Intel派 vs AMD派 Part.62

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888 ◆Rb.XJ8VXow
P4-HTテクノロジによる複数同時稼動時の性能向上について一例を>>878に示したが、
ここでもう少し補足をしておく。

π焼ソフトを複数同時に実行した結果を示したが、他のソフトを同時に稼動状態(入力待ちなどしていなくて現実に動いている状況のこと)
にした場合でも性能向上は非常に高いものとなるがソフトのアーキテクチャに依存する為、1.3倍〜1.6倍程度と予測される。

これに対して1つのソフトで複数のスレッドを同時に実行するソフトの場合はP4のテクノロジに最適化されているものとされていないもの
とで大きくその性能が違うこととなる。

これはP4のL1キャッシュの構造にその原因があり、4WayAssociativeと公表されていても64KB境界(北森)でラインを共有する構造と為っているからだ。
そしてWindowsOSはマルチスレッド生成時に64KB境界に生成されるスレッドを配置することとなり、それによりL1キャッシュをお互いに潰しあう動作となって
しまうこととなる。
そのようなソフトだとHT-ONで実行した場合L1キャッシュがほぼ無効となった動作になる為大きくその性能を落としてしまう。