甲を被った国民達の国

1個の国が在った　その国の国民の甲は1匹残らず似た様な模様で
よそ者には誰が誰だか区別が付かなかった。
しかしその為か集団性を重んじる彼らの統制された社会は美しさを覚える。
しかし、彼等の悩みはすでにそこにあった・・・。

彼等の国の近くに恐竜の国があったが、恐竜達は脊椎で体を支え、カラを持たないため
個性的な種が増え体もドンドン大きくなり今や繁栄の極致であった。

虫達は考えた・・・。
「我々にも個性が必要だ！」「それぞれの生き方を尊重しよう！」「みんなが同じでは駄目だ！」
こうして虫達は個性を競いだした・・・。

様々な模様が生み出され、流行しては捨てられていった。
色とりどりの甲のおかげで、虫の国は賑やかになっかたに見えたが・・・、
「なんか自分だけ違って疎外感を感じる･･･」「自分の本当の模様って何･･･？」
返って人々はカラに閉じ篭り、社会は病んでいった・・・。
「模様なんて本当の個性じゃない！」「カラそのものが悪いんだ！！」
こうして『虫はカラを脱ぐべし』との議論が高まり、カラを脱ぐ事になった。

こうして彼等はその集団性から、全国民同時にカラを脱ぐ事に決めた。
カウントダウンが始まる。
「３・・・」　「２・・・　」　「１・・・！！」

・・・しかし・・・、
カラの他に支えるものを持たない虫達の体は、たちまちドロドロと崩れ落ちてしまった・・・
崩れ落ちてしまった・・・。

おしい！
俺の魂にかすった！

自分らしさという個性は大切だが、
自分を支えているのは殻や背骨（基礎学力と人間性）だと言う事を忘れてはいけないと
言っているのだと受け取りました。

中には何もありませんでした。


なら面白かったな。

>>1
結構面白い話しだと思う、短編ＳＦ小説家でも目指したら良いんじゃないかな。

面白かったけど、最後の繰り返しの言葉を違う形にして〆て欲しかったかな〜

要所要所突っこみたくはなるけど
おもしろい。
頑張って！

映画化決定だな。

思い出した・・他スレにも載せてたよな！
作品毎にスレ作るんは褒められたことじゃないぞ！！
詩を連続して載せてる方もいた事やし
観念してここにいっぱい出しな。

>>9
バケツ一杯分の『幸せ』
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1168736507/l50

これだな?てか、リアル厨房の自己陶酔って匂いがプンプンするぜ・・・

＞1個の国が在った　その国の国民の甲は1匹残らず似た様な模様で
国の数え方って一個なん？ごめん検索しても見つからない。
「その国の国民」じゃ漢字がかぶってる。
「その国の民は」「其処の国民は」などにするほうがいいか、と。
同じ理由で「似た様な模様」は「似た感じの模様」「似た模様」など。
＞しかしその為か集団性を重んじる彼らの統制された社会は美しさを覚える。
＞しかし、彼等の悩みはすでにそこにあった・・・。
二行続けて文頭が「しかし」なのはどうか、と。
片方を「ただ」とかにしてみるとか。

他はないかな。
皆趣向はあれど
面白い事は間違いないと思う。
細かいところに気を配ってほしい。
また読まして、ありがとう。　

日本とアメリカのことだろうか？

つまり>>1の状況は、ゼーレの人類補完計画によって
人間がどんどんLCLになっていってるって事だよな？

　

発想の源はソコかも！
１３さん凄い！！
また予想して！！！

>>1
思春期でちゅか？
勘違い春厨のまきひと君。
m6(・∀・)