>>887にも書きましたが、これと同様の罠に陥っている人は多いです。
車のアクセルを踏みながら、同時にブレーキをかけている状態です。
私も同じように経験を一杯してきてますし、常に完璧な観察状態を持続しているわけではありません。
意識が自己から外れることがあります。
>>870さんの問題は、観察以前に、冷静に考えただけでも直ぐ分かります。
あの矛盾に気付かないということは、鬼和尚さんが言う「観照」の基礎すら出来ていないことになります。
そんな状態で新しいテクニックを求めても、使いこなせるでしょうか?
ただ、私もこういう勘違いに陥ることがよくありました。
考察や推測も同じ事で、自分が期待し、執着しているものが有る場合、いくら推察しても、自分のエゴにとって都合が良い結論しか出てこないのです。
または極端に不利な結論が出ることもありますが、本質は同じです。
誰かを盲信している場合、いくら客観的に考察しようと試みても、その盲信にとって都合が良い結論が出てしまいます。
真理の探究とは正反対の方向であり、エゴを満たしているだけです。