バケツ一杯分の『幸せ』

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1まきひと ◆zeDiWCcgGk
人は、生まれると同時に、バケツ一杯分の『幸せ』を与えられる。
病気の時、嬉しい時、悲しい時・・・。
そんな人生の節目に、人は、バケツから、ひとくち分の『幸せ』を飲む。

すると、とても満たされた平和な気持ちになる。
そしてまた、『明日からがんばろう』、そういう気持ちになるのだ。
けれど、『幸せ』は、一生を通じてバケツ一杯分しか与えられていない。

中には、若くして『幸せ』を飲み干して絶望するものもいれば、
『幸せ』をたっぷり残したまま死んで行く者もいる。
だから、若いうちは極力節約して、上手に『幸せ』を使うようにと教えられて育つ。

ところがある日、一人の男が、『幸せを大量生産できる機械』を発明する。
すると皆は、こぞって、お金で『幸せ』を買い求めた。
そして、どんどん『幸せ』を飲み干しては、また『幸せ』を買い求めた。

『幸せ』を買うために、人々は昼夜の区別なく働いた。
国には、たくさんの工場や車やモノが溢れかえった。

そんなある日、若い時に国を出た一人の男が帰郷する。
彼は、すっかり様変わりした国の光景を見て、驚いた。

なにより、彼が一番驚いたのは、皆のバケツには『幸せ』の代わりに、
たくさんのお金が詰め込まれていたことだった。

彼は、お金で『幸せ』を買い求める人々をしばらく眺めていたが、
その後、国が見渡せる丘へと登った。

彼は、丘の上で、ひとくち分だけ残っていた『幸せ』を、ごくり、と飲み干した。

そして、彼はとても満たされた気持ちで、静かに息をひきとった・・・。
静かに息を引き取った・・・
2麒麟です:2007/01/14(日) 10:07:18 ID:YY4vb5IY
||||糸冬了||||
3マジレスさん:2007/01/14(日) 10:08:28 ID:FEe8TL0O
なにこれ?聖教新聞のコピペか?キモイ。
4まきひと ◆zeDiWCcgGk :2007/01/14(日) 10:10:41 ID:oAvmknC7
>>2
こんな良スレを終了させるのは忍びないよ・・・
人生に悩んでる人を>>1の本文で癒してあげたい・・・
>>3
おいおい、何たら新聞なんかと一緒にしないでくれよ。
某漫画の台詞+僕のオリジナル だよ。
5マジレスさん:2007/01/14(日) 10:11:14 ID:NzgFC7Nt
幸せって毒なの?
6マジレスさん:2007/01/14(日) 10:14:38 ID:PslLku1F
そんな都合のいい幸せ、どこにもねーだろうに。
7マジレスさん:2007/01/14(日) 10:16:25 ID:NzgFC7Nt
なるほど、そんな光景見たくないから最後の一口の幸せが即死だった

あってる?まきひと
8マジレスさん:2007/01/14(日) 10:18:06 ID:bHR5MLOJ
>>1
一生で得られる幸せの量が決まってるって事か?なんとなく分かる。
9麒麟です:2007/01/14(日) 10:18:07 ID:YY4vb5IY
主→テメーは考えが温いから長文にすれば知的に 思われるから一生懸命
盗作したんだよな?
ハウスッ!
10まきひと ◆zeDiWCcgGk :2007/01/14(日) 10:21:30 ID:oAvmknC7
>>5
 ん、どう言う意味・・・?
>1の本文が意図するメッセージは、昔は物が無くても心が満たされてる意味での『精神的な幸せ』だったけど
 今は『物質的な幸せ』が氾濫してる事に対する危惧だろうね。
 『毒』なのか如何かは僕にも分からないや。
>>6
『都合の良い幸せ』と言うと?

>>7
 あ、君は読解力高いね・・・>1の本文自体ほとんどパクリだから真意は不明だけど、
 僕もその解釈だよ。 
『若い時に国を出た一人の男』が最後に望んだ幸せ=『物質的な幸せが氾濫してる世の中からの脱却』だと思う。
11麒麟です:2007/01/14(日) 10:24:51 ID:YY4vb5IY
主→東京の方に向かって 正座して頭下げろ
頭が高い!
そして
【魔がさしました】
と心の中で謝れ
12マジレスさん:2007/01/14(日) 10:26:11 ID:NzgFC7Nt
金で買える、幸せは安いってことじゃないの?量産されてんだし
上手に使えってところが味噌なんだろ?

つか各国共通じゃない幸せってなんだ?例えば大航海時代のコショウみたいなもんか?
なんつか、練り直してもっかい書いて欲しい

あと>>4は無いほうがよかったね^^

13マジレスさん:2007/01/14(日) 10:27:34 ID:PslLku1F
自分が欲しいときに都合良く『幸せ』なんて手に入らないだろ。

下らん絵空事だ。
14まきひと ◆zeDiWCcgGk :2007/01/14(日) 10:29:02 ID:oAvmknC7
>>8
 えっと・・・その解釈も当然『1つの正解』だとは思う。
 けど、僕はちょっと違う見解だね。
 『お金を積んで手に入れた幸せ』は幸せには成り得ないって事で、
 んんー・・・なんて言うかな・・・
 『バケツ一杯分』ってのが例えば家族への愛情とかを挿してると思うんだよね。

>>人は、バケツから、ひとくち分の『幸せ』を飲む。
>>すると、とても満たされた平和な気持ちになる。
>>そしてまた、『明日からがんばろう』、 そういう気持ちになるのだ
これが要するに、家族との団欒とかを挿してると思うんだよ。
けど今の世の中はそういうのが疎かになってるでしょ?
そう言うメッセージじゃないのかなって・・・ごめん、上手く言えないや
>>9
 インスパイヤ、オマージュ、です!!
 リスペクトです。
15マジレスさん:2007/01/14(日) 10:29:56 ID:NzgFC7Nt
そか盗作か、なんか残念 その世界嫌いじゃなかったのにな
16麒麟です:2007/01/14(日) 10:33:00 ID:YY4vb5IY
主・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・゛゛ 言葉に ならねぇ
17マジレスさん:2007/01/14(日) 10:34:35 ID:NzgFC7Nt
新バケツ一杯分の幸せが見れなくて残念ってことな
18マジレスさん:2007/01/14(日) 10:48:37 ID:PslLku1F
『天才柳沢教授の生活』って漫画読め。
イロイロおもしろいから。
19桟敷狂:2007/01/17(水) 19:47:00 ID:X7wNflyg
>>10
>>『若い時に国を出た一人の男』が最後に望んだ幸せ=『物質的な幸せが氾濫してる世の中からの脱却』だと思う。

なるほどね〜? ・o・ その一人の男は、その国が元の世界に戻る事は予測できなかった訳ね・・・? −o−
 今ある「物質的な幸せが氾濫してる世の中」 が、継続しちゃうと考えちゃった訳ね♪
 
20マジレスさん:2007/01/17(水) 20:03:44 ID:m+vA0paP
>>1
不完全な面が多々目に付くけども、その話嫌いじゃない、
むしろ好き、頑張って改良してみて下さい!
期待してます。
21桟敷狂:2007/01/17(水) 20:13:23 ID:X7wNflyg

>>1
>>そして、彼はとても満たされた気持ちで、静かに息をひきとった・・・。
>>静かに息を引き取った・・・

実は、その後、
  その国に、本当の幸せが訪れるという事も知らずに・・・・続く。。。 1・o・
22マジレスさん:2007/01/17(水) 21:31:41 ID:eBOdIJcU
23マジレスさん:2007/01/19(金) 12:53:25 ID:jnTm3d9P
 
24マジレスさん:2007/01/19(金) 13:23:25 ID:MBsCr8q3
>>14
お金が無きゃ幸せになれないよ?
25マジレスさん:2007/01/19(金) 14:55:57 ID:4GUJb2Wg
>>24
逆だ。幸せになるとお金に困らなくなる、だよ。
幸せになるかどうかはお金に左右されない。
26マジレスさん:2007/01/19(金) 15:03:16 ID:mzjMp95J
>>18

あたすもそれすき 絵がきれぃ
27マジレスさん:2007/01/19(金) 15:05:07 ID:mzjMp95J
あんドーナツ もいいよ
28マジレスさん:2007/01/19(金) 16:15:02 ID:rqpFBJsT
『幸せのバケツ』ひっくり返されないようにね!!!!!!!
29マジレスさん:2007/01/19(金) 17:03:23 ID:lDeM97jw
同じ一杯分でも人それぞれ密度が違うと思う。
初めから違うのではなくて自分次第で変わるんじゃないかなって思う。
30まんこ:2007/01/19(金) 17:06:42 ID:1tIhR4+a
文面から自己陶酔的な臭いがプンプンするなぁ
中学生の創作かな?
さも深そうにゆうとるが滅茶苦茶浅いわ
31マジレスさん:2007/01/21(日) 00:07:29 ID:GJnEjsBu
人によってバケツの大きさが、オチョコだったり東京ドームだったり・・・
サイズをもうちょっと、こう・・・・均等に…
32マジレスさん:2007/01/21(日) 10:20:22 ID:MzrofMYr
バスケ一杯分の『幸せ』
33マジレスさん:2007/01/22(月) 03:32:52 ID:95n5tDqP
バケツ一杯分か
お風呂一杯分か
プール一杯分かの『お酒』
34マジレスさん:2007/01/26(金) 18:31:32 ID:6kVnKtif
あげ
35マジレスさん:2007/01/26(金) 18:33:53 ID:2qtzQPe9
少年アシベ読むと幸せになるよ
36マジレスさん:2007/01/26(金) 19:14:10 ID:pBkQ46vR
っ・ω・)っ
37マジレスさん:2007/01/27(土) 15:14:18 ID:oI21NWnG
知らん間に世の中が狂った、死ぬんが一番の手だった。
ってか。
38マジレスさん:2007/01/27(土) 20:34:42 ID:s/NJrbDn
そうやってバケツだのコップだので、自ら得られる幸せを限定してるわけだ。
馬鹿みたい、じゃなくて馬鹿だねこりゃ

なんでこう規定して縛り付けるのが好きかね人間は
39マジレスさん:2007/01/27(土) 21:46:06 ID:oI21NWnG
>>38
読解力w
40マジレスさん:2007/01/27(土) 23:22:02 ID:1oK55fIa
幸せと言う概念は妄想に過ぎない
41マジレスさん:2007/01/31(水) 10:54:42 ID:UceAt03v
 
42マジレスさん:2007/02/05(月) 07:35:16 ID:uHhHvXFN
あげ
43マジレスさん:2007/02/07(水) 18:47:47 ID:telPjR+u
あげ
44サガット ◆2xfsAsT4hg :2007/02/07(水) 23:27:48 ID:sCTk/NdS
バケツに穴があいた
水が漏れ出した
45マジレスさん:2007/02/09(金) 09:28:19 ID:tf3MIzd3
だからなんだよ。苦労が美徳?苦労が幸せ?w
幸せなんて存在しない。人が満足したと錯覚しただけ。
くだらねぇ。
46マジレスさん:2007/02/16(金) 04:53:03 ID:wv5S0GLn
47マジレスさん:2007/02/16(金) 05:18:58 ID:wNeP8n05
確かに固定概念はよくないね。うん‥。危うく決めつけちゃうとこだったよ。自分の中で。
48マジレスさん:2007/02/20(火) 09:06:00 ID:/lSeQ0FD
夢見て真っ白な恋を下さい
49マジレスさん:2007/02/20(火) 11:03:31 ID:GoMuKUvS
一気に飲むか、
すこしづつ飲むか

それはアナタしだい。
50マジレスさん:2007/02/20(火) 11:45:40 ID:vWDQ/dOi
勝手に解釈してみた。

前半部分

人は、生まれると同時に、バケツ一杯分の『幸せ』を与えられる。
与えられる=生まれた時は皆空の容器。親に愛を注がれて育って行く。

病気の時、嬉しい時、悲しい時・・・。
そんな人生の節目に、人は、バケツから、ひとくち分の『幸せ』を飲む。
幸せ=人の優しさに触れた事で慈悲の愛を感じる。

すると、とても満たされた平和な気持ちになる。
そしてまた、『明日からがんばろう』、そういう気持ちになるのだ。
=そのまんま。

けれど、『幸せ』は、一生を通じてバケツ一杯分しか与えられていない。
一生で一杯分=人生どう生きようが、自分次第の意。

中には、若くして『幸せ』を飲み干して絶望するものもいれば、
飲み干す=孤独、自分の殻に閉じ籠り荒廃する者。

『幸せ』をたっぷり残したまま死んで行く者もいる。
残したまま=愛は与えた分だけ戻ってくるの意。

だから、若いうちは極力節約して、上手に『幸せ』を使うようにと教えられて育つ。
教え=自分の愛を上手に与え、相手の愛を上手に受け取るために必要な方法。知恵や価値観など。


以上、前半部分の勝手な解釈。
51マジレスさん:2007/02/20(火) 11:47:20 ID:vWDQ/dOi
後半部分の勝手な解釈。分割で。


ところがある日、一人の男が、『幸せを大量生産できる機械』を発明する。
=金。

すると皆は、こぞって、お金で『幸せ』を買い求めた。
幸せ=己の願いを何でも叶えてくれる偽の幸せ。欲望。解りにくい表現だが金のことでもある。

そして、どんどん『幸せ』を飲み干しては、また『幸せ』を買い求めた。
飲み干し、買い求めた=金で自らの欲望を叶え続けた。

『幸せ』を買うために、人々は昼夜の区別なく働いた。
幸せを買うために=愛を忘れ、欲に走った。

国には、たくさんの工場や車やモノが溢れかえった。
国、モノが溢れかえった=自らの欲望に支配された現代人達。

そんなある日、若い時に国を出た一人の男が帰郷する。
若い時=愛を存分に与えられ育った人間を表す。国を離れた事で金に汚されずにすんだことを意味する。

彼は、すっかり様変わりした国の光景を見て、驚いた。
様変わり=人間の汚れた欲望や感情が渦巻く世界に変質。

なにより、彼が一番驚いたのは、皆のバケツには『幸せ』の代わりに、
たくさんのお金が詰め込まれていたことだった。
幸せの変わりに金=愛より物、他人より自分が。与えるより貰いたい。の意


52マジレスさん:2007/02/20(火) 11:51:05 ID:vWDQ/dOi
後半部分分割2の勝手な解釈。


彼は、お金で『幸せ』を買い求める人々をしばらく眺めていたが、その後、国が見渡せる丘へと登った。
幸せを買い求める人々=愛の大切さを忘れ、欲に支配された悲しい人々。


その後、国が見渡せる丘へと登った。
国=金の力に支配され、汚れた世界。


彼は、丘の上で、ひとくち分だけ残っていた『幸せ』を、ごくり、と飲み干した。
幸せを飲む=汚れた世界の中、愛を思い出す。愛のある時代の記憶。

そして、彼はとても満たされた気持ちで、静かに息をひきとった・・・。
静かに息を引き取った・・・
満たされた気持ち=自分は人を愛し愛され幸せだった。
苦しむのではなく、静かに死んだ=愛があれば、物が無くても幸せになれる事を示す。


どう見ても無理がある箇所が…orz。
とりあえず勝手な解釈。



53マジレスさん:2007/02/20(火) 12:03:19 ID:A1c3XMun
『小石につまづいてコケて、バケツの中の幸せを全部こぼしてしまいました。ほんの一瞬油断しただけなのに。』
↑のほうがリアリティあるー。

『しっかり持っていたはずなのに、後ろからバケツを引ったくられてしまいました』
↑これもリアリティあるー。
54マジレスさん:2007/02/23(金) 17:49:53 ID:DamIBZpc
>>1
文を立てるなら
改行の具合が
無意味な
気が。
他にもあるけど
三つ目のスレ立てずに
どっちかに新作載せるんなら
真剣にアドバイスするつもりやぞ!!
55マジレスさん:2007/02/23(金) 18:58:18 ID:7FbQ4Nmw
バケツの中の幸せを飲む方法がわかんねえwww
56マジレスさん:2007/02/23(金) 19:35:08 ID:DamIBZpc
>>55
小泉さんんが薦めてる本「鈍感力」やってよ。
誰か議員さんが書いたんやっけな。
感じ悪くても意外とイイ奴なんて事皿にあるし。
何やっけな、ようわかんね・・
57マジレスさん:2007/02/23(金) 20:32:35 ID:6eWApCG/
バキの話か?
58マジレスさん:2007/02/23(金) 22:31:48 ID:7FbQ4Nmw
>〉56
55す
なんかようわからんけど、見かけたらやってみる(読んでみる?)よ。
ありがとう
59マジレスさん:2007/03/04(日) 11:21:04 ID:XYq++vct
 
60マジレスさん:2007/03/04(日) 11:30:54 ID:8stEx9sv
 
 >>1

 文を立てるなら

 改行の具合が

 無意味な

 気が。


 他にもまだあるけど

 三つ目のスレ立てずに

 どっちかに新作載せるんなら…

 
 真!剣ん!!にいいいっ!!!
 
 アドバイスするつもりやぞっ俺様は〜分かったか二度目じゃい
61マジレスさん:2007/03/17(土) 18:04:54 ID:P9EFSqAf
 
62マジレスさん:2007/03/24(土) 14:16:46 ID:6J9Kft9p
 
63マジレスさん:2007/03/24(土) 14:21:39 ID:M5pRjB0N
バケツの中に虫でも入ってたらどうするんだよ
64マジレスさん:2007/03/28(水) 06:24:57 ID:r4YLuELO
65マジレスさん:2007/03/28(水) 07:15:18 ID:3pGbgIlN
なかなか素敵じゃないか>>1
66マジレスさん:2007/03/28(水) 11:33:18 ID:LicMpBN0
バケツ一杯の十万円金貨!
67まきさる ◇zeDiWCcgGk
人は、生まれると同時に、バケツ一杯分の『不幸せ』を割り当てられる。
病気の時、失敗した時、ルールを破った時・・・。
そんな人生の節目に、人はバケツから、ひとくち分の『不幸せ』を飲まされる。

すると、とても耐え難い不安な気持ちになる。
そして『明日はどうなるだろう?』、そういう気持ちになるのだ。
しかも、『不幸せ』は、一生を通じてバケツ一杯分も与えられている・・・。

中には、若くして『不幸せ』をうまく飲み干して将来に希望を持つものもいれば、
『不幸せ』を無理に飲みすぎて死んで行く者もいる。
だから、若いうちは極力自己を抑制して、上手に『不幸せ』を消費するようにと教えられて育つ。

ところがある日、一人の男が、『不幸せを大量廃棄できる機械』を発明する。
すると皆は、こぞって、お金で『不幸せ』を廃棄した。
(そして、どんどん『不幸せ』を飲み干しては、また『幸せ』を買い求めた。)

『不幸せ』を捨てるために、人々は昼夜の区別なく働いた。
国には、たくさんの工場や車やモノが溢れかえった。

そんなある日、若い時に国を出た一人の男が帰郷する。
彼は、すっかり様変わりした国の光景を見て、驚いた。

なにより、彼が一番驚いたのは、皆のバケツには『不幸せ』の代わりに、
たくさんのお金が詰め込まれていたことだった。

彼は、お金で『不幸せ』を廃棄する人々をしばらく眺めていたが、
その後、国が見渡せる丘へと登った。

彼は、丘の上で、ひとくち分だけ残っていた『不幸せ』を、ごくり、と飲み干した。

そして、彼はとても満たされた気持ちで、静かに息をひきとった・・・。
静かに息を引き取った・・・