理想のCPUクーラースレッド 理論編

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8Socket774
基礎知識

○銅とアルミの特徴
銅の重さはアルミの約3倍。
銅の熱伝導率はアルミの約1.7倍。
銅とアルミは形が同じなら銅の方が冷える。
銅はアルミに比べ加工が難しくコストが掛かる、重いなどの欠点がある。

○同一形状(同じ大きさ・同じ形)のヒートシンクで素材のみ違う場合
1.熱伝導率は高ければ高いほど冷える。
2.放射による放熱は無視できるほど小さい。
3.比熱や質量、熱容量は性能とは関係ない。
4.1〜3より熱伝導率の高い素材が優秀である。

○フィンの形状について
フィンの表面積が大きい方が放熱に有利だが、ピッチを狭く取りすぎると逆効果。
フィンの断面積が小さいと先端まで熱が伝わりにくくなる。


間違ってたら直してください。
9Socket774:03/07/11 04:05 ID:v+ZgbQ/c
>>8
それ忘れてた。サンクス

むこうの54
54 名前:Socket774sage 投稿日:03/07/09 22:06 ID:oWng5WtJ
>>48
すごくまとまっていていいと思います。

>銅とアルミの放熱性はほぼ同じ、
の部分ですが、そもそも「放熱性」というものはありません。

ここはよく勘違いされているので詳しく書きますと、
ヒートシンク→空気など、異なる物質へ熱が移動するのに
温度の壁となるようなものは存在しないのです。

たとえば、50m厚の銅板とアルミ板を1枚ずつ重ねたものと
5mm厚の銅板とアルミ板を交互に1枚ずつ計10枚ずつ重ねて
積層状にしたものではどちらが熱が伝わりやすいと思いますか?
板と板の間に隙間は無くぴったりくっついているものとします。

実はどちらも変わらないんです。
温度というのは位置に対して連続的に変化しているもので隣り合うもの同士で
急に温度が離れるということはありません。

ヒートシンクと空気の間も同じことでヒートシンクのごく近くの空気は
ヒートシンク表面と同じ温度になっています。
ただ空気の熱伝導率は極めて低いのでヒートシンクから離れるにつれ
急激に室温と近づくので、日常ではなかなか実感できないかもしれません。

思うに実際には存在しない壁を考えているので放熱性などの
誤った認識がされているのではないでしょうか。
読みにくい文章をここまで読んでくれてありがとうございます。


>3.比熱や質量、熱容積は性能とは関係ない

>熱容積というのは熱容量の書き間違いで熱容積なんて言葉はありません。
ミイラ取りがミイラになるとは…  (反省