よろず駆け込み寺

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1立花隆
ここでは、幅広いテーマで議論や雑談を交わしたいと思います。
社会教育・自然科学・政治・経済や旅行・スポーツ・音楽といった話題まで
なんでも結構です。すべてに回答できるとは限りませんが、ご了承
願います。
2景気回復をしても:2000/01/22(土) 04:16
たとえ一年後に景気が回復しても
以前のように就職状況が改善されると思いません。
そう考えると、この先お先真っ暗というかんじで、
また、努力はせねばいけないのでしょうが、
いまいち踏み込んで頑張ろうという気が起こりません。
現状打破も大事ですが、国の労働に対する施策を
もっと根本から見直して、新産業の育成、例えば、
情報関連などに力を注ぎ込むのではなくして、
減反などの農業の後退を招くような施策を取り止め、
こういう分野を活発なものに育成して来るべき
人口増加による食糧難に備え、違う意味での先見性を
持った施策を行なって欲しいものです。
今のままでは、情報関連企業ばかりが脚光を浴び、
限られた階層の人しか労働できないと思います。
万人が満足できるような労働行政を行なって欲しいと
思うのですが、立花さんはどうお考えでしょうか?
3立花隆:2000/01/22(土) 05:16
@国の労働に対する施策を根本から見直すために、「情報関連に
力を注ぐのをやめる」のは矛盾していると思います。
問題はその力の注ぎ方や方法論であって、そこの改善策を探る
ことが重要になるのではないでしょうか。
農業の後退について言及されてますが、より問題となる点を
相続税との関連で説明します。日本の相続税の中心は不動産です。
但し、例外が農業や漁業です。相続後30年間農業をやれば相続税は
免除です。しかし、税務署員は30年も見張っていないので、これが
ザル法になっているのです。たとえば東京近郊の農家で資産が
2億円を下回る人はいません。当然、相続税の対象となる額です
4立花隆:2000/01/22(土) 05:16
Aしかし、後継者が農業をやると相続税はかかりません。
実際に、東京の農民の80%以上が年間出荷額10万円以下なのです。
つまり、10万円以下の商売を継続していても、それが農業ということ
なら約2000万円の相続税(資産価値2億円の場合)が免除されるのです。
栗などを植えて適当にやっていれば課税が免除になる現行制度は
改め、是正しなければなりません。念のため述べておきますが、
私は「税の問題として重要だ」と指摘しているのです。税の世界に
おいては「実質的に同一の経済利益はその形態如何にかかわらず
同一の課税を受ける」という「公平の原則」を貫くことは、何よりも
重要なのです。
5立花隆:2000/01/22(土) 05:17
B「情報関連企業ばかりが脚光をあびている」ことが「限られた階層の
人しか労働できない」とはならないと思います。
工業化革命のとき、自動車産業が脚光をあびました。それは、暮らしに
直結する便利な道具であったからです。インターネットを通したIT革命と
いうのも、おそらくそれに近い現象です。
(但し、投機のための株価急騰現象は例外)
資本主義経済とは何をやってもいい経済ではなく、市場で評価される企業
だけが生き残っていくわけです。そして、民主主義を掲げる政府は
マジョリティ・インタレストを求めて、解決策を見出していくのです
6立花隆:2000/01/22(土) 05:18
C現在は、その過渡期だと思います。景気が回復しても就職状況が
よくはならないのでは、とおっしゃいますが、未来予測は困難です。
むやみに「努力せよ」とは言えないのですが、あまりに悲観的で、
将来を過小評価しすぎではないかと思います。
7ごめん、質問:2000/01/22(土) 05:20
橘隆志ってほんものですか。
ほんものだったらレス全部読むよ。
8名無しさん:2000/01/22(土) 09:30
立花隆さんホンモノですか?
9たけ坊:2000/01/22(土) 10:42
週刊文春のリレー形式の書評欄、楽しみにしてます。
立花さんが、最近読んだ本で、ジャンルを問わず、
お薦めのものがあったら教えてください。
10質問です:2000/01/22(土) 15:52
こんにちは、立花先生

私は、20歳の学生です。
立花先生は、20代のころは、どんな青年でしたか?
20代の夢は、実現できたのでしょうか?
先生の情熱の核となっているものは、なんですか?
とても興味があります。ぜひ教えてください。
11立花隆:2000/01/22(土) 21:54
>7,8
当たらざるも遠からず、でしょうか、、。
>9
私が最近面白いと思ったのは科学雑誌「ネイチャー」に
掲載された遺伝子関連の論文です。医学の分野で再生治療が
どのように活用されるかに注目しています。
あと、最近ではないですが、
加藤紘一氏「今、政治は何をすべきか」
竹村健一氏「孫正義 大いに語る」この二冊は目を通しました。
まずは、ご自身の専門分野に関する書物をたくさん読むことを
お薦めします。
12立花隆:2000/01/22(土) 21:54
>10
私の20代は、日本列島全体が大きく変貌した時代です。
世界では米ソ対立が続きましたが、フルシチョフとケネディの登場で
冷戦構造が変質しました。また、ベルリンの壁構築、キューバミサイル危機
ケネディ暗殺などの事件が続き、アメリカはベトナム戦争に深く介入し、
のちのアメリカ社会に深い後遺症を残しました。私自身は当時、ノンポリ
でしたが、友人達は連日デモに出かけ、警官の放水に水浸しになって
帰ってきました。夢が現実化しているかどうかわかりませんが、確実に
仕事の「核」となっているものは知的探求心だと思います。
頑張ってください。
13クレーム:2000/01/22(土) 22:45
レスの内容はまともに見えるけどやっぱり
ニセ立花隆のような気がするな。
ほんものなら言いたいことがある。

いろんなことに興味を持ってやっておられるようだが、
なんというか物事の本質的なことに近づくと
そこ迂回してぐるぐるその周りを回っているだけの
ような印象を受ける。
哲学的なことに興味があるならもっと真正面から
ぶつかっていったらどうか。
その結果気が触れても構わんじゃないか。
人間の精神の限界というか闇みたいなものに
限りなく近づいていくようなことをやってもらいたい。
14IQとEQ:2000/01/23(日) 14:03
こんにちは。立花先生。

私は21歳の学生です。
先日、東大の学生と話す機会がありましたが、非常に違和感を覚えました。
単純に言うと、「嫌な奴」という印象でした。
彼らのIQは高いかもしれないが、EQは低いような気がします。
私は、社会で成功するためには、能力(IQ)よりも態度(EQ)が
大事ではないかと思っています。
先生は、社会で活躍するためには、IQとEQのどちらが重要だと思いますか?
15東大生:2000/01/23(日) 16:30
立花先生じゃないけど通りがかったので。
悪いけどこういうことを言うのは情けないことだと思う。
IQでかなう自信がないからEQという別の尺度を持ち出しているように見える。
君が嫌味だと感じた東大生と同じ穴のムジナじゃないかという印象を受ける。
僕は東大生に関して別の危惧を持っている。
EQというのと関係あるかどうかはわからないが、
彼らが物事を見る際、かなり偏った見方しかできていないように感じられることだ。
受験オタクが増えたために記述試験方式で世の中の問題
を解釈しようとする傾向が非常に強いように感じられる。
でも、これは東大生に限ったことじゃないと思うけどね。
日本の文部省による教育全般の問題だと思う。
いつまでたってもIQとかEQとかヨソから与えられた尺度に
頼りたがる傾向は今の日本人に非常に大きいと思う。
尺度はある一面しか示さないから身長とか体重の値くらいに思えばいいと思う。

社会で活躍するというのは会社で管理職以上になるというようなことだと思うけど
それだったら偏差値ほどには東大は圧倒してないと思う。
かなり出世してる東大生が多いのは間違い無いと思うけどね。
そういうやつはIQ、EQ両方とも高いんじゃないか。
研究職、官僚ではかなり東大の独壇場になってるんじゃないかな。

君は誰かにEQが高い方が社会で成功すると言われて
もし自分のEQがそれほど高くないことがのちのち判明すれば
それで納得して社会で活躍することをあきらめるのか?
それともまた何か別の尺度を持ち出そうとするのか?
社会で成功するための条件は社会から最悪のレッテルを貼りつけられても
屈しない執念みたいなもの持っていることだと思うよ。
偉人伝とか読めよ。
立花先生もこう答えるんじゃないかな。
ちなみに立花先生も東大卒だよ。

EQ、IQよりもどんな仕事がしたいかが大事なんじゃない?
16名無しさん:2000/01/23(日) 16:39
>14.15
2つのカキコを見てるとどうやら15の方が正しく感じられるね。反論できない。
でも人を見下したようなな書き方は気に入らないなぁ。

ということは14さんの言ってることも正しい

・・・処理不能
17名無しさん:2000/01/23(日) 17:12
>15
読後感が非常に悪いように感じます。
まるで、正座させられてお説教されてるような。
残念ですが、この文章を書いた人が性格が良いようには思えません。
EQが低いって、こういうことじゃない?
18俺も一応東大生:2000/01/23(日) 17:49
>14
彼らのIQは高いかもしれないが、EQは低いような気がします。
私は、社会で成功するためには、能力(IQ)よりも態度(EQ)が
大事ではないかと思っています。

こう決め付けられちゃうとやっぱり違和感を覚えるね。正直、IQと
学歴だってそんなに直接的に結びついてるとは思わないし、ましてや
社会に出て活躍するかどうかはさらに学歴とは関係が薄いと思う。
大学は入ってからどういう過ごし方をするかが重要だと痛感してる。
ほんと、東大入って4年間何してたの?って人もいっぱいいる。
俺もその点かなりあやしいよ。今はまだ就職とか昇進とかで有利な
ところもあるけど、それもだんだん風通しよくなってくはずだし。
だからこそ、「東大生」というだけで十把一絡げに「EQが低い」
とか「高飛車だ」とか必要以上に反発してしまう人も、東大を
鼻にかけてる人と同レベルに感じられちゃうな。能力があって人格も
できてる本当に凄い奴がたくさんいることも事実だからね。
横レス失礼。
19>15:2000/01/23(日) 18:00
>研究職、官僚ではかなり東大の独壇場になってるんじゃないかな。

それは確かにおっしゃるとおりですが、
東大出身の方がどれだけ日本のために貢献しているかは甚だ疑問です。
東大は日本の最高学府とは言っても、世界的に見ればなまだまだマイナーな存在ですし、未だに自然科学の分野でノーベル賞受賞者が出ていないのは、ちょっと
情けないと思います。

2014です:2000/01/23(日) 18:13
東大生の話を出すのは、よくなかったようですね。
15、18の方、気を悪くさせて申し訳ございません。
立花先生の掲示板を汚してしまったようです。お詫びいたします。
掲示板には、抽象的な話題が向いているようですね。
この話題は、これで終わりにさせてください。
どうかよろしくお願いいたします。
今後、人の気分を害するような書き込みをしないように気をつけます。
どうもすみませんでした。
21立花隆:2000/01/23(日) 18:56
>14〜19
@受験勉強に偏った現在の教育体制に対しては、批判は多いです。暗記・詰め
込み中心、得点のための技術偏重、個性や創造力を奪う、等々。
また、包容力・決断力など指導者に必要な能力が受験勉強では培われないと指摘
されます。さらに試験では、多様な才能のごく一部しか見ていないとも言われる。
これらは大筋において正しいと思います。
受験の弊害は「知的活動」という狭い範囲で考えても、受験中心主義には大きな
バイアスがあり、まず「問題を探す能力」がなおざりにされます。試験問題には
必ず答えがある。しかもそれは比較的単純できれいな形をしている。しかし、
現実世界の問題には答えがないものがある。学者になると「問題を探す能力」が
必要なのです。また、「何が重要か」を見抜く能力も、試験では直接には問われません。
入学試験では範囲を逸脱した問題は出題されない。そして、受験では時間制約内に
答えを出すことが絶対条件である。そのため、即答能力が要求される。
しかし、未知の問題に対処するとき、すばしこさは時として弊害となる。
このように考えても、「知的活動」という狭い範囲においても、受験戦争に
勝ち抜いた者が、必要な能力をもってるとは限らないのです。
22立花隆:2000/01/23(日) 18:56
A受験体制のいまひとつの弊害は、教育システムが乱されることです。
現在の受験体制では、多くの地域で中学入試が重要なポイントになっている。
また、このエントリーポイントもますます低年齢化している。
しかし、小学生(あるいはそれ以下の児童)では将来について具体的な目標や
意欲を持つのは困難ではないかと思う。そこでは親の半ば強制的な教育方針に
支配されてしまう。
23立花隆:2000/01/23(日) 18:57
B学校教育の問題は、受験体制だけでなく、社会の要請にあわないカリキュラムも
問題だと思う。東大入試を例にとっても、はたして古文や漢文を入試で課す
必要があるかどうかも疑問に感じる。古文の場合、文法があまり論理的では無く
しかも時代によってかなり違うので思考力の訓練にならないでしょう。漢文を
返り点をつけて訓読するのは日本独自の方法なので、現代の中国人との
コミュニケーションに役立たない。むしろ、これらは教養として鑑賞することを
勧めたい。学歴万能主義が批判される。しかし、問題の根幹は労働市場の閉鎖性に
あるでしょう。だから、学歴社会を打破しようとすれば、労働市場を流動化させな
ければならない。こうなってこそ、さまざまな才能が評価される社会になるのでは
ないでしょうか。
24立花隆:2000/01/23(日) 18:58
C最後に述べたいのですが、親の所得や社会的地位、本人の容姿や体力など
勉強しても克服できない問題がある。しかし、社会活動の多くの分野で勉強の
成果はこれらよりもずっと重要な地位を占めている。しかも、勉強において、
うまれつきの能力は決定的な要素ではない。学歴社会や受験体制を批判する前に
まずこのことを認識して欲しいと思う。
私の周りには非常に高い能力をもちながら経済的な理由によって大学進学を断念
せざるをえなかった人がいる。だから、客観的な条件に恵まれながら、能力を
理由に勉強しない生徒の言い訳は認めたくない。大学に入ったとたんに勉強を
放棄する学生には、せっかく与えられた貴重なチャンスを無駄にするな、と
忠告したい気持ちです。
25透明度:2000/01/23(日) 18:58
私は、組織には「透明度」が大事だと思ってます。
組織は、透明度が低いと信用されにくいのではないでしょうか?
例えば、霞ヶ関の官僚の人たちは優秀な人たちが多くても、
内部で何をやっているのか、国民にわからないので疑われる。

「組織の透明度が高い=信頼度も高い」

情報を公開しないで、国民の信頼を得るのは困難ではないでしょうか?

立花先生は、落合先生のスレッドで、大学の制度について提案してました。
大学側が、学生に情報をどんどん開示することで、お互いの信頼関係が
生まれるのではないでしょうか?
改善するなら、積極的な情報開示は必要不可欠だと思います。
先生は、組織の改善と情報開示について、どのようにお考えですか?
26>21-24:2000/01/23(日) 20:40
で、立花隆さん、ホンモノなの。
レスの内容はマトモに見えるけど。
ホンモノならなんでこんなところにいるの?
ホンモノからこの2CH掲示板はどう見えますか?
あぼーんとかネカマスレッドとかどう思いますか?
27立花先生に質問です。:2000/01/23(日) 21:24
日本の教育システムに数々の意見を出されている先生が、自分の子供さ
んを教育する上で、どのようなことを重要視されましたか?非常に興味があります。
28サービス係:2000/01/23(日) 21:38
下のほうに落合信彦もいるし・・・。有名人なりきりスレッド
おもしろいからもっとやってくれ。でも立花さんとっても頭よさそう
ほとんど漢字だもんね。頭がいいってうらやましいなぁ〜
29>28:2000/01/23(日) 21:44
ほんとだ。
どうして立花さんのレスが読みにくいのかなあと
思っていたら字数が多いからじゃなくて漢字が多いからなんだね。
30だーいし:2000/01/23(日) 21:49
恋のダンスサイトは何万枚売れるのですか?
31立花隆:2000/01/23(日) 22:59
>25
@とりあげるまでもなく、情報化社会において、今後ますます情報の透明性は
重要なものになってくるでしょう。しかし、「透明性」と「正確度」は別の
評価で、必ずしも公開された情報が正しいものとは限らないため、利害関係を
もたない第3のチェック機構が必要になってくると思います。
かつて公的年金の財政構造について問題提起しました。世代によって受益と負担の
構造が大きく異なり、ある年齢より下の世代では、生涯の支払いが年金を超える、
との指摘です。しかし、厚生省はこの議論に対して、雇用主負担分を抜いて
収支計算するなど、小学生でも見抜ける粗雑なごまかしに終始していました。
あるいは「強制加入の年金だから、損得勘定はそもそも意味がない」との論評も
ありました。確かに強制加入の年金では、負担を避けられない。しかし、それは
あくまでも負担者が日本国内にとどまることを前提にした場合です。
厚生省は、年金を「世代と世代の助け合い」といっているが、それに安住するのは
甘い考えだと思います。(なお、公的年金に関する収支計算については1996年の
「経済白書」で取り上げられ、ようやくこの問題が真面目に認識された) 
32立花隆:2000/01/23(日) 23:00
A話はやや飛躍しますが、過去にクリントン大統領に関するスキャンダルがマスコミを
賑わした。同時期、日本では金融再生関連法案に関する与野党合意がなされた。
この二つは、性格がまったく異なる事件で、単純に比較はできないが、情報の
入手の日米間の格差は大きかった。「ポルノ小説まがいの情報を社会一般に広く
伝達するのが有意義か否か」という議論はありうる。しかし、一国の大統領に関する
ことだから、まずは資料が公開されてるかどうかが問題なのです。
一方で、金融監督庁のホームページや大蔵省、日本銀行のサイトにアクセスしても
有用な情報は得られなかった。首相官邸のトップページには、金融の「き」の字も
見当たらなかった。以上のことから、正確な情報を提供できる場の構築が責務では
ないでしょうか。
33立花隆:2000/01/23(日) 23:01
>27
知的環境(机・本棚など)と友人関係が重要だと思いました。
基本的な教育方針は、個性の尊重・他人への思いやり・学問する心の修得で、
「勉強」や「受験」そのものを目的とすることには反対です。
それと、あまりに期待を抱くのは、かえって子供に対して負担をかけるので、
そのあたりは心がけたいですね。
34>33:2000/01/23(日) 23:23
間違ってたらごめんなさい。
立花さんのお子さんは霊能力らしきものを持っているという噂
を聞いたのですが。
真偽は?
35情報の信頼性:2000/01/23(日) 23:32
>32
「正確な情報を提供できる場の構築」というのは、
具体的には、どのようなことを指すのでしょうか?
政府に不利な情報を、政府はごまかさずに開示しますか?
白書に記載されている統計は、政府の都合の良いように
修正されている可能性があると思います。
>31
「第3のチェック機構」とは、政府を監視するNGO団体のことでしょうか?
まず、霞ヶ関の内部文章を修正せずに公開してもらわないと、
NGOもチェックすることができないと思います。

第一に、透明性を上げること。
第二に、出てきた情報をNGOが検証する。

先生は、以上のような方法が良いとお考えですか?
36立花隆:2000/01/24(月) 08:27
>35
ここでは、直接にNGOを指したわけではありません。
必ずや既存の組織にその役割を期待するだけではいけない。
たとえば、経済学の分野で学界と官界の人事交流は乏しいと言われている。
しかし、ここ最近は政府の審議会といった間接的な形ではなく、経済学者が直接
政策運営を主導する形もうまれてきた。日銀の金融政策の決定機関である政府委員会
審議委員に学者が選出されたことが、それにあたります。
ところで、一般に、政府が掲げた政策に、反対世論が形成されるまでには時間がかかり
専門的な知識を有していない市民には、それを評価する基準が難しい。
この役割を、新しいチェック機構で補おう、そしてその中心は学界から、というのが
私の提案です(「学界と政府の癒着が生まれる」との指摘もありえよう。しかし
それでは、堂々巡りの議論になりかねないので、そのあたりは考慮して願いたい)。
37ロムラー:2000/01/24(月) 16:41
NPOとかNGOって非政府営利組織じゃないのー?
38名無しさん:2000/01/24(月) 16:50
立花先生へ、
私は大学生です。明日からテストです。
勉強する気がわきません。
どんどん馬鹿になっていくような気がします。
何もやりたくありません。
どうしたら良いのか教えてください。
39>37:2000/01/24(月) 20:42
NGO=非政府組織
NPO=非営利組織

下記のURLを参考にしてください。
http://www.venture-web.or.jp/ecoland/brd-a-1.html
40>36:2000/01/24(月) 21:07
こんばんは、立花先生。
先生の主張は、
「政府が掲げた政策を評価するために、学界を中心とした新しいチェック機構を作る。」
ということですが、質問があります。

私は、学界が中心ではないほうが良いと思います。
例えば、「難波金融道」に出てくるような金貸しのプロと、
温室育ちの学者では、法律に関する知識は全く違うと思います。
法律の抜け穴に詳しいのは、現場で働いている人間ではないでしょうか?
違法行為すれすれで活動するプロもいるでしょう。
プロとして働いている人に、政府の政策・法案を評価させるのが、良いと考えます。

法の抜け道に詳しくない人物に、どのような評価ができますか?
先生は、政策の欠陥を見つけるには、学者がふさわしいと思いますか?
41脳死:2000/01/25(火) 04:32
についてお考えをお願いします。
私の聞く範囲では欧米では当たり前のことのように
なっているそうですが。
宗教的背景があるとも聞きました。
欧米では自殺は悪ゆえに尊厳死は認められないが、
脳死は人の死と認めているとか。
それから臓器移植とセットで考える傾向が強い
ようですが、それは危険な傾向ではないでしょうか。
ちょっと話は変わりますが、
友人の医者は脳死よりも高齢者医療の方が
はるかに焦眉の問題だとも言っておりました。
欧米のような宗教的背景のない日本人にとっては
脳死=死とは認めにくいところもあるような気もします。
高齢化社会を迎える日本人にとって
脳死や臓器移植についてどういう態度を持つのが
適切と思われますか?
42死刑:2000/01/25(火) 04:42
について教えてください。
世界的に廃止の方向に向っているというのは
本当ですか。
先進国では日本とアメリカはまったく
そういう気配はないようですが。
死刑廃止というのは歴史的に見ての
潮流と言えるのでしょうか。
拷問や肉体的刑罰はなくなる傾向に
あるみたいですが。
個人的なイメージでは死刑の目的は
@刑罰を与えるA見せしめB被害者の報復感情
Cこの世から完全に切り離す(手におえないから)
ぐらいが思いつきます。
このうち、現代ではBのみが機能していると思います。
私個人としては犯罪者被害に遭ったことがないので
無理に殺さなくてもというのがホンネですが。
死刑廃止は刑罰の究極形態と言えるかどうか、
考えを聞かせてください。
43若頭:2000/01/25(火) 05:27
>立花隆はん(?)
音楽の話やけど
ワシもトム・ウェイツえらい好きや。
ワシのベスト3は

TOM TRUBERT'S BLUES
IN THE NEIGHBORHOOD
ANYWHERE I LAY MY HEAD

かな。
立花はんのベスト3教えてんか。
44立花隆:2000/01/25(火) 12:44
>40
「温室育ちの学者」との評価をご指摘されましたが、これは一面的な見方だと思います。
確かに象牙の塔と化している学者は、存在する。ここで、私が指している学者というのは
そういった人々ではない(そもそも泡沫学者が選出されるとは到底思えない)
ところで、現場のプロというのは、企業の組織に属している人を指しているのでしょうか。
私は、これは(学界からの選出に比して)危険度が高いと考えます。なぜか?
それは、組織に属する人々は、第一に自分の会社に有利な政策しか評価しないからです。
そしてこれは、組織人としては普通の行動です。他方で、学界ではそれを行う
インセンティブが強くはない。
これまでに、大蔵省からの情報を得るために、金融機関はMOF担を設け、その意向を
伺った。これが癒着構造を生んだ根源であることは疑いない。
私は、法律のプロの方が直接政府を評価するのではなく、むしろ学界をサポートする形で
協力して欲しいと願っています。
45立花隆:2000/01/25(火) 12:48
>41
「脳死」「臓器移植」についての議論は、大変デリケートな問題で、個人の世界観や
宗教観に委ねられ、絶対的に正しい答えを見出せないのが現状です。
しかし、先端的医学治療の発展のために私は次のように考えています。
現在、科学の最先端では、遺伝子レベルでの研究や、クローニング技術の研究がなされ
ている。基本的な研究目的というのは人類を地球上でどう生き延びさせるか、ということ
です。クローニングのテクノロジーを使って、人間の臓器を移植できる可能性は多いに
あります。で、これをやるべきかどうか。(クローニングといっても人間全体を作る必要は
ないわけです。それはちょっと危険だと思います)
私だったら本能的に次のように考える。自分の子供が交通事故にあって、足を切断(テンプ
テーション)しなければならなくなった。これを一生そのままにしておくか、それとも
そういう技術で再生させてやるか。私なら当然もどす方を選ぶ。それが非常に重要だと思うから
そういうテクノロジーは発展させるべきだと思うのです。
これを踏まえると21世紀は科学者の倫理がこれまで以上に大事になる。研究者が一時的に
暴走する可能性は否定できません。ガイドラインや法律で対応することになるでしょうが、
ルールは科学的に、事実に即して作らなければならない。情緒的なルールは科学の抑圧に
つながり、健全な発展を阻害すると思います。
46立花隆:2000/01/25(火) 12:49
>42
死刑制度が廃止の方向に向かっているというのは正しい見方ではないでしょう。
その制度の肯定側の意見として一般的に挙げられるのは、「犯罪抑止力」です。
つまり、廃止にしたことによって、犯罪が助長されるというわけです。
現在の日本の法律で、「死刑制度」は存在する。
しかし、これが円滑に機能しているかどうかといえば、率直にいって疑問無しと
しない。憲法第九条を取り上げるまでも無く、日本国で憲法を改定することは
非常に難しいのです。だから、私は法律的に完全に「廃止」にする主張に賛成は
できません。とにかく死刑制度が刑罰の最終形であることは間違いないでしょう。
47立花隆:2000/01/25(火) 12:57
>43
ポピュラーミュージックに限って言えば、ビートルズに
ビーチボーイズ、エルトン・ジョンが好きです。
ベトナム戦争や人種問題の深刻化を背景とした60年代の米国の社会情勢を
体験した世代にとって、これらの音楽は共有すべき想い出となっています。
ジャズソングやクラシックにも好きな曲はたくさんありますが。
48流れ者:2000/01/25(火) 14:22
> 立花さん

 先日はいろいろありがとうございました。
 脳死に関連したことなのですが、現在の医療発展はめざましいものがあり、かつては助けられなかった命も生き延びされられるようになってきました。これはいいことだとは思います。
 一方で最近クローズアップされてきた「高次脳機能障害」というものがありますが、これは、脳にダメージを受けてしまった方に起こるもので、リハビリを受けて外観上は正常に戻ったように見えても、記憶障害や情緒不安的なところがあり、社会の中で「普通の生活」ができない状況であると言うことです。外観上は正常であるため、障害手帳が受けられない、社会認知が低いために就職できない、そのため社会復帰できないと言う状況が生まれています。以前は、これは心の問題として片付けられましたが、最近になって、これは脳に受けた物理的な損傷のために引き起こされるということが分かってきました。なので、いくらメンタル面で患者に対して励ましをしたところで、患者本人はどうすることもできず、患者のご家族も非常に精神的に大きな負担を抱えてしまうという悪循環を生んでいるようです。
 このような状態になった場合、どのように接することが最善の策なのか分かりません。非常に長い時間をかけて見ていくといっても、ご家族の方の心労は大きくなるばかりです。私の友人もこの状態にあり、ご家族と私の意見が食い違いを見せ始めています。
 これについて、どのようにお考えでしょうか。
49童貞野郎:2000/01/25(火) 16:21
立花さんは、たしか本名のほうは橘ではなかったでしたっけ。違っていたらごめんなさいね。
5040です:2000/01/25(火) 21:44
こんばんは、立花先生。

レス、ありがとうございました。
確かに「温室育ちの学者」という表現は適切ではなかったと思います。
訂正させていただきます。

先日、徳島市の吉野川河口堰の住民投票が行われましたが、
住民投票を実現させた計画反対派の中心人物は、弁護士の方だったと記憶してます。
私の意図するプロとは、このような方のことです。
組織に属した人物ではなく、独立して活動している人と学者が
一緒に政府の政策を評価することができれば素晴らしいですね。

しかし、その学者は行動する人であって欲しいのです。
例えば、吉野側河口堰の問題を現地に行かずに、マスコミのデータだけを元に語るような
学者では、前述の弁護士のような方と意見が合わないと思います。

「行動する学者」と「独立したプロ」を中心とした第三のチェック機構。

これが、良いのではないでしょうか?
51訂正↑:2000/01/25(火) 21:49
「吉野川河口堰」ではなく、「吉野川・第十堰(ぜき)可動堰化計画」でした。
訂正します。
52(^o^)スマイル:2000/01/25(火) 22:14
53こんばんは:2000/01/25(火) 23:59
立花さんに「環境問題」に関するご意見をお聞きしたいのですが。
地味なテーマで恐縮です。

オゾンホール、温暖化、砂漠化、森林破壊・・・
地球上のいたるところで警告が発せられています。
昔からよく耳にする言葉ですが、
そろそろ具体的に行動しないと取り返しがつかなくなるのでは、と
漠然とした不安を感じます。スキー場に雪がなくて、強く感じました。
海外の僻地を放浪している人が自然破壊のすさまじさを嘆いていたそうです。

時として経済と相反する課題であると思いますが、
まず国が旗振りをすべきと考えます。
残念ながら小渕さんから環境という言葉は聞かれません。

行政、小渕さん、または我々は、まず何をすべきとお考えになりますか。
気が安らぐお言葉を頂きたく存じます。
54立花隆:2000/01/26(水) 10:43
>48流れ者さん
「脳機能障害」についてご意見頂戴しましたが、この問題は介護制度の拡充と
連動して、今後、補充・修正していかなければならない課題だと思います。
これまでにない事故に対応するために、社会保障制度の確立の要請は高まっている。
本人が社会復帰したいと思っても、受け皿がない。雇用側の採用基準に、「偏見や差別」
をうまないシステムの構築が必要だと思います。

>50
ご指摘ありがとうございます。
このような偏りのないシステムがうまれることに期待しています。
55ここ1年の日本の政治:2000/01/26(水) 17:02
細川連立内閣が誕生したころはこれで日本の政治は
変わると期待したものですが、
最近の政治の動向はよくわかりません。
右傾化しているとも取れるし、
アメリカに追従しているだけとも取れますが、
立花さんの解釈を聞かせてください。
56童貞野郎:2000/01/26(水) 19:34
立花さんの著作はいくつか読みました。田中角栄関連では「論駁」がよかったですね。
日本一の“サイコ・プロフェッサー”ショウイチ・ワタナベとの対決は胸のすく思いでした。
道徳性を説くのでもなく、まして知識の量で圧倒するのでもなく、純粋に議論の中でロジックにより撃破したというのが、先生の面目躍如たるものを感じました。
これからも第二第三のワタナベが現れた時には先生の手腕で次々と屠ってくださいね。

先生の著作で利根川氏について取材した「生命と物質」文芸春秋 がありますよね。その後の利根川さんについて何か書物を著す予定はございませんでしょうか。

57立花隆:2000/01/26(水) 22:43
>53
環境問題に関しては、拙著「環境ホルモン入門」をご覧下さい。
ひとりひとりのモラルに訴えるだけでは、解決の示唆にはならないことは自明です。
悲観的案ですが、法的規制を検討しなければならないと思います。
>55
日本の政治が、アメリカに追従しているとは思いませんが、最近の情報ハイテク関連の
株価の乱高下には懸念があります。株式市場の盛況と謳われていますが、現在の活況は
漠然とした将来の見通しが反映しているに過ぎません。
情報化社会において必要なのは、情報・通信インフラの整備やそれを活用するための
社会環境整備であり、このことによってはじめて将来の経済を牽引できるリーディング
インダストリーが出てくるはずです。
>56
ご意見ありがとうございます。
「生命と物質」出版以来、利根川さんとは「ノーベル賞フォーラム」でディスカッション
しました。現在、利根川さんは、MITで、遺伝子の記憶のメカニズムの働きと連動して、
「意識」「知覚」について研究しておられます。
非常に興味深いのですが、書物の出版予定はありません。
58立花隆さんへ:2000/01/27(木) 06:39
はじめまして。
 丁寧なレス、拝見しました。

 落合さん同様、その真摯な相談の姿勢に感銘をおぼえます。


 できればわたしもお伺いしたいのですが。

 それは

 今のこの日本社会は、そして世界は、どういった状態にあると思わ
れますか、またどういった方向に進むと思われますか?一分野の方向性
だけでなく全体がおおまかにどういう方向へ向かうと思われますか?


 私は、日本はあのバブルの後遺症を引きずったまま、精神的にも
経済的にも荒んだ状態で、荒廃した文化、それに手を貸すように詐欺
まがいのことををする宗教等が蔓延し、このまま回復するのは無理で
はないかと思い、結論としてしまいそうです。

 日本ばかりでなく世界は、カネと打算が、資本が第一とするような
社会となり、持つ者と持たざるものとの差が日々広がっていくように
思います。本来社会のモラルが機能していた頃はモラルハザードが働
いて、正常に浄化していたように思います。それがカネ万能主義、第
一主義のようなモノが蔓延して、ヒトがヒトとして生きる道を更に惑
わせ、目先の欲望に囚われしまうヒトが増えたと思えて仕方ないので
す。(かく言う私もそのひとりかもしれません。)更に既に富を得た
側、権力を得ている側がその利益を守ろうと法の網の目をくぐり、そ
れこそ法を犯さなければ何をやってもいい、という状態を生んでいる
ように思えて仕方がないのです。

 20世紀は狂気の世紀だと誰かが言いました。
 正にそう思います。

 21世紀、ヒトはどこへ向かうのでしょうか?
 ヒトとはその程度のモノなのでしょうか?

 ヒトの社会はこのまま滅んでしまうのではないか、と悲観的に思えて
きます。

 いっそヒトは滅んだ方が良いのでしょうか?


 また、日々どう過ごすべきかと思いますか?

 ご自身の人生観、今後の生きる指針のようなモノを少しでもお聞かせ
願えませんでしょうか?

 よろしくお願いいたします。


5958:2000/01/27(木) 06:50
追記

私自身、内にある狂気を拭えずに社会生活を営み
方向を定められすに、さまよい、惑い、考え込んでしまっているものですから。

ぶしつけな論点のはっきりしない質問で申し訳ありません。
60若頭:2000/01/27(木) 10:09
愚問に答えて頂き感謝しとります(以前、なんかで立花隆はトムウェイツの
ファンやと聞いたもんで)。
申し訳ないけど、あと二つ下らん質問させてくださいな。
一つ目は、90年の大宅賞の選考の際に立花さんが書きはったことについてです。
立花さんは受賞作の『プロレス少女伝説』に関して

「私はプロレスというのは、品性と知性と感性が同時に低レベルにある人
だけが熱中できる低劣なゲームだと思っている」

と書いてはりました。ワシはプロレスファンやから、なるほどワシは品性も
知性も感性も同時に低レベルなんや……あっとるやないけ(笑)、と納得した
記憶があります。今でもそのお考えは変わっとりまへんか?

もう一つは人工知能について。そこで問われる人間の「意識」についてです。
現在では何や一般に科学に対する底抜けの信頼感みたいなのがあって、いずれは
人間そっくりの意識を持ったAIも可能なんやみたいな楽観が感じられるんやけど、
ワシはそんなん絶対ムリやと思てます。簡単に言えば、「意識」という現象と、
科学という記述の体系は、相容れないと思てるからです。
脳の問題や生物学に造詣の深い立花さんは、「意識」を自然科学という方法で解明
できるとお考えですか? その可能性が少しでもあるとお考えですか?
61立花隆:2000/01/27(木) 13:40
>58
世界がどういった状態にあるかを表すことは難しい。ここでは、長期的な方向性を示す
抜本的な改革を示唆したい。
まず、バブル経済に後遺症が残っている点は否定できない。制度改革の手遅れによって先端技術
の進歩を阻む可能性は多いにある。また、どんなに制度を整備しても、人々の考えが変わら
なければ、事態は変わらないという面を考えると楽観視はできない。
しかし、他方において変化を加速させる要因はある。それは海外からの競争圧力だ。
外為法の改正によって生じる競争は、その典型である。資産が国際間を自由に移動できる状況
では、日本だけが資本所得に対する源泉課税を行うのは難しくなる。こうして、税制さえも
国際的な標準にあわせざるをえなくなってくるのだ。製造業は、これまでも国際競争にさらされて
きた。したがって、否応無しに合理化を進めざるをえなかった。金融業、行政、情報産業は、
これまでそうした競争圧力からは隔離されてきた。今後、このような改革を期待できないならば
日本から若くて有能な人材は海外へ流出してしまうだろう。私が、真に憂うのはこのことである。
教育の問題で、人材の育成が長期的な構造改革のかぎを握っていることは明らかである。
「ハイテク金融技術を将来の日本の金融業の中核に」といったところで、人材育成システムが
なければ、話にならない。ところが、現在の日本の高等教育制度では、こうした内容を教えられる
場はきわめて貧弱だ。経済学部にはこのような数理的に高度なテーマをこなせる人材はほとんど
いないし、工学部は伝統的な製造業の思想から脱却できていない。したがって、高等教育の
システムにも、大きな改革が求められているのである。
「2001年において日本は改革に成功しているか」と問われたら、「その出発点を作る努力は
始まっている」と答えたい。
62立花隆:2000/01/27(木) 14:09
>60
随分昔の話で、詳しく覚えていないのですが、、。
受賞作に対してそのようなコメントを述べたのは、多分今後の選考にそのようなマニアックな
趣味にバイアスがかからないよう期待したからだと思います。

自然科学で強力なのは、仮説を立ててそれに基づいて実験をする。しかも、重要なことは
再現性がないと評価されない。私が行った実験ではこうなったからAはBである、と。
ところが、別の科学者がやるとそうはならない、となると自然科学は成り立たない。
誰がやってもしかるべき方法でやれば同じ結果にならないと自然科学とは認められない。
ニュートンの万有引力の法則を今、誰も疑う人はいない。
ニュートンだけ正しくて、他の人は信用しない、ということにはならない。
そこが科学的方法論の強さだと思います。

>ワシはそんなん絶対ムリやと思てます。簡単に言えば、「意識」という現象と、
>科学という記述の体系は、相容れないと思てるからです。
それで、揚げ足を取るわけではないのですが、こういった「考え方」自体が
結局は「脳」で考えているわけですよね。
「脳の研究」の最先端では、こうしたことの解明に取り組んでいるのです。
ですから、すべての可能性を「できない」と否定するには、まだ早いと思います。
そこで重要なのは未知の探求に取り組む科学者の倫理観だと思います。
それについては45で言及してますので、そちらをご覧下さい。
63童貞野郎:2000/01/27(木) 17:15
そうですか、利根川さんはもう取材なさらないのですか・・・・。
では、サル学関係で何か出版するご予定はございませんか。

もう一つ質問です。ずばり、小沢一郎氏は政治家なのか、それとも単なる政治屋なのか、どちらであるとお考えですか。
私は、まぎれもない政治屋であると推測します。
6458:2000/01/27(木) 21:38
立花さんへ

早速のレスありがとうございます。
漠然とした質問で大変失礼いたしました。

私なりの解釈し、現状から脱却できるように氏の言葉を参考にこれから
の仕事や日々の生活の中に生かしていこうと思います。

再びお尋ねして申し訳ありません。
氏の今現在抱いている人生観、指針のようなものを
どのように氏自身を今日までにカタチづくってきたのか
そういったモノを踏まえてお知らせ願えれば幸いです。

是非参考にさせていただきたく思います。

 
65若頭:2000/01/28(金) 06:32
立花さん。レスありがと。もうちょっとだけかまってやって。
>それで、揚げ足を取るわけではないのですが、こういった「考え方」自体が
>結局は「脳」で考えているわけですよね。
揚げ足を取るわけやないんやけど、こういった「考え方」自体そのものが人間の
「意識」なんですよね(笑)………まさに「時間の謎」「空間の謎」「アキレス
と亀」ですね。しかしながらですな、ワシ思うにこれらの「謎=矛盾」自体は
「自然科学の公理系=客観的真理」という前提に立ったときのみに起きる自体
とちゃいますか?
「意識」「知覚」「感情」「欲望」といった現象を、物理・化学的な因果秩序と
して捉えることが出来るという可能性を、立花さんは否定しませんでした。薄
々気づいてはおりましたが、それでもワシは少し驚きました。
それで、再び揚げ足をとるわけではなんいやが、例えば「痛いっ!」は、感覚器官
と神経組織の因果系列として〈定義〉可能です。しかしそれを「気持ちええ〜もっ
と〜」と感じるヤツの場合を科学の公理系で〈定義〉しようとなると、「痛いっ!」
とは別の因果関係で説明しなければならなくなる。しかも、両者とも同じ外的刺激
によってです。そうでなければ外的刺激の無限設定。「無限」を「在る」とする数学
を親にもつ自然科学の成せる技です。
66若頭:2000/01/28(金) 06:33
もひとつさらに重要なことは、どれほど緻密に作られたコンピューターやAIであ
れ、それは情報を受け取り、そして反応するだけやというとです。この「受け取り
―反応」というはたらきと人間の「意識」とは、果たしてイコールとなるんやろか?
現象学の方法を忠実に受け継いだハイデガーが、『存在と時間』の前の方で現存在
の分析ゆうことをやっていて、このあたりのことを書いとったように思います。
かなり咀嚼しているので受け売りにすらなってませんが、ハイデガーは現存在
(人間)の本質を、常に対象化しつつあるものとして「情状性(Befindlichkeit)」
というのをその一つに挙げました。「気分」という意味ですが、ハイデガーは、
「気分のうちでこそ現存在は現としておのれの存在に当面させられているので
ある」[29節] といっている。
なんとなくしかわかりませんが、ワシはなんとなくわかる(笑)。
つまり、現存在ではなく、存在者(もの)でしかないAIの「受け取り―反応」と
いうはたらきは、たしかに外見上、人間そっくりの「知能」に成り得る可能性は
十分ある(それが可能なら「意識」などどうでもいい話やけど)。
しかし、「受け取り―反応」をいくら膨大にプログラミングしたところで、原理的
に、機械ごときが自ら「〜したい」とか感じることはないんちゃうやろか?
「自ら」というのがというのがポイントかな。その「自ら〜したい」というのは
機械にはもちろんやけど、それを「脳」にすら還元することは、なかなか困難が
つきまとう作業やないでしょうか?
67若頭:2000/01/28(金) 06:50
すんません。だいぶ字間違えとる。
68立花隆:2000/01/28(金) 11:17
>63
小沢一郎氏についてですが、彼からは非常に気負いを感じています。
国内的に見るとやや強引と思える政策も、海外的には評価を得ているのが現状です。
主観的な好き嫌いはさておき、国外から(とくにアジア地域)は要人として受け入られ
ている。その発言が、国際的な日本の評価を左右する立場にある。
政治家として、その政策を是正させるか、政治屋として、完全に排除するか。
私は前者を選ぶ方が得策だと考えます。
>64
できるだけ回答したいのですが、質問が少しわかりにくいので、その答えになるかどうか
わかりませんが、とにかく私は、自分を取り巻く周囲の現象すべてに関心がある。
「知りたい」という欲求は、おそらく人間の属性だろうと思う。これらを切りとっては
考えられない。少なくとも、私は生きられない。そして、こうした興味を赴くままインプットして
いるうちに、アウトプット(つまり、物書きとして)の依頼があった。
この点で、私は非常にラッキーだったと思っている。
以上ですが、参考になったでしょうか。
69立花隆:2000/01/28(金) 11:18
>65
おっしゃることは、よくわかりました。
>例えば「痛いっ!」は、感覚器官 と神経組織の因果系列として〈定義〉可能です。
>しかしそれを「気持ちええ〜もっ と〜」と感じるヤツの場合を科学の公理系で〈定義〉
>しようとなると、「痛いっ!」 とは別の因果関係で説明しなければならなくなる。
特に以上の例は、十分に理解できます。科学技術を使った「脳」研究も、この段階までは
進んでおらず、必ずしもここまで明解な答えが得られるかどうかは疑わしい。

>しかし、「受け取り―反応」をいくら膨大にプログラミングしたところで、原理的
>に、機械ごときが自ら「〜したい」とか感じることはないんちゃうやろか?
>「自ら」というのがというのがポイントかな。その「自ら〜したい」というのは
>機械にはもちろんやけど、それを「脳」にすら還元することは、なかなか困難が
>つきまとう作業やないでしょうか?
そして、以上のことを説明された若頭さんの考えに、個人的にはあまり違和感は覚えません。
ただ、「言葉の問題」<例えば、揚げ足取りなど>で議論が前に進まないことは本意ではありません。
そのあたりを、若頭さんには十分にわかってもらえると信じ、科学者の意見を挙げたいのですが、
「これらを科学に説明するのは不可能だ」と実験前の段階で、可能性を完全に否定するのでは
科学者は満足しない。利根川進さんはおっしゃった。これは、いわば「態度の問題だ。
そんなことはできるわけないから、実験自体がナンセンスとするか、いや、必ず説明できるはずだ
とするか」と。
人間の肉体的な機能というものは、ほとんどわかっている。それに比べて、「脳」というものは
未だそれほど解明できたわけではないのです。
若頭さんは、<「脳」にすら還元することは、困難ではないか>とおっしゃった。
その意見にさほど違和感を覚えないにしても、解明できる余地が科学にはあるのではないか
と私は思いたい。長くなりましたが、ご理解ください。
7064(58):2000/01/28(金) 16:49
質問がわかりづらく申し訳ありませんでした。
にも関わらずお話くださりありがとうございます。

要は
氏のこれまでの生き方、今後の生き方(指針)を
直接伺いたかったのです。人生観、ヒトはどう生きるべきか
氏はどうされてきたか、ということを知りたかったのです。
また前レスでは狂気と知について氏のご自身の日々の生活、執筆活動
も踏まえ、伺いたかったのです。

以前購入した文芸春秋、増刊号「立花隆のすべて」や
著作本でもおおまかな氏の知的生活、その内面に触れること
ができるのですが、(他の人のレスでも言っていたかも
知れませんが)周縁的なモノを捉えて…核心的なモノは
読者の皆さんが考えましょう的な終わり方がしてしまう
モノですから…。
一度核心部分、その中に入って壊れそうになっても、例え
壊れてしまっても暴いてほしい、と思ったりもしたりする
モノですから…。
再び乱文にと失礼しました。
71無知な男:2000/01/28(金) 16:49
69などを読んでいて思いました。
どうやら、人間の精神というか自我意識みたいなもの
を作れるかどうかというのは専門の研究者の間でも
コンセンサスは得られていないんだな、と思いました。

クダラナイ質問で恐縮ですけど、
欧米の科学者なんかは敬虔なキリスト教の信者が多いと思います。
実際の科学に携る人の意識として、自我みたいなものを
人工的に作れると考えている科学者は多いのですか。
こんなのデータがあるわけないかもしれないけど、
あったら教えてください。

僕個人としては、努力目標と原理的に不可能なこととは
きっちり線引きできるんじゃないかと感じているんですが。
72無知な男:2000/01/28(金) 16:57
71に補足させていただきます。
宗教家だったら自我意識を作りだすのは不可能
と考えるのではないかと思っています。
そして、むしろその存在を証明しようと
試みるんじゃないかと思うのです。
自我意識を電子回路かなんかで作ろう、というのと
自我意識の存在を科学的に証明しようというのは
スタンスとしてかなり違うような気がするので、
そこらへんのコメントもよかったらお願いします。
73若頭:2000/01/29(土) 06:16
立花さん。丁寧に読んで下すって感謝します。
立花さんは、ワシらには経験できないような科学・生物学の先端技術の生の現場
を御自分の目でみられ、それをワシらに伝えてはります。ワシはいつも本当に
「わくわく」しながら拝見させてもろてます。立花さんの「興味」は、ワシのそれ
と重なる所が多いのです。ですから、現実的にナンセンスだといってその努力を嘲
笑するのものでは決してありません。「倫理なんぞ知るかっ」てなくらいに自然科学
の先端技術には「わくわく」させられますし、それに携わる人たちへの尊敬の念も
忘れてはおりません。科学者の「生理」というものを考えれば「態度の問題」は言
わずもがなです。ワシは、彼等は勿論、その技術を絶えずウォッチし、やさしく伝
えてくれる人々を尊敬しとります。それだけは一つよろしく。

しかし、ワシの関心は先端科学技術から、その技術と人間の生活の関わりの方へ
移っておるようです。ただそれは「倫理」の問題ではありませんし、技術を人が
どう使うのかといった社会学的なものですらありません。ごく簡単にいうと、
「意識」すら解明可能だとする科学の発達が、人が持つ「真理」という概念に何を
及ぼし、そしてそのことによって人はどうなるのか? というようなことです。
74若頭:2000/01/29(土) 06:18
>人間の肉体的な機能というものは、ほとんどわかっている。
    (しかし)
>「脳」というものは 未だそれほど解明できたわけではないのです。
    (しかし)
>解明できる余地が科学にはあるのではないかと私は思いたい。

この立花さんの三つの言葉は象徴的のように思いました。世の中の人がごく普通
にもっている漠然とした「身体」観に対してです。
つまり、それは「近代的な心身二元論」と「超近代的実証主義への期待」との間
での微妙な「揺れ」だと思います。メルロ・ポンティーを初め多くの哲学者が
「身体(意識も含めた)」を実証主義的に解明することの矛盾を抉り出しましたが、
そのことに関わらず多少哲学的に考え得る人なら、「痛いっ!」という感情ひとつを
とっても、それが化学・物理の公理系では記述不可能であることは「なんとなく」
わかっている。そのことが「心」と「身体」は別だとする「心身二元論」が暗暗裏
での常識となった理由やと思う。
しかしここにきて「脳」の実証主義的解明が進んできた。脳内の神経伝達物質が
次々と明らかにされることにより、「感情」などは単なる化学反応に過ぎないとい
うような(ワシに言わせれば原理的にあり得ないことやが)「期待?」がこれまた
暗暗裏に浸透しとるようです。
ワシは科学者がその「生理」に則り、「脳」を科学的に解明する努力を続けること
は非常に重要なことや思てます。しかし少なくともワシ等ウォッチする側は、それ
をあくまで生活者の「利用可能性」に尽すものとして、見ておく必要があると思
うのです。
【「意識」=「脳」】という「超近代的実証主義への期待」を、煽ると言ってはおか
しいですが、前提とした情報は現代の人々の「心」や「真理概念」に対してどのよ
うな影響が及ぼすでしょう。仮に「意識」≠「脳」であるとしたら。
ワシには既に深刻な状況があらわれとるような気がするんです。
75若頭:2000/01/29(土) 06:25
影響が及ぼすでしょう
  ↓
影響を及ぼすでしょう

あぁぁぁ、死にたい(笑)
76名無しさる:2000/01/29(土) 10:35
はじめまして
当方、形態模写の系譜を20余年研究しているものです。
この度は、形態模写の新たなる潮流と、それを支持する若者文化への危惧につきまして、
立花さんの見解を拝したくカキコさせて頂く次第です。
さて、コージー冨田なるモノマネ芸人を御存知でしょうか?
彼の特色は、
コロッケに代表される模写対象の特徴を過分に現し笑いを産む近ごろの潮流に真っ向から立ち向かい、
模写対象を忠実に過不足なく表現することで笑いを得ている点に在ります。
彼の、対象を忠実に模写する技術は、誰もが認めざるを得ないほどに卓越したものです。
仮に、彼が江戸家猫八と同世代であれば、同等以上の評価をあるいは得ていたかもしれません。
確かに当時は、緻密に模写すること自体が芸として認められていました。
しかし、今、あえてそれを敢行する彼の愚行は、形態模写の史流を蔑ろにするものです。
断じて、許されるべきことではありません。
彼への嫌悪を募らせる内に、私は、ある仮説を思い立つに至りました。
彼の無用に忠実な模写は、彼を売り出すためのポーズではないか?
すなわち、彼の本質は他の処に在るのではないか?
検証のため、彼のトークに耳を傾けてみました。
すると、あろうことか、面白くないのです。
あのタモリに、輪をかけて、面白くないのです。
こんなことなら、タモリ本人を登場させた方が、幾分マシかと思われます。
今の私には、彼が受け入れられている理由が到底理解し得ません。
このままでは、私は、形態模写の系譜の研究から、身を退かざるを得ません。
願わくば、彼が明後日にでも形態模写界から消えるパチもんであってほしい・・。
彼に対する立花さんの御見解を教授いただきたく。
77続きです:2000/01/29(土) 10:36
並びに・・、いや、もはや、危惧すべきは彼ばかりでありません。
「そのまンまじゃん! 笑っちゃうよなー」と言われつつも、
J−POP史に足跡を刻みつつあるドラゴンアッシュ。
また、東幹久の様な小物を真似る、そのまんま東なる芸人も居るやに聞いております。
偽物であることが自明であるにもかかわらず、敢えてそれらを奉り上げる今の若者達は、
「ホンモノ」への「コダワリ」というものを無くしてしまっているのでしょうか?
78立花隆:2000/01/29(土) 11:32
>70
これまでの生き方、今後の生き方をこの場で方向づけることは難しいです。
また、「ヒトはどう生きるべきか」と道徳性を説く老人にだけはなりたくないと
思って生きてきたわけですが、現在の学生を見ていると、あまりに周囲の状況に無関心
な者が多いと感じます。今、吸収すべきことをよそに、将来の指針など見出せないだろう
と言うのがメッセージです。

>71〜72
私から見ていると、やはり科学者においても、宗教的背景が異なれば実験に対する
態度は違うように思えます。「自我意識」などを人工的に作れると考えている科学者の
データがあるわけではないのですが、やはり研究者の一時的な暴走の恐れはあると
思います。科学者の倫理観を問うことになるのですが、これについては45で言及しました
のでそちらをご覧ください。

>73〜74
ご意見ありがとうございます。ご理解頂けていることが実感でき、安心しました。
ところで、非常に哲学的な説明を拝見しました。もしかして、そちらの専門で学ばれている
のでしょうか。
>ワシは科学者がその「生理」に則り、「脳」を科学的に解明する努力を続けること
>は非常に重要なことや思てます。しかし少なくともワシ等ウォッチする側は、それ
>をあくまで生活者の「利用可能性」に尽すものとして、見ておく必要があると思
>うのです。
この生活者の観点を忘れないことは、胆に銘じておきたいですね。勉強になりました。
何よりも偏った考えは弊害を生みます。今後も広くご意見をお待ちしています。
>75
多少の誤字脱字は平気です。私も、「要推敲」と失敗したことはたくさんありますので、、。
79立花隆:2000/01/29(土) 12:04
>76〜77
誠に不勉強で、申し訳ないのですが、コージー富田さんなる人を知りません。
喜劇の分野では、古今亭志ん生が好きでした。今でもテープが残っていると思うのですが、
高座に上がると挨拶もなしに、いきなり「人間というものは」と一旦人類を総括してから
落語をやるという素晴らしい噺家でした。噺の登場人物を忘れては客に聞き、落ちを
忘れてはその場で作る、という芸を披露してくれました。
何度か高座で眠ったこともあるのですが、客は「今日は眠った志ん生を見れた」と
喜んだものです。形態模写が伝統芸能かどうかは定かではないですが、コメディの形態も
時代と共に変わっているように感じます。
昔が良くて、今が悪いという意味ではなく、「テレビ文化」が若者に支持されていることを
踏まえると仕方がないのかもしれません。
80必ずよくなります:2000/01/29(土) 22:18
81学部生:2000/01/30(日) 01:05
立花さん、若頭さんへ。
お二人のやりとりを見ていて思い出したんですが、
心理・言語板の下記のスレッドにおける、17から33までの論争をどう思いますか?
中断したのが残念なんだけど。
http://www.2ch.net/test/read.cgi?bbs=psycho&key=942427990
82名無しさん:2000/01/30(日) 01:35
立花隆さん:
>68
>政治家として、その政策を是正させるか、政治屋として、完全に排除するか。
>私は前者を選ぶ方が得策だと考えます。
政治家と政治屋とのレトリックはあなたの著書かどこかで説明されているのかも知れないから措いて、
1.政治家ならずとも、その人物の理念を変えさせることは不可能である。
2.是正といわれる以上、正統なるものを想定されているのであろうが政治的正統なるものほどまがまがしいものはない。
3.その挙句に排除ですと?#その思考はいただけない。ネットワークも社会も共棲がキーワードである。気に入らないからといって排除していたら、こちらが粛清されてしまう。
−これらは以下につらなります。
>46
>とにかく死刑制度が刑罰の最終形であることは間違いないでしょう。
憲法改定が難しいからという理由でもって、完全に「廃止」にする主張に賛成しないという御主張ではないと思いますが、ここも措きましょう。死刑制度は刑罰の最終形というよりも再発防止の単純形というべきでしょう。刑罰というものが因果応報であるのならば、加害者と被害者の命と命のバランスの時点で彼我は等量ではない。被害者遺族の観点では処刑などは人生に何の足しにもならない他所ごとであり、とりかえしなどはいかようにもつくはずはない。刑罰の最終形というのであれば毎朝、処刑の告知に怯えながら十数年を生きさせる今日的な死刑確定後の長い日々こそが死刑囚にとっては、さぞやつらいことであろう。処刑そのものは極隠密裏に行われてしまって抑止にもならない。きくところによれば刑務所見学も容易ではなく、犯罪者予備軍の学生たちにその実態は知らされない。
死刑存置の意味は、わが国を侵略し虐殺などをした場合、その者の死をもって報復するのだ、ということなのだろう。(仮想敵国名は控えます。)
83名無しさん:2000/01/30(日) 01:41
立花隆さん:
>68
>政治家として、その政策を是正させるか、政治屋として、完全に排除するか。
>私は前者を選ぶ方が得策だと考えます。
政治家と政治屋とのレトリックはあなたの著書かどこかで説明されているのかも知れないから措いて、
1.政治家ならずとも、その人物の理念を変えさせることは不可能である。
2.是正といわれる以上、正統なるものを想定されているのであろうが政治的正統なるものほどまがまがしいものはない。
3.その挙句に排除ですと?#その思考はいただけない。ネットワークも社会も共棲がキーワードである。気に入らないからといって排除していたら、こちらが粛清されてしまう。
−これらは以下につらなります。
>46
>とにかく死刑制度が刑罰の最終形であることは間違いないでしょう。
憲法改定が難しいからという理由でもって、完全に「廃止」にする主張に賛成しないという御主張ではないと思いますが、ここも措きましょう。死刑制度は刑罰の最終形というよりも再発防止の単純形というべきでしょう。刑罰というものが因果応報であるのならば、加害者と被害者の命と命のバランスの時点で彼我は等量ではない。被害者遺族の観点では処刑などは人生に何の足しにもならない他所ごとであり、とりかえしなどはいかようにもつくはずはない。刑罰の最終形というのであれば毎朝、処刑の告知に怯えながら十数年を生きさせる今日的な死刑確定後の長い日々こそが死刑囚にとっては、さぞやつらいことであろう。処刑そのものは極隠密裏に行われてしまって抑止にもならない。きくところによれば刑務所見学も容易ではなく、犯罪者予備軍の学生たちにその実態は知らされない。
死刑存置の意味は、わが国を侵略し虐殺などをした場合、その者の死をもって報復するのだ、ということなのだろう。(仮想敵国名は控えます。)
84若頭:2000/01/30(日) 11:09
ども。前回のは、ちと重いテーマ過ぎた。
ワシは哲学を単なる自分の趣味で学んでます。「趣味」ゆうたら「知的」に聞こえる
か知らんけど、ええかげんなもんやし、ワシにとっては「パンとぶどう酒」です。
でも調子にのってややこしいこと書きすぎたよな気する。そやし、そのことはまた
あらためてやるとして、今回は(ロムしている人もおると思うんで)もっとフランク
に、興味を引きそうな浮世の話題でお茶を濁したい思う。

現在では「右翼」とか「左翼」という概念は、政府の与野党分布をみるまでもなく、
いいかげんに使われてます。そやけど若い奴が政治思想に興味をもってそれに近づ
こうとする場合、様々なメディアに流布する思想イメージが彼等に与えるもののこ
とを考えると、なかなか厄介な問題があるように思います。
例えば小沢一郎の話題が上の方にありましたが、ワシは彼の「政治屋」ではなく
「政治家」としての主張、つまり規制緩和を推進し、透明度と合理性を重んじる行政
のあり方を目指すゆうことに大賛成です。しかし、その一方で天皇制に依拠し、国民
個々のアイデンティティーを「国家」に求めることを半ば強要するような思想には大
反対です。このことは政治家だけでなく、むしろ若い奴が直接メディアから影響を受
けることを考えると評論家たちの方が問題かもしれない。
85若頭:2000/01/30(日) 11:10
「アナーキー」ゆう言葉はもともと「左翼用語」らしいんやけど、「アナルコ・キャ
ピタリズム」の主張を一番汲んでいる政党や評論家のことを思うと、「左翼」「右翼」
概念のいいかげんさがわかるのですが、だからと言ってそれが無くなるものではない。
無くならないことが非常に問題で、例えば渡部昇一がハイエクやフリードマンにつ
いて色々書いていたように思うのですが、彼に限らず保守系の評論家の中には、ワシ
にいわせれば「ええこと言う」場合が多々あって、それがまた問題だし、それから小
林よしのりの問題もある。「戦争責任問題(歴史検証)→国家主義的思想」という流れ
は明らかに健全ではない。
渡部昇一や小林よしのりや、はたまた竹村健一では自分を少しでも知的に見せたい若
い奴にとっては有効に作用しないということで、一方では福田和也、もう一方では
浅田彰という左右両極端の評論家が重宝がられているようです。
ことほどさように若者に与える現在の思想イメージは複雑です(ワシも若者やけど)。
その中で立花さんの微妙な距離感の取り方は、興味深い。ひとつアドバイス願いたい
のですが、戦争責任問題について、若者はどのように接すれば良いのでしょう。また
メディアが流す思想イメージと否応無く直面させられる若者が注意すべきことは何か。
ついでに2ちゃんねるの「政治思想」版のあほたれどもに何か言うとしたら何でしょう。
86若頭:2000/01/30(日) 11:21
>81
うぎゃぁぁ
見とる人は見とるやなぁ。
ワシが34・37・42を書いて、実質的にあのスレッドをぶち壊した
もんで。。。悪かった思とります。
捨てハンやったから、煽ったような形になってしもた。
87MSK:2000/01/31(月) 23:41
戦争の話に入ってきているので、関連でお尋ねしたいのですが、
ハンチントン理論についてはどう思われますか。

日本というのは本当に中国とは別個の「文明」なのでしょうか。
むしろ東アジアの特殊性というのは、旧来の中国文明エリ
アから中国自身が逸脱したことにより不安定がもたらされ
たことにあるとも思うのですが。

かといって、戦後米国文化の影響を受け続けた日本が、今
から中国文明エリアにすんなりおさまることも困難だとは
思います。

今後の日中台関係についてもできればご意見を伺えないで
しょうか。
88立花隆:2000/01/31(月) 23:41
>81
論旨が不明な点が多く、全体の議論を把握できませんでした。
心理について、掲示板での意見の交換は不適当であるのかもしれません。

>85
 >戦争責任問題について、若者はどのように接すれば良いのでしょう。また
 >メディアが流す思想イメージと否応無く直面させられる若者が注意すべきことは何か。
いい質問をいただきました。
政治思想が与える影響を考えた場合、意見する私が学生時代をノンポリで過ごしたことを
理解してもらう必要があります。そして、今日まで政治の世界に直接関与しない立場であった
ため、利害による偏った思想をもたずにこれたのかもしれません。
若者といっても、その家族や先祖といった親族に、戦争体験者がいる場合とそうでない立場の若者
と分けられる。これら二つをまとめる意見を見出すことは難しいが、あえて書かせてもらうならば
まず、「戦争責任の所在を明確にすることは、重要である」ということと、「補償問題を切り札に
とった悪意あるプロパガンダを見抜く能力を怠るな」ということです。
全般的な思想にいえるのですが、独善的な考えに侵されないように「疑いの目」をもつことが
肝要です。
89 :2000/01/31(月) 23:46
立花さんの尊敬する人は誰ですか?
そして
こいつだけは許せないという人は誰ですか?
90名無しさん:2000/02/01(火) 00:18
立花先生

小生、部落解放同盟と全解連の対立について非常に関心を持っているのですが、部落問題について先生はどう思われますか? 解同の言説はどの程度まで正しいとお考えでしょうか?
91井の中の蛙:2000/02/01(火) 12:28
いつも興味深いご意見ありがとうございます。
私は、以前、立花先生の自伝的著書を拝読しました。
1970年代前半に中東地域を何度か放浪されている
ようなことが書かれていました。
恐らく中東戦争などに関心を持って取材を兼ねて
出かけられたのだと思います。
私は20代の学生ですが、いまだ、海外に旅行の
経験すらありません。
あのような日本とは相当異質な文化を持った国
を何ヶ月も放浪して得られたことがあれば
お聞きしたいです。

ついでと言ってはなんですが
中東情勢の今後についての
考えもお聞かせください。
92立花隆:2000/02/02(水) 05:23
>87
申し訳ないのですが、「ハンチントン理論」を詳しく知りません。
ですから、その評価は控えさせてもらいます。
それで、日・中・台関係についてご質問いただきましたが、昨年小渕首相は
「台湾を国として認めないが、重要な一地域として経済活動を協力する」と
表明しました。これが、現在の日本の立場です。つまり、中国側の「台湾を
国として認めるな」という主張を受け入れながらも、台湾をひとつの社会として
経済協定を結ぶとしたものです。この態度を示した点で、私は小渕首相を評価します
が、これをよしとしない中国との軋轢は、将来生じるかもしれません。
いずれにせよ、いまは推移を見守りながら、中国側に柔軟な姿勢を要請するしかないと
思います。
>89
母親をひとまず置くと、まずはヤコブ・マルシャック教授です。
計量経済学の基礎を作ったコールズ・コミッションの創設メンバーで、
数理経済学と計量経済学に大きな業績を残した方です。日本経済、ひいては
世界経済に興味を覚えたのは、マルシャック先生の講義に魅せられたからです。
それに、森一郎先生も尊敬する一人です。高校時代の恩師で、一般には
「試験に出る英単語」の編者で有名でしょうか。
そして、なによりも個人的に大変尊敬していたのは、高校二年の秋に山で事故死した
同期性のY君です。今でも存命していれば間違い無く若き総理大臣になったであろうし、
世界をリードする政治家になったと思います。これが同期生の一致した評価でした。
思春期に刺激を与えてくれた存在は、なによりも貴重な財産だと思います。
その反対に、「許せない人は」との質問も頂きましたが、それぞれ取材や仕事を通した
やりとりで、摩擦はありましたが、今、印象に残っている人はおりません。
>90
申し訳ないのですが、今、私は部落問題について詳しく知りません。「解同」の言説というものも
聞いたことがありません。ただ、「部落」を起点とした差別問題は、深刻な問題で無関心を
きめこむわけにはいけないと感じています。いずれ機会をあらためてコメントしたいと思います。
93名無しさん:2000/02/02(水) 07:27
立花隆さんのお気に入りウェブサイト教えていただけますか?
あと2ちゃんねるで好きな「板」はどれですか?
94ともよ:2000/02/02(水) 18:28
Microoft InternetExplorer4.0/5.0に塔載されたMS-JVM(Microsoftの独自実装によるJavaVM)に重大なセキュリティホールが発見されたのは、すでに報じられている通りです。([JavaHouse-Brewers:30376]および日経Javaレビュー ZDNN INTERNET Watch)
特にIE4.0の場合、安全であるはずのJavaアプレットから、ハードディスク上の(ファイル名が既知である)任意のファイルが読み出せてしまうので、非常に重大な(これまでで最大の?)セキュリティホールであると言ってもいいと思います。
対処方法は、[JavaHouse-Brewers:30376]にあるように、MS-JVMをオフにし、Javaアプレットを実行できないようにする、あるいはSunにより実装されたJavaVM(Java Plug-in)をインストールすることです。

この件に関してMicrosoftは、「開発者にのみ知られているセキュリティホールは、パッチが用意できるまで一般のユーザには公開しない方がよい」([JavaHouse-Brewers:30440])と考えているようです。
実際には、公開しなくて良いということはありません。不特定多数が参加する公開のメーリングリストで議論されて公知になっている以上、悪意あるプログラマは、IEユーザのコンピュータからレジストリファイルやパスワードファイルを収集するJavaアプレットをいつでも作成できます。カウンタや広告バナーのための、Webページでよく見かけるJavaアプレットを偽装すれば、ユーザが不法行為に気付くことはおそらくないでしょう。
すぐに対処方法を公開し警告を発しなければいけないのですが、Microsoftは、自社製品の瑕疵を認めるよりは、暫しの間、顧客を危険に晒す方が良いと考えているようです。酷すぎると思います。IEのユーザは、Microsoftに強く抗議する資格があると思います。

Microsoftの、セキュリティへの甘すぎる姿勢に対する疑問は、(この件とは関係なく)ちょうどZDNNでまとめられていたりしますが(「Microsoftのセキュリティはいったいどうなっているのか」)、本当に、金も人材も唸るほど余っている会社なのに、いったいどうなっているんでしょう?

95MSK:2000/02/02(水) 20:30
87です。レスありがとうございました。

>昨年小渕首相は「台湾を国として認めないが、重要な一地域として経
>済活動を協力する」と表明しました。これが、現在の日本の立場です。
>この態度を示した点で、私は小渕首相を評価しますが、これをよしと
>しない中国との軋轢は、将来生じるかもしれません。

WTOの加盟交渉において、台湾は中国よりも一瞬遅く加盟することに
なっており、台湾の加盟自体は中国も認めていると理解しています。
そのため台湾は現在中国の加盟交渉が妥結されるのを待たされている状
況です。

WTOに加盟するということは、まとまった経済地域として国際的に認
められることを意味しており、「重要な経済地域としてその活動に協力
する」というのは中国も文句を言えないでしょう。従って、これに近い
小渕首相の言い方は比較的安全なものだろうと思います。恐らくその辺
を考慮して官僚が用意したものではないでしょうか。
もちろん、時期的な問題から中国を刺激した可能性はあります。

長くなりましたので分けます。以下、質問に続きます。
96MSK:2000/02/02(水) 20:32
話を変えて申し訳ないのですが、僕が立花さんに一番お聞きしたいのは、
教育に関することです。

1 第一高等学校について

  立花さんは東大法学部を批判していらっしゃいますが、旧制第一高
 等学校についてはどのように評価なさいますか?
97MSK:2000/02/02(水) 20:34
2 ネットでの高等教育の可能性について

  法学しかしらないのですが、米国の授業は、ケースメソッドを用い
 て教室において思考力を養い、体系的知識は主に試験前にアウトライ
 ンと呼ばれるあんちょこを用意することにより身につけます。
  つまり、教室−思考訓練、教室外−体系的知識の取得 となってい
 ます。
  これに対し、日本は、教室ではマス授業により体系的知識を身につ
 けます。では、どこで思考訓練をするのかというと、それは友人との
 やり取りを含めた自習によってなされるわけです。
  つまり、教室−体系的知識の習得、教室外−思考訓練 となってい
 ます。
  体系的知識の習得と思考訓練はどちらも欠かせないものであり、教
 室に正反対の役割を持たせているとはいえ、どちらも学生の自習を前
 提にしていることには変わりはありません。

  前置きが長くなりましたが、次で本題に入ります。
98MSK:2000/02/02(水) 20:36
2 (つづき)

  どちらの教育方法がインターネットでやりやすいかということです。

  米国の方法は教室における教授と学生のやりとりを前提としており、
 どうしても教授の負担が重くなります。もちろんそれだけの器量が要
 求されることでもあり、米国の質の高い教育をネット上で再現するの
 は容易ではありません。
  これに対し、日本の質の高い教育をネット上で再現するというのは
 僕には極めて容易なように思えます。教授役がHPに講義を載せ(放
 送大学のようなテレビでも可能ですが)、学生たちはメーリングリス
 トで討論するようにすれば実質的に同じものが提供できる。
  ここは「だからネットで再現できる日本の講義形式の授業なんて、
 もともとばかばかしいものなのだ」とネガティブに考えるのではなく
 て、むしろネットが日本の授業方式を普及させる追い風だと考えるこ
 ともできるのではないでしょうか。
  日本の教育システムはインターネットでの普及に適したものであり、
 むしろ従来欠点と言われていた点が幸いして、国の教育レベルをネッ
 トにより飛躍的に引き上げることができる。そんな風には考えられな
 いでしょうか?

以上、連続投稿失礼 m(_ _)m>立花さん&all
99文藝春秋98年3月号:2000/02/03(木) 12:43
古い話で申しわけありません。
言うまでもなくサカキバラ少年の事情調書が載った号です。
発売後間もなく書店から姿を消し、読み損なったと残念に思っていたのですが、
数日後、公立図書館で発見しました。
読めたのはうれしかったのですが、複雑な気分になりました。
そもそも、被疑者の人権保護のために、書店から回収されたはず。
図書館に置いてあるのはおかしいのではないかと思いました。
これでは特ダネを取られた出版業界どうしの嫉妬で回収しただけじゃないか、
と勘ぐりたくなります。
あの回収騒ぎはいったいなんだったんでしょうか?
このたび、新潟で少女監禁事件が起こり、似たようなことが
起こるのではないかと思い、質問させていただきました。

それから、ジャーナリズム全般についてかねてから思っていることがあります。
ジャーナリズムは立法、行政、司法に次ぐ第4の権力だと言われるのをよく耳にします。
公的な権力ではないのでなんとも言えませんが、上の問題も含めて
ジャーナリズムを批判するジャーナリズムが必要ではないかと思うのです。
普段、国会や行政機構に対して罵詈雑言に批判するのはいいにしても、
自分たちの批判は受け付けないで、特ダネを上のようにつぶしていたのでは、
やってることが政治家や役人と大して変わらないと思ってしまうのです。
立花さんの考えを聞かせてください。
100立花隆:2000/02/03(木) 13:51
>93
「USA TODAY」や「朝日新聞」などのニュースメディアサイト、
統計資料として中央省庁のサイト・大学のサイト、あと旅行会社や航空会社、
美術館などのサイトをブックマークにしています。
そして、この2チャンネルの他のコーナーを真面目に見たことはありません。
あるリンクから辿りつき、実験的に期限を決めて使用しています。
逆にお尋ねしたいのですが、「2チャンネル」はどれくらいのヒット数なんでしょうか。
このサイトはどれくらい有名なのでしょうか。

>95〜98
ご意見ありがとうございます。
そして、ご質問の「どちらの教育方法がインターネットでやりやすいか」ですが、
これを答える前に、教授会で知る日本の大学教師の実態を報告しておかなければなりません。
日米を比べた場合、文系に限っていえば、授業の実態はほぼご指摘の通りだと思います。
つまり大方の教授は、十年一日といえるノートを片手に、繰り返しそれを黒板に写している
だけ。生徒側との質疑応答もなし。「厳しい授業になると、生徒が集まらない」と教授側は
おっしゃるが、それは自分が楽な授業をしたいがための言い訳ではないのか。
もちろん、生徒側の授業態度に問題はあります。しかし、さきほどのような意見を出す教授は
ほとんどが、教授としての研究実績や成果を出していない人達なのです。
そして、面白いのは、これらは特に文系に限って見られる現象だと言うことです。
私学文系の場合、入試に数学を課していない(選択受験だが、90%は数学以外を選択する)
ため、微分積分を知らない学生が経済学部を専攻する。(私は、企業の採用担当の方は、
このことを十分認識して欲しいと主張しています)
以上のようなことから、「日本の教育システムはインターネットでの普及に適したもの」と
いう意見には、私は否定的な見解をとらざるを得ません。
インターネット教育をより効果的なものとするためにも、学部内の構造改革に着手せよという
のが私の主張です。
101>100:2000/02/03(木) 13:59
スレッド郡の一番下にカウンターがあります。
昨夏から約2300万のヒット数。
1000万超えが去年の12月。
2000万超えが今年に入ってまもなくだから、
指数関数的に増えています。
102名無しさん:2000/02/03(木) 20:56
立花先生へ

2ちゃんねるは匿名掲示板「あめぞう」の流れを組む掲示板で、
最近では一日45万ヒットと、個人が運営するサイトととしては最大規模だと思います。匿名掲示板の常として煽り、中傷も
多いですが、ハッとするような情報にも出会います。

管理人のひろゆき氏は最近、掲示板の質的向上をねらい、学問系板を積極的に立ち上げています。
レベルにばらつきはありますが、私が見ても哲学板、物理板、工学系板、情報系板などはかなりのレベルに達していると思います。
一方、ロビー、芸能など真面目に見るに値しない掲示板も結構多いですが。

できれば感想などお聞かせください。

ps 私は先生の「インターネット探検」に刺激されてネットを始めた口です。
こうしてお話できるとは信じられない気持ちです。
103MSK:2000/02/03(木) 21:22
95〜98です。レスありがとうございました。

結局、日本の大学の先生方は主軸が「教える人」ではなくて「学ぶ人」にある。その「学ぶ」方法も、横のものを縦にするという明治における使命をいまだにひきずっているから、学生からの刺激を受けて発想するという風にはならない。しかも、助教授から教授になると雑事で忙しくなっちゃうし、アシスタントとかのサポート体制も乏しい。「少しでも研究の時間が欲しい」というのが本音であり、だから楽な授業に流れてしまう。
おっしゃられるように根本的にシステムを考え直さないといけないように思います。

でもそれは時間がかかりそうで、僕としてはとても待っていられない。
そうすると、学びたい人が勝手に動くしかないだろうと思うわけです。お上は必要ない。幕末でいえば私塾ですね。

ネタは、書籍やHPなどいっぱいあります。要はネットを通じて学びたい人をつなげればいいわけです。この2ちゃんねるにも勉強の掲示板があり、ニフティやHPだってそういうところはある。しかも僕らは、幸か不幸か、受け身の情報をもとに自習するという学習方法に慣らされているのです。さらに言えば、日本人は口べただけど、書くのはそんなに下手じゃなかったりする。

僕は一高に憧れます。学生達の背伸びのしかた、先生との交流、寮生活における思考訓練。残念ながらいまや失われたものです。
でも、ネットを見ると、結構みんな背伸びをしている。幼児語書いている人もいるけど、興味を持って覗いているのに変わりはない。そして、何気ないレスが真剣勝負の思考訓練になったりする。当初は情報収集のためにネットをやっていた面がありますが、そんなレベルのものではないですね、もはやここは。

で、とりとめない文章で何が言いたいかというと、ネットの大先輩に向かって言うのも何ですが、「ようこそ! 立花さん」ってことです。
104立花隆:2000/02/04(金) 00:10
>99
@件の事件で,私はある出版社相手に論争をした経緯があります。ここでは、
繰り返し述べませんが改めてジャーナリズム権力による報道姿勢の難しさを感じました。
また、私の主張にやや強調的な表現を含んでいたため、多くの誤解や悪意ともいえる解釈を
され、公開討論の場の提供を要望したこともあります。
新潟の事件は、犯人が成人男性ということもあり、少年法の問題が焦点となった件の事件とは
やや性格が異なります。新潟の事件ではないですが、女子大生殺人事件においても、
ある週刊誌が、犯人に容疑がかかる前に、写真が掲載されました。
105おでん屋:2000/02/04(金) 00:36
突然すまねえ。
主に物理板で世話になっている中年のおでん屋というもんだが、
立花先生(どうも本物みてえだな)には、物理板の「ビッグバン理論1,2」の両スレッドを是非見ていただきてえな。かなり長いが。
http://www.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sci&key=939217336
http://www.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sci&key=942420296

場違いなところに間違って迷い込んだ(始めは他の板を覗くつもりだった)サルを相手に、若い物理屋のみんなが寄ってたかって教えてくれる。しかも無償で。
おかげで、長年の素朴な疑問が少しばかり解けた。光の速度を超える速度は無いとか、光速に近づくと長さが縮んだり、時間の進み方が遅くなったりしているように見えるってやつだ。なんでそうなるのか、みんなは分かるか? 俺には分かっちゃったんだな(多分)。
数式いじりもけっこう楽しいってことがわかった。
ビッグバンはまだまだ先だが、なーに、講師役は何人もいるみてえだ。隠れ生徒もかなりいるらしい。
講師の先生たちには、ひとこと礼を言って、せめて一杯おごりたいんだが、そういうのは野暮なのかもしれねえな。

柄にもなくインターネットなんかを始めてみて、恐る恐る掲示板書き込みなどをしてみたが、まさかこんなことで一つ利口になるとは思わなかった。大した時代になったもんだとつくづく思う。
106立花隆:2000/02/04(金) 07:32
Aご指摘のように、現在マスメディアの社会的影響力というのは驚くほど大きく、ともすれば
報道機関の一方的な言論による暴力によって、個人が被害者になる恐れはあります。
松本サリン事件報道の被害者の例を挙げるまでもなく、「報道機関の倫理」というのは
曖昧なものです。日本の報道機関は、「公正な報道」「開かれた議論」をことあるごとに
口にします。しかし、自らに対しては、この原則を適用していません。これほどの
ダブルスタンダードが許されてはならないと経験を通しても強く言えます。
提案された「ジャーナリズムを批判するジャーナリズム」も気持ちはわかるのですが、
これでは堂々巡りになり、うまく機能できない可能性があります。
言論の暴力をチェックする個々の良識に期待せざるを得ないのが現状です。
107立花隆:2000/02/04(金) 07:33
>101〜102
回答ありがとうございます。
組織が立ち上げたサイトが必ずしも信頼できるものとは限りません。
おっしゃるように、こうした個人の立ち上げたサイトが大組織に対抗しうる発信源に
なる可能性は大いにある思います。情報氾濫時代には、受信者のフィルタリング能力が
重要になってきます。発信者の能力を評価し、低次元の情報は入れないということです。
これをスクリーニングと呼びます。経済を例にとると、為替レートや株価について予測する
エコノミストの話は、信用しなくて構わないということです。一般に知られた情報を用いて、
将来の為替レートや株価について、他の人達よりも優れた予測をすることはできないからです。
(なぜ、できないかについては、別の機会に議論したいと思います)
哲学・物理・工学・情報板については、時間ができたときに見ておきます。
102さんは、フィルタリングを理解しているので大丈夫だと思います。
108102です:2000/02/05(土) 02:02
立花先生、ていねいなレスありがとうございます。

私がここの前身の「あめぞう」を知ったのは雑誌に取り上げられたからです。
管理人あめぞうさんの「大本営に頼らない情報発信」というキャッチフレーズにひかれたからです。
当時から内容はおちゃらけ半分、真面目半分でしたが、知る人ぞ知る有名掲示板で、他にはない自由な雰囲気が好きでした。
あめぞうさんが昨年秋に掲示板から撤退してから、こちらに移ったわけです。
ここは往時の「あめぞう」の雰囲気を残しながらも独自の発展を遂げつつあります。
多くの専門掲示板が、非常に濃いプロ同士の情報交換の場になっています。
門外漢だと半分も内容が理解できませんが、現場の生の雰囲気にふれらるので、色々参考になります。
(私も一応モノを書く商売してますので)
今後もいろいろアドバイスお願いします。


109ところで:2000/02/06(日) 04:03
立花さん。
パソコンはモバイルタイプですか。
そして、インターネットやるときは携帯電話からですか?
そうすれば自宅からでなくてもできますよね。
そのことにも関わるのですが、
近未来の日本人と情報機器、情報端末との関わり合いがどういうものになるか
考えを聞かせてくれたら幸いです。
110タラバガニ:2000/02/06(日) 09:12
1、現在の情報産業における一部企業および公的機関による既得権益への固執は、
日本全体の閉息感へ多大な影響を与えてはいないでしょうか。

1に関しては、まず、放送法による既得権益によって、
テレビによるマスメディアを形成させました。
その結果、企業論理によるコンテンツ優先に陥り、
ジャーナリズムを死滅させました。
自浄作用を無くした業界ですが、制限・保護されているために、
それを指摘するマスメディアはもう出て来ません。
個人として無力感を覚えます。
そして、現在のインターネットにおけるNTTの独占状態には1ユーザーとして不満ばかりがつのります。
地域差を無視できるはずのネットですが、
現在のようにインフラ使用料が高くてはその利点が活かされないばかりでなく、
新たな経済潮流を潰しているのではないかとさえ思うのです。
ネット先進世界一のアメリカでは、ケーブルネットの低料金サービスも極当たり前になっているというのに、
日本では自由競争でないために、安いサービス会社が発生できません。
また、新しいサービスはむしろ東京など都市圏でしか行われません。
それどころか、NTT関連会社のネット参入が日増しに増えていて、何か不公平感を覚えます。
これらは、既得権益を持つ企業や団体に所属できなければ意味がないという無力感を
日本全国に広めていると勝手に思ってます。
111タラバガニ2:2000/02/06(日) 09:14
2、現在における既得権益の不動は、田中角栄の失墜から急速に進んだのではないでしょうか。

2についてですが、田中角栄を一方的に支持してる訳ではないのですが、
既得権益の破壊という面や、
裏日本の立場に甘んじるしかない日本海側のインフラを整えようとした面は、
今となっては評価したいと思っています。
日本海側に住んでますと、隣の県に行くにもまず太平洋側に出ないと行けません。
人を住ませようという意欲がインフラに反映されていないのです。
あるのは原発ばかりです。
田中はロッキードで失墜したのを始め何やら陥れられた印象を拭えません。
その一翼を担った立花先生としてはどうお考えですか?
田中を批判されるならその後の政治も批判して頂きたいのですが、
その後はそうした批判を著書にする予定などはございませんか?

今、何となく日本に帰ってきて、
この国の未来の無さしか見えなくて嫌になっているところです。
どうか、私に希望を(;o;)
112ヨコヤリ御免:2000/02/06(日) 09:31
僕は20代前半の学生です。
あまり知らなくて恐縮ですが、
田中角栄氏は実はそんなに悪くはなかったのではないでしょうか。
今の政治家より何百倍もよかったのではないかと思うように
最近なりました。
僕はロッキードという田中角栄氏の暗黒面しか知らないのですが、
言論に力のある本物の政治家だったのでは、と思うようになってきてます。
僕も、立花さんが今、田中角栄氏をどう評価しているのか知りたいです。
113狂い凧:2000/02/06(日) 15:59
立花先生へ
スキーの日本ジャンプ陣が成績不振に苦しんでいるようです。
ルール改正でスキー板が短くなったかららしいです。

昔の水泳で鈴木大地が金メダル取ってから、何メートルか以上の潜水泳法が禁止になったのを思い出します。
今回のルール改正も、何か不平等というか、不満を感じます。
これは私が日本人で、今まで活躍してた日本人選手が上位に入ることが出来なくなったから
そう感じるだけかもしれませんが・・・。

一体どうすれば本当に平等にスポーツで勝負できると、思いますか?
114立花隆:2000/02/06(日) 22:46
>109
デスク型とノート型、2種類ありますが、主にデスク型を使用しています。
わが国の通信インフラはアメリカのそれと比べると脆弱な設備です。
光ファイバー等の高速通信設備が完成してはじめて、インターネットの威力を
発揮します。テレビなどの家電製品にOSが装備されるのも結構ですし、
インターネットによるビジネスが増えるのも結構ですが、なによりもまずはインフラ投資
だと思います。
>110〜112
エスタブリッシュメントによる既得権益の固執は、以前から問題視されていました。
メディアでは、記者クラブと呼ばれるのがそれにあたり、電話線に関しては、
NTTがそれにあたるでしょう。問題解決が遅々として進まない限り、欧米は言うに
およばず、マルチメディアスーパーリコーダーや英語を第2言語に決めたマレーシア、
シンガポールといったアジア諸国に遅れを取る可能性はあります。

それと、田中角栄氏について触れられておりますが、確かに氏は、その後の政治家が
官僚の走狗に成り下がっている状況と比較すると、リーダーシップをはっていたと
記憶しています。しかし、糾弾すべきは、それ以上の裏権力の中枢のありかでした。
時代背景もあり、今ほど、行政についてガラス張りではない。その中で、不透明の
金が国家を動かす状況は危険だと感じ、調査したのです。
評価すべき一面があるという意見が今でも届きます。しかし、時代背景を踏まえた偏り無き
評価をしてもらいたいというのが、率直な意見です。
115立花隆:2000/02/06(日) 22:47
>113
あまり詳しくないのですが、ルールが改正されたのですか。
それなりの理由で改正されたのでしょうから、一概に不公平だとは思いませんが。
不公平、不平等というのは、ある特定の選手だけ、別ルールだというときに
使う言葉ではないでしょうか。
柔道やマラソンだけでなく、海外でも通用する選手がたくさん出てきて欲しいと
心から願っています。
116タラバガニ:2000/02/07(月) 00:27
稚拙な質問に丁寧なお答えを頂き恐縮しております。
どうもありがとうございました。
個人的にはもう少し日本の社会が流動的になれば良いのに、と思ってます。
公務員も会社員も中途採用でいろいろな種類の人間が関わる方が良いのではないかと思うのですが、
そこで既得権益の問題が・・・・。
ともかくどうにかしたい、ということで田中角栄を引っ張り出してしまいました。
失礼いたしました。
117狂い凧:2000/02/07(月) 01:12
>115
レスありがとうございます。
スキー板の長さに関するルール改正ですが、
97‐98シーズンまでは、板の長さの上限は「選手の身長+80cm」でした。
98‐99シーズンから「身長×1.46」になり、
これは身長の高い欧州選手に有利で、日本選手には不利とされ、
146%の数値そのものに明確な根拠がない、と日本は主張しているそうです。

FISワールドカップスキー ジャンプ個人選の、日本人選手の戦績
97‐98シーズン 29戦中13回優勝
98‐99シーズン 31戦中11回優勝
99‐00シーズン 17戦中0回
スポーツニュースでも、日本人選手の苦戦が伝えられてます。
一定ルールの元に試合が行われている、という理由で不公平でないとは言えないと思います。ルール自体に問題がある筈です(日本人選手にとって)。
日本人選手の成績不振がルール改正のせいとは一概にはいえないとも思います。体調が悪いとか、日本人選手が飛ぶ時だけ追い風になるとか、年齢的な限界を迎えている選手がいる割に若い選手に有望な人材がいないとか、まあいろいろな理由が絡んでいまに至っているのでしょう。
しかしこのルール改正が日本人選手の不信に関係がある、一枚噛んでるといえると私は思います。
それは日本人選手は欧州選手に比べ、身長が低いからです(大雑把な言い方ですが)。
このルール改正によって、ジャンプというスポーツが
「身長の高い選手に有利なスポーツである」という性質のスポーツに、
変質してしまったといえると思います。一番の問題はここだと思います。

ジャンプは、舞の海が曙を倒したように「柔よく豪を制す」とは、いかないスポーツであると思うのです。
118狂い凧:2000/02/07(月) 01:27
117の誤字「不信→不振」「柔よく豪を制す→剛を制す」
117のつけたし
「一番の問題はここ」というところに付け加えると、
まるで気ままな神様のように、ポンポンとルールを変えることで、
それまで人生をかけてその競技に打ち込んできた選手が突然、今までのように活躍できなくなってしまうのでは、どうにもならないと思います。
そのスポーツの選手を応援している人やそのスポーツのファンの人々の熱烈な思いはどうなるのでしょうか。
まるでそれまでのことが無価値であるかのように思えてしまうかも知れないのではないでしょうか。

スポーツの質を変えてしまうルール改正には大いに問題ありです。

なんか、論旨が変わってしまいましたね。不公平云々でなくなってしまった…。
誤字や繰り返しばっかりの拙文、読んでくれて、ありがとうございます。
119ディルバート:2000/02/07(月) 06:12
立花先生、おはようございます。
先生の専門外かとは思いますが、御意見を聞けたらと思います。
私はサラリーマンになってから、マーケティング理論やら経営学関連の
本を読むようになりました。
しかしながら、読んでも読んでも「眉唾」という気がして仕様が
ありません。
これらは学問と呼べるのでしょうか?それともやはり、事件があった後に
「ほら!ほら!やっぱり当たった!」というような似非予言書でしか
ないのでしょうか?
120じょん・どぅ:2000/02/07(月) 10:35
ナチスは民主的な手段によって選ばれたとききます。
納得がいかなかったのですが、
今の日本を見ていると変に納得してしまいます。
「ナチスよりはテロがマシ」
どっかで聞いた言葉が引力を持ち始めます。
 公約が守られるのならば、選挙も意味があると思いますが
現段階において有効性がわかりません。
 自由・民主・自由民主党と野党・与党に別れているが、
結局同じ穴の狢、血縁でつながれた親類同士です。
反自民が優勢になろうが自民が優性であろうが
どっちにしても自分たちが生き残ることが目的。
そんな風にしか見えません。
 民主党なんて自自公を批判しているくせに地方議会では相乗りです。
そのくせマスコミは民主党を反自民の旗手のように持ち上げています。
どうか、選挙制度に意義があることを納得させてください。
また、テロリズムを道徳なんて使わずに否定してください。
121てるくはのる事件:2000/02/08(火) 02:18
残念な結末に終わりました。
警察の対応の悪さなどいろんなことが言えると思いますが、
てるくはのる青年に話を絞りたいと思います。
彼は中学校までは優等生だったみたいですが、高校で挫折、
現在まで、有名国立大志望で浪人中だったようです。
彼は高校のとき、友人に「人生は何のため?」みたいな深刻な悩みを
打ち明けたりしていたそうです。
彼の犯罪は許されることではありませんが、青年がごく自然に抱く
人生の意義みたいな問いになぜ周囲の大人は応えられなかったのかと思います。
それさえ、クリアされればこんな事件は起きなかったのでは、と思います。

最近、高学歴・高偏差値の青年の異常な犯罪が続いています。
ただ単にエリートコースから外れた人間の腹いせというようなものではなく
もっと深い原因があるように思います。
私個人としては、今後こういう事件は続出するように思います。
いったいなぜこんな理不尽なことが起きるのか、そして再発防止のために
どうすればよいのか、何か考えがありましたらお願いします。
122立花隆:2000/02/08(火) 03:26
>117〜118
詳しい説明ありがとうございました。
確かにルールが簡単に変更になれば、調整する選手も大変だと思います。
もしかすると、ジャンプ競技は、ルール確立に向けての過渡期ではないでしょうか。
>119
 >マーケティング理論やら経営学関連の
 >本を読むようになりました。
 >しかしながら、読んでも読んでも「眉唾」という気がして仕様が
 >ありません。 これらは学問と呼べるのでしょうか?
具体的に何を指しているのかわかりません。
株価や為替レートを含めた予言的な経済書であると、おっしゃるような評価で結構だと
思います。しかし、大学で学ぶ「経済学」というのは、そのようなものではありません。
現代のように変化が激しい社会では、つねに新しい知識を吸収する必要があります。
そこで、「それなら、大学に行かずに現場で学べばよいではないか」との意見も聞かれます。
しかし、私はそうは考えません。フローとしての個別情報はいつでも学べるけれども、
それを評価するストックとしての知識の体系は、ひとつの学問体系を系統的に学ぶことに
よってしか身につかないからです。経済問題についていえば、経済学の基礎的な考え方が
これに該当します。日本で、「エコノミスト」として知られている人のなかには、
基礎的な経済学の訓練を受けていない人がかなり多い。彼らは、個々の事実については
驚くほどよく知っているにもかかわらず、理論をもっていない。したがって、それらの事実
をどう評価するかを知らず、基本的な事柄について判断を誤るのです。
ですから、ディルバートさんはそうした予言書なるものに惑わされないようにして下さい。
123立花隆:2000/02/08(火) 04:01
>120
申し訳ありませんが、文章にやや誇張的な表現が目立ち、質問が不明瞭です。
ただ、ご指摘のように選挙制度に問題が多いことは事実です。
選挙率を高めるための提案が、なかなか可決されないところをみると
作為的なものを感じます。これでは「組織票をもった政党が勝つ選挙」や「政策をもたずとも
知名度やイメージに頼った選挙」から脱却できない。
選挙制度は、民主国家を運営していく上での基盤である。しかし、現状を見ていると
円滑に機能していないというのが、率直な意見です。
124名無しさん:2000/02/08(火) 22:12
と、ところで本当に立花さんなんですか?
いまだに信じられません。
125ディルバート:2000/02/09(水) 01:00
立花先生、こんばんは。
言葉足らずな質問に、親切にお答え頂きありがとうございます。
舞い上がって書き込んだもので、我ながら読み返すと恥ずかしいです。

さて、少し前の先生のレスに、
>経済を例にとると、為替レートや株価について予測する
>エコノミストの話は、信用しなくて構わないということです。
>一般に知られた情報を用いて、 将来の為替レートや株価について、
>他の人達よりも優れた予測をすることはできないからです。
という記述がありましたが、例について宜しければもう少し詳しく説明
して頂けないでしょうか?
(エコノミスト達が)入手している情報が他と全く一緒であれば、
不確定要素が多い将来についての予測的中率はサイコロ振ってるのと
変わらないということでしょうか?(極論ですが。)
一知半解な馬鹿に教えていただければ幸いです。
それでは失礼します。

>124
そんな事はどうでも良いと思うがどうでしょう。名前の真偽よりも
内容が大事です。気持ちはわかりますが。
126>122の偽立花:2000/02/09(水) 01:34
フローとしての個別情報はいつでも学べるけれども、
それを評価するストックとしての知識の体系は、ひとつの学問体系を系統的に学ぶことに
よってしか身につかないからです。経済問題についていえば、経済学の基礎的な考え方が
これに該当します。日本で、「エコノミスト」として知られている人のなかには、
基礎的な経済学の訓練を受けていない人がかなり多い。彼らは、個々の事実については
驚くほどよく知っているにもかかわらず、理論をもっていない。したがって、それらの事実
をどう評価するかを知らず、基本的な事柄について判断を誤るのです。

野口悠紀雄「超勉強法」P254からのパクリ
著名人の名前を騙った罪と著作権法違反の罪で通報しとくわ。
127>126:2000/02/09(水) 01:50
最後の一行で台無しだな・・・
128>127:2000/02/09(水) 01:55
同感。
これは黙殺だな。
129名無しさん:2000/02/09(水) 04:42
残念 偽物でしたか。
130立花隆:2000/02/09(水) 05:51
>121
事件の結末に対しては、非常に深刻に受け止めております。
また、被疑者は受験を控えた浪人生だったと報道しています。
「受験戦争」という言葉が示すように、それに失敗した未成年期の青年の感情は、
他人に計る術がありません。特に進学校と呼ばれる学校関係者には、大学受験だけに価値を
置いた偏った教育を是正してほしいと願っています。
それと、これは私の考えなのですが、幅広い経験や好奇心に欠ける学生諸君がこうした
偏った価値観に陥りやすい傾向があるのではないでしょうか。
131立花隆:2000/02/09(水) 05:52
>125
@大方、ディルバートさんのおっしゃる通りなのですが、いい機会なので、少し掘り下げて
説明します。たとえば、経済学を利用して将来の株価が予想できれば、株式市場で莫大な
利益を得られることになります。もちろん、現実の経済は、政治変動などの経済学の範囲外の
要因にも影響をうけるため正確な予測は困難です。ただ、少なくとも一般の人々よりは
良好な投資結果を実現できると考えられても不思議ではありません。
しかし、そうではないのです。経済学をいかに深く学んでも、それによって「市場を出し抜く」
ことは不可能なのです。なぜか?
その理由は、現実の市場価格が、予測しうるすべての条件を反映してしまうことにあります。
たとえばある会社のAという製品が開発されたとします。一年後にAが商品化され、会社の収益が
増加するので、株価も上昇することが予測されます。ところが、こうした予測が成立するなら、
人々は一年後を待たずにその株を購入するはずです。つまり、現在の株価は、将来の株価を
「織り込んでしまう」のです。
132立花隆:2000/02/09(水) 05:53
Aところで、一般の投資家は、経済学に必ずしも精通しているわけではないので、一年後の株価を
評価するには、かなり高度な経済分析が必要だから経済学の知識を活用する余地があるのでは
ないかと思われるかもしれません。しかし、株式市場に関する限りそうした可能性は存在しないこと
が実証的に確かめられています。つまり、個々の投資家は、将来の株価を過大評価したり、
過小評価したりしているが、平均してみれば、経済学の知識を用いた場合と同じ予測が形成されているのです。
こうした性質をもつ市場を「効率的市場」と呼びます。エコノミストの予想が意味を持つ唯一の
ケースは、未公開の、したがって現実のレートに反映されていない情報を予測者が有している場合のみなのです。
しかし、仮に予測者がそうした情報をもっているとしたら、公表するはずがありません。
結論を申し上げれば、「経済学を学ぶことによって経済現象を的確に見通せる」ということの
意味は、「市場を出し抜くことの不可能性」を認識することにほかならないと思います。
以上のことから、この原則に反する予測を公言するエコノミストは信用しないほうがいい、と
忠告しました。
133若頭:2000/02/09(水) 21:03
>立花さん
>「戦争責任の所在を明確にすることは、重要である」
>「補償問題を切り札にとった悪意あるプロパガンダを見抜く能力を怠るな」

戦争責任の問題に、若者が接する際の注意事項として、立花さんは上記の二つの
ことを言われた。
戦争の「責任」とは何なのか? 「明確」にするとはどういうことを指すのか?
若者がこれらのことを考える契機になるという意味で、立花さんのご指摘は共感
いたします。第二のご指摘もたいへん重要なことやと思います。
ただ、「プロパガンダを見抜く能力」を持っていると自負する「左」「右」両陣営の
夥しい数の言説が、いま、戦争責任問題という「言語空間」に及ぼしている影響の
ことを考えると、ワシは「それだけでは何かが足りない」という感じを正直持ちま
す。現在の戦争責任にまつわる多くの言説は、結局のところ、互いに「君のその主
張は良くない動機でなされている」と言い張っとるんですね。
例えば、ある一人の若者が戦争責任問題に対して、「疑問」や「不当性」を感じた
としても、その率直な感情は「プロパガンダを見抜く能力を持った」専門家によっ
て相対化されます。相対化されることは若者にとってはなくてはならない重要な経
験です。しかし、「プロパガンダを見抜く能力を持った」専門家たちの長い間の、
本当に長い間の、夥しい数の言説の反復に継ぐ反復は、上に書いたように結局は
「君のその主張は良くない動機でなされている」ということに行き着いているのが
現状です。その結果、問題の本質、つまり学的な史実検証やそこからの学習、また
将来の安全保障などについて真面目に取り組もうという姿勢を、若者たちが維持し
にくい状況になってしまっているのではないか、というのがワシの危惧です。
これは戦争責任問題に限らず、差別の問題、天皇制の問題、そして上で少し触れ
られていましたが「記者クラブ」の問題などについても言えると思うのです。
つまり、百万言費やされても結局はその問題の中心には手を触れられず、何も変
わらないといった状況のことです。
134若頭:2000/02/09(水) 21:03
ワシはそのことをうまく言えないのですが、「問題の囲い込み」と言いたい気が
します。あらゆる知的相対化の作業が反復されることで、熱心に問題に取り組ん
でいるような印象があるにもかかわらず、結局のところ、問題の核心部分を書き
換えるようなことには決してならない。
専門家たちの熱のこもった議論は、実は問題の周辺を「囲い込む」ことによって、
我々一般の若者や、普通に生活をしている人たちの異議申立てを巧妙に阻む役割
を、図らずも果たしているように思うのです。
実際、「気のきいた」若者は、戦争責任問題なぞに対しては高みの見物を決め込ん
でいるのが現状です。大人でもそうでしょう。彼等は戦争責任問題に関わっても
「くたびれる」だけだということをわかっている。厳重に囲い込まれた問題の本
質に辿りつくことは容易ではないということを、無意識のうちに現在のメディア
から受け取っているのではないでしょうか?
さて、戦争責任問題については既に百家争鳴の感がある現在、若者に対して、
「プロパガンダを見抜く能力を怠るな」というのは、勿論言わなければならない
ことではあっても、それが「君のその主張は良くない動機でなされている」とい
う現在の「物言えば唇寒し」的言語空間と、果たして何処が違うのでしょう。
「それだけでは何かが足りない」と思うのは私の思い違いでしょうか?
戦争責任問題をそのような蛸壺的イメージとしてしまったのは、熱心に議論を重
ねることが商売の専門家たちですが、その中では「左」にも「右」にも牽引され
ることなく「愚直に」史実検証を進める〈秦郁彦〉と、『敗戦後論』を書いて総バ
ッシングを受けた〈加藤典洋〉に、ワシは少しの可能性をみています。
立花さんは例えば〈秦郁彦〉に対してどのような評価をされているでしょう。
立花さんがそれを明確になさるだけでも、「戦争責任問題の閉塞感」を破ること
の一助になると思います。
135シンプルにしてはどうでしょうか?:2000/02/09(水) 21:48
>133,134
横から割り込むような形で申し訳ございません。
若頭さんの高度な論旨を私なりに下記のとおり解釈しました。
133,134がわかりにくい人は参考にしてください。

現在の戦争責任問題に関しての議論は物足りない。
「右」「左」がお互いに主観的に意見を述べているだけ。
客観的に過去の事実を追求しようという秦郁彦や加藤典洋が良いのではないだろうか。
立花さんは、秦郁彦などについてどのようにお考えですか?

・・・以上、簡単にまとめるとこんなとこですか?
もし、若頭さんの論旨と違ってたらごめんなさい。
136>134 「問題の囲い込み」?:2000/02/09(水) 22:42
>134
135を真似して、134「問題の囲い込み」の解説してみます。

これは、「手段の目的化」のことではないでしょうか?
手段にこだわりすぎると、目的を見失って手段が目的になってしまう。
例えば、「戦争責任問題」において、

目的=「戦争責任に関して、過去の事実を明らかにすること」
手段=「議論」

のはずです。
しかし、細かい議論にこだわり過ぎて、事実を明らかにするという目的を忘れてる。
議論することは、目的達成のための手段でしかないが、
いつのまにか、議論することが目的になってしまっている。
議論は手段にすぎず、大事なのは過去の事実を明らかにすること。

以上のように、手段(=議論)が目的になってしまう。

手段にこだわり過ぎて、問題が矮小化する。
そして、専門家(オタク)の言葉遊びになる。
手段は目的になり、問題は解決されないまま。
137若頭:2000/02/10(木) 00:05
>135
長文になってしまったのは申し訳無い。
ワシとしてはシンプルに書き得ないことを、何とかわかりやすく言語化しよう
と努力したつもりです。いたずらに長文にしたわけでは決して無い。
しかし135を見る限り、論旨が伝わっていないようなので、ワシの文章に
欠陥があるのかもしれない。
ワシが133・134で一番いいたかったことは、「問題の囲い込み」というキーワ
ードで表したつもりやった。それは、あんたが言う
>現在の戦争責任問題に関しての議論は物足りない。
>「右」「左」がお互いに主観的に意見を述べているだけ。客観的に過去の事実
>を追求
云々。。。。ということとはちょっと違うことや。

>136
だいたいそんなようなことやけど、少し説明させて。
「囲い込み」という概念は、もともと差別問題に対してある評論家が示したユニ
ークな考えなんや。例えば差別問題に関わる運動家たちの絶対正義主義の胡散臭
さや、彼等が差別問題に無関心の人々を罪悪感脅迫でもって煽りたてるようなや
り方を見ると、ごく普通の人たちはそこに寄り付かなくなって、どんどん囲い込
まれていく。差別問題自体が暗暗裏にタブーになってしまうんや。めんどくさい
から抗議がきたら言うとおりにしとくけど、差別問題そのものについて触れるこ
とはやめとく。そういうことが続くと、問題は解決されないままタブー化し、タ
テマエでは「差別はいけない」と言っても、心の裏では差別感情が高まっていっ
たりするわけや。
ワシはそれを戦争責任問題に当てはめてみたんや。
上手くいっているかどうかは、立花さんのレスが来るまで待ってくれ。
138じょん・どぅ:2000/02/10(木) 03:36
人間が戦争をなくすことができるのなら
最初からしないと思う。
139立花隆:2000/02/10(木) 04:56
>133〜137
ご意見ありがとうございます。
私の以前の回答は、「戦争責任問題に関して若者はどう接すべきか」という質問に
対したものでした。また、私は現在も、思想において右派でも左派でもありません。
そして若頭さんの意見を読んで、非常に感銘を受けたと同時に、議論の難しさを痛感します。

>「左」にも「右」にも牽引され ることなく「愚直に」史実検証を進める〈秦郁彦〉と、
>『敗戦後論』を書いて総バ ッシングを受けた〈加藤典洋〉
これについて、若頭さんの挙げた二人を存じ上げませんでした。
しかし説明を読む限り、二人は私が挙げた「悪意あるプロパガンタを流す」立場にいないと
判断できます。 この点で、読むべき内容が書かれているのではないかと期待がもてます。

>専門家たちの熱のこもった議論は、実は問題の周辺を「囲い込む」ことによって、
>我々一般の若者や、普通に生活をしている人たちの異議申立てを巧妙に阻む役割
>を、図らずも果たしているように思うのです。
>実際、「気のきいた」若者は、戦争責任問題なぞに対しては高みの見物を決め込ん
>でいるのが現状です。大人でもそうでしょう。彼等は戦争責任問題に関わっても
>「くたびれる」だけだということをわかっている。厳重に囲い込まれた問題の本
>質に辿りつくことは容易ではないということを、無意識のうちに現在のメディア
>から受け取っているのではないでしょうか?
それから、以上のことに私は、異論ありません。若者が、「問題の本質に容易に辿り着けない」
と知ることは、意義のあることだと思います。

140思ったこと:2000/02/10(木) 07:39
論理を突き詰めても倫理は生まれない。
そのことを悟るために論理を突き詰めるなら
倫理の追求にとっても論理は有益となる。

人間って因果なもんだね。
あっさりと「隣人愛」みたいなものは生まれないんだね。
141匿名:2000/02/10(木) 12:47
立花先生はじめ、皆さんの書き込み非常に勉強になり
興味深く読んでおります。

私も先生に質問をさせて戴きます。
失礼ですが、先生の書き込まれる時間帯から、仕事柄
普通のサラリーマンとは生活のリズム、起きている時間帯が
少し異なるように見受けられます。

徹夜の後、取材などで普通の時間帯まで
起きていなければならない時や、夜型から昼型に起きてる時間帯を
一日で切り替えなければならない時などがあると思われ、
そういう時に眠気を堪える策、睡眠時間の切り替えのコツ
など先生にあるのでしょうか?

私は前職が交代制の仕事だった為、睡眠のリズムが狂ってしまい
再就職先でも難儀しております。医者にも通っていたのですが
完治には至らず、夜勤時の仮眠明け時間に起きる癖が治りません。

もしよろしければコツなど教えてください。
142それより、:2000/02/10(木) 18:19
いつまで本物扱いしてあげてるんですか?
143野次馬:2000/02/10(木) 21:14
落合信彦とビッグ対談してよ
144名無しさん:2000/02/10(木) 23:16
偽者でも面白い内容だからこのままなりきってもらうのだ。
続けてね。
145いや、:2000/02/11(金) 00:02
ニセモノだとこのスレッドおもしろくないかも。
146名無しさん:2000/02/11(金) 00:27
偽者に決まってんだろ、
でも本物か偽者か、なんてどうでも良いんだよ、
このスレッドの価値は変わらないよ
147狂い凧:2000/02/11(金) 03:50
立花先生へ

ひょっとしてこの場で
「将来的に情報を得る手段が双方向通信に絞られると予想して(マスコミがつぶれて)、
いかに情報のやりとりをするか・いかにして情報を得るか等を
模索して、その雛型をここにつくろう!」
とか、考えていませんか?

148週刊文春で:2000/02/11(金) 11:23
オウム事件たけなわな頃に連載していた、公安の闇がどうとかいう記事ですが、
結局、尻切れとんぼで終わってしまいました。
あれはいったいどう言う事だったのでしょうか。教えて下さい。
149それよりもなによりも:2000/02/11(金) 17:48
ホームページ生き返らせて下さい
どうして放って置くのですか?
150立花隆:2000/02/11(金) 17:59
>141
参考になるかどうかわかりませんが、私は食事の摂取時間、方法で、コントロールして
います。たとえば、就寝時間が朝の5時であって、次に7時起床の朝型の生活リズムに
切り換える場合、そのまま、パンとコーヒーといった通常の一回目の食事メニュを
摂ります。そして、しばらくはアルコールも控えます。
また、私は集中力が高まってくると、眠気はほとんど気になりません。
あと、遮光対策や防音対策のために、アイマスクや耳栓を使用してはいかがでしょうか。
転職されてどれくらいの期間であるか不明のため、断言はできませんが、
しばらくすると、規則正しい生活はできると思います。

>147
100や107でも触れたように、今後、情報の入手方法というのは、自分で取捨選択して必要が
高まってくると思います。また、私自身は時限的活用しています。
151BM担当〜その1:2000/02/12(土) 01:22
立花さん、はじめまして。
ここ20年ほど、立花さんの著作に魅せられている者の一人です。
こういう形でお話できる機会が持てること、光栄の一言に尽きます。

それでは、質問させていただきます。
昨年来、経済誌・経済新聞等で「ビジネスモデル特許」について多くの記事を見かけ
るようになりました。今まさにブームの真っ只中といった感があります。
ビジネスモデル特許とは、広義に解釈すれば、「商売の方法方そのものに与えられる
特許」ということになります。特に米国において、その動きが顕著かつ大胆に見られ
ます。日本の特許庁も「右にならえ」的にビジネスモデルに対する特許容認の方向性
を示し始め、米国ほどではないにしても従来の特許審査基準を実質的に規制緩和的し
て運用しつつあります。
ビジネスモデル特許の新規性・進歩性といった発明性、権利範囲の解釈等、特許発明
として実際の権利行使にまつわる容易な解決は困難であろう実務的問題もさることな
がら、私は何か漠然とした日本の将来に対する不安を感じます。
152BM担当〜その2:2000/02/12(土) 01:38
(続き)

そもそもビジネスモデル特許容認の流れは、米国におけるプロパテント政策にインタ
ーネット関連技術の驚異的発達が融合したことが背景にありますが、圧倒的なインタ
ーネット先進国である米国が、がむしゃらにビジネスデル特許プロパガンダを世界的
に押し進めようとしている真の理由は何なのでしょうか?米国のその優れたインター
ネット技術そのものに新規なビジネスモデルを付加し、インターネットを基盤とした
IT革命時代の根幹技術を独占しようとしているのでしょうか。特許法はそもそも属
地主義的性格を帯びているのですが、インターネットには国境といった概念はなく、
特許法の及ぶ範囲が「属地」的に適用されるとは限りません。米国での特許が、結果
的に、世界的に権利行使されないとは現状では言いきることはできません。結局、米
国でのビジネスモデル特許が「はったり」的に世界各国ににらみをきかすことで世界
市場を独占することができるように思えてなりません。かつ米国のビジネスモデル特
許に対する緩和は他国より少なくとも2年は先行していると思われ、米国企業が先行
者利益を享受することは明白です。
米国の「国策」としてのビジネスモデル特許の位置付け、その本当の狙いについて、
そして日本はどのような対抗措置を取ったら良いのか、来るべきインターネット社会
・IT革命時代に立脚しての立花さんのご意見を是非お聞かせください。
153102:2000/02/12(土) 02:35
ここ数日、石原都知事の銀行に対する外形標準課税がマスコミ、ネットをにぎわせています。
CHでは石原氏にエールを贈る意見が多いですが、先生はどうお考えでしょうか。

銀行憎しといった、感情論による意見も見受けられますが、大衆にそのような感情を醸成したのは銀行の責任であると思います。
テレビのニュース番組で都知事と筑紫さんがこの件で対談していましたが、筑紫さんはやや冷ややかな見方でした。
私も銀行の身勝手な行動で被害をこうむっているので、知事の気持ちはよく分かるのですが、ちょっと場当たり的かなとも思います。
銀行に社会的責任を果たさせるには、他に方法がないのかも知れませんが。
154大学1年生:2000/02/12(土) 15:24
age
155立花隆:2000/02/12(土) 18:15
>151〜152
非常に重要な質問をいただきました。最近の株式市場を例にとっても、情報ハイテク関連の
銘柄は、急騰しています。これは、必ずしもIT関連企業がすべて高収益を得ていることを
示しているのではありません。米国の株価急騰が、「バブルだ」と指摘されるのは、このため
です。つまり、将来の期待に対する評価なのです。もちろん、株価にはこういった側面が
あるため、一概に非難されるものではありません。
そして、ネット・ビジネスで、日本で成長しつつあるものは、基本的には米国産であり、米国で
成功を収めたものの模倣です。これが、「ビジネスモデル特許」というような広範囲の権利を
認めてしまうことになると、日本経済の発展を阻害する可能性がでてきます。
インターネットにおける知的財産権を認めてしまうのか、社会共通財産にすべきか。
両者のバランスをどのうようにとるかは、難しい問題であります。

私の考えは、それぞれの事実に即して、「ビジネスモデル特許」は認める方向に肯定的です。
なぜなら、日本人の一人一人の個人のレベルでは、創造力において決して欧米人に劣るとは
思えないからです。それでは、なぜ「日本経済の発展を阻害する可能性」を示唆したか。
それは、日本の組織の実態です。組織内で新しいことを始めようとすると、「それは欧米では
どうなっているか?」という問いが返ってきます。つまり、欧米で成功していれば着手するが、
日本独自のものであればほとんど却下されてしまうからです。大企業の中では、そのような
傾向が強く、こうした経緯で新しいアイディアが捨てられてしまうことは少なくなかった。

だから、そうした能力を組織的に活用してゆくために、外部からの圧力で組織原理を変えて
しまうことは、決してマイナスにはならないのです。IT時代に日本が世界の主要国として
とどまれるか否かは、このような組織原理を変えられるかどうかにかかっていると思います。
156立花隆:2000/02/12(土) 18:18
(続き)
つまり、欧米で成功していれば着手するが、
日本独自のものであればほとんど却下されてしまうからです。大企業の中では、そのような
傾向が強く、こうした経緯で新しいアイディアが捨てられてしまうことは少なくなかった。
だから、そうした能力を組織的に活用してゆくために、外部からの圧力で組織原理を変えて
しまうことは、決してマイナスにはならないのです。IT時代に日本が世界の主要国として
とどまれるか否かは、このような組織原理を変えられるかどうかにかかっていると思います。

157MSK:2000/02/12(土) 21:34
ビジネスモデル特許について横レスさせて下さい。

特許あるいは知的財産権は、基本的に、過小な保護であれば模倣者としてのフリーライダーを許し、過大な保護であれば法的保護の上にあぐらを欠く独占者・寡占者を生み出すことになります。仮にフリーライダーを市場の失敗と捉えて言い換えれば、市場の失敗から自由競争の阻害へとなっていくわけで、その切り替わり地点に均衡点があるわけです。
この均衡点は保護範囲や保護期間によって調節ができるのですが、現実にはこの調節はうまく機能していません。というのは、先進国が比較的優位を保つシステムとして知的財産権を活用しようとしているからです。米国のビジネス特許というのは、その象徴と言えると思います。
発展途上国の主導により国際機関で規制がなされない限り、こういった endowment の先進国による取り込み競争はますます激しくなって行くでしょうけど、これは僕にはとても健全な姿とは思えません。
158MSK:2000/02/12(土) 21:37
誤字でした。失礼。

「あぐらを欠く」 → 「あぐらをかく」
159test:2000/02/13(日) 22:58
test
160test:2000/02/14(月) 20:25
test
161復活:2000/02/14(月) 20:27
立花先生、戻ってきてください。
162BM担当:2000/02/14(月) 23:21
立花さん、ご回答ありがとうございました。
なるほど、ビジネスモデル特許をきっかけとして、独創的なアイデアを無視せずに、むしろ積極的に見出して育むことができるように従来の企業組織の意識を変化させていくことが肝要ですね。少しづつではありますがそうした動きを見出すことができます。ここ数ヶ月で参加したいくつかのビジネスモデル特許関連ののセミナーでは、「アメリカはビジネス特許に積極的だ。日本も乗り遅れないよう追随しなければならない」といった(少々単純ではありますが)危機感・焦燥感をあおる意見が大勢を占めています。同時に、結果的に「これまでの特許戦略を組織横断的に全面的に考え直す必要がある」という共通の認識が徐々に形成されつつあることは確かのようです。発展的に、独創性を生かす組織への変革に結びついていくことを望みます。私自身もそのような働きかけを積極的にしていきたいと考えています。
163ひろゆき:2000/02/15(火) 03:35
大企業の組織原理が新しいアイデアをつぶしてしまうわけですね。
そうすると、日本を引っ張っていくのはベンチャーのような、
柔軟な中小企業であり、それを期待してネットバブルになってるのでしょうか。。。
ブリヂストンやトヨタなどの企業も元は一人ではじめたものですし、
一人ではじめるビジネスが世界に影響を与えるような景気循環の
チャンスが来たのかもしれない、、というのは考えすぎでしょうか?
164ikedon:2000/02/15(火) 04:17
ひろゆきくんが消えていた間に、接続性の悪さに消えてしまったようですね。
もう少し、いない間にこの板を盛り上げてみれば?
興味は持っているようですから、また帰ってきますよ。
165トオル:2000/02/15(火) 04:24
>立花さん
大企業の「新しいアイディアが捨てられる」についてはある程度同感です。
しかし、悪いことばかりではないと思うんですよ。
それが大企業と中小&零細企業の住み分けにもなっていますから。
小回りの利く小さな町工場が新しい技術を作り上げることも多々あります。
また、「捨てられた新しいアイディア」を持って飛び出した人間が、
ベンチャーなどを立ち上げて新しい風を生んでいくことも多いのでは?
166ikedon:2000/02/15(火) 06:47
大企業で出来上がったアイデアは、どんどん捨ててもらったほうが良いと思うよ。
これだけベンチャー・ベンチャーと言っていたら、今まで社内で燻っていた人材がアイデアを持って飛び出すことになるわけだから。
結果として潰れる大企業が生まれるのもOKだよ〜ん。
そんなの残していても為にはならない。
潰れるべき企業は潰れて当然。
いずれスタートアップを上手く出来るようにみんなが慣れてくれば、大企業に変わるべき実績を生み出す企業が生まれるのを期待したい。
167ひろゆき:2000/02/15(火) 19:06
小さなアイデアでも生かす大企業が出てきたら、
中小企業やベンチャーもお手上げですからね。
大企業の体質さまさまです。
168>立花さん:2000/02/15(火) 19:19
163、167のひろゆきがこの2CHの主宰者です。
アングラ掲示板のことは彼に聞きましょう。
裏事情そのたIPまでなんでも知ってるよ。
169ひろゆき:2000/02/15(火) 23:53
あう、、おいらはアングラ関係は全然しらないんですよ。。
他のサイトも見に行く暇ないし、、
170>ひろゆきさん:2000/02/16(水) 02:30
ことあるごとにサーバーがおちまくりです。
なんとかしてください。
でないと立花さんも逃げてしまいます。
171ひろゆき:2000/02/16(水) 03:16
いやぁ、、まいったねぇ、、at-linkってとこに借りてるんですが、、
他のところに問い合わせ開始してます。

172Kd:2000/02/16(水) 09:20
立花隆様

はじめまして。Kdと申します。

@ 97年9月文芸春秋に掲載された文理シナジー学会での講
演の記録がとても印象に残っているので、そのことについて伺
います。自分も多いに危惧していることだからです。高等教育
の荒廃の結果、ゼネラリストが激減し、スペシャリストばかり
の世界に創造性はありえないということ、さらには近年の学制
改革(教養部の廃止、受験に必要な科目数の減少など)が拍車
を掛け、日本はまさに亡国の一途をたどらざるを得ないという
内容でした。 全面的に賛同した私は、今後どうなるのだろう
か、と暗澹たる思いでした。
173Kd:2000/02/16(水) 09:22
A 国士づらをするわけではありません。日本の文化が本来
もっていたポテンシャルが教育の荒廃の結果、骨抜きになっ
てゆくのは日本語を母語として世界の中で生きている人間と
して個人の能力の喪失過程に他ならないからです。日本海外
に在住する私としてはまったく哀しいことです。どんなに長
く海外に住んで、第2、第3の言葉が自由になっても、母語
の「図書館」の優秀さはそのままその個人がどこまで何をで
きるか、何を得ることができるか、どのように生きることが
できるか、ということに直接つながるように思うのです。
174Kd:2000/02/16(水) 09:24
B 一つ目の質問は、その後立花さんの危機感に呼応するよ
うな動きがあるのかどうか、ということです。あの講演記録
を読んで、私と同じような思いを抱いた人は多くいるのでは
ないかと思います。それらの人々が今、団結してなんらかの
動きになっているのだろうか、ということです。そしてその
成果の萌芽はあるのでしょうか。
175Kd:2000/02/16(水) 09:26
C 二つ目の質問は、具体的にゼネラリストを育成して行く
ための最も懸命な方策はなにか、ということです。講演のな
かで立花さんはリベラルアーツ教育の充実を提言していたよ
うに記憶します。しかしながら今の日本の教育過程にリベラ
ルアーツを導入するには、日本の大学の教官自身がそうした
教育を受けた経験がないので無理ではないかと思うのです。
176Kd:2000/02/16(水) 09:27
D 三つ目の質問です。人文科学、科学、技術、社会科学を
渉猟する立花さんはまさに自他ともに認められるゼネラリス
トであると思います。しかしながら、そうした立場をどのよ
うにあらたにそうした領域を設定し、世に広めて行くのか、
またどのような戦略で行っているのでしょうか。これは、二
つ目の質問とも関連しているかもしれません。

お返事よろしくお願いします。
177名無しさん:2000/02/16(水) 10:01
>Kd
とりあえず○で囲まれた数字は機種依存文字といってWindowsマシンでしか読めないので注意
178ピア:2000/02/16(水) 13:42
立花さんへ

宇宙研のMV4打ち上げ失敗、去年NASDAのH-II失敗と、
ロケット方面もなかなかうまくいかないようですが、
今後の日本の宇宙開発の意義とあり方について
どのようにお考えでしょうか。

また、NASAも火星探査機を連続して失うなどの失態で
散々叩かれているようで、莫大な金をかけてまで
「他の惑星を目指す」目的の、納得いく説明は
どのようなものとお思いですか。

ご意見を伺えればと思います。


179>疑り深いひと:2000/02/16(水) 23:41
ひろゆきさんが何度もレスをつけてることで
ここの立花さんがほんものであることは確実になった。
だって彼ならIPを見て確かめられるものね。
でも、ここのひろゆきさんがにせものだったらわからないけどね。
それより、立花さん早く戻ってきて。
180トオル:2000/02/17(木) 03:31
ひろゆきが「本物の立花隆さん」のIPを知ってればの話だろ?>179さん
181名無しさん:2000/02/17(木) 04:31
100で言っていた
>実験的に期限を決めて使用しています
の期限が過ぎちゃったのかなあ。
本物、偽物はどうでもいいから戻ってきて欲しい。
182ikedon:2000/02/17(木) 20:21
登場しないうちに落ち始めてしまいましたね。
あげて置きましょう。
183名無しさん:2000/02/18(金) 18:28
age
184名無しさん:2000/02/19(土) 16:50
あげます
185名無しさん:2000/02/19(土) 17:04
ここ、繋がらない時期があったから
それで来るのやめちゃったのかな。
そういうあっさりしたとこが本物っぽい。
186MSK:2000/02/19(土) 18:43
<提案>
  せっかくですので、我々でこのまま対話を続けませんか?
  誠に勝手かつ唐突ながら、コーディネーター役には若頭さんが適任ではないかと思います。
  いかがでしょうか?>若頭さん&all

<ゼネラリスト>
  僕はゼネラリスト志望です。しかし、現在のような複雑かつ情報過多な世の中で知識量において General であることは難しい。
  立花さんのような才能のない限り、最先端についていくことは一般人にはあきらめざるを得ないように思います。
  なんとなくあれもこれもかじっているというのは最悪な状態にもなりかねませんし。
  とすると、特定分野をある程度極めた上で、そこでの経験を活かしてゼネラリストへと変身するというのがフィージブルな戦略のように思われます。
  ただ、この戦略では、高校なり大学なりで将来の変身の基礎を作ることが必要となってきます。
187名無しさん:2000/02/20(日) 02:36
あげておけばいつか来る。
188立花隆:2000/02/20(日) 07:16
たいへん、回答が遅れました。
数ある質問の中から、ひとつだけ選ばせてもらいました。

>153
石原知事の「外形標準課税の適用」政策について。
東京都が独自に企業に課税するという自治体の課税自主権が認められるかどうかが
焦点となってくると思います。税法上は可能であるし、地方分権を進めていくためには
中央からの補助金、交付金に頼る現在の地方財政の構造を変えていく必要があるので、
私は賛成の立場をとります。
しかし、課税対象を大手銀行に限ったことについては、疑問があります。
銀行に対する世論の不満をたてに、課税するのでは、制裁的な課税になるし、
ひいては貸し渋りに拍車をかける恐れがあります。
公的資金を投入したのは国であるのに、それを都が税金で取るのはおかしいと思います。
189名無しさん:2000/02/20(日) 07:37
では立花さんは、銀行以外にどこから徴収するのが
よいと思われますか?
190私は:2000/02/20(日) 08:01
宗教法人から税金を取りたてて欲しいと思ってるんですが
(どうせ日本の宗教なんて形骸化しているんだし)
それは都知事の権限では出来ない事なんでしょうか?
191153:2000/02/21(月) 00:53
立花さん、ご回答ありがとうございます。
お忙しいでしょうから、無理の無い範囲でレス下さればと思います。

銀行への外形標準課税については2ちゃんねるのニュース板でもずいぶん
盛り上がっています。私は今回に限り石原氏の政策も有りかなーと思います。
大手銀行に公的資金を導入したのは、金融危機の最中にあって「不公平には目をつぶってでも
火事を消すことが先決」だったからです。株価の上昇などで目の前の危機が遠のいた以上、政策的に応分の負担を求めるのは
当然だと思います。当初はずいぶん乱暴なことをするもんだと思いましたが、その後の銀行首脳の反応などを見ると、とても擁護
する気にはなれません。彼らは国民が何に怒っているのか理解していないようです。
先生は貸し渋りを懸念されておられますが、現場の感覚は「銀行に公的資金を入れてもバブル企業の債権棒引き、国債の購入や商工ローンへの融資に回るだけで
一向に貸し渋りは解消されなかった。税金で取り上げて中小企業対策に回してもらった方が助かる」です。
192名無しさん:2000/02/21(月) 12:14
age
193sorekara:2000/02/22(火) 12:49
ageru
194agemasu:2000/02/23(水) 00:22
ne
195agemasu:2000/02/24(木) 23:34
nr
196もおちゃん:2000/02/25(金) 02:52
あ、これが立花先生のスレッドでしたか。
立花先生にお伺いしたいことがあります。
もおちゃんは立花先生のご出身の都立上野高校を出ています。
立花先生の高校時代の思い出をお話いただけたらと思います。
写真家のアラーキーと同期だそうですが、アラーキーの高校時代についても
お聞かせくだされば幸いに存じます。
197名無しさん:2000/02/28(月) 19:20
age
198名無しさん:2000/03/01(水) 01:56
立花さーん
落合先生も戻ってきたから、戻ってきて下さい
199よろず駆け込み寺:2000/03/02(木) 04:19
…ここの住職さんはいつも不在だね。(苦笑)
200ひろゆき:2000/03/05(日) 12:51
あ、もおちゃんだ。。。
201名無しさん:2000/03/06(月) 06:05
かけこみたい
202名無しさん:2000/03/09(木) 14:00
読書の仕方について質問があります
私は本は大好きで、よく本屋に出かけ、そこで衝動買い
をしてしまうのですが、大体全部読み終わることはありません
家には読み掛けの本が何10冊もあり、完読した本は数冊です
興味も分散していて、呼んでは飽き、読んでは飽きという読書生活です
一冊の本を集中して最後まで読めないのです
僕は今大学生ですが、立花先生は大学時代どのような読書生活を送っていましたか?
後、読書の仕方について教えてください
やっぱり僕の読み方はだめですか?
も一つ、ほんの内容が頭に入らないような気がするのですが、それでいいのでしょうか・
203名無しさん:2000/03/10(金) 04:43
>202 「僕はこんな本を読んできた」を読みなさい。
204名無しさん:2000/03/12(日) 08:27
age
205立花隆:2000/03/13(月) 20:15
大変お待たせしました。
皆さんからの質問を再度、幅広く募集します。
206名無しさん:2000/03/14(火) 21:55
>立花先生

先月か先々月でしたか、文藝春秋のツングースカの記事楽しく読ませていただきました。
私は先生の大ファンでほとんどの本は持っております。

ところで先生の「同時代を撃つ」
http://www.iijnet.or.jp/kodansha/wgendai/

は長らく更新されていないようですがもうなされないのでしょうか?

もうほとんどの記事読んでしまったもので・・・(^^;
お忙しいところたいへんだとは思いますが
ご自愛くださいませ。

ではでは失礼致します。
207名無しさん:2000/03/15(水) 02:39
立花さんに、質問です。
脳死3部作では日本の脳死基準に批判的だった立花さんが、
臓器提供のドナーカードを持つに至った経緯を教えてください。
立花さんの考え・内面にどのような変化があったのですか?
208名無しさん:2000/03/15(水) 22:34
age
209202ですが:2000/03/16(木) 12:49
「僕はこんな本を読んできた」はあの質問のときすでに読んでました
あれに書いてなかったことを聞いてるつもりです
学生時代のことは書いてたかもしれませんが・・
とりあえず僕の個人的な相談に乗ってください
お願いします
210名無しさん:2000/03/17(金) 03:44
age
211名無しさん:2000/03/17(金) 17:38
すげー本物みたいな立花隆
212名無しさん:2000/03/17(金) 17:39
立花隆さん
私は四大での無職です
僕はこの先どうしたらいいですか?
213名無しさん:2000/03/17(金) 18:58
出版社についてお聞きします。
立花さんの書籍は文藝春秋から出版されることが多いですが
文藝春秋が他出版社よりも優れているとお考えですか?
また出版社を選ばれる基準はあるのでしょうか。
お忙しいなか恐縮ですが、お答えいただければ幸甚です。
214名無しさん:2000/03/18(土) 01:06
age
215立花隆:2000/03/18(土) 02:03
>206
諸事情により、中断しております。数年経ち、加筆修正しなければならない部分は
見られますが、再開のめどもたっておりません。ご了承ください。
>207
この限られた範囲で回答することが困難です。ただ、脳死基準に批判的な立場を
とったことは、ドナーカードを持ったことと相反しないと考えています。
あくまで、「当時」の見解に批判的な立場であったのです。
>212
企業に所属する以外にも、選択肢はあると思います。
>213
出版社で選んでいるわけではありません。どれほど著者自身の取材内容の自由度を
受け入れてもられるかどうかにかかってきます。また、それぞれのテーマを追求する過程で、
出版社の性格を、ある程度把握できている方が取材しやすいと思います。
すべて経験則から、述べています。

216立花隆:2000/03/18(土) 02:13
>209
私は、本を選ぶとき、「タイトル」「目次」「著者」で、選別します。
また、多読することも、途中で読み投げることも重要なことです。
書店で、今一度「ブラウジング」に時間をかけてみることを勧めます。
217名無しさん:2000/03/18(土) 02:31
 先生は「歴史の価値」についてどう御考えですか。
私は先人の知恵から学び、同じような失敗を減らせることが、
歴史を学ぶことの価値だと思いますが、
結局のところ歴史を学ぶこと自体は特効薬ではないのでしょうか。
 極論ですが、もし、いま日本に大衆受けの良い扇動政治家が
現れたとしてその人物の台頭を防ぎうるのでしょうか。
 これは私の長年の疑問です。できれば先生の歴史観も踏まえて、
おねがいします。
218213:2000/03/18(土) 03:17
出版社への就職を考えています。
執筆される立場から、それぞれの出版社(代表的なものだけで結構です)をどのように考えていらっしゃるのか教えていただけないでしょうか。
219207:2000/03/18(土) 04:44
問:207
立花さんに、質問です。
脳死3部作では日本の脳死基準に批判的だった立花さんが、
臓器提供のドナーカードを持つに至った経緯を教えてください。
立花さんの考え・内面にどのような変化があったのですか?

答:215 名前: 立花隆
>207
この限られた範囲で回答することが困難です。ただ、脳死基準に批判的な立場を
とったことは、ドナーカードを持ったことと相反しないと考えています。
あくまで、「当時」の見解に批判的な立場であったのです。

お返事どうもありがとうございます。
 ただ、私がお聞きしたかったのは、
批判的な立場をとることとドナーカードを持つことが、
相反するか否かではありません。
 当時も、そして(おそらく)今も脳死基準に批判的な立花さんが、
なぜ当時は持たなかったドナーカードを持つにいたったかを知りたかったのです。
限られた範囲では、お答えできないかもしれませんが、
断片だけでもお聞かせください。
 それと私の勉強不足かもしれませんが、脳死基準は、
『「当時」の見解』も、今も変わってないと思うのですが。 
220名無しさん:2000/03/18(土) 18:30
立花先生が帰ってくることを信じてage
221206:2000/03/19(日) 03:40
>>206
>諸事情により、中断しております。数年経ち、加筆修正しなければならない部分は
>見られますが、再開のめどもたっておりません。ご了承ください。

立花先生ご回答ありがとうございます。
いつか再開されることを願ってやみませんが無理はなさらないでくださいね。

ずいぶん古い話かとは思いますがいつか「ヴィトゲンシュタイン」について
本を書いてみたいとおっしゃられていましたね。
実現されるといいですね(^^)

ではでは

222名無しさん:2000/03/20(月) 20:29
age
223名無しさん:2000/03/21(火) 03:31
age
立花せんせー帰ってきてー
224立花隆:2000/03/21(火) 13:06
>217
ご指摘のように、「失敗の事例研究」は大切だと思います。これは「歴史」といった
大きな括りでなくても構わないわけです。但し、近年のIT技術の発達のように、周囲の
状況は大きく変化しているので、堪えず「創造的」に、過去から学ばなければならない
でしょう。ところで、「極論」以降の文章が不明瞭です。
>218
漠然と質問なので、その回答になるかどうか自信はありませんが、集英社や小学館と
講談社や文藝春秋とでは、根本的に性格が違うと認識しています。
就職先として考えるのなら、興味の持てる出版社発行の書籍を読み、自分がどんな仕事に
携わりたいのかを考えると、自ずと答えが見つかると思います。
>219
ドナーカードを持つことにあたった経緯に、まず医学治療の現場が急速に進歩したことが
挙げられます。そして、「脳死基準」にも柔軟な見解がもたれたことが理由にあります。
著書の中で、批判的立場をとったことは事実です。しかし、現在の「脳死基準」は、
当時のそれとは確実に変化しています。また、重ねて付しますが、仮に現在も批判的立場を
とったとしても、ドナーカードは取得したと思います。

225こゆり:2000/03/21(火) 19:24
「本」というものの今後について、どうお考えになりますか?
電子ブック、ネット配本、などのデータテキスト配信。
再版制度、注文→保存データより一部づつ印刷する、などの印刷物形態。
さまざまな形で「読む」という行為における媒体が変化していこうとしています。

紙に触り、ページをめくる。
私は、この作業がとてもいとおしいと感じるからこそ、書店に出向き、
自分の手で本を選びます。
同じ「読む」作業でも、やはりモニターでは味気ない。
双方向の通信ツールとして、ネットは優れたものであると思います。
近い将来ネットが格安、もしくは無料に近い形で利用できるようになれば
「ウォーカー」などの情報誌は、ネット配信で用を成すと思います。
同じ活字媒体として、本とネットはこの先、どのような情報の住み分けが
為されていくのでしょう。

私個人としては、「オペラを見に劇場へ足を運ぶ」といった非日常的な
イベント感覚で本を手に取る人が増えてしまうのか、と拙い予測をしています。
読書が「高尚なお遊び」の仲間入りをする、といった感じでしょうか。

本を読むことが本当に好きで、一応ではありますが出版社に籍を置くものです。
が、現状を見渡せば見渡すほど、活字印刷媒体の今後の行く先を考えてしまいます。
226age:2000/03/22(水) 11:38
っす。
227五樹:2000/03/24(金) 18:52
はじめまして、五樹と申します。

2つほど、質問があります。余裕がありましたら、ご返答ください。
是非のみで充分です。
(書式が無礼かもしれません。ご容赦ください)

Q1、「ゼネラリスト」を育成するのに必要なのは、「リベラルア
  ーツ」教育より、「独学しやすい環境」ではないでしょうか?

根拠1。
  慶応SFCに在籍している身として、「リベラルアーツ」の
  完成度は極めて低く感じるから。
根拠2。
  独学からこそ、より多くを学んできたから。
  授業2単位分より、専門書数冊を読む方がよほど深い。
  各種先端科学も、世界情勢も、ビジネスも、政策も、独学と
  友人との対談で学んだものの方が、遥かに深い。
根拠3。
  立花さんを始め、過去のゼネラリストにおいて、独学がその
  ゼネラリスト性の骨格を占めるように思えるから。


Q2、もしゼネラリスト育成の授業を行うなら、現状のリベラル
  アーツより、過去のゼネラリストの足跡や実績をもとに、ケ
  ーススタディをしたほうがよいのでは?

根拠1。
   ハーバードのビジネススクールのように、実際のケースを
   もとに学ぶ事で、その実像も把握でき、理解が深まるので
   はないでしょうか?
根拠2。
   アメリカのリベラルアーツは、一歩間違えばただの無駄な
   授業になるから。トップレベルの学生以外は、無為に時間
   を過ごしてしまう気がする。
根拠3。
   「過去の科学者はどういう発想を行ったか。そのときの時
   代背景、研究の状況、それに対しどういう発想を行ったか」
   という授業がMITにはあります。この種のケーススタディ
   ーを充実させることで、「独創性」というものも、ある程
   度は学べるのではないかと僕は考えます。
228名無しさん:2000/03/25(土) 05:12
立花さんはいままで非常にたくさんの
外国人の方々に対して非常につっこんだ
インタビュ−などをなされてきました。
そのような難解な会話の部分のやりとり
までご自分でなされるということは、もの
すごく高度なヒヤリング力あってものだと
思います。
僕は今大学生なんですが、英語の読み書き
はかろうじてできるのですが、聞き取りの時点
になると全く手が出せなくなってしまいます。
立花さんは大学時代にすでに欧国諸国を回っていた
そうですが、いったい学生時代にどのような勉強
をなさってヒヤリング能力を身につけられたのですか?
229駅前留学:2000/03/25(土) 05:14
NOVAです。>228
230名無しさん:2000/03/25(土) 08:40
医学生ですけど、周りの連中を見ると、
臓器提供はするつもりも無いし、
周りの人間にもさせるつもりもありません。
人間的にもいい医者ばかりに立花さんは
会われた事は無いのではないでしょうか。
基準や技術の変化ぐらいで立場を変えるのは疑問です。
231立花隆:2000/03/25(土) 11:15
>225
結論からいって、紙の本は残ると思います。特に小説は、紙のメディアがいちばん適して
います。しかし、インターネットによって、出版や新聞に与える影響力は大きいでしょう。
既存の新聞や雑誌が生き長らえているのは、単なる惰性によるものだと考えています。
白紙の状態で雑誌、新聞、インターネットのどれを選択するかとなれば、どれが選ばれるか
分かりません。私はインターネットが適しているのは、「会社四季報」のような情報だと
思います。今、新聞がどういう役割を果たしているかといえば、発表されたものから重要なものをセレクトしている。記者クラブで流された情報を、すべて同じウエイトで新聞に載せ
ているわけではありません。あるものを重要だと判断して、大きな扱いで出すという機能を
果たしています。読者はそれを見ているのです。この新聞的な機能はインターネット時代に
なっても必要とされるはずです。つまり、新聞や雑誌に書いてあることをもっと詳しく知り
たければ、ホームページを見ればいいのです。しかし、今その機能を意識していない新聞が
あります。1面のトップには、どうでもいいことが書いてある。トキが卵を産んだとか、
どこかで花が咲いたとか。その編集方針を一貫してくれれば、それはそれで結構なのです。
無視すればいいからです。しかし、中国が核実験をやったとすると、突如1面トップに出ます。
時々正気になる方針がいちばん読者としては迷惑なのです。1枚の紙に、今日のトップはこれ
です、と大きさと位置と写真の組み合わせで記事の重要度を示す。それをコンビニで売る。
詳細はWebで読む。一部100円で暗証番号が載っていて、買わないとアクセスできない。
広告外の手段で情報を売る、ひとつの方法ではないかと思います。
232立花隆:2000/03/25(土) 11:34
>227
回答1
究極的には、五樹さんの意見にほぼ同意します。但し、これには個人の強いモチベーションと、独善的な考えに陥らないための、幅広い見識が必要になります。
今の学生を見ていると、一部を除き、これらのための「独学しやすい環境」を提供した
ところで、満足な効果が得られるかどうかは疑問です。
回答2
おっしゃる通りです。また、挙げていただいた根拠にも大方賛成できます。
この種のゼネラリストを育成するためには、教える側の授業方法、態度に問題があることは
否定できない事実です。
233わんだぁ:2000/03/25(土) 21:44
立花先生は著書「文明の逆説」の中で、科学を基礎に置いた現代文明は崩壊の末期にあると述べられています。
次の社会への変革がどのようになされるかは(少なくとも私には)未だ見えていませんが、先生の
「宇宙からの帰還」「臨死体験」等を拝読していると、人間の意識の変革(認識力や洞察力の拡大)
によって新たな社会が作られて行くように、私には思えます。(そのため、私は職業として宇宙開発関連を選び、
Privateでは瞑想等にTryしています。)

一方、先生の最近の著書は、(その崩壊しつつある)科学技術の最先端を扱うものが多いように見受けられます。
Q1
先生は、人の精神の変革ではなく、科学技術の更なる進歩/革新の上に、次の文明が作られるとお考えなのでしょうか?

Q2
上記質問にYESの場合、それは現在の科学に立脚した文明とはどう異なることになるのでしょう?

Q3
Q1にNoの場合、先生は、次の文明は何に立脚して、どのようなプロセスで作られて行くとお考えでしょうか?

「文明の逆説」文庫本のあとがきで、本書に呈示されているような仕事にたちかえりたい、旨述べておられます。
ところが、そういった著書は以降著わされていないように思います。もちろん要素に断片化したようなもの
はあるわけですが、少なくとも本書の「序論と解題」のような総括がなされたことはないと思います。
何年か前にオウムの事件が起きた時に、今こそ先生は「文明の逆説」の続きを書く時なのでは、と期待しましたが、
いまだにそういった書物にお目に掛かれません。
Q4
「文明の逆説」をUpdateされる構想はおありでしょうか。それとも先生としては、既に多くの著書の中にその
内容を散りばめてある、とお考えなのでしょうか。
234五樹:2000/03/26(日) 22:20
>232
 お返事、ありがとうございます。
 確かに現状で独学を導入することは無謀だと僕も考えます。
 そこで、もしよろしければ、次の発想へのご意見を頂けないでしょうか?

Q:教育の将来像として、独創的な人材を量産するのは可能ではないか?
●前提
1、有能な研究者、政治家、企業人、歴史の偉人などを成功とみなす。
2、個人の幸福の定義はここでは触れない。
3、教育批判における「では具体的にどうするか」への解答案である。
●手法提案
1、ケースタディー。
  過去の成功者の分析から、成功のノウハウとその修得、成功事例の
  紹介、思考訓練までをマニュアル化する。完成像のモデルはMIT
  におけるそれや、ビジネススクールにおけるMBAコースである。
  発想法、具体的スキル、自己管理、リーダーシップなど、包括的に
  ノウハウを吸収できる体系を構築する。
2、動機づけ。
  実際の第一人者を呼び(orビデオ)、その分野の醍醐味を語っても
  らうなど、実際の内容を理解し魅力を感じやすい状況を作る。収入
  や社会的意義などでも良い。美学でもよい。
  さらに人生を楽しむ方法、プラス思考など、成功者が実際に使用し
  てきた自己啓発の手法を紹介し、学校側がそれらの成長を支援する
  機構をつくる。
  (学生アドバイザーのより踏みこんだ形、FAQの整備、互いにニ
  ーズのある人材の交流しやすい情報網の整備など)
3、Win−Win型システム。
  ビジネス性を積極的に導入しプラスの側面を活用する。
  産学協同による最先端の研究へのかかわり。能力の客観評価方式を
  作り出して独創性・実務能力をアピール → 就職・研究実績での
  優位性を確保する(<独立行政法人化への生き残り戦略でもある)。
235五樹():2000/03/26(日) 22:21
●実現根拠
1、成功者の伝記を読むと、発想法や行動の指針に類似点が多い。
  独創性さえも、ある程度パターン化できるのではないか。
2、MITやビジネススクールの実績から、少なくとも多少はノウハウ
  のマニュアル化は可能なものと推測される。
3、実社会での有能性とからめれば、少なくとも就職対策などの観点か
  らは、それを推進する動きを期待できる。
●注記
・これらは現在の受験戦争を、「社会にでて役立つ勉強」に向けるだけ
の案であり、「それで個人は幸せか」の意味での教育批判には答えてい
ない。
・ただし、実現した場合、「日本経済の成長」「優秀な人材の確保」
「結果としての雇用確保」の点では有効であると考える。
236五樹:2000/03/26(日) 22:23
すみません。やたら長い意見で……。
237立花隆:2000/03/26(日) 22:57
>228
私はインタビューの際、あらかじめテーマにそった専門用語をたたき込みます。
専門用語を知らなければ、インタビューや討論は成立しません。
そこで、まずは語彙を増やして欲しいと思います。相手の話すスピードについて
いけなければ、その意思を伝えればいいわけです。しかし、知らない言葉は聞けません。
読み書きはできる、とありますが、一番難しいのは「書く英語」だと思います。
特に冠詞の使い方は、日本人にとっては非常に難しい問題です。そして、これらを正しく
使わなければ、一般的な能力を疑われてしまいます(書かれた英語に対する評価は厳しい)。
これについては、モデルとなる英文を暗記することが近道だと思います。
今一度、「聞き取り能力」をあげる手段にもどりますが、私はすべて英語で物事を
考えるように意識してきました。当然ですが、英語に触れる時間を増やすことに
全力をあげることです。
238立花隆:2000/03/26(日) 23:25
>233
最初に述べておきますが、「宇宙からの帰還」「臨死体験」は、当時の興味を追求した
作品です。現代文明との相関関係を強く意識して書いた内容ではないことをご理解下さい。
よって、質問1〜3の回答は控えさせていただきます。ご了承願います。
回答4
現段階で未定です。
239立花隆:2000/03/26(日) 23:26
>233
最初に述べておきますが、「宇宙からの帰還」「臨死体験」は、当時の興味を追求した
作品です。現代文明との相関関係を強く意識して書いた内容ではないことをご理解下さい。
よって、質問1〜3の回答は控えさせていただきます。ご了承願います。
回答4
現段階で未定です。
240立花隆:2000/03/26(日) 23:44
>233
最初に述べておきますが、「宇宙からの帰還」「臨死体験」は、当時の興味を追及した
作品です。ですから、現代文明と相関関係がそれほど強くないことをご理解下さい。
よって質問1〜3の回答は控えさせていただきます。ご了承願います。
回答4
現段階で、未定です。
241立花隆:2000/03/28(火) 00:31
>234
私も、可能だと考えています。そして、挙げていただいたように、過去の成功パターンを
創造的に模倣していく方法が、独創的人材育成の出発点だと思います。
個人のモチベーションも非常に大切です。また、社会変化の激しい現代においては、
失敗した時の保護システムを構築することも重要になってくるでしょう。
これからも、有益な提案をよろしくお願いします。
242名無しさん:2000/03/29(水) 01:18
最近、野口悠紀夫氏の「超発想法」なる本を読みましたが
その中で野口先生は、最近流行のKJ法を取り上げられ
「発想の手段としてのKJ法は、非効率で無意味だ」という趣旨のことを述べられていました。
私の関係する市民グループでもKJ法は盛んに行われていますが
どこかなじめない感がありました。時間がかかる割には出てくる結論が平板だったように思います。
先生はどのようにお考えでしょうか。

PS.この2ちゃんねるも色々な媒体で取り上げられ
ずいぶん人が増えていますが、一方でノイズも増えています。
先生はこのような匿名掲示板の可能性についてどう思われますか。
243Toshi:2000/03/29(水) 05:06
商売の成功に理由なんてあるのかなあ・・・失敗には理由があるよ、勿論。理由がないと失敗した人たちはやっていけないからねー。商売の成功は”何をしたか”より”どこにいたか”という偶然性がモノをいうのであって、それは教育などでどうこうできる問題ではないと思う。アメリカのビジネススクールは人脈が問題なのであって、やっている学問内容はそんなに問題ではないような気もする。大体弁護士や医者とかの”資格”に劣等感をもってはじまった動きなんだから。
244Toshi:2000/03/29(水) 05:22
 古文漢文のことが上に書かれていたけど、独創性の根本てやっぱその人がもっている言葉の質だと思うんだよね。とくに何か勉強するわけでもなく、ふつうの生活感覚の中でどれだけ切れた言葉で本質に近づけるか。漢文はとにかくとして、古語は大事だと思うけど。われわれの感覚語はほとんど和語起源の言葉だし。そういった生活感覚と直接むすびついた抽象語彙が貧困なところが日本語の弱いところじゃないの?普段の会話の中で普通の言葉をつかって”思想”とか”抽象的”または”独創的”な構造物ができないのは悲しいよね。ドイツ語のAufhebungとか、借り物でない言葉で難しいことも話せるように今一度日本語も見直す必要があるんじゃないのかな。あ、ここで”古文”のところで”これを和語でいってみよう!”とかいうスレッド立ててるからよかったらみてね。>おーる
245立花隆:2000/03/29(水) 07:08
>242
挙げていただいたKJ法なるものを詳しく知らないのですが、どのような法なのでしょうか。
また、匿名掲示板の可能性について質問を頂きました。当然、新しい情報媒体として、
認知されていくと思います。不特定多数の情報ですから、ご指摘の通り雑音は随所に見られ
ます。ここで、重要になるのは「不要な情報はいれない」受信態度だと思います。

246名無しさん:2000/03/29(水) 07:55
>ここで、重要になるのは「不要な情報はいれない」受信態度だと思います。
って
情報収集でここに来てる人は手ーあげてくださーい。
247242:2000/03/30(木) 01:28
>立花さん

KJ法についてはここでも議論されています。
http://www.2ch.net/test/read.cgi?bbs=venture&key=952420832&ls=50

会議の参加者が、それぞれの意見をカードに書き、それを集約することによって
一定のアイデアを導き出す、意思決定のための手法です。
ただ、参加者のレベルが低いと、とんでもない意見に引っ張られて誤った結論を
導きやすいし、レベルが高ければカードなど使うのは非効率です。
日本の企業は、経営コンサルタントに乗せられて、結構導入しているところがありますが
私が経験した範囲では、形にとらわれ過ぎて、うまくいっていないケースが多いです。
まあ、日本人の会議べたは今に始まったことではありませんが。、
248立花隆:2000/03/30(木) 10:58
>247
解説ありがとうございます。感想としては、おっしゃるような方法で、斬新なアイディア
が効率的にうまれるとは到底思えません。定期的な会議の中で、集約されたカードを
どうまとめていくのか、構造的に理解しがたい。この手法を推奨するコンサルタントにも
疑問を抱きます。
249名無しさん:2000/04/01(土) 04:43
上げます
250名無しさん:2000/04/02(日) 04:22
>立花隆様
鏡にうつる像は左右逆になるのに、なぜ上下逆にならないのでしょう?
悩んでしまって夜も眠れません。
251>250:2000/04/02(日) 04:27
目が2つ横に並んでるからですよ。
顔を90°回転したらすぐにわかりますよ。
252名無しさん:2000/04/02(日) 06:23
 片目でも・・・
253Mek:2000/04/02(日) 10:29
あれ?
254>251:2000/04/02(日) 12:09
>目が二つ並んでいるから

 それウソだと思う・・・。
 映った物と鏡の像とは面対象で結ばれているから・・・で
良いんじゃないの?ねえ、だめ??

255立花隆:2000/04/03(月) 16:56
>250
大変面白い質問を頂きました。私も今日まで同じような疑問をもっており、それを
うまく説明した内容を見たことがありません。以下は私の疑問です。
そもそも「左右逆転」とあるが、鏡に向かって右手を挙げると、鏡の像もその側の手を
挙げる、これでは、左右逆転と呼べないのではないだろうか?
上下左右は別の概念であるから、なにも左右が逆転したところで、上下は逆転されてなく
とも不思議ではないのではないか?あるいは重力との関係はないだろうか?
鏡で見た「自分」と、写真の「自分」は、他人が見た「自分」と微妙に違う。これは
人間が微妙に左右非対称になっているからではないだろうか?、等々。
>254
こちらの方も注意深い方だと思います。面対象で結ばれているからという捉え方は、一理
あります。しかし、たとえば鏡の中に映る時計の時間は逆を示しています。
256ルイジアンヌ:2000/04/04(火) 03:57
引きこもりはどう思います。
257鏡の話って:2000/04/04(火) 04:00
小学校の理科の時間に習ったような・・・
258Jf:2000/04/04(火) 06:38
スレッドの回答者が著名人と同一人物かニセモノかという議論が上にあったけど、
自己同一性とか、本物の自分とかそういった”人格”議論ってあってもいいよね。
神の尊厳の代わりに現れた人格の尊厳・・・・
人格の単一性と統一性のあばかれた虚偽・・・・・・
259名無しさん:2000/04/07(金) 02:52
このスレッドもできてから2ヶ月半たち、書き込みのペースが鈍ってきたようです。
そこで活性化のため立花さんにお願いです。
2ちゃんねるでは以前、本を作ろうという計画があったようですが、企画倒れになっています。
立花さんに匿名掲示板をテーマにした著作物を出していただけると有りがたいんですが。
グローバルブレインとまでは行きませんが、このスレッドでもなかなか興味有る議論がなされていると思います。
260>250:2000/04/07(金) 10:42
上下逆に映らないように鏡が立っている、或いは持っているからです。

人建物景色等、明らかに上下は解かり易いので、例え逆、或いは違って映っていても、

無意識に上下を決め付けてしまっているからです。

こんなんでどうでしょう?
261>250:2000/04/07(金) 14:50
マーティン・ガードナー著「自然界における右と左」を読むべし。
これはとても面白いので、250以外の人にも読んで欲しい。
内容:鏡の話、なぜ人間の体は微妙に非対称なのか?、対称性の破れなど
日本にもこれくらいの科学ジャーナリストがいないかなー。
262名無しさん:2000/04/07(金) 23:19
>260
ドラえもんの鉄人兵団を見よ!
すべての謎は解ける!
263立花隆:2000/04/08(土) 03:54
>259
面白い提案だとは思います。こちらのサイトで本を作る計画があったことは初めて知りました。しかし、「匿名掲示板」では、当然ながら議論の語調に個性があるため、書物として出版するのは難しいと思います。不特定多数が情報を発信しやすい環境で、展開する議論は、
一般的にいって、非常に質の低い情報です。
ですから、こちらでは「いかに質の高い情報を受信するか」という訓練に集中することが
ベストだと思います。
264名無しさん:2000/04/09(日) 16:46
まげ
265Mr.Seven:2000/04/09(日) 20:02
見方によっては上下・左右・裏表が
それぞれ逆になっているように見える。
ただ、目が上下ではなく左右についているから
左右が逆になっているように一番感じやすいだけだろう。
266名無しさん:2000/04/10(月) 03:16
>立花様
以前、田中康夫と浅田彰が対談で、2ちゃんについて話していて、
立花さんと同じようなことを話していました。
フィルターを通してみれば、かなり有益な情報を得ることが出来ると
いうことらしいです。
その「フィルター」ってのが問題なんですよね。
最近、「情報」という科目を小学生くらいの授業でやると聞いたのですが、
重要なことですよね。
>「いかに質の高い情報を受信するか」
ネットの中での情報ってホントに疑心暗鬼になるんです。
例えば、小渕首相の後釜問題でも、ネット上では色々なことが言われています。
今後、国会でも議論されるでしょうが、そこで真相が明らかになるとは
考えられないですし、マスコミを信頼するわけにもいきません。
>不特定多数が情報を発信しやすい環境で、展開する議論は、
>一般的にいって、非常に質の低い情報です
仰る通りだと思いますが、個人的にはそういう発想をしたくないなぁ
って思います。もちろんそのためにも優れた「フィルター」を持つ
重要性をひしひしと感じます。
「情報」という授業がどのようなものなのか知りませんが、如何にして
我々は「どうでもいい情報」と「質の高い情報を」選別することが
出来るのでしょう?
267立花隆:2000/04/10(月) 07:26
>266
まずは、目的の情報分野についての幅広い学習が必要だと思います。独善的な考えに
侵されないためにも、通念を捉える必要があります。もちろん、「新しい情報」の質を
見極めることは難しいです。この場合は、議論の推移を確認して、取捨選択するのが
有効だと思います。
268名無しさん:2000/04/11(火) 04:00
あげ
269名無しさん:2000/04/11(火) 19:07
AGE
270こゆ:2000/04/13(木) 13:13
以前、印刷物出版形態はネットの影響でどう変わるのか?
という質問をさせて頂いたものです。
その節はありがとうございました。
今回お伺いしたいのは、性同一性障害についてです。
最初、子宮の中で胎児は女性体であり、ペニスから発射される
ホルモンシャワーを浴びる事によって男性としての固体別特性が
発育していくということですが、とすれば、
「脳は男性の思考パターンであるのに、体が女性体」という人間は、
成長過程における『男性ホルモンの分泌過多』が一因、ということになるのでしょうか?
ホルモンが脳に与える影響とは一体どんなものなのでしょう。
性差はホルモンが脳に与える幻想なのでしょうか?
不勉強なもので、「ホルモンが脳に与える影響」と「性差の認識」
が、どう影響しあっているのか、という部分で混乱してしまいます。
また、こういった「脳とホルモン」「性差の認識」といったジャンルで、
参考になる文献など、ご紹介頂ければ幸いです。
271名無しさん:2000/04/16(日) 02:51
立花様へ。
今度の石原知事発言についてどう思われますか?

@「三国人」という言葉を公の場で使うことの是非。
A「騒擾事件」を想定した根拠として、不正入国した外国人の犯罪の増加を
挙げていることの是非。
Bマスコミの取り上げ方の是非(知事の発言を意図的に歪めて伝えていると
いう意見がある。クラブの幹事社だった共同通信の記者の不手際など)。

お答え頂ければ嬉しく思います。それでは。
272Austin:2000/04/16(日) 06:03
日本で第二公用語に英語を採用しようという動きがあることを聞きました。
そのことによって日本人の英語力が劇的に向上するとはおもえませんが、
日本に居る、または日本で働く事に興味のある外国人にとっては公共サービスを英語で受けれるという事であれば、
ありがたいものとおもいます。
僕自身はあるEU圏の国にすみ、国際的な企業で働いている一日本人です。外国人にとって働きやすい国である事は、
国際企業が本社機能や開発部門をおく場所を決めるときに大変重要なこととおもいます。
日本は今後、高齢化が進み労働力が不足していくのは明らかですので、企業の活力を維持していくためには日本人ということにこだわらずに能力のある人を採用する事が不可欠と思います。
現に友達の優秀な技術者が日本企業で働く事に興味をもっていますが、正直にって彼らが働きやすい国であると自信を持って言えません。
このままでは、日本の企業が本社機能を海外に移す可能性もありうると思います。それが悪い事であるかどうかは僕自身には判断できませんが。
日本語第二公用語化のこういった観点からの議論があまりないような気がしたので、僕の意見を述べました。
それと、国家が人間を優秀かどうか、その国にとって利益があるかどうかを判断し、労働ビザをあたえるということの是非についてもぼくにはわかりません。
立花先生のご意見をお聞かせください。

273>250@`255:2000/04/16(日) 19:34
まず、魚拓を考えてみる。墨を塗った魚に紙を押し当てて、
(1)紙を左右方向に剥がせば、魚拓の魚は左右が逆になる。
(2)上下方向に剥がせば、上下が逆になるが、左右は逆にならないでしょ。
(3)ところが本当は、魚拓というのは前後を逆に写し取っている。
つまり、「前後を逆にする」という発想が我々にはないので、見方によって、左右が逆に見えたり、上下が逆に見えたりする。

以上を念頭に置いて、鏡の像を考えてみる。鏡の像 = 魚拓の魚。
魚拓と同様に、鏡の場合にも、左右逆転に見える場合と、上下逆転に見える場合がある。

A:左右逆に見える場合(通常の場合)

1':(1)の魚拓のつもりで見ているから(つまり左右方向に振り返ったものとして)、
左右が逆になったように見える。
でも、本当は前後が逆になった像を見ているだけ。
したがって、左右が逆になっているわけではない。
2’:トーリツ星人のように上下に振り返ったら、
実際の自分の足は上にあるのに、鏡の中の像の足は下にあると感じる人がいるかもしれない。
これは、重力方向に上下を決める感覚と、頭=上、足=下だという先入観とがゴッチャになっているから。
この場合は、左右も上下も逆になったと感じるかもしれないが、大抵の人は、やはり左右だけが逆になったと感じるだろう。上下感覚よりも、自分の右手・左手を元にした左右感覚を優先してしまうため。
しかし実際には、これも前後が逆になっただけ。
ついでだが、
3’:鏡に写る自分の像の上下左右そのままで、前後だけ入れ替わることを想像してみる。
鏡の中に、実際の自分と同じ自分が、自分に背中を向けて(=自分と同方向を向いて)立っていることになる。
鏡の像が、元の自分に戻ったわけ。
274>250@`255 続き:2000/04/16(日) 19:36
B:上下逆に見える場合(上下方向=重力方向と統一的に考える場合)。

左の体側を下にして、床に横になって鏡を見てみる。
右手が上、左手が下にある。
このとき、右手は「上手」、左手は「下手」と認識しにくいが、そう思ってくれ。
そして、頭は左、足は右にある。決して「頭が上、足が下」なのではない。
鏡の像は、上手と下手が逆になって見える。頭(左)と足(右)は逆になっていない。
つまり、上下が逆転し、左右は逆転していないように見える。
しかし、実際には、これも前後が逆になっただけ。

要するに、錯覚の源は3つあるようだ。
1つ目は、上下方向の決め方がはっきりしていないことにある。
重量方向で上下を決めるか、頭-足の方向で上下を決めるか?
我々は、この決め方を統一していないのである。重力方向で決めるべきだと思う。
2つ目は、左右方向を、「常に」自分の右手・左手の方向だと思ってしまうことにある。
3つ目は、鏡の像は、前後を逆転した像なのだ、ということを理解できないことにある。

結論。
思うに、物理板の「トーリツ星人」の例よりも、「横臥星人」を考えた方がいい。
横臥星人は、常に左を下にして横臥しながら生活している。
彼にとって、重力方向は左右方向である。よって、頭-足方向が上下方向である。
彼が鏡を見れば、上下が逆転しているように見えるのに、左右は逆転していないということになる。
どうよ?
275名無しさん:2000/04/16(日) 19:50
面白いです。
でも多分半日経たない内に忘れてしまうでしょう。
276名無しさん:2000/04/17(月) 11:19
立花さんにおかれましては、すでにご存じのことと思いますが、
先日、セレラ社という一企業が、日米欧の国家プロジェクトを出し抜いて、
ヒトのゲノムの塩基配列の99%の解読を終えたと発表しました。
すでにこの会社はヒト以外でもショウジョウバエなどの全ゲノムの解析を終えており、
次はイネではないか、いやマウスだ、シロイヌナズナだ、と我々研究者は戦々恐々としております。

さて、先日ある関係者から驚くべきことを聞きました。
セレラ社で、ある微生物の全ゲノムを解読した後、
基本的な生命活動に必要でない遺伝子を一つ一つ削除していったところ、
およそ300個ほどの遺伝子が生命活動に必須であると判明したということです。
さらに、驚くべきことにセレラ社はこの結果をもとに、
人工生命体を合成することを計画中なのだそうです。
現在はこの計画の倫理問題を検討中とのことでした。

私のような生物学者はこの計画に興奮するばかりで、
倫理的な問題といってもピンと来ません。

立花さんはこのセレラ社のこの計画にどの様な倫理的な問題があると考えられますか?
277立花隆:2000/04/17(月) 18:39
>270
丁寧な質問で回答したいのですが、現在私のホルモン認識に少し誤解が生じています。
よって、このスペースでは正しい回答を導くことができません。
申し訳ないですが、回答を控えさせて頂くことをご了承願います。
>271
非常に後味の悪い印象があります。その後の釈明会見を見てもわかるように、
言葉は慎重に選んでほしいと思います。
1の回答
当然、公式の場では控えるべきです。
2の回答
根拠の一部であることは認めますが、報道ではあたかも、それが全ての原因であるように
取り上げられることはよくあります。これは3の回答に示したい。
3の回答
日本のマスコミの一部は、センセーショナルな記事を書くことに奔走しています。
これは強く批判されるべきです。「報道の自由」と反論しながら、真実を歪める報道姿勢は
明らかにダブルスタンダードであり、偽善です。
278立花隆:2000/04/17(月) 18:40
>272
私は、第2公用語に英語を採用する前に、まずは日本語を正しく使うことが大切だと
思います。それに、「日本の企業が本社機能を海外に移す可能性」というのは、
「英語」の問題ではなく、むしろ「税制」にあると思います。資産が国際間を自由に
移動できる状況では、日本だけが資本所得に対する源泉課税を行うのは難しくなるでしょう。
279名無しさん:2000/04/18(火) 16:31
age
280名無しさん:2000/04/19(水) 20:22
立花センセが来るまで、age
281立花隆:2000/04/20(木) 03:31
>276
倫理問題を一般的に取り上げることは大変難しいと思います。
個人的には、「人間全体」をクローンすることに違和感を覚えていますし、
高い危険性があると思っています。近い将来、ガイドラインや法律で対応することに
なるでしょう(すでに一部の国で、ガイドラインが成立しています)。
282名無しさん:2000/04/20(木) 04:00
「ヒト」と「モノ」の境目って難しいよね。
でも考えてみれば、西欧の近代化による人権概念によって
すべての人は「モノ」から「ヒト」に格上げになったわけだけど、
今度は近代化に端を発する先端テクノロジーによって
「ヒト」と「モノ」の峻別が困難になってきているんだよね。
これも現代の皮肉だけど、やはり科学技術でなんとか
「ヒト」と「モノ」の峻別ができないとアブナイよね。
でも、そもそも科学技術では原理的に不可能なのかな?
どんどん人間の「モノ」の領域が「ヒト」の領域を
侵食してきているのは間違いないようなのだが。
283あすなろ:2000/04/20(木) 22:03
立花さんは、この掲示板でスレッドを立ち上げてから何かが変わりましたか?
別のスレッドではつまらん中傷が行われており、匿名掲示板の有用性と害毒の
バランスが崩れている様に感じまして、このような考えを持ちました。
問いが抽象的ですが、お答えいただければ幸いです。
284名無しさん:2000/04/21(金) 04:51
今2ちゃんねるでは石原都知事の三国人発言関連から
若竹りょう子市議のHPと2ちゃんねるを舞台に発展した問題が
朝日新聞に取り上げられ話題になっています。
詳しくは実際にご自身の目で見てください。

↓関連スレッドにはだいたいここから行けると思います。
●● 反石原派・若竹りょう子市議のHP ●●
http://www.ohayou.com/2ch/test/read.cgi?bbs=mayors&key=955930413
285鏡の話し終わったの?:2000/04/22(土) 03:33
客席からも、舞台の上からも、かみてはかみて、しもてはしもて、、
幕は上からおりてくる・・・。
286HRM:2000/04/22(土) 03:37
鏡の話し終わってしまったのですか?
客席からでも、舞台の上からでも、
かみてはかみて、しもてはしもて、、
幕は上からおりてくる・・・。
(おちょくってるのではないです、僕はそー思って
昔この疑問から逃げたのに、また出会ってしまった)
287名無しさん:2000/04/24(月) 04:41
age
288名無しさん:2000/04/25(火) 07:04
エイジ!
289立花隆:2000/04/26(水) 10:26
>283
時には、興味深い議論ができたという実感もありました。時間の空いた時に
利用していますので、特に業務に支障はありません。
290五樹:2000/04/28(金) 01:36
五樹です。ごぶさたしてます。

Q、立花先生に質問なのですが、先生の著書「農協」の教育改革版は
可能だと思われますか?

補足1:現在の混迷は、誰も状況を把握していないせいではないかと。
補足2:信頼できる豊富なDATAがあれば、改革は容易かと。
補足3:仮にそうだとして、実際に企画を動かす方法はあります?
291age:2000/04/30(日) 15:25
kojinteki kyouminiyori
age
292名無しさん:2000/04/30(日) 17:21
>284
朝日の記事みたとき
「この掲示板ってまさか2chじゃねーよな。でもいかにも
こういう記事が似合ってるよなー。」
と思ったんだけど、ほんとにそうだったの?
293餅屋:2000/04/30(日) 18:58
>292
その通り。光通信もそうね。
しかし最近の人生板のレベル低下で立花さんの
足が遠退くのではないかと心配だ・・・。
294名無しさん:2000/05/02(火) 23:26
立花先生がニュース23に出演しておられるのであげます。
速記してみます。

これからはバイオと情報が必須。
大学の存在意義そのものが問われている。
今の世代はインターネット世代でキーワード一発で情報を集めることができる。
ポスト大学というものが必要になっている。
脳を鍛えるチャンスはいたるところにある。
新聞社のレベルは低くなってきている。
特にサイエンス記事でかなりレベルの低いものが多い。
特にバイオ分野が何だこれは?というような記事がある。
etc...。
295立花隆:2000/05/03(水) 19:40
>290
ご質問ありがとうございます。ところで質問の意図は、「教育の改革」について
尋ねているのでしょうか?そうだとすると、難しいと思います。
状況を把握していないというよりも、多くは教育の必要性を認識していないためです。
>294
ありがとうございます。
テレビで話したことは、本に詳しく書いてあります。
<「脳を鍛える」新潮社>こちらも参考にご覧ください。
296名無しさん:2000/05/04(木) 03:41
安楽死についての見解をお聞きしたく思います。
現代社会に於いて「死ぬ権利」の存在余地は
認められないのでしょうか?
特に、日本にあっては宗教上の問題も欧米ほど
ではないと思うのですが。
自らの人生を自らの判断に於いて終結させる事
は法制などで認めてはならないことなのでしょうか?
297名無しさん:2000/05/04(木) 03:58
遺伝的な欠陥がある人間には遺伝子レベルでの補完処置、治療を
行うべきなのでしょうか?といいますのは、例えば対象が今後
生殖を行い子孫を残す場合の欠陥の遺伝の可能性という問題でして
それを計算した上でその可能性を軽減する、若しくは無くす事が
必要かという事なのですが。私は後の世代の憂いを無くすという
意味では必要かとも思うのですが。遺伝子的に欠陥を持つ人間に
不妊処置を施す様な方策よりは人類の未来に対して前向きな気も
しますし。

何を以って完全とするのかという事もありますがまずは健常に
育つという事を目的としましてそういった処置を施す事の必然
性の有無と、将来にそのような環境が整備され得るのかを知りた
いのですが、ご存知でしたらお聞かせ下さい。
298名無しさん:2000/05/04(木) 04:22
↑補足せねば・・・

下の方の段落「完全」:遺伝子の操作によって遺伝子を起因と
した病気が起こらないような状態にする過程での遺伝子的補完
作業が目指す所の完全とお考え頂ければ。

同上「育つ」:ケースとしては多くは乳幼児、及び胎児
などが対象となるのではないかと思われますのでこのよう
に書いた次第です。とはいえ成人のそれでも構わないわけ
ですが・・・。
299横レス失礼:2000/05/04(木) 06:55
NHKの「世紀を超えて」で、子供は産みたくないって
いう遺伝病の人がいたけど、その子供がオトナになる頃
には、もしかして治療法が確立されてるかもしれない。
今の生命操作関係の技術進歩を考えると、その可能性は
決して低くはないと思う(多分)。

297さんは遺伝子の操作って言うけど、必ずしも遺伝子
をいじる必要はないんじゃないかな。遺伝子が体内の内
分泌系でどのように働いているかが詳細にわかれば、あ
とは普通の病気と同じように対処できるかもしれない。
しかも、今より遥かに進んだ水準で。

そうなれば、要素還元的な遺伝子絶対主義みたいな謬見
も、優性思想も無化するはず。つまり、遺伝子によるい
ろんな社会的差別そのものが消滅するんじゃないかな。

先天性の障害があるからって、子産みを躊躇することは
ないと思う。その程度は、きっと社会がカバーできるだろうから。
300299ちょっと補足:2000/05/04(木) 07:00
技術の進歩で遺伝子による差別が新たに生まれたけど、
長い目で見ればその技術によって克服されるんじゃないかな。
301297:2000/05/04(木) 17:57
レスありがとうございました。
なるほど、必ずしもいじる必要はないという事ですか。
遺伝子の働きを思い通りに動かす物質を発見して投与
する方法もある訳ですか。

ところで先天性の障害がある方の出産についてなのですが。
社会でカバーできるのは無論ですが、遺伝子技術の発達
に伴う対処がなければ、つまり過渡期である現在の段階
ではやはり多少なりとも無理な部分や大きな負担がある
ように思います。また将来的にそういった市民層といい
ますか数的によりメジャーな立場になるとしたら、カバー
できていたその程度の部分が大きくなるとしたら社会保障
制度が追いつき得るかという問題もあるのでは?

社会的にはITなどにより、例えば身体的に障害がある方
でも雇用などが現在より得やすくなるとはいえ、遺伝して
しまうと分かれば躊躇してしまうのも止むを得ない事なの
では?それともその先の技術の進歩を前提にして産んでし
まうという方法が生きるという事に対してより忠実である
のでしょうか。「生きる」という事に対する捉え方の問題
といいますかその様なものが、色々な意味で完全なもので
ある必然性はありませんが、次世代への顧慮というものを
どの程度生きるという事に影響させていくのかという事を
考えますとただ産んでしまうと(産むにあたってそれ相応
の苦悩や覚悟がなされたとしても)いった態度はそれでも
良いのだろうかと考えてしまいます。
302でかると:2000/05/04(木) 21:04
科学者も、科学者ではない者も、先を急ぎすぎているのではないか
と、私は思う。 例えばが、だいぶ先の書き込み#74(若頭氏)の、
立花氏の発言の引用の根拠を読むと、そう、感じる。

人間の肉体的な機能は殆どわかっている、とは、私には思えない。
ところが、「科学」の自己宣伝効果の結果とでも言おうか、科学者
の自己暗示の結果であろうか、脳と遺伝子を除く躰の機能について
先例にも書かれていたとおり、私のように考えている者は、余り
多くないと感じる。

肉体的機能は殆どわかっていると仮定すれば、遺伝子をいじるだの
切り貼りするだのという問題に集中的に取り組めよう。 そして、
’もう殆ど解明されたこと’の上(先?)へと、人間の知が発展
しているかのように感じられよう。

しかしそれは、もろい砂の城の上に石造りの要塞を築いて辺りを
眺めているようなものだと、私には思える。 遺伝子をいじる話は
最先端の話題ではあるが、それは、自然(人間、ではない)に
とってより佳き方向で最先端の話題であるとは、必ずしも言えない
のではないかと考える。

遺伝子をいじることでこうなるだろうか?などという推測の論を
目にすると、論者には、足下の砂の城は感じられているのだろうか
と、心配になってしまう。
303現役医学生:2000/05/05(金) 06:47
 はじめまして、自分は某医学部に在籍する者ですが、立花先生のおっしゃられるところの
明確なビジョンを持つことなく学歴偏重社会の波に乗って医学部に入ったくちです。
それで、いざ臨床に立てばやりがいのある仕事だとは思うのですが、このまま医師としての
使命感が希薄なままいくと、将来「医者にはなってみたものの、、、」という様な空虚な感情に
苦しめられそうな危惧を感じています。

 そこで、医師の資格を生かした職業としてどのような選択肢が現在あるか、もしくは
将来こんなものがあってもいいのではないかというところを教えていただけないでしょうか?
304>297:2000/05/06(土) 08:57
もう別の疑問に移ってらっしゃるときにすいません。
岡田節人教授が「生物学個人授業」という本の中で言ってたことを
そのまま書きます。

「入れ換えた遺伝子の変化が、生殖細胞に及ばないようにする。
体細胞だけ変えるようにするんです。遺伝子を換えること、それが、
もって生まれた個性の変革を強いることは事実です。
これが生殖細胞におよんだら、子供の個性を、さらには子々孫々の
個性を、不可逆的に変更するということになります。
が、これを体細胞だけにしておけば、変革された個性、子孫には
伝わらないです。
 ならば、親の病気を治したって子供には、
やっぱり同じ病気出るから同じや、という議論はあるでしょう。
しかし、これはあくまで親だけ、親の体細胞にだけ施せばええ事で、
根元まで変えてしまったら、優生学というやつで、
これは危険な考えです。
 体細胞だけ変えたらええんです。私らの体、
ほとんどが体細胞ですからね。そういうやり方で遺伝子治療は
やるわけです。みなさん、その区別がついとらんですから」

見当違いの答えでしたらすいません。
305名無しさん:2000/05/06(土) 09:40

立花先生関係の面白そうなページを見つけました。

「立花隆 100億年の旅」
http://www.ed.kagu.sut.ac.jp/~j1597084/scias/index.html
 
306名無しさん:2000/05/06(土) 18:33
あげ
307名無しさん:2000/05/06(土) 18:35
立花先生に質問です。立花先生の経済学についてのお考えは、
野口悠紀夫氏の記述と同じところがありました。
また野口悠紀夫氏は、インターネット関連に詳しい方だし、
大学も同じなので、なにか交流があるのではないかと思っています。
実際はどうなのですか?
308立花隆:2000/05/06(土) 21:30
>296
非常に難しいテーマです。良し悪しでは決めかねられない問題です。
過去ログを検索してください。近いテーマで回答しています。
>303
真摯な質問なので、できる限り回答したいのですが、ここで医師の資格を活かした職業を
挙げることは賢明ではないと判断しました。あなたのように考える時期は必要だと思います。
じっくり腰を据えて取り組んで欲しいと願っています。頑張ってください。
>307
野口さんとは同級生にあたりますが、直接面識はありません。
私は先端研の客員教授でしたが、野口さんは現在経済工学のセンター長を任されています。
309ペタシ:2000/05/07(日) 01:58
http://www.iijnet.or.jp/kodansha/wgendai/
に張ってあるリンク
http://www.komaba.ecc.u-tokyo.ac.jp/~ctakasi/
が、切れてますね。誰でもいいからアドレスきぼーん。
310:2000/05/07(日) 20:50
立花さんに言っても仕方がないけどむかついたことがあるので
言わせてもらいたい。
このあいだのバスジャック事件のとき、深夜被害者宅から
リポートしていた某局バカアナがニコニコしてアナウンスしていた。
あれはいったいなんなんだ?
テレビ局とかは本当に被害者の人権をマジメに考えているのか。
俺も犯罪被害に遭ったらなんのデリカシーもないあんなバカアナに
リポートされなきゃいけないのか!
俺は絶対断固拒絶したい。
犯罪に遭ったという理由だけで全国に顔や名前が知れ渡ることを。
しかもあんなバカアナに取材されて。
大手マスコミからこの2CHは無節操だという非難があるみたいだが、
大手マスコミは少し傲慢すぎるんじゃないのか?
あんなふざけたアナウンス(被害者宅からニコニコ)しておいて
ここを無節操だなんて言えるのか?
あいつらだって一私企業に過ぎないだろう。
立花さんの意見を聞かせてもらいたい。
311むむむ:2000/05/07(日) 21:26
>310
横レス失礼。

日本の中で最も劣っている部分はマスメディアだと思います。僕はハルバースタムが好きなのですが、日本のジャーナリストは正直言ってめぼしい人を数えにくい。戦前は石橋湛山とかいたのに、皆どこにいってしまったのだろう。
いずれにしろ、ネットがマスメディアの問題を解決してくれることを期待しています。
312名無しさん:2000/05/07(日) 21:54
> 現役医学生
とりあえず、医療機器の開発というものがあります。
常に医者不足です。とは言ったものの、
まっとうに医者になることをお薦めします。
313美雪:2000/05/07(日) 22:08
>311
ネットはそんなに可能性をひめた媒体でしょうか?
むしろ私はネットは垂れ流しがさらに広がるような気がします。
なぜなら責任の所在が明確ではないからです。
ネットに権限を付与するには「責任」が必要条件だと思います。

楽しくこのスレッドを見させてもらってます。
314権兵衛:2000/05/07(日) 22:34
立花先生へ。
 吉川元忠さんのマネー敗戦を読んで思ったのですが、現状の日本の繁栄というものは、例えば為替レート次第が悪化すると崩壊するなど、砂上の楼閣かもしれないなと思いました。
 数十年後の日本の貿易収支を考えると、何を輸出して必要な物資を得るのか。我々日本は世界でどういう役割を果たす国なのかについて、色々と考えてしまいます。
 1億人の市場というのは価値があるでしょうが、ソフトウェア産業などでは例えばインドなどに負けているかもしれないし、大量生産という観点では、中国などに押し切られているかもしれません。どのような産業で日本は生きていくべきかについて、検討されたことがあればお願いします。
 ちなみに私はメーカーに勤めていますが、2歩先の動向をウォッチしつつ1歩先の製品を利益を確保しながら生産するという路線でどこまでいけるのか不安です。
 よろしくお願いします。

315>むむむ:2000/05/08(月) 00:42
横レスすまん。
>日本の中で最も劣っている部分はマスメディア
もっとも劣っているというよりはマスメディアが批判している対象と
同じ問題を抱えているのではないかと思う。
村社会的、談合的、閉鎖的、サラリーマン的、、、
なんかさあ、政治家とか官僚とか批判したところでさ、
自分たちも似たような体質をしっかり持ってるわけじゃん。
316名無しさん:2000/05/08(月) 03:12
立花先生に質問です。
ネットを通じた新たなコミュニケーション形態、例えば電子メールや
掲示板、チャットなどは人間の性格など個人の特質にどのような影響
を与えるのでしょうか?
そして変化させるとしたらどのような変化を齎すものなのでしょうか?

コミュニケーションに対する考えにしてもそうですしそこから派生して
関連する様々な考え方の系統にも影響を及ぼす事は疑いなく思えるので
すがどのようなものかという点では今一つ見当がつきません。

個々の事象をとらえる事は難しく予測もまた困難ですので全体的に
眺めた場合の主たる変化の模様などで予測される事をお答え頂きたく
存じます。宜しくご教授願います。
317理系野郎:2000/05/09(火) 04:15
立花さんはどうお考えですか?
人類が餓死寸前の人々を差し置いて
巨額の軍事衛星を打ち上げるという事実を・・・
318五分刈り:2000/05/09(火) 04:34
ネットってのはよー。
どんな糞でも、発言する権利が得られるンだよな。
相乗的に、マスメディアにはそうでは無いことを
キッチリ証明して頂きたい所存。
319餅屋:2000/05/09(火) 08:12
>313
いたるところから流される数多くの情報、これがネットの宝なんですよ。
もちろんこの中にはクズや、人を落とし入れようとするものもある。
あるいはよからぬ都市伝説の流布や、パニック的な状況を作るかもしれない。
しかし、ネットがマスメディアと違うところは、
そのような情報に対してカウンターを打てるということ。
双方向、これが重要。
そして誰もが発言できる、これが最も重要。
それから垂れ流しなんて案外少ないよ。
ネット上の情報は一つの生命であって、自己修復というか、
自己組織化というか、そのような進化をたどっていき、
少しずつ洗練していく過程がある。
こんなことはマスメディアには無理だよね。
マスメディアの情報は偏り、フィルターをかけられ、それが意図的な場合もある。
そして垂れ流したまま。とくに日本のは圧力にも弱い。<某芸能事務所
我々がマスメディアの情報に対して反論できる機会は非常に少ない。
大げさに言えば、ネットの有用性は我々一人一人がメディアと同等の力をもてるということ。
あるいは名も無き大衆が初めて大きな権力を持ったということにある。
もちろん、ネットがこの後どういう進化を辿るのかは解らない。
衆愚文化となるかもしれない。新たな対立を生み出すかもしれない。
しかし、どんなものにだってデメリットはあるものだ。
火の発見は人間に料理と暖かさを与えたが、放火も生み出した。
だからといって「火なんて無いほうがよかったなぁ」と思う奴はまぁいないだろう。
医療は人間に長寿をもたらしたが、そのおかげで人口が増えすぎた。
だからといって「俺は他の人々のためにいますぐペストで死んでもいい」
なんていうやつもそう多くはいないだろう。
ん?話がずれてるか?しかも長いな。ごめんごめん。

#ネットの最終的な進化形として、いずれ脳内に直接チップを埋め込む事になると思うが如何?
#そいでテレパシーみたいに通信するんだよね。
320むむむ:2000/05/09(火) 08:54
>313さん
> むしろ私はネットは垂れ流しがさらに広がるような気がします。
> なぜなら責任の所在が明確ではないからです。
> ネットに権限を付与するには「責任」が必要条件だと思います。

責任の問題は、新聞にも当てはまります。日本の新聞はほとんどが署名記事ではない。新聞社が責任を取るような形で一見信頼が置けるように見えます。ところが、実際には誤報が多く、しかも人事を除けば誤報について訂正をしないように思う。誤報の垂れ流しです。こんなメディアは責任など意識しているのでしょうか。
また、今回の三国人発言問題について、テレビは「不法入国」という修飾語をカットして報道している。確か立花さんが出演なさっていた筑紫哲也の番組ですらそうです。彼らは文意を曲げて伝えることに問題を感じないのでしょうか。一体、情報社会における基幹を担う責任を彼らは意識していないし、担うに足りないと評価さざるを得ない。

ネットは垂れ流しです。但し、HNを使えば署名記事にはなる。また、責任とは、発言する側だけではなく、受け手側の問題でもある。情報選択能力を磨くことが必要なのであり、ネットは、従来のメディアのように情報=正しいという擬制が存在せず、受け手各自が選択を意識さざるを得ないところにむしろ面白みがあると思います。
321>マスメディアについて:2000/05/09(火) 23:36
俺は期待してるんだけどな。
そろそろ第4権力であるマスメディア批判が勃発するのを。
なんか上の方のレスでもあったけど。
93年、94年ころは政治改革で選挙制度改革が焦点で
大いにもめにもめたじゃん。
ほんとにあいつら政治家は自分の身が危うくなったら
死にもの狂いになるんだな、て思ったよ。
そのあと95年、96年ころは厚生省や大蔵省のバッシングがあった。
政治家、官僚ときたから次は裁判所かなとも思ったけど
司法関係はちょっと日本人になじみが薄い。
で、今度くるのはマスメディア批判だろう。
絶対的権力は絶対に腐敗する、とよく言われたものだ。
いつまでも新聞社やテレビ局が批判から安全ということはないだろう。
大マスメディアどうしで血で血を洗う抗争をやってくれ。
ネットで裏情報なんかを見るにつけ、テレビ報道は本当に面白くない。
朝と昼のワイドショーなんかどの局見ても同じじゃん。
クズ情報でもなんでもいい。
真実を伝えようという迫力がほしい。
322チェッ:2000/05/10(水) 00:17
テレビなんか検閲に対して萎縮してあげくに自主規制。
323としひろ(高2):2000/05/10(水) 19:40
立花先生に質問で〜す。
私も近々よみたいと思っているんですが、立花先生の『脳を鍛える』については、
いろいろなメディアで言及されてますよね。
その中で、北海道新聞のコラムに『5月病になってる暇など無い、脳を鍛えよ』
と言った旨の文章がありました。
立花先生が言いたい事もそういう事なんですか?
僕は、今進学校に通っている高校2年の男で、鶴見済さんの文章などが好きなんですが、
『5月病になってる暇など無い、脳を鍛えよ』なんて言われると、
逆に焦燥感に駆られて何にも出来なくなってしまいますね。
324立花隆:2000/05/10(水) 22:43
>314
どのような産業に進むべきかを示唆する以前に、現在国際的な標準として
遅れている分野が多々あります。ひとつは税制です。インターネット上での取引が
増加すれば、国内の規制で不利になる取引は海外に流出するでしょう。
また財政制度面でも、社会保障制度の負担が高まれば、日本から有能な人材が
流出してしまう恐れがあります。高度成長期に日本を牽引していきた製造業は、
これまでも国際競争にさらされてきました。したがって、否応無しに合理化を
進めざるをえなかったのです。
海外からのあらゆる競争圧力の直面に、政府がどのような判断を下し
軌道修正していくか、ここにかかってくると思います。
>316
個人の特質にどのような影響を与えるかはわかりません。
しかし、過去にも回答しましたが、新しいコミュニケーション形態から
既存の情報メディアよりも質の高い情報を得られる可能性は充分にあると思います。
ところで、一般的なコミュニケーションの重要な特徴は、そこで交換される情報が、
生産的な価値を有していないことにあります。このような情報伝達は、したがって
消費活動です。これまでの日本では、この種のコミュニケーション需要は「会社」の
中で満たされてきました。会議は、その典型です。
私は、高齢化社会の進展に伴い、定年退職を迎えた人々のコミュニケーション需要は
どのような方法で満たされるのかに注目しています。


325立花隆:2000/05/10(水) 23:34
>314
どのような産業に進むべきかを示唆する以前に、現在国際的な標準として
遅れている分野が多々あります。ひとつは税制です。インターネット上での取引が
増加すれば、国内の規制で不利になる取引は海外に流出するでしょう。
また財政制度面でも、社会保障制度の負担が高まれば、日本から有能な人材が
流出してしまう恐れがあります。高度成長期に日本を牽引していきた製造業は、
これまでも国際競争にさらされてきました。したがって、否応無しに合理化を
進めざるをえなかったのです。
海外からのあらゆる競争圧力の直面に、政府がどのような判断を下し
軌道修正していくか、ここにかかってくると思います。
>316
個人の特質にどのような影響を与えるかはわかりません。
しかし、過去にも回答しましたが、新しいコミュニケーション形態から
既存の情報メディアよりも質の高い情報を得られる可能性は充分にあると思います。
ところで、一般的なコミュニケーションの重要な特徴は、そこで交換される情報が、
生産的な価値を有していないことにあります。このような情報伝達は、したがって
消費活動です。これまでの日本では、この種のコミュニケーション需要は「会社」の
中で満たされてきました。会議は、その典型です。
私は、高齢化社会の進展に伴い、定年退職を迎えた人々のコミュニケーション需要は
どのような方法で満たされるのかに注目しています。


326名無しさん:2000/05/11(木) 03:05
立花先生に質問です。
先日も、法の華の福永代表が詐欺容疑で逮捕されましたが
ライフスペースや、オウム真理教や今の法の華など
同じような性質を持つ「カルト」宗教が
ここ10年くらいで物凄く増えましたよね。
それに、信者もそれなりに増えたという…

このようなカルト宗教の増加については
様々な社会情勢の変化が原因としてあげられると
思うのですが、立花先生はその辺りどうお考えでしょうか?
327立花隆:2000/05/11(木) 14:49
>314
どのような産業に進むべきかを示唆する以前に、現在国際的な標準として
遅れている分野が多々あります。ひとつは税制です。インターネット上での取引が
増加すれば、国内の規制で不利になる取引は海外に流出するでしょう。
また財政制度面でも、社会保障制度の負担が高まれば、日本から有能な人材が
流出してしまう恐れがあります。高度成長期に日本を牽引していきた製造業は、
これまでも国際競争にさらされてきました。したがって、否応無しに合理化を
進めざるをえなかったのです。
海外からのあらゆる競争圧力の直面に、政府がどのような判断を下し
軌道修正していくか、ここにかかってくると思います。
>316
個人の特質にどのような影響を与えるかはわかりません。
しかし、過去にも回答しましたが、新しいコミュニケーション形態から
既存の情報メディアよりも質の高い情報を得られる可能性は充分にあると思います。
ところで、一般的なコミュニケーションの重要な特徴は、そこで交換される情報が、
生産的な価値を有していないことにあります。このような情報伝達は、したがって
消費活動です。これまでの日本では、この種のコミュニケーション需要は「会社」の
中で満たされてきました。会議は、その典型です。
私は、高齢化社会の進展に伴い、定年退職を迎えた人々のコミュニケーション需要は
どのような方法で満たされるのかに注目しています。


328>327:2000/05/11(木) 20:41
立花さん、狂った?
329立花隆:2000/05/12(金) 01:55
>314
どのような産業に進むべきかを示唆する以前に、現在国際的な標準として
遅れている分野が多々あります。ひとつは税制です。インターネット上での取引が
増加すれば、国内の規制で不利になる取引は海外に流出するでしょう。
また財政制度面でも、社会保障制度の負担が高まれば、日本から有能な人材が
流出してしまう恐れがあります。高度成長期に日本を牽引していきた製造業は、
これまでも国際競争にさらされてきました。したがって、否応無しに合理化を
進めざるをえなかったのです。
海外からのあらゆる競争圧力の直面に、政府がどのような判断を下し
軌道修正していくか、ここにかかってくると思います。
>316
個人の特質にどのような影響を与えるかはわかりません。
しかし、過去にも回答しましたが、新しいコミュニケーション形態から
既存の情報メディアよりも質の高い情報を得られる可能性は充分にあると思います。
ところで、一般的なコミュニケーションの重要な特徴は、そこで交換される情報が、
生産的な価値を有していないことにあります。このような情報伝達は、したがって
消費活動です。これまでの日本では、この種のコミュニケーション需要は「会社」の
中で満たされてきました。会議は、その典型です。
私は、高齢化社会の進展に伴い、定年退職を迎えた人々のコミュニケーション需要は
どのような方法で満たされるのかに注目しています。


330立花隆:2000/05/13(土) 20:19
>326
私は、現代日本社会との関連で、オカルトめいた宗教を論じる動きに賛成できません。
なぜなら、これはごく一握りの人間達によって起こされたものだからです。
日本社会全体から見ればあくまでも特殊な現象である事実を、正しく認識して欲しいと
思います。そして、彼らは社会の動きに異常に鈍感なのです。彼らは時代を先取りして
いるのではなく、遅れているのです。誤解の無いように付け加えると、私は「こうした
人間はいつの時代にもいるから、取りたてて論じるまでも無い」と言っているのでは
ありません。狂信的な集団が起こす事件は、社会の危機管理から見て重大な問題を
提起したのです。
331アメリカ性革命報告:2000/05/14(日) 04:48
立花先生下らない質問ですみません、
僕は先生の「アメリカ性革命報告」を読んだのですが、「スカルファック」
なるものは本当にあるのですか?
本当にそんなことが可能なのでしょうか?
色々衝撃的な話があって面白かったです。
332名無しさん:2000/05/17(水) 02:14
korehaage
333名無しさん:2000/05/17(水) 14:57
age
334名無しさん:2000/05/17(水) 18:07
>立花先生
学級崩壊に関してなのですが、主に小学生が好き放題やって
しまって収拾がつかなくなるのは「人権」という名目のもと
に体罰を排除し「自由」という名目のもとに生徒達の自由を
過剰に許容した為ではないかと思うのですが如何でしょうか?
人間の行動という事ですので関連性については明白な確証も
なく意外と隠れた所に原因が眠っているという事もあり得ま
すので少々論じ難いものであるとは思うのですが。私として
は無論体罰は全面的に賛成ではありませんが体験教育などの
新方式でもしそれらが捗捗しく改善し得ないとなればやはり、
尻をたたく程度のものは必要かと思います。人間の、生物的
な側面から子供を考える場合、諭すだけで事足るとはどうし
ても思えません。たたかないと分からない場合があって当然
だと思います。

また、「平等」という言葉をよく用いて学生間の競争を抑制
しようという教育に対する考え方もあるようですがこれは
向学心だけでなく様々な面においての向上心を失うもとに
なるのではないかと私は思うのですが先生はどうお考えに
なりますでしょうか。人間としての一定の平等性は認識と
して与えるべきであっても、ただ平等だと教えてしまうの
では好き放題やっていいという誤解が蔓延する恐れがある
と思います。

そして、この様な方向性を簡易に報道しているマスコミが
特に問題であるのではないかと。報道の必然性に駆られる
ばかりで語義の正確性を失っていると思います。
また、それが教師や視聴者全体の錯誤を促進しているとも
推測されるのですがこれは考え過ぎであるのでしょうか。

質問は以上です。よろしくお願いします。
335名無しさん@1周年:2000/05/18(木) 02:19
age
336守田:2000/05/18(木) 17:44
ある掲示板でここの事を知って以来、毎日チェックしています。
ここの立花隆様が本物かどうか、
個人的に興味はありますがとりあえず質問させてください。
330のご意見なのですが、
どうもしり切れと言うか途中で終わっているような気がします。
「社会の危機管理」についてのご意見をお聞かせ願いたいものです。
よろしくお願いします。
337名無しさん@1周年:2000/05/19(金) 07:10
全世界電子盗聴システム「エシュロン」というものについてお聞きします。
「エシュロン」は
米国(国家安全保障局(NSA))、英国(政府通信本部(GCHQ))
カナダ(通信安全保障施設(CSE))、オーストラリア(国防信号理事会(DSD))
ニュージーランド(政府通信安全保障局 )
の五カ国が世界中の電波を盗聴することで諜報活動をしているらしいのです。

こういうものに対して日本はどう対処すべきなんでしょう?
338名無しさん@1周年:2000/05/19(金) 21:37
ニセでもホントウでも・・・有意義だ
339名無しさん@1周年:2000/05/19(金) 23:09
このスレッド、低調気味だ。
本物だという確実な証拠を与えても
レスが殺到することはなさそうだな。
340立花隆:2000/05/19(金) 23:38
>334
あなたの考えはよく理解できます。私もあなたの意見にほぼ賛成で、「平等」「自由」
「人権」、おおよそこれらほどいい加減に使われる言葉はないと思います。
「悪平等主義」という表現があるように、個人の能力に違いがあることを認めない考えには
同意できません。
341立花隆:2000/05/20(土) 00:00
>336守田さん
先に挙げたオカルト宗教の教義の一部に「終末論」がありました。
終末論とは、もともとキリスト教の概念です。また「ハルマゲドン」「アルマゲドン」
というのは新約聖書「ヨハネ黙示録」に登場する言葉です。そして、ヨハネ黙示録を題材に
したさまざまなサブカルチャーが80年代に盛んになり、新興宗教の教義に影響を与えたと
いわれています。しかし、終末論サブカルチャーは80年代の特殊現象ではないのです。
60年代には核戦争の脅威を背景にした終末観があり、これに環境問題が加わり、73年に
おいては石油ショックが起こりました。経済は深刻なスタグフレーションに陥り、日本財政
はまさに危機的な状態にあったのです。しかし、終末はこなかったのです。
こうなると、それまで「終末論」を教義にしていた狂信的な集団が起こす行動はひとつです。
現実に終末が来なければ、自分たちで作ってしまうのです。問題は、こうした集団でも
金さえあれば毒ガスや兵器を手に入れられる状況が生じてしまったことにあります。
問題は、この点においてのみ存在する。だから、これは危機管理の問題なのです。
342くらいめいと:2000/05/20(土) 10:31
立花さんの仕事の変遷を見ていると、政治を追っているときも自然科学に
向かったときも、「世の中がどういう方向へ進んでいくのか」という興味
で統一されているという感じがします。立花さんが探求している情報科学
や生命科学などは、たしかにこれからの社会の根本的な枠組みを変化させ
かねないインパクトがあると思います。そこで質問なのですが、一般に、
情報・生命・環境が今後のサイエンスの主流になっていくという言われ方
をすることが多くなってきた気がするのですが、立花さんは環境について
は、環境ホルモンについてはお仕事をされていますが、世論的には環境問
題の代名詞である地球温暖化にはあまりコミットしていないという印象を
持っています。どちらかというと、生命科学の進歩で解決できるのではな
いかとか、環境ホルモンのほうが大事な問題かもしれないといった形で言
及されているのではないでしょうか。私自身は、温暖化問題をどう解決す
るか、ひいては化石燃料を使えなくなってくるという問題は、今後の産業
の行く末に強い圧力を持つ重大問題だと思っています。技術的に解決され
る可能性はありますが、それが予期し得ぬ気候変動が起こる前に間に合う
保証は必ずしもないと思います。立花さんはこのあたりどのように展望し
ているのでしょうか。気候・生態系・経済・工学・国際政治などが複雑に
入り組んでいて、日本のアカデミズムが不得手とする問題だと思います。
立花さんの土俵という感がしなくもありません。
343守田:2000/05/20(土) 17:26
立花隆様、
>341
お答えいただきありがとうございます。
危機管理といわれるとどうしても
「上から押さえつける」型の考えしか浮かばないのですが、
そうすると彼らは潜行してしまいまうと思います。
おっしゃられるような巻き込み型「カルト」(的なもの)
から身を守っていくにはどのようにすれば良いのでしょうか?
立花隆様以外の方も是非お知恵を貸してください。
よろしくお願いします。
344守田:2000/05/20(土) 17:32
すみません、上の343を一部訂正します。

>そうすると彼らは潜行してしまいまうと思います。(誤り)

そうすると彼らは潜行してしまうと思います。(訂正後)

申し訳ない。


345名無しさん@1周年:2000/05/22(月) 04:50
mousukoshimitai
346結局:2000/05/22(月) 05:01
ホンモノなんですか?
347名無しさん@1周年:2000/05/24(水) 01:09
agetai
348名無しさん@1周年:2000/05/24(水) 02:20
Come On!
349名無しさん@1周年:2000/05/24(水) 07:03
age
350名無しさん@5周年 :2000/05/24(水) 07:04
age
35110代:2000/05/27(土) 12:10
立花先生、安楽死の方法について質問です

気温が低いと眠くなるって聞きますけど
例えば、自分の体脂肪をできるだけ減らした状態で
凍死できるほどの気温が低い山に登って
睡眠薬を飲んで、眠くなったらそのまま寝てしまう

これって安楽死でしょうか?
夜、寝てて、ふとんが落ちて寒くて起きるなどした時
寒いことに気づくのは起きてからなんですけど
冬の山などで自殺しようと寒さの中で一旦眠ってしまった人間が
また寒さで起きるようなことってあるんでしょうか?

何度までなら仮死状態でいられるけど
それを超えると死んでしまうというような
境界線ってあるのでしょうか?

あ、「人間の現在1 脳を鍛える」、続きが出るようなので、
今から楽しみにしています。
352立花隆:2000/05/28(日) 16:56
>351
安楽死とは呼べないのではないでしょうか。
私には、雪山などの寒さの中で眠れる状態が想像できませんが。
「脳を鍛える」シリーズも発売しますが、書き下ろしの新刊が6月中に発売されます。
353名無しさん@1周年:2000/05/29(月) 03:13
立花先生、ズバリ2chについてどう思いますか?
354名無しさん@1周年:2000/05/30(火) 11:40
age
355名無しさん@1周年:2000/05/31(水) 02:36
誰か経済の難問を立花さんへ
356名無しさん:2000/05/31(水) 03:12
人の心情による非常に流動的なマネーの流動が今後どのように展開していくのか?

問題を少し絞り込むならば・・・
一国の経済が意図的な資金流動によって不安定になる事も起こり得る近年、
この資金の流れこそが世界経済を盛り上げ、揺るがし、凄まじい勢いで
展開していくこのお金の動きが、どのようなものでそれが人類に与える影響
とは?過去に於ける景気循環と政治、戦争の関係なども踏まえて考えると
それなりに想像などは出来ますが、それだけでない新展開としてのこれから
の経済を考察するというのは如何でしょうか?
357名無しさん:2000/05/31(水) 03:23
アメリカの経済(景気)は現在の方法で減速し得るか?
これは難問です。何故ならシナリオが何通りも有り、どのようにでも
なり得るからです。これでは予想合戦になってしまうでしょうか?
これまでの、そしてこれからのFRBの利上げが景気の減速(バブル
崩壊の回避)に寄与するのでしょうか?理論では説明できない市場の
過熱感や国民全体のムードの経済への影響などもあり、あの政策が
果たして奏効するのか誰にも分からない状態ではないでしょうか。

或いは、アメリカ経済のバブル崩壊があった場合の社会的な影響と
世界の政治関連の活動がどうなってゆくのか?日本もタダでは済ま
ない限りは、経済の停滞とそれに伴う社会の変動がある筈ですが・・・。
358名無しさん@1周年:2000/06/03(土) 01:10
アメリカ、台湾などのIT先進国は経済の成り立ちが根本から変わったので
これまでのような景気変動の枠外にあります。
情報の経済に占める比率が高くなると、物財の過剰生産によって引き起こされていた
恐慌が起こりにくくなるー情報はいくら有り余っても保管費用がかかる訳でもないし
追加生産に要するコストが無視できるほど小さいため、在庫調整の必要も無いしそれによって生ずる
景気の変動とも無縁なわけです。したがって90年代に日本で発生したようなバブル崩壊も起こりようが
無いといっていいでしょう。
359名無しさん:2000/06/03(土) 04:33
358>
なるほど・・・。確かに、日本型のバブルは流石にこの度のアメリカで
は起こらないような気もします。アメリカ(台湾はあまり知りません・・・)
のITの発展によって現在体現されている経済状態は性質の違うもの
であるが故に以前の日本のような経済の根本からの激震はないという
訳ですね。

しかし、株価の崩落に伴う資金の流れの激動化は有り得ないですか?
資金が急激にアメリカから逃げる、というシナリオは一時的なもので
あれ相応の混乱を齎す筈ですが・・・。それを防ぐ為にFRBも非常に
繊細な作業を強いられているというのが現状ではないでしょうか。

つまりは、株価というもの自体が人々の期待の先行指数である為に
ネット関連に対する過剰期待(5年10年先のその企業はどうであれ、
現在及び近い将来に対するそれ)による株式資産比率の上昇が現在の
アメリカには存在する訳で、この様な状態に下支えされた消費社会が
株価崩落によって切り崩されれば、IT産業の破綻は無くても既存
産業に多少なりとも綻びの生じる可能性はあると思います。無論IT
によってそれらの産業にも効率の改善が行われているのでしょうが
それでも、例えば金融業界などが大きく揺らげば構造が大きい経済
なだけに波及は大きいとも言えます。

株価というものは期待が期待を呼び、絶望は絶望を呼ぶ・・・
不図した所でスイッチの様なものが好調な指数の転換点を表示する
ならば株価の急激な下落の可能性は否定できず、その為に根本的な
ものではないにせよ経済システムに揺らぎや欠損が生じ、その大き
な影響力が逆に悪い形で世界に波及するであろう・・・

以上が私の考えです。
先生、その他の皆様の見解や如何?
360名無しさん@1周年:2000/06/06(火) 01:20
立花先生が来るまで上げ
361名無しさん@1周年:2000/06/06(火) 07:18
あげ。
362名無しさん@1周年:2000/06/07(水) 03:36
さらにあげ。カムバック先生
363名無しさん@1周年:2000/06/07(水) 04:20
ここ、先生たまにしかこなくて淋しいね。
2ちゃんにはまらなかったのかな。珍しい。
364名無しさん@1周年:2000/06/07(水) 05:43
って、ほんものじゃないからね。
365ヨシュカ:2000/06/07(水) 05:52
本物でもニセモノでも面白い。

でも、なんでみんな「先生」って呼ぶんだろう。
匿名掲示板では全員平等のはずなのに。
366>365:2000/06/07(水) 06:06
尊敬してるからでしょ。呼ばせるのと呼ばれるのとでは違う。
367立花隆:2000/06/07(水) 15:33
>359
日本型のバブルとは、土地を中心としたものでした。「保有」が「能力」より重要という
公式は、おかしいと当時投げかけました。ところで、将来、バブルが再び発生する可能性は
否定できません。少なくとも、株式市場におけるバブルの発生を完全に予防することは
難しい。これは、「投機が続く限り投機は利益を生む」というバブルの本質的な性質に
よります。しかし、「土地」という生活に不可欠な財が投機の対象となる事態は、防がなければ
なりません。時価におけるバブルの再発防止は、今後の経済政策の重要な課題だと思います。
368名無し:2000/06/08(木) 01:26
上げ
369名無しさん@1周年:2000/06/08(木) 09:04
age
370名無しさん@1周年:2000/06/09(金) 12:22
koerhaage
371名無しさん@1周年:2000/06/10(土) 14:07
教育の件ですが、英語やコンピュータを小学生から教えることについて
どうお考えでしょうか?私は、否定的です。確かに、10年間英語を習っても
読み書きをまともにできない現在の英語教育は問題ですが、それを小学生に
シフトしたところで、ほとんど変わらないと思うのですが、いかがでしょうか?
372ネオ生茶:2000/06/10(土) 14:13
>371
私たちが日本語を話せるのは文法に精通してるからではない。
ただ単に毎日話しているだけだ。
言語の無意識性に文部省の人間が気付けば、
会話中心の英語教育にシフトするはずなのだが・・・。
このことはコンピュータ教育にも当てはまると思う。
そうした教育が求められていることは確かだから、
できるだけ早く始めることによって
多大な成果が上げられることは間違いない。
373名無しさん@1周年:2000/06/12(月) 10:54
age
374名無しさん@1周年:2000/06/12(月) 15:34
小学生からの英語教育の意図はわかるんですが、それって英語教師のへたくそな
発音と間違った文章表現を小学生のときからたたきこむってことですよね。

個人的には、大学に入ってしっかりしたネイティブの人に習うようになってから、
自分の中学・高校はなんだったんだろうか…?と思うことがあったので、あまり
おすすめできないです。とくにしっかりとした発音を見につけることが、話す上
でも聞く上でもとても大切だと思っているので、若いうちから悪い癖をつけちゃって
大丈夫かな?と思います。

小学生からの英語教育に反対なのではなく、積極的にすすめてほしいのですが、
上記のことがかなり心配です。ネイティブスピーカーと会話する時間を
ふやさないと絶対にうまくならないと思います。
375名無しさん@1周年:2000/06/12(月) 16:07
文法は、なんだかんだ言ってしっかり理解しておくと
そのあとののびが速いっていいますよね。
逆にここがあやふやだと、留学しようが何しようが
ぜんぜんのびない。
そういう意味ではとりあえず文法っていうのも
それほど間違ってはいないのだろうか。
376たにぐち:2000/06/13(火) 03:12
立花先生
◎先生がインターネットにブーム直前より興味をもたれていらしたのは
存じておりますが、この「2ch」にいらっしゃり、
ユーザーと、ディスカッションや雑談をおこなってみて、
この掲示板集にどのようなご感想を持たれたでしょうか。

◎ひきこもりらしきコドモが自分の苦しみを訴えたり、犯罪の予告を
行うケースなどが目に付きがちですが、
専門家らしき人間と素人が活発な質疑を行っていたり、
責任不在の中、活発な対話を行っているところもみられます。
ここもまた同様と思われます(先生が「本物である」とどこか
他のメディアで宣言されていない以上、わかりませんので)。
管理者によってIPアドレスが記録されている以上、限界は
ありますが、この一定の匿名が保証された場所での可能性と限界が
象徴的に現れているこの場所を、今後利用されることを
お考えですか?(よろず駆け込み寺の閉鎖も含めて)

率直なご意見をお聞かせいただきたく存じます。
どうぞよろしくお願いします。
377立花隆:2000/06/13(火) 04:42
>371
私は否定的な意見をもっています。
英語教育については、まずは「母国語を正しく使えること」が大切であるし、
インターネット教育について言えば、インターネットでは細切れの情報しか
入手できません。情報の価値を評価して体系づけるための知識のストックを蓄える前に、
インターネットを教えることは、安直に「覚えた気になってしまう」マイナス効果に
なるのではないかと思えるからです。小学生の好奇心を育てるためには、教師が豊かな
好奇心を持っていなければ子供には伝わりません。現在の教師たちがそれだけの好奇心を
持っているかどうか非常に疑問です。
では、どうするか?私は、日本人が英語を使いこなせるようになるためには、
英語教師を総入れ替えするしかないと思います。特に、大学の教養過程では、
経済なら経済の分野で英語を使ってる人が教えなければなりません。
これは、教育改革の問題ですが、現状では遅々として進展は望めません。
教師が議論するため、既得権益を守るための議論になっているからです。
「教育業界」は国際教育にさらされていません。日本の大学に見切りをつけ、
外国の大学や大学院に留学する学生が増え、企業が留学生を活発に採用すれば、
教育も変わるかもしれません。改革を起こすのは、学生側の志です。
378英語を学校で教えるのは:2000/06/13(火) 07:37
反対なんですが、、、、
インターネットと言うよりコンピューター教育は必要だと思います。
子供の好奇心は教師の好奇心に規制されませんし、善悪を含めて良い意味での判断能力は子供自身が持っているものです。
一部の悪餓鬼が全体を代表している訳ではなく、子供の好奇心をネット上において、英語教育と言うより英語に対する興味を醸し出せるサイトの提供等と言うのは、インターネットを通じて比較的簡単に出来そうなアイデアでは無いでしょうか?
私は英語教育は気軽に・手軽に英語そのものに親しむ事が出来る環境からスタートすべきだと考えます。
同時に多くの子供たちに英語に親しんでもらえる環境は、ネットこそ最適だと考えますが如何でしょうか?
379名無しさん@1周年:2000/06/13(火) 07:56
へんなひといっぱいでたのしいね。
でも長い文は目疲れるのね。モニターみるの大変。
380age:2000/06/13(火) 13:25
age
381age:2000/06/14(水) 00:31
masu
382ager:2000/06/14(水) 18:36
age!
383名無しさん@1周年:2000/06/15(木) 16:41
初期ほど活発じゃなくなったね・・・
384五月十四日>牢:2000/06/15(木) 16:45
さくゆう、とかいう、けいさつのまねごとおんなはこない?
385名無しさん@1周年:2000/06/17(土) 00:24
立花さん・・・
386皇太后:2000/06/17(土) 00:43
臨死体験も死後の世界もあったわ。立花さん。
387名無しさん@1周年:2000/06/19(月) 02:08
あげます
388権造:2000/06/19(月) 04:23
消えた、と思ったら再浮上するね、このスレッド。有益だから?
389名無しさん@1周年:2000/06/20(火) 08:05
agesaseteitadakimasu.
390名無しさん@1周年:2000/06/20(火) 08:33
もうネタぎれですか? 立花さん。
ついでに言えば、立花隆はあまり高く評価されてないみたいよ。
391立花隆:2000/06/21(水) 03:30
インターネットには極めて高い情報が流れています。しかし、その一方で、圧倒的大部分を
占めるのは、どうでもいい「ジャンク情報」です。問題は、いかにその中から自分が必要な
情報を見つけ出すことができるかです。インターネットから必要な情報を導き出せるか否かは
その人の情報環境に大きな差がつくことを意味します。そして、ビジネスマンの多くは、
まだこうした状況に気づいていません。ネットに氾濫するジャンク情報に惑わされて
ただの遊び道具と思っている人も多いのです。
私は、今後ビジネスマンのインターネットの有効な使い方として、自分のホームページを
立ち上げ、それをメモや名刺代わりに使うことを推奨したい。
自分のホームページに写真や略歴、仕事の実績を掲載し、ビジュアルな名刺として
使うことは、ビジネスマンの大きな武器になるのではないかと思います。
名刺にアドレスを印刷しておけば、初対面の人からも、後でアクセスしてもらい、
自分を印象づけることができます。メールアドレスの書いた名刺を渡されることが
あります。これは、受身の発想で、効果はあまり期待できません。私は、今後、
URLがある名刺がステータスシンボルになる日がくるのではないかと思います。

これまで、たくさんの質問をお寄せ頂きありがとうございました。
「不特定多数の情報の中から、有益な情報を取捨選択する」という実験を通して、
インターネットはただのデータであり、それを分析するフィルターが重要であるという
認識を強く感じました。
これが最後の回答となります。本当に有難うございました。
392名無しさん@1周年:2000/06/21(水) 03:32
なんでこんな当たり前のこと言ってるんだろ?
よくわからん人だな。
393拍手:2000/06/21(水) 03:34
パチ、パチ、パチ
394>392 同感:2000/06/21(水) 03:37
はっきり言って立花さんはレベル低いよ。
>インターネットはただのデータであり、
>それを分析するフィルターが重要であるという
>認識を強く感じました。
インターネットに限ったことじゃねえや。
それに見る目のないやつにはどんなデータも
無味乾燥に見えるってこともあるしな。
立花さんがどんなフィルター作るかみものだな。
395名無しさん@1周年:2000/06/21(水) 03:47
データベースとしては使いにくいツールだよ。たしかにジャンク多いし。
でもコミュニケーションツールとしては、けっこういい感じだと思わないでもない。
クソ情報ほど楽しいしなあ
396名無しさん@1周年:2000/06/21(水) 04:20
立花はしゃべり屋です。
397名無しさん@1周年:2000/06/21(水) 04:26
次の楽しみは、彼の著作にこの実験のことが出てくるか否か
だな。
398名無しさん@1周年:2000/06/21(水) 04:34
本物だったの?
399名無しさん@1周年:2000/06/21(水) 04:39
どうでもいい
400400:2000/06/21(水) 04:40
400
401名無しさん@1周年:2000/06/21(水) 04:45
立花隆のファンの人だったんじゃないのかな。
402名無しさん@1周年:2000/06/21(水) 10:18
今始めてこのスレざっと読んだけど、やっぱこの立花さん偽物だと思うな。

ボクは、最初の2の人が農業問題についての質問をしているときに、
それについてここの立花さんが税制問題の点からしか答えていなかった
所で、これはあやしいと思った。
本物の立花さんはいま一番力を入れているのはバイオ関係だって聞いてるから、
もし農業問題について考えるのなら、バイオテクノロジーと農業との
関係についても当然触れるのかと思ったんだけど、それについてはなんにも
書いていなかったから、ああこれは多分偽物だ、って判断したかな。

全体に、政治経済とか、情報関連なんかには詳しく答えているのに
自然科学系に関してはあんまり記述がない感じがする。
あんまりそっちの方面に詳しくないんじゃないかな。
もし本物だったら失礼になるけど。

でも文章もきっちりしているし、いろいろ知識が豊富な人
であることには変わりはなさそう。
403名無しさん@1周年:2000/06/22(木) 01:50
サーバー移行あげ
404392:2000/06/22(木) 01:55
>394
程度が低いかどうかには関わらず
皮肉を言ってるのがおもしろい。
>これまで、たくさんの質問をお寄せ頂きありがとうございました。
>「不特定多数の情報の中から、有益な情報を取捨選択する」という実験を通して、
>インターネットはただのデータであり、それを分析するフィルターが重要であるという
>認識を強く感じました。

405>404:2000/06/22(木) 04:46
なるほど(笑
406名無しさん@1周年:2000/06/22(木) 16:15
sarasiage
407533:2000/06/24(土) 03:03
hoi
408名無しさん@1周年:2000/06/24(土) 07:21
KJ法を知らないって、この人書いていたけど
本物は「知のアウトプット」って本で、はっきり
否定しています。書いたことを忘れることはさすがに
ないでしょう。でも、偽物だったけど、結構勉強してる
人だな、と思った。でも物書きのプロじゃなさそう。
409名無しさん@1周年:2000/06/30(金) 14:54
age
410むむむ:2000/07/23(日) 19:03
立花さんは今回のサミットをどのような点に注目しながらご覧になっていますか?
411名無しさん@1周年:2000/07/27(木) 06:01
あげ。
412名無しさん@1周年 :2000/09/14(木) 10:02
age
413名無しさん@1周年 :2000/09/14(木) 21:43
本物ですか?
414名無しさん@1周年
埋もれるには惜しい。あげ。