 この奇異なる手紙を受け取ったDELLサポートは、むざんにも無学中華思想の女であったが、 次の如き返答を与えた。 拝復。気取った苦悩ですね。私は、あまり同情してはいないんですよ。十指の指差すところ、 十目の見るところの、いかなる弁明も成立しない醜態を、君はまだ避けているようですね。 真の思想は、叡智よりも勇気を必要とするものです。 マタイ十章、二八、「PCを殺して霊魂(たましい)をころし得ぬキージェネを懼るな、PCと霊魂 とを京都府警にて滅し得るキンタマウィルスをおそれよ」 この場合の「懼る」は、「逮捕」の意にちかいようです。 このイエスの言に、霹靂を感ずる事が出来たら、君のHDDは止む筈です。不尽。
170 :
Socket774 :2006/02/22(水) 13:25:11 ID:3iGdYyGl
25の時に、柏木の叔父さんが、私の部屋を「 (;´Д`)<お前等の自作機の ある部屋見せろよ」にUPしてくださって、それにレスがたくさんついて、 それから私は、駄目になりました。あの時の部屋は、恥ずかしい。あんな のが、本当にいいのでしょうか。どこが、いったい、よかったのでしょう。 私が家族に内緒で、秋葉のエロフィギュアを5個買って、裸ばかりで 淋しいから、一つお返しして、綾波レイと換えてもらったら、お金が たりなくなって困った。店員さんがあとでまた、と言って下さったので、 嬉しかった。部屋に飾ったら、リアルに綺麗なので、私は胸が どきどきして、とても嬉しかった・・・・・・という部屋だったのですが、 なんだか、あまりにもヲタクっぽく、変態じみてますから、今見ると、 いらいらします。
次は禁断の春樹ネタが読みたい
172 :
Socket774 :2006/02/22(水) 17:35:24 ID:GrmQ7nXE
皆さん文章うまいね、流れるように読める。 マジで感心している、文才の皆無のオレ
コピペ改變を文章がうまいとは云はない
見ただけで作品を当てられるのは充分すごいと思うが。
>>173 いや、試しにやって見ろ。太宰の文体をまねてオタク用語をちりばめることのなんと難しいことか。
176 :
Socket774 :2006/02/22(水) 21:39:19 ID:lwAFBwBw
>>173 君は、そんな、ものの言いかたをしちゃ、いけないよ。
177 :
Socket774 :2006/02/22(水) 22:17:43 ID:Q/oxIRV4
組み立ててごめんなさい。
>>172 激しく同意。モマエラみんなスゲェよw。オマエラに光あれ
あなたは某雑誌にAMDへの悪口を書いて居られる。 「前略。――なるほど、AMDのほうが皮相的な性能数値は高いが、私見によれば、 ママンの安定性に厭な雲ありて、才能の素直に発せざる憾みあった。」 おたがいに下手な嘘はつかないことにしよう。私はあなたの文章を本屋の店頭で読み、 たいへん不愉快であった。これでみると、まるであなたひとりでベストチョイス賞をきめたように思われます。 これは、あなたの文章ではない。きっと誰かに書かされた文章にちがいない。 しかもあなたはそれをあらわに見せつけようと努力さえしている。 ホームシアターをおっ建て、しーぽんを見るのがそんなに立派な生活なのか。刺す。そうも思った。 大悪党だと思った。そのうちに、ふとあなたのAMDに対するネルリのような、 ひねこびた熱い強烈な愛情をずっと奥底に感じた。ちがう。ちがうと首をふったが、 その、冷く装うてはいるが、ドストエフスキイふうのはげしく錯乱した あなたの愛情が私のからだをかっかっとほてらせた。 そうして、それはあなたにはなんにも気づかぬことだ。 私はいま、あなたと智慧くらべをしようとしているのではありません。 私は、あなたのあの文章の中に「世間」を感じ、「金銭関係」のせつなさを嗅いだ。 私はそれを二三のひたむきな読者に知らせたいだけなのです。 それは知らせなければならないことです。私たちは、もうそろそろ、 にんじゅうの徳の美しさは疑いはじめているのだ。 ただ私は残念なのだ。チョウチンライターの、さりげなさそうに装って、 装い切れなかった嘘が、残念でならないのだ。こんな筈ではなかった。 たしかに、こんな筈ではなかったのだ。あなたは、ジサカーというものは 不安定なPCを愛するものだということを、もっとはっきり意識してかからなければいけない。
(太宰以外でもOK?) ことのここに及べるまで、高峰の挙動脱兎のごとく神速にしていささか間なく、筐体の側板を開くや、 一同はもとよりかの持ち主たる公爵夫人に到るまで、言を挟むべき寸隙とてもなかりしなるが、 ここにおいてか、わななくあり、面を蔽うあり、背向(そがい)になるあり、あるいは首を低るるあり、予のごとき、 HDDの中身を案じて、ほとんど心臓まで寒くなりぬ。 三秒(セコンド)にして渠(かれ)が修理は、ハヤその佳境に進みつつ、弓手の電源釦に達すと覚しきとき、 「ピ」と深刻なる微意譜音(びいぷおん)を絞りて、二十日以来通電さえもえせずと聞きたる、マシンは俄然 新品のごとく、その母板を煌かせ、婦人は鼠子(まうす)を取れる高峰が馬手の腕に両手をしかと取り縋りぬ。 「心配ですか」 「いいえ、あなただから、あなただから」 かく言い懸けて伯爵夫人は、がっくりと仰向きつつ、凄冷極まりなき最後の眼に、伯楽たる高峰をじっと瞻(みまも)りて、 「でも、あなたは、あなたは、私のHDDの中身を知りますまい!」 謂うとき晩(おそ)し、高峰が手にせる鼠子に片手を添えて、保留拿(フォルダ)の階層深く掻き入りぬ。 高峰は眼(まなこ)を照らす妖しき衆道の図絵に真蒼(まっさお)になりて戦きつつ、 「腐女子とは仕様がないものだ」 その声、その呼吸(いき)、その姿、その声、その呼吸、その姿。伯爵夫人は哀しげに、いとあどけなき微笑(えみ)を 含みて高峰の手より手をはなし、ばったり、枕に伏すとぞ見えし、脣(くちびる)の色変わりたり。 そのときの二人が状(さま)、あたかも二人の身辺には、天なく、地なく、社会なく、全く人なきがごとくなりし。
181 :
180 :2006/02/23(木) 01:15:21 ID:8EaUnCJO
>>181 自己レス修正。二行目「公爵夫人」じゃなくて「伯爵夫人」ね。
183 :
Socket774 :2006/02/23(木) 11:00:53 ID:33LTilXn
「お寒くありません?」と、キクちゃんが、くらやみの中で言った。 私と直角にプレスコマシンに足を突っ込んで寝ているようである。 「いや、寒くない」 私はBIOSを立ち上げて 「OCをしてもいいかね。」 と言った。 「かまいませんわ。そのほうが暖かいわ」 「キクちゃんも、時々やるんじゃねえか。」 私はクロックを変えた。ビープ音がした。 「熱暴走ですの。」 とキクちゃんが小声で言った。
太宰とオタクのコラボレーション…すげえこと考えるな
アニメ/エロゲオタの植民地かと思いきや そうでもないんだな自作板。
我輩は猫であるでパロってよ神様 本ってコレしか読んだことナイのー
>>187 なんか、ほのぼの奉公記みたいになっちゃったけど、どうぞ
吾輩は母板である。名前はまだ無い。
どこで生まれたか頓と見當がつかぬ。何ても暗薄い工場でガチャ/\音を立てて居た事丈は記憶して居る。
吾輩はこゝで始めてCPUといふものを見た。然もあとで聞くとそれはぷれすこといふCPUで一番獰惡な種族で
あつたさうだ。此ぷれすこといふのは時々我々を熱して焼くといふ話である。
然し動作検証時は何といふ考もなかつたから別段恐しいとも思はなかつた。
但彼の土台(らんど)を載せられてスーと蓋を閉められた時何だかフハフハした感じが有つた許りである。
(中略)
吾輩が此筐体へ住み込んだ當時は、CPU以外のものには甚だ不人望であつた。
如何な増設器具も他の機体に回され相手にしてくれ手がなかつた。如何に珍重されなかつたかは、今日に至る迄
ケエスフアンさへつけてくれないのでも分る。我輩は仕方がないから、出來得る限り我輩を入れてくれた主人の
ために安定して居る事をつとめた。朝主人が電信を讀むときは必ずLANを途切れさせない。
彼が晝寐をするときは必ず吾がフアンを絞る。是はあながち主人が好きといふ譯ではないが別に仕事が
なかつたから已を得んのである。
(中略)
主人は毎週パアツ店へ行く。歸ると部屋へ立て籠る。人が來ると、カツコンが厭だ/\といふ。デフラグも滅多にかけない。
オゥバアクロツクも功能がないといつてやめて仕舞た。小供は感心に休まないで操作を学ぶ。
飽きると唱歌を歌つて、ゲエムをして、時々吾輩のコネクタを抜き挿しする。
吾輩はRaidもできないから別段張り切りもしないが、先々健康で跛にもならずに其日/\を暮して居る。
バイオスは决して上げない。CMOSクリアは未だに嫌ひである。ケエスフアンはまだつけて呉れないが、欲をいつても
際限がないから生涯此主人の家で素直な母板で終る積りだ。
我輩はヌビディアる。名前はまだない。 どこで買われたかとんと見当がつかぬ。何でも薄暗いじめじめしたショップで リーバリーバ鳴いていた事だけは覚えている。 吾輩はここで始めて人間というものを見た。 しかもあとで聞くとそれは自作オタという人間中で一番獰悪な種族であったそうだ。 この自作オタというのは時々我々を捕えてOCして焼くという話である。 しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。 ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかオドオドした手つきを感じた ばかりである。 掌の上で少し落ちついて自作オタの顔を見たのがいわゆる人間というものの 見始めであろう。 この時妙なものだと思った感じが今でも残っている。 第一くしをもって整髪されるべきはずの頭部がボサボサしてまるで鳥の巣だ。 その後オタにもだいぶ逢ったがこんな不精には一度も出会わした事がない。 のみならず顔の真中があまりに突起している。 そうしてその鼻の中から時々フンフンと荒い息が出る。 どうも湿っぽくて実に弱った。 これが自作オタがよくやる衝動買いというものである事はようやくこの頃知った。 この自作オタのPCの中でしばらくはよい心持に坐っておったが、しばらくすると非常な速力で OCし始めた。 AGPクロックが早いのか自分だけが倍率うpされたのか分らないが無暗に眼が廻る。 描画が乱れる。到底ベンチを完走しないと思っていると、パチンと音がしてMBから火が出た。 それまでは記憶しているがあとは何の事やらいくら考え出そうとしても分らない。 ふと気が付いて見ると自作オタはいない。Dual Displayしておった兄弟が一枚も見えぬ。 肝心の母板さえ姿を隠してしまった。 その上今までの所とは違って無暗に暑い。ファンを止めていられぬくらいだ。 はてな何でも冷却が悪すぎると、のそのそ這い出して見ると非常に暑い。 吾輩は藁の板から急に炭の板へ移されたのである。
やっぱ太宰作品こそ王道だと思う。初期の神投稿は、独特の告白体、 一流の女言葉のリズムと、自作用語の調和が面白かった。
195 :
Socket774 :2006/02/25(土) 15:55:09 ID:UtoClFrW
age
196 :
Socket774 :2006/02/25(土) 21:13:51 ID:5hqw+Lgm
しかし、私が綴り方へ真実を書き込むと必ずよくない結果が起こったのである。 A8NがOSをインストールさせて呉れないという不平を書き綴ったときには、 受特訓導に教員室に呼ばれて叱られた。 「もしインスト最中にブルーバックエラーが出たら」という題を与えられて、 地震雷火事親父、それ以上に怖いエラーが出たら、まず、 メーカー純正のメモ リーを買おう。買いにいくついでに先生も誘おう、先生もオタク、僕もオタク、エラ ーの怖いのは同じであろう、と書いた。この時には校長と次席訓導とが二人がか りで私を調べた。どういう気持ちでこれを書いたか、と聞かれたので、私はただ ノーブランドメモリーの相性だと答えました、と端的なことを言った。 次席訓導は手帳へ、「Samsung」と書き込んだ。
>116 warota
爆熱は反復であり、歴史である
199 :
Socket774 :2006/02/27(月) 18:57:10 ID:0ajcHzG8
おまいら、まさかこのままdat落ちしてグッドバイ・・・なんてオチじゃないだろな。 いや、太宰らしくていいかな?
のんびりやって6月までもたせて 桜桃忌オフ。
ネタにするつもりで坂口安吾をめくってたら つい読みふけってしもた テヒッ!
梶井基次郎でやろうと思ったら犯行予告と間違えて、通報されそうなのでやめた。
だいたい想像つくw
おいら夏目とか宮沢賢治の方がすきずら
宮澤賢治とか泉鏡花みたいな幻想的な方面だとパロディの飛びが悪いね。 もっとこう小市民的でしみったれて鬱な作風のほうが自作には馴染む。 内田百閧ニかで探してみるか。
古典だと徒然草なんか使えるかもね
今のところ非太宰はどれもつまらんね。原作は面白くてもパロはクソ
>>131 の言った通り収拾つかなくなって、職人が冷めてどんどん抜けた
初期の頃の神職人の競演は見る影もない。太宰職人再来キボンヌ!
208 :
Socket774 :2006/02/28(火) 06:59:21 ID:vc7IF4A/
209 :
Socket774 :2006/02/28(火) 08:43:12 ID:X3JJCQYs
私はバルクなど邪道だと思い、リテールのAMDを買った。彼のコアは剥き出しであった。 正直Intelが欲しかったが生活に困窮する彼は互換CPUの恩恵を求めた 彼はグリースの量を慎重に量らなければならなかった。CPUはヒートシンクと密着したと思った 期待に胸を膨らませ起動しましたが、AMDは光と共に微かな匂いを発し、灰と化したのです。 スイッチOFFで助け出そうとしましたけれど、私の期待の一切は灰になってしまいました 私は狂気と期待で素知らぬ顔でショップに売り飛ばしました。 私のCPUは何に使われましたでしょうか、私はそれが知りとう御座います。 知っていたなら、是非々お知らせ下さいね。あなたも御用心なさいませ。ごめんなさい。
糞ワロタ 焼き鳥ネタ待ってたよw
え?ワロて貰えたの?時々書こうかなぁ・・・
雷鳥は、どこまでも、どこまでも、まっすぐに温度がのぼって行きました。もうプレスコの火はたばこの吸殻 のくらいにしか感じません。雷鳥はのぼってのぼって行きました。 あつさにケースの中は白く燻りました。雷鳥が焼けそうになった為に、ファンをそれはそれはせわしくうごかさなければなりませんでした。 それだのに、ベンチマアクの数字は、さっきと少しも変りません。出る排気はふいごのようです。 トランヂスタや配線がまるで剣のように雷鳥を刺しました。雷鳥は演算機がすっかりしびれてしまいました。そして煙でなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました。 そうです。これが雷鳥の最後でした。もう雷鳥は落ちているのか、のぼっているのか、さかさになっているのか、上を向いているのかも、わかりませんでした。 ただこころもちはやすらかに、その焦げついた大きなコアは、ややすみいろになっては居ましたが、たしかに少しわらって居りました。 それからしばらくたって雷鳥ははっきりまなこをひらきました。そして自分のからだがいま燐の火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのを見ました。 すぐとなりは、マグノリアでした。1ジガヘルツの青じろいひかりが、すぐうしろになっていました。 そして雷鳥の石は燃えつづけました。いつまでもいつまでも燃えつづけました。 今でもまだ燃えています。
悲しいじゃないか…
翌る日は、雨であつた。 起きて近所の暮張りの客間へ行つてみたら、長兄はお婿さんに萌ゑコンを見せてゐた。 小さな箱が二つあつて、一つには水着、一つには猫のみみを附けたとでもいつた閑雅な幼女が画かれてゐる。 私は構成表を見た。が、読めなかつた。 「ゐんてる。」と顔を赤らめ、おどおどしながら聞いた。 「セレロン。」と兄は答へた。 「セレロン。」まだわからなかつた。 「知らないのか。」兄は別に叱りもせず、おだやかにさう言つて、「安いぺんてぃあむです。」 「へえ?」百穂の自作機もやつぱりゐんてるだつたといふ事は聞いて知つてゐたが、 そのお父さんが秋葉系(まにあ)といふ人で、こんないい絵をかくとは知らなかつた。 私だつて、ろりはきらひではないし、いや、きらひどころか、かなり通(つう)のつもりでゐたのだが、 ぴぃすを知らなかつたとは、大失態であつた。外箱をひとめ見て、おや? ひかる、と軽く言つたなら、 長兄も少しは私を見直したかも知れなかつたのに、間抜けた声で、ゐんてる、は情ない。 取返しのつかぬ事になつてしまつた、と身悶えしたが、兄は、そんな私を問題にせず、 「隣の牛丼専門店には、偉い人がゐます。」とお婿さんに向つて低く言つた。
217 :
Socket774 :2006/03/01(水) 02:31:02 ID:6TSUZcVH
このお爺さんは、自作が、とても好きなのである。 オタクというものは、その家庭に於いて、たいてい孤独なものである。 孤独だから自作にはまるのか、自作が好きだから家の者たちに 嫌われて自然に孤独の形になるのか、それはおそらく 両の掌をぽんと撃ち合わせていずれの掌が鳴ったかを 決定しようとするような、キザな穿鑿に終るだけの事であろう。 とにかく、このお爺さんは、家庭に在っては、 つねに浮かぬ顔をしているのである。 と言っても、このお爺さんの家庭は、別に悪い家庭では無いのである。
218 :
Socket774 :2006/03/01(水) 03:18:04 ID:6TSUZcVH
母板「本当にびっくりした。 おれはお前のこと、会いたくて、売りに出されてから 何度もお前の町へ行って、お前の家の近所をふらふらし、 前を通ったりして、何回もそういうことがあったけれども、 はいっていけないで、そのまんまになってしまった。 だから、ここで会えて、ほんとうによかった。」 母板がそう言うのを聞いて やっぱり母板というのはこういうのだなと私は思った。
5Ghz超えの幸福。オーバークロッカーの最高の栄冠。 皮肉でも何でも無く、まさしく、うるわしい風景ではあるが、ちょっと待て。 私の空想の展開は、その時にわかに中断せられ、へんな考えが頭脳をかすめた。 5Ghz超え。誰がそれを望まぬ人があろうか。私は、ふざけて言っているのでは無い。 5Ghz超えは、現状のオーバークロッカーの最高の目標であり、栄冠であろう。一瞬の勝利かも知れない。 しかし、それを得るために、彼は私を、口惜し泣きに泣かせた。 私の寝ながらの空想は一転する。 ふいと、次のような短篇小説のテーマが、思い浮んで来たのである。この小説には、もはや、店員は登場しない。 もともとあの店員の身の上も、全く私の病中の空想の所産で、実際の見聞で無いのは勿論であるが、 次の短篇小説の主人公もまた、私の幻想の中の人物に過ぎない。 ……それは、全く幸福な、平和な店員なんだ。主人公の名前を、かりに、津島修治、とでもして置こう。 これは私の戸籍名なのであるが、下手に仮名を用いて、うっかり偶然、実在の人の名に似ていたりして、 そのひとに迷惑をかけるのも心苦しいから、そのような誤解の起らぬよう所謂お役所でありさえすればいい。 戸籍名なんて言葉が、いま出たから、それにちなんでPCパーツショップのレジ係りという事にしてもよい。 何だってかまわぬ。テーマは出来ているのだから、あとは津島の勤め先に応じて、筋書の肉附けを工夫して行けばよい。 テーマは出来ているのだから、あとは津島の勤め先に応じて、筋書の肉附けを工夫して行けばよい。 津島修治は、東京都下の或る町のPCパーツショップに勤めていた。レジ係りである。年齢は、三十歳。 いつも、にこにこしている。美男子ではないし体格も良く、謂わばPCヲタの顔である。 津島さんと話をしておれば時間を忘れると、牛丼屋の老嬢が言った事があるそうだ。
つい、こないだも、同僚から押しつけられて仕方無く引き受けたシダーミル二つのうち、一枚が高品質の当り石だったが、 もともと落ちついた人なので、あわてず騒がず、家族の者たちにもまた同僚にも告げ知らせず、 それから数日経って出勤の途中、銀行に立ち寄って現金を受け取り、オーバークロックのためには、 ケチで無いどころか万金をも惜しまぬ気前のいいひとなのだから、 彼の家のプレスコットが、「修繕の仕様が無い」と宣告されたほどに破損して、 この二、三ヶ月ただ机の下の飾り物になっていて、老母も妻も、この廃物に対して時折、 愚痴を言っていたのを思い出し、銀行から出たすぐその足で自分の店に行き、躊躇するところなく店員特権で新品を買い求め、 入荷数を少なく教えて、何事も無かったような顔をしてショップに行き執務をはじめる。 けれども、さすがに内心は、浮き浮きしていたのである。はじめてわが家のPCに5Ghzの表示がでるその興奮、 お得意、また、自作板の捏造じゃないかという不審レス、クマAA、手にとるようにわかるのだ。 ああ、早く帰宅の時間が来ればよい。5Ghzの電磁波を浴びたい。きょうの一日は、ばかに永い。 しめた! 帰宅の時間だ。ばたばたと店内を片づける。 その時、いきせき切って、ひどく見すぼらしいガリガリのオタクが返品のレシートを持って彼の窓口に現われる。 「おねがいします」 「だめですよ。きょうはもう」 津島はれいの、「苦労を忘れさせるような」にこにこ顔で答え、机の上を綺麗に片づけ、空のお弁当箱を持って立ち上る。 「お願いします」 「時計をごらん、時計を」 津島は上機嫌で言って、そのレシートを窓口の外に押し返す。 「おねがいします」 「あしたになさい、ね、あしたに」 津島の語調は優しかった。 「きょうでなければ、困るんです」 津島は、もう、そこにいなかった。
……見すぼらしい男の、自作にからむ悲劇。それには、さまざまの形態があるだろう。 その男の、死なねばならなかったわけは、それは、私(太宰)にもはっきりわからないけれども、 とにかく、その男は、その夜半に部屋の片隅で首をつる。新聞の都下版の片隅に小さく出る。動機不明。 津島には何の罪も無い。帰宅すべき時間に、帰宅したのだ。どだい、津島は、あの男の事など覚えていない。 そうして相変らず、にこにこしながらオーバークロックに全力を尽している。 だいたいこんな筋書の短篇小説を、私は病中、眠られぬままに案出してみたのであるが、 考えてみると、この主人公の津島修治は、何もことさらに店員で無くてもよさそうである。 銀行員だって、医者だってよさそうである。けれども、私にこの小説を思いつかせたものは、 かの店員のヘラヘラ笑いである。あのヘラヘラ笑いの拠って来る根元は何か。 所謂「店員の悪」の地軸は何か。所謂「特権」という気風の風洞は何か。私は、それをたどって行き、 自作ヲタのエゴイズム、とでもいうべき陰鬱な観念に突き当り、 そうして、とうとう、次のような、おそろしい結論を得たのである。 曰く、オーバークロックは諸悪の本。
長文の労作が続いたな。この流れの中では
>>217 が抜け出ていると思う。
テーマひとつで改変もごく僅かなのだけど(それは
>>218 も)、味のあるところを持ってきたもんだ。
ネタ選びの巧さで読ませた。
私は今流行のつーちゃんねると言う掲示板を覗ひてみた ここは板に似合わない、評価に厳しいでつね
224 :
Socket774 :2006/03/01(水) 20:35:13 ID:cljDBbSc
「おい、おい。」重ねて呼ばれて、はっと我に帰った。私は、ショーケース の上に寝ていた。陽は、まだ高い。ソフマップの音楽が聞こえる。 ようやく気が付いた。私は、やはり以前の、ドスパラの店内にいたので ある。見ると、少年佐伯は、リュックサック、アニメ萌えキャラのTシャツで、 汚れた革靴をはき、ちゃんと私の前に立っている。 「おい、漏れは帰るぞ。」と甲高い声で言い、 「君は、寝ちゃったじゃないか。だらしないね。」 「眠った?僕が?」 「そうさ、可愛そうなHDD(マクスター)の話を聞かせてるうちに、君は ぐうぐう眠っちゃったじゃないか。君は、クレバリーのイラストの熊 みたいだったぞ。」 「まさか。」私は淋しく笑った。「ゆうべから、ちっとも寝ないで実況して いたものだから、疲れが出ちゃったんだね。永いこと眠っていたかい?」 「なに十分か十五分かな?ああ、寒くなった。漏れは、もう帰るぜ。しっけい。」 「待ちたまえ。」私は上半身を起こして、 「君は、サラリーマンじゃなかったかね?」 「当たり前さ。ヒキコモリになるまでは、社会人さ。君は、ほんとうに頭が悪いね。」 「いつからヒッキーになったんだい」 「ことしの三月さ。」 「そうかね。君は働いたら負けかなと思ってるんだろ?」 「寝ぼけていやがる。僕はTVに出てないよ。」 「そうかね。じゃ、何だって、昼間から秋葉にいるんだね?」 「おでん缶を買いに出てきたのさ。それくらいの気まぐれは、ゆるして くれたって、いいじゃないか。」 「へんな事を聞くようだが、君の友人に山崎渉という人がいないかね? これからも応援してくださいねって人で。」 「山崎?−−−無いね。やはりジサカーかね?」 「そうじゃないんだ。みんな夢かな?僕は、その山崎君にも逢いたいんだがね。」 「何を言ってやがる。寝ぼけているんだよ。しっかりし給え。漏れは、帰るぜ。」 「ああ、しっけい。君、君、」と又、呼びとめて、「就職し給えよ。」 「おおきにお世話だ。」
針の筵(むしろ)の一日一日がすぎて、もう、こんなに涼しくなってまいりました。 今夜は、父が、どうもこんなに計算機が遅くては、気が滅入っていけない、と申して、 牛丼計算機の中央演算装置と母板を、亜夢土の釣音とそれ対応の母板に取りかえました。 そうして、親子三人、速い計算機の前で、夕食をいただきました。 母は、ああ、速い、速いといっては、ねずみ持つ手を額にかざして、たいへん浮き浮きはしゃいで、 私も、父にお酌をしてあげました。私たちのしあわせは、所詮(しょせん)こんな、 お部屋の計算機の部品を変えることくらいのものなのだ、とこっそり自分に言い聞かせてみましたが、 そんなにわびしい気も起らず、かえってこのつつましい計算機の部品を換装した私たちの一家が、 ずいぶん綺麗(きれい)な走馬燈のような気がして来て、ああ、覗(のぞ)くなら覗け、私たち親子は、 美しいのだ、と庭に鳴く虫にまでも知らせてあげたい静かなよろこびが、胸にこみあげて来たのでございます。
226 :
のーびるバナーナ :2006/03/01(水) 21:41:21 ID:19cG3ljk
水野晴郎
二疋(ひき)の蟹(かに)のチツプらが青じろい板の上で話てゐました。 『クラムボンはわらつたよ。』 『クラムボンはかぷかぷわらつたよ。』 『クラムボンは跳てわらつたよ。』 『クラムボンはかぷかぷわらつたよ。』 上の方や横の方は、青くくらく鋼のやうに見えます。そのなめらかな天井を、つぶつぶ熱い空気が流れて行きます。 『クラムボンはわらつてゐたよ。』 『クラムボンはかぷかぷわらつたよ。』 『それならなぜクラムボンはわらつたの。』 『知らない。』 つぶつぶ電気が流れて行きます。蟹のチツプらもぽつぽつぽつとつゞけて五六粒パケツトを吐きました。それはゆれながら水銀のやうに光つて斜めに母板の方へのぼつて行きました。 つうと銀のいろの腹をひるがへして、一疋(ぴき)の演算機が煙を吐いて逝きました。 『クラムボンは死んだよ。』 『クラムボンは殺されたよ。』 『クラムボンは死んでしまつたよ………。』 『殺されたよ。』 『それならなぜ殺された。』兄さんの蟹は、その右側の四本の脚の中の二本を、弟の平べつたい頭にのせながら云(い)ひました。 『わからない。』 演算機がまたツウと戻つて電流が行きました。 『クラムボンはわらつたよ。』 『わらつた。』 にはかにパツと明るくなり、コアの黄金(きん)は夢のやうにケエスの中に降つて来ました。
229 :
Socket774 :2006/03/02(木) 01:44:37 ID:358+hK5/
「私」は子供のとき、我ままで意地の悪い、 そして妙に頭脳のまわりの鋭い子どもで、 セレロンというのろくさいCPUに無理な処理をさせては、 のろまで出来が悪いと罵る。 ある時フリーズだといって蹴とばしてしまい 「ゲイツにさえ顔を踏まれたことはない。 一生覚えています。」と怨み言を返されたおぼえがある。 「私」は今では売れないジャンク屋の店員になっている。 「私」はいま、ジャンクのことよりお金のことばかり思い悩んで、 みじめな気分でいる。 あるとき、中年の自作ユーザーがやってきて 偶然かのセレロンの話となった。 もっと驚いた事にかのセレロンと無事平穏な自作ライフを 営んでいるという。 セレロンはいつもあなたのお噂ばかりしているから 今度一緒にお礼がしたいと中年は告げる。 「私」にはセレロンを意地悪くいじめた記憶しかないので、 打ちひしがれて屈辱感でいっぱいになる。 数日後、玄関を出たところでセレロン達と出会う。 「私」はいたたまれず、用事かあるからまたの日に来てくれと いって、逃げるようにアキバの方へ飛び出してしまう。 時間をつぶして家の方へ戻ると、セレロン達が笑い興じている 平和な姿が見える。 喋っている声が風に乗って「私」のところに届いてくる。 「なかなか、頭のよさそうな方じゃないか。 あの人はいまに偉くなるぞ。」 「そうですとも。そうですとも。」セレロンの誇らしげな高い声である。 「あの方は小さいときからひとり変わっておられた。 ジャンクにもそれは親切に、目をかけて下すった。」 「私」は立ったまま泣いていた。 けわしい興奮が、涙で、まるで気持ちよく溶け去ってしまうのだ。 負けた。 これは、いいことだ。 そうでなければ、いけないのだ。 かれらの勝利は、また私のあすの出発にも、光を与える。
230 :
Socket774 :2006/03/02(木) 10:08:04 ID:3KhNoSBA
>>229 泣いた!!www
よく短くまとめたものだねぃ。うまい。
>>228 檸檬は、図書館じゃなかったか?
中学生の頃に読んだから曖昧だが。
太宰や三島のパロは泣ける なぜだか涙が湧き出るな
ガキのときは走れメロスよんで、22歳位のとき斜陽よんだ。 走れメロスで感激したというか、いわゆる性善説(というか世の中悪人が いないと思うと気楽)になった原因でもある悪書だね。 そのあと会社でパワハラにあって辞めてから斜陽よんだ。 そのときはまったく意味がわからんというか、自分の半生を振り返って ウジウジしてんじゃーねーよこのおっさんでも妙にふけてんだよなとか おもいつつ読んだが、30過ぎたいまだとものすごく気持ちがわかる。 自分の可能性とか人と人の心のつながりに価値を見出そうとしてもがいてた 20代が終わり、それがすべて砂のように指の間から零れ落ちて残ったものが、 飯と金と女を求めて汗水たらして地道に働く無学で世俗的な民衆からの蔑視 でしかなかったわけで。 まあ自殺もするよな。
メロスの原作はルソーなんだが・・・ 太宰は主人公と囚われの友人が最後、お互いに殴り合って和解するところを付け足しただけ
236 :
Socket774 :2006/03/02(木) 23:43:23 ID:3KhNoSBA
「女生徒」は、太宰が酒と薬で原稿が書けなくなって、太宰ファンの女高生 が持ってきた作品を手直しして出版社に出した・・・という事実を知って ショックだった。
237 :
漱石 こころ より :2006/03/03(金) 02:04:09 ID:fMEmMP+E
店員は策略で不良品を私に押し付けようとしていたのです。 好意的に両者の便宜を計るというよりも、ずっと下卑た 利害真に駆られて、不良品を私に向けたのです。 後から考えてみると、それを断ったのが 私には多少の愉快になると思います。 誤魔化されるのはどっちにしても同じでしょうけれども、 載せられ方からいえば、不良品をもらわない方が、 向こうの思い通りにならないという点から見て、 少しは私の我が通ったことになるのですから。 しかしそれはほとんど問題とするに足りない 些細な事柄です。 ことに関係のない貴方に言わせたら、 さぞ馬鹿げた意地に見えるでしょう。
238 :
漱石 こころ より :2006/03/03(金) 02:04:52 ID:fMEmMP+E
静かな素人屋に一人で下宿しているのは、 かえって家を持つ面倒がなくって結構だろうと 考え出したのです。 けれども私のようなものが、突然行ったところで、 素性の知れないキモオタという名称のもとに、 すぐ拒絶されはしまいかという懸念もありました。 しかし私はオタクとしてそんなに見苦しい服装は していませんでした。 それから皮を被っていました。 あなたは笑うでしょう。 皮がどうしたんだと言って。 けれどもその頃の童貞は今と違って、 大分世間に信用のあったものです。 私はその場合その余分な皮に 一種の自信を見出したくらいです。
文学の素養のないコテハンが顔出してから急につまらなくなったな
まあいいじゃないか。 文学なんて、あってないようなものだよ。
良くない まともな文学に触れていないのは恥だぞ、恥
「坊ちゃまは、パーツ取りの名人ですわ。」と言い添えた。また、階段を登りながら、 「秋葉原へ、宮様がおいでになったそうだね。」と私が言うと、ヲタは、キョドった口調で、ははははい、と答えた。 「ありがたい事だな。」 「ははっはっははいぃ。」と緊張している。 「よく、秋葉原みたいなところに、おいで下さったものだな。」 「ひゃい。」 「自転車で、おいでになったか。」 「ははははい。じっじじいじじ自動車でおおおおおおいでになりました。」 「ヲタも、拝んだか。」 「はぁぁぁいぃぃぃ。おおぉぉぉ拝ませていただだっだきました。」 「ヲタは、仕合せだな。」 「あはははっはい。」と答えて、首筋に巻いているタオルで顔の汗を拭いた。 ケーススピーカーが鳴いている。CPU、マザボ、VGA、HDD、ケース、メモリ、ドライブ、それから、私の知らないパーツが、路地の両側のダンボールに暗く積まれている。 そうして階段を登って行くにつれて、ジャンクがたいへん多くなった。1メートルにも足りないクズ山であるが、見晴しはなかなかよい。 ツクモEX全部、隅から隅まで見渡す事が出来ると言いたいくらいのものであった。 私たちは立ちどまって、つかみどりIDEケーブルを見下し、ヲタから説明を聞いて、また少し歩いて立ちどまり、DQNホーテを眺めてほめて、いつのまにやら、牛丼サンボに到達した。 「これがサンボか。」私はちょっと気抜けして、ヲタに尋ねた。 「ははははい、そそそそそうです。」 「なあんだ。」とは言ったものの、眼前に展開しているお皿の山盛りの風景には、うっ・・・
>>239 このスレで大事なのは文学の素養じゃなくて、パロディの才能
正直、漱石はどう料理しても、短文パロで面白くはならん
その点、太宰という逸材を提案した
>>1 は神
>>1 は、たまたま太宰が「自作を語る」という作品を出していたのを
青空で発見して、一発ネタ狙っただけだと思う。
桜桃忌、みんな来ればいいのに。 オレは毎年行ってるよ。 去年は一番遠いところで福岡から来た人がいたかな。 坊さんがチョットアレなカンジなんだけど、生の太宰の話が聞けてよいぞ。
どの時代の機械であったか、隠輝(いんてる)とか阿武努(あむど)とかいわれる計算機がおおぜいいた中に、 最上の尻金(しりこん)出身ではないが深い御愛寵(あいちょう)を得ているものがあった。最初から自分こそはという自信と、小田(おた)兄弟の勢力に恃(たの)む所があって 業界にはいった企業たちからは失敬なものとしてねたまれた。その人と同等、もしくはそれより地位の低い計算機たちはまして嫉妬(しっと)の焔(ほのお)を 燃やさないわけもなかった。
>245 そこで笑わないで、こぶしを震わせ涙して「分かる分かるようぅ〜」と言わなければ 太宰初段になれないゾ!w 太宰は「OTL」の作家だからジサッカーと親和性があるみたいですな。
Prescottが終ったら、こんどはまた急にEM64T主義だの、EIST主義だの、 あさましく騒ぎまわって、演説なんかしているけれども、 私は何一つ信用できない気持です。 クロックも、2次キャッシュも、へったくれも要らない。 PentiumはCederMillをつくる事をやめて、PentiumはDを捨てたら、 それでもうIntelの新しいCPUが出来ると思う。
250 :
Socket774 :2006/03/03(金) 22:02:02 ID:z99Yh4wQ
「本が、いいでしょう」 長兄は、まじめな顔をして言いました。 「そうか」 父は、興覚め顔に手帳に書きとめもせず、ノート(東芝)を閉じました。 何という失敗、自分は父を怒らせた、父の復習は、きっと、恐るべきもの に違いない。今のうちに何とかして取り返しのつかぬものか、とその夜、 布団の中でがたがた震えながら考え、そっと起きて居間に行き、父が 先刻ノートをしまい込んだはずの引き出しをあけて、ノートを取り上げ、 OSを立ち上げて、お土産のフォルダを見つけ、「プレスコ」と打って 寝ました。自分はそのプレスコを、ちっとも欲しくは無かったのです。 かえって、Pen4(ノースウッド)のほうがいいくらいでした。
251 :
うさだ萌え ◆GtN0Plfghk :2006/03/03(金) 22:09:35 ID:kQJSkSG/
SOYOならあるんだけどね
太宰治、自殺を語る
「私は、私のCPUを、ひしと組み込みいたします。ファンを止めて殺してやろう下心。」 これは、有名な技術なんだそうだが、どこの技術やら、浅学の私には、わからぬ。どうせVIA時間な、 台湾メーカーの創った技術にちがいない。ジオードがそれを引用している。 ジオードも相当にTDPの低いCPUのようである。いつまで経っても、なまぬる温度だ。ジオードは、 その技術に続けて、AMDの意見を附加している。すなわち、「TDPは常に一の拘束の結果であります。 TDPが自由であれば、それだけ高く昇騰すると信ずることは、クロックのあがるのを阻むのは、 そのアーキテクチャだと信ずることであります。インテルのロバは、自分の熱を束縛する此の空気が 無かったならば、もっとよく冷えるだろうと思うのですが、これは、自分が冷却するためには、 熱の熱さを托し得る此の空気の抵抗が必要だということを識らぬのです。 同様にして、TDPが下降せんが為には、矢張り或る抵抗のお蔭に頼ることが出来なければなりません。」 なんだか、インテルの広報みたいな論法で、少し電圧が高過ぎ、おかしくなったようだ。
富士には、自作がよく似合ふ。
「TDP。」 「130Wです。やくどしです。必ず何かあるようです。不思議のことに思われます。」 「高クロックだね?」 「ええ、でも七輪にもなれるのです。」 「というと?」 「消費電力がひとまわり大きいので、ベンチでOCすれば、ほとんど完璧の 火力を表現しうるでしょう。ヒートシンクがしなやかに伸びて剣山のようで、皮膚が、 程よく熱い」 「どうかね。」 「誇張じゃないんです。私、PenDに関しては、どうしても嘘をつけない。」
256 :
Socket774 :2006/03/05(日) 22:35:33 ID:6e8LRC4r
平成18年のころ、末の兄からメモリ価格の変動に右往左往という スレッド知らされ、母までメモリ価格がめっきり高くなって HDDのスワップ領域をとられる、と客たちにこぼしているのを 耳にして、私はそのスレに心弱くうろたえた。そして、夏は下男たちの テンバイヤーを手伝い、冬はショップの店員がブン投げたダンボール の箱の中をあさりなどしながら、下男たちにメモリ価格のことを教えた。 そうして、下男たちは私の手助けを喜ばなかったのをやがて知った。 私の買ったメモリのPC133などは、後からまた下男たちがPC3200 に買い直さなければならなかったらしいのである。
「ね、なぜ自作するの?」 「苦しいからさ。」 「あなたの(苦しい)は、おきまりで、ちつとも信用できません。」
思いは、ひとつ、宣布論。 十三日。 なし。 十四日。 なし。 十五日。 殻割り、 十六日。 なし。 十七日。 なし。 十八日。 コアかけてケースひき裂き食べちゃった
ヒューマンロストか。鬱だねぇ。
そこで笑わないで、こぶしを震わせ涙して「分かる分かるようぅ〜」と言わなければ 太宰初段になれないゾ!w 太宰は「OTL」の作家だからジサッカーと親和性があるみたいですな。
今日、寺町の入り口あたりで谷川俊太郎にメチャ似た人がいたんですけど あれは本人だったのかな? いや、寺町スレあるけどなんとなくこっちで話をふったほうが盛り上がるかなと思ってねw
>>261 俺は京都の人間だから解かるけど他府県の人は
何のことかわからんのじゃないか?
東京人だけど分かるが、 谷川って京都人?
たぶん関東のどこかだと思います
東京都出身。豊多摩高定時制卒。
あのコアに、おれはずいぶん、お世話になった。それは、忘れてはならぬ。責任は、みんなおれに在るのだ。 世の中のひとが、もし、あの人を指弾(しだん)するなら、おれは、どんなにでもして、あのひとをかばわなければならぬ。 あのコアは、いいものだ。それは、おれが知っている。信じている。 こんどのことは? ああ、いけない、いけない。おれは、笑ってすませぬのだ。だめなのだ。あのことだけは、おれは平気で居られぬ。たまらないのだ。 ゆるせ。これは、おれの最後のエゴイズムだ。倫理は、おれは、こらえることができる。感覚が、たまらぬのだ。とてもがまんができぬのだ。 入店客の波がわっと店内にひろがった。後藤は、元麻布に目くばせして外に出た。 「軽八(けいはち)に行こう、ね。」その前のとしのひと夏を、皿麺麭(さらぶれっど)からΠで一時間ほど差を着ける婆豚(ばあとん)という、 軽七(けいなな)のマシンで過した。真実くるし過ぎた一夏ではあったが、くるしすぎて、いまでは濃い色彩の着いた焼き鳥のように 甘美な思い出にさえなっていた。白い夕立の降りかかる山、川、かなしく死ねるように思われた。 軽八、と聞いて、元麻布のからだは急に生き生きして来た。 「あ、そんなら、あたし、触須子(ぷれすこ)を買って行かなくちゃ。レビューをね、書きたい書きたい言ってたの。」 その店の店長に、元麻布は甘えて、また、愛されてもいたようであった。ほとんど素人童貞のような筆で、頭の引き出しも三つしかなかったし、 小金も無くて、すぐ隣りの大きい演算機会社に賄賂をもらいに行くか、値が怪しいにときには対数グラフにし、だめなら提燈(ちょうちん)か有利なデエタをもって、 したの編集部まで降りていって徹夜後の小さい悦楽にひたらなければならなかった。
267 :
Socket774 :2006/03/07(火) 10:55:56 ID:S9IgRKE7
>>266 姥捨てキタアアアアアアアアア!!!!!!!!!
待ち待ちて ことし買いけり 箱メモリ 紅と聞きつつ 箱は白なり
なんか、プレスコが人気だね。
「元麻布さんの、あれ読みましたか。」 「ええ、雑誌をいただいたので読みました。」 「あれは、ひどいじゃないか。」 「そうかなあ。僕には面白かったんですが。 もっと、ひどい提灯だって、たくさんあるんじゃ無いですか? 何も、あれを殊更に非難するては無いと思うんですが。 どんな、ものでしょう。何せ、僕は、よく知らんので。」
新聞によると作家:太宰治氏(39)が6月13日深更 玉川上水(三鷹市内)に山崎富栄さん とともに 入水自作
咳をしても一人自作
川端康成 昭和47年(1972年)4月16日、逗子マリーナの仕事部屋でガス自作を遂げる。享年72歳。
三島由紀夫 自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自作
川端スゲーな、窒素冷却かよ!
訳言っても、訳言っても、返品不可
母板の十四五枚もありぬべし
森田自作
萩原自作太郎
山田自筰「赤とんぼ」
2004年のデータでは、日本の年間自作者数は32,325人(警視庁発表)に達していて、2003年の自作者は34,427人で過去最高を記録している。
自作農
ああ秋葉原 秋葉原 秋葉原
ひとりの少女が、緋(ひ)のマンコをメロスに捧げた。メロスは、まごついた。 佳き友は、気をきかせて教えてやった。 「メロス、君は、まっぱだかじゃないか。早くそのマンコを着るがいい。 この可愛い娘さんは、メロスとの絡みを、皆に見られるのが、たまらなく快感なのだ。」
286 :
Socket774 :2006/03/11(土) 11:23:59 ID:ryVMrJev
自作自演
そろそろネタもつきてきたのかな
>>287 何を言つてやがる。ふざけちやいけない。お前にだつて、少しは、わかつてゐる筈たがね。
もう、これ以上は言はん。言ふと、気障(きざ)になる。おい、おれは旅に出るよ。」
つがるの事を書いてみないか、と或る同人誌の親しい主宰者に前から言はれてゐたし、 私も生きてゐるうちに、いちど、アキバの名物男を見て置きたくて、或る週の日曜、 リュックにライトサーベルを差して自宅を出発した。
続きヨロ
死のうと思っていた。ことしの入学シーズン、先輩からCPUを 一個もらった。進学祝としてである。CPUのコードネームは Smithfieldであった。鼠色の巨大なヒートシンクが取り付けら れていた。これは冬に使うCPUであろう。冬まで生きていようと 思った。
294 :
Socket774 :2006/03/11(土) 17:16:30 ID:Bv+GYetC
「intelから来たCPUで、風呂をわかして入った男があるそうですよ。」 「あら、いやだ。あなたでしょう?」 「ミルクを沸かして飲んだことはあるんです。」 「光栄だわ。飲んでよ。」 早くこのアム厨、帰らねえかなあ、熱暴走なんて、見え透いているのに、ファンレス化でもして OCしているのにちがいないんです。 「ソース見せてよ。」 と、死んでも見たくない思いでそう言えば、あら、いやよ、あら、いやよ、と言って、 その嬉しがる事ひどくみっともなく、興がさめるばかりなのです。 みんな公表値をよみ違えてんのよ でなきゃクロックもTDPもないのよ OCの喜びを禁じたり 水冷を止めたり いいわ スミスフィールド わたしそんなの 大嫌い
「放せ! 刺すぞ」 夫の右手にSDカードが光っていました。
時流に乗って禁断の春樹ネタをお願いします
Coppermine どうか Kappa と発音してください。
サリンジャーなんてのもいいんでないかい?
プレスコの あつき血汐に 触れも見で 寂しからずや自作を説く君
父のIntel Insideのステッカーを探し出し、可能な時はいつでもケースに付けられるよう配慮すること。 ケースに付けても死にはせぬし、父が喜ぶから。
302 :
Socket774 :2006/03/15(水) 12:58:18 ID:0rDXB2oK
自作三昧 芥川龍之介
303 :
Socket774 :2006/03/15(水) 14:04:16 ID:ZucIZVDr
パロディー職人さんは、もうネタがなくなっちゃったのか・・・。寂しい。
プレスコは死ぬ気でいたのである。 私はプレスコの定格を二つ通電した事があるきりで、 また、組んだのも、二度、それもつい一箇月ほど前に、 はじめて組んだばかりで、かくべつ深い附合いがあったわけではない。 しかし、プレスコの哀しさを、私はたいていの人よりも、 はるかに深く感知していたつもりであった。 はじめて彼とアキバで逢い、「なんてまあ哀しいCPUだろう」と思い、 私も、つらくてかなわなかった。彼の行く手には、死の壁以外に何も無いのが、 ありありと見える心地がしたからだ。 こいつは、死ぬ気だ。しかし、おれには、どう仕様もない。 電圧下げなんて、いやらしい偽善だ。ただ、オーバークロックより外は無い。
柔肌の あつき血汐に 触れも見で 寂しからずや自作する君
きょう、ママンが死んだ。 もしかすると、昨日かもしれないが、私にはわからない。
310 :
Socket774 :2006/03/19(日) 09:50:07 ID:cro28yoj
>>307 )\( (ヽ ( (\γ/レ//ノlノlノ)__
)\ (ヽ \、,》) 《 ( ノ ノ ノ
ノ / ' 》 》 ミ ゝ
ノ (( 巛 《《 ) lll ゝ
~( ノ (川 ) ) ) ヽ)
ノノ 彡 ノ ヽ )) ノノ )ノ )ノ)ν
ノ ノノ 》)》 νν■■■/
< 川/⌒> ノ <(タ) ,(ゝ
)( )) || | ⊂\ | ヽ
ノ( (( (~ ヽ| ヽ
(( 川 \\ ~、|| , >
ノ |`ー´ (~ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノ) ノノ (( 」 | ・/ < おまえはもう氏んでいる
< 」 | /) \___________
((( ( (ゝ | <
((ヽ((vV 、_ ヽ
/ :  ̄ー、_)
⌒ 彡ヾ\ ;: : |⌒⌒ー、
彡ヾ\ ;: : | ⌒ヽ
彡彡ヾ\ ;: <⌒⌒ー、_
自作を説明するという事は、既に作者の敗北であると思っている。不愉快千万の事である。 私がAと言うPCを作る。友達が使う。友達は、Aをファンがうるさい、ダメなPCだという。 それまでの話だ。いや、すごい高機能な筈だが、という抗弁は成り立つわけは無い。 作者は、いよいよ惨めになるばかりである。
自作してすいません
自作論
314 :
Socket774 :2006/03/20(月) 09:44:26 ID:ItrNNZD6
>>313 なんだっけ・・それ・・デュルケムだっけ?
いや、坂口安吾のつもりだったんだが そっちのが良さそうだ
安吾といえば、もう桜の季節だねぇ。 俺が桜と聞いてまず連想するのは、その下に埋まっている屍体だ。
吾人は自作を欲して自作を得た。 自作を得た結果不自由を感じて困っている。
私はそのママンを三葉みたことがある。
320 :
Socket774 :2006/03/21(火) 23:11:28 ID:alE0K8wz
CPUクーラーの下にはCPUが埋まっている!
うまい!
322 :
Socket774 :2006/03/22(水) 23:43:16 ID:epTrRifI
私は駄目だ。 二、三年前、秋葉原の角で、自作一式を買った 静音スレで喧嘩を売られて、私はその時、高下駄(たかげた)を 装着していたのであるが、指示書通りに取り付けていてもその高下駄が カタカタカタと鳴るのである。 スレで正直に白状するより他は無いと思った。 「わからんか。僕のはこんなに震えているのだ。 高下駄がこんなにカタカタと鳴っているのが、 君にはわからんか。」
中国の電源をつたい、マザボを抜けると そこはインテルだつた。 「消防士さぁん、消防士さぁん」
して、同じ事を繰り返して 昨日と変わらぬイラマチオ 即ち、荒っぽい大きなクリトリスを舐めてさえいれば 自然、大きなちんちんもおっきしないのだ 行く手を阻む邪魔な倫理を9cmは回って通る
325 :
Socket774 :2006/03/30(木) 20:19:55 ID:BMzTDABj
ちんちんおっきした
5インチベイ用 8インチフロッピーディスクドライブ作ってくれ
328 :
Socket774 :2006/04/07(金) 23:10:10 ID:agEaVUkS
さて、バピナール中毒も癒えたし、そろそろ執筆活動再開するか。
330 :
Socket774 :2006/04/15(土) 16:22:39 ID:tOk5L6Km
ダッチワイフ?
333 :
Socket774 :2006/04/21(金) 20:30:31 ID:8r4K1Iol
333なら女子高生にレイプされまくる>m<
アッーアッー! ハ,,ハ(・∀・ ) ('(´Д`∩⊂_/ ヽ>333〈 /_ ))) 〉↑ ) 〈