>>901 いや、バックライトじゃなくインバーターだそうだ。
●バックライトの寿命は短い?
【Q】ノートPCが搭載する液晶ディスプレイの寿命が気になります。
私の上司は買ってから約1年でバックライトが点かなくなり、修理に1ヶ月ほどかかりました。
私も買って半年ぐらいでバックライトが点かなくなりました。
液晶ディスプレイのバックライトはそんなに寿命が短いものなのでしょうか?(おおやまさん・埼玉県・男性)
【A】液晶ディスプレイに使われるバックライトが点かなくなるのは、
バックライトに使われている蛍光灯のようなもの(冷陰極管)が寿命になったからではありません。
バックライトが点かなくなる最大の原因は、インバーター回路の故障です。
液晶ディスプレイのバックライトには、冷陰極管とインバーター回路がセットで構成されています。
インバーター回路は、冷陰極管を点灯させるため液晶ディスプレイに供給される電圧を1000V近くまで上げる働きを担っています。
このインバーター回路のトランスが壊れやすいのです。
インバーターが壊れる原因はいくつかありますが、
湿気や衝撃による回路の焼損や、トランスの経年劣化などが主なものです。
これらは、ノートPCのような様々な環境で使われるものでは、致し方のないものもあり、
対処のしようがありません。
最近では、ノートPCメーカーも経年劣化の少ない部材を使ったり、
外的要因に左右されにくい設計を行うようになっています。