○AMDリテール
ケースの換気が十分な場合は、まったく問題ない冷却能力。
非常にコンパクトなサイズでもあり、狭いケースでも比較的安心。
ただリテールの出荷時期によって同梱されるクーラーが違う。
現在は静音を望む要求が多いため、騒音の大きさが残念な点。
バルクCPUとの差額がおよそ\1000程度であり、同程度の冷却能力と
騒音のものを購入する事を考えると、かなりお買い得である。
初心者で、迷ったなら保証のしっかりしたリテール。
(バルクとの価格差は変動しますのでご注意を)
○IntelP4(ソケ478)リテールクーラー
静音化なら、まずはクーラー周囲温度を計測しつつ再調整してみてください。
MB搭載のファンコン機能と併用することで、条件に応じて自動的に回転数が
変化し便利です。
現行リテールは大きく分けて、1.4-2.8G向けと3.06G向けとでは性能が違い
以下は、いずれもIntelがリテール向けクーラーとして要求してる冷却性能。
数多くの種類が出回ってますが、最低限はこれを満たしていると思われます。
Ta = クーラー周囲温度 (可変速度のため周囲温度の変動に対する要求値も併記してます)
[1.4G-2.8G] 0.40℃/W Ta = 45℃
[3.06G] 0.46-0.33℃/W 31-55dBA Ta = 32-46℃
数値は、ファン最低から最速設定での、ファンとシンクを組み合わせた音量。
○鎌風 Rev.B出現。変更点は締め付け金具とファンの向き。
http://www.scythe.co.jp/cooler/20031002-160908.html Athlon、P4両対応であり標準でファンコンを搭載。
実売で\4000を割り込み、ファンコン付きの大型クーラーの部類としては比較的安い。
取り付けは比較的簡単であるが、ソケットへネジの力で締め付ける方式
のため、締め付けの調整具合に難ありとの報告もある。
ソケット爪破壊、締め付け金具の変形、圧死などに十分留意するように。
ダイシュミレーターによる測定や大手サイト等からは旧型は0.6-0.4℃/W (40-50dB)
という測定結果の報告が挙がっている