>>499 ℃/Wは、1Wの電力を加えるとそのヒートシンクは何度上昇するかと言う性能を表す数値です。
例えば、2.0℃/Wのヒートシンクに20WのCPUを付けた場合、温度上昇は
2.0(℃/W)×20(W)=40(℃)となり、外気温30℃で使用するとCPUは70℃になると言う事です。
グリスは厚さが決まっていないので、単位長さでの熱伝導率W/m・Kで性能を表します。
実際は、数ミクロンの厚さに塗るので性能差は、殆ど無いでしょう。
>>501 自己満足かどうかを主観で言っても仕方が無いので計算してみました。
下記ページから、同じメーカで値段が50倍違うシリコングリスを選びました。
http://www.pc-custom.co.jp/fan21_list.html @信越化学工業製 熱伝導率0.92W/m・K 大容量 50g
A信越化学工業製 G751 熱伝導率4.5W/m・K 1g
下記計算フォームの「熱が伝わる物体の温度差」を使って
50WのCPUに実際に塗った場合の計算してみます。
http://www.hakko.co.jp/qa/qakit/html/s01040.htm 熱伝導する面積A:3p×3p=0.0009u
物体の厚さB:50μ=0.00005m
伝熱量E:50W
@温度差D:3.0193 ℃
A温度差D:0.61728 ℃
上記条件の場合、2者の差は約2.5℃となりました。これが自己満足かどうか、
50倍の値段の価値が有るかは各自の判断で、ってとこですね。
同じ条件でグリスの塗る厚さを変えるとどうなるか
物体の厚さB:0.1mm=0.0001m
@温度差D:6.0386 ℃
A温度差D:1.2346 ℃
雑誌の記事で「グリス一つで5℃も差が・・・」なんてのは、塗り方の練習しろって事ですね。
結論:シリコングリスの性能は、薄く塗るほど差は無くなる。
表面の平滑度を上げ、薄く塗る練習をすべし。