【国連】北朝鮮制裁決議案、7か国が共同提案…ロシアは棄権か?中国は強硬に反対
国連安全保障理事会の非公式協議が7日午後(日本時間8日未明)
開かれ、日本は北朝鮮のミサイル発射を非難し、制裁措置も盛り込んだ
決議案を一部修正したうえで、米国、英国、フランスと共同で正式に提出した。
デンマーク、スロバキア、ギリシャも加わり、7か国が共同提案国となる。
中国は強硬に反対し、拒否権行使も辞さない構えだが、日米英仏は10日
採決の方針で準備を進めている。
安保理筋によると、この日の非公式協議では、中露を除く13か国が
決議案の原則支持を表明。中国は「最善のアプローチは議長声明」とし、
決議への反対を改めて示した。中国の王光亜・国連大使は記者団に
対し、決議案が採決にかけられた場合、「安保理の一体性はなくなる」と
主張。「すべての可能性がテーブルにある」と述べ、拒否権行使を排除
しなかった。採択されるには、理事国15か国のうち、9か国以上の賛成
が必要で、常任理事国が拒否権を行使しないことが条件となる。
安保理筋によると、中国と同様に議長声明を主張してきたロシアは、
この日の協議では全く発言しなかった。「棄権する意思を暗黙のうちに
示した」との見方も出ている。
中露には今後、〈1〉拒否権行使〈2〉棄権〈3〉決議案の修正要求――
の選択肢がある。拒否権行使の場合、国際社会から「ミサイル発射を
支持するのか」と非難されるのは避けられない。棄権は決議案の黙認と
いえ、自国の影響力低下につながる。決議案の大幅修正も、日米英仏は
「応じない」としており、少数派の中露が包囲された形になった。(中略)
制裁措置としては、北朝鮮の大量破壊兵器開発につながる物資や
資金の移転の阻止を国連加盟国に義務づけた。この部分は原案のままで、
新たに、北朝鮮からのミサイルと関連物資、技術の調達を加盟国が阻止
することも、修正部分として付け加えられた。
(以下略、全文はソース元でご確認下さい)
ソース(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060708it05.htm