○音響メーカー発の、静音・オーディオPCをデモ中
HTPCを目指している人に、お手本となるPCがCUSTOMに登場した。
これは、音響機器メーカー「デノン」が9月に発売予定の「PCM-S1」というPC。
今回特別にCUSTOMで展示されていて、稼働状態を見ることができる。
試作モデルなので、量産モデルとは違いがあるということだが、
ボディには厚さ8mm以上のアルミが使われていて、たたいてみても音が響かない重厚な作り。
さらに、冷却にはペルチェクラーと水冷キットを採用、電源にもファンレス電源を用いることで、
静音にこだわった作りとなっている。
量産版では、このペルチェと水冷ではなく、ベースは空冷となるそうだ。
この電源は、deltatronicというメーカーの「Silentium!SPS360A」という製品。
フィン状態になった外壁と、内部が全く見えない密閉構造、加えて持ってみるとその重量に驚く。
「普通のケースでは、ケースが重さに耐えられないこともあるのではないか」とショップスタッフに言わせるほどだ。
この電源だけでも、日本で販売しようとしたら6万円程度になってしまうかもしれない、というシロモノだけに、
静音を気にする人は、是非チェックして欲しい。
電源の価格からも想像できると思うが、PC本体も少々高め。
まだ正式な価格は決まっていないし、販売方法もベアボーンのようになるのか、BTOのみとなるのかわからないが、
20〜25万円程度はするようだ。さらに細かい内部構造については、本体がデモで放映している画像で、
製作段階をみることができるので確認して欲しい。
ペルチェクラー!(゚∀゚)