【東芝,IBM】Cellプロセッサってどうよ?【ソニー】

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SPEがメインメモリにアクセスを考慮してないのは、単にEEみたいに
専用のFPUをコプロセッサとして考えた構造を正常進化させたにすぎないから。
仕様上並列動作が自慢でも、これだとアプリケーション間レベルのマルチタスクが
難しい。
マルチタスク的(風)に複数の予測の範囲内でタスクを同時に実行する事をはじめから
スケジューリングされたゲームソフトならではの発想。
実際は未知の結果を求めるための利用は考慮されてないと思われ、完全に
予定された複雑な描画のための構造なんだろうね。

なぜ今回IBMなのかというと、もう日本の設備で数GHzで動くCPUを製造するのが
難しいためだと思う。
IBMと契約すると、副次的にIBMのコアを使えて開発の手間が省けてラッキーだったという
のも福音か。

今回のcellとPS3向けGPUを考えると、PS2まではゲーム機の特性を分かってない
ところがあるとはいえ、仕様の構築の主導権や基幹理論をソニーが握っていた
のは明白だったのに対し、今回のPS3はソニーが勝手に今までになく先進だと言い張った
(既存)アーキテクチャを寄せ鍋的に並べるだけの鍋奉行的なポジションに墜ちた。
腕自慢の鍋奉行はきれいな見た目の鍋を作るかもしれないが、実は仕込みをするのは
お店の板前だという事をすっ飛ばして鍋の味を押しつけるような結果になりそうだ。