Intel派 vs AMD派 Part.62

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895 ◆Rb.XJ8VXow
さてと、P4-HTテクノロジにより同時稼動時の性能向上は理解されたと思う。
つぎに、同時に実行されているソフトへのサービス間隔を示す。

WindowsOSはCPU(論理CPUを含む)毎に時分割処理を行なっている。
例えば、
AとBのソフトを同時に実行したとき、Aを15ms実行してAを休止するとともにBを15ms実行して
Bを休止するとともにAを15ms実行・・・これを繰り返している。
ここでの15msこそが時分割時間と呼ばれタイムスライス値となる。
で、実際のソフトの動きはもう少し複雑になっている、それはIO時間を利用する点だ。
CPU内での計算に比べてHDD等の速度は遅いのでIO命令を発したプロセスは自身で休止状態となり結果が
返って来るまで他のプロセスにCPUを開放している訳だ。
IOが比較的大きなソフトの場合、これらのIO時間を使って他のプロセスを実行出来る為、
同時実行されても速度の低下は認識不能レベルとなり快適な状況下で使える。
しかしIO時間が少なかったり、次に実行すべき時間が非常にシビアなソフトだとOSによる時分割処理の
影響を受け安く困ることとなる。