▼ハードボイルド人生相談事務所▼

HBは事務所を開くことにした。
板には静かな雰囲気が流れていた。

げと

はたして依頼者は来るのだろうか。


ＨＢは深く考えるのを止め、コーヒーを作って飲むことにした。
窓の外が静かな日曜の夜だった。

２ゲット

（*ﾟДﾟ）＜イヤッホオオオイ！！！！！

Ｈ・・・ほんものの

Ｂ・・・ばか

オレもとうとう…

HBはコーヒーを持ち、席に戻った。
ドアの外から声がしたのだが、おそらく他の住人だろう。

会話の内容はわからなかったが声は明るそうだった。
HBとはちがい希望に満ち溢れる声のようだった。
やはり依頼人ではなかったのだろう。

HBは本を片手に気長に待つことにした。

HBは本の内容で気になる点を見つけた。


幸福な人は幸せをつかむ努力をします。
不幸な人は幸せに見える努力をします。


HBはうなずいた。

人によく見せるために、神経をすり減らすような自分は、自分とは言えない。
HBはそう思った。

気がつくとHBはコーヒーを飲み干していた。
長い夜になりそうだ。
窓からの風が心地よかった。

`ЛwЛ
ﾙ ´ω`)＜なんかカッコイイわん

HBは事務所のドアに看板を掲げることにした。




▼ハードボイルド人生相談事務所▼
営業時間：平日 22：00〜24：00

相談に対してHBができること
・ハードボイルドな助言
・名言紹介
・オラクルカードによる状況診断




HBは再び本に目を戻した。

友達から、オナネーの直後に会うと、イカ臭いと言われます。
何が原因なのでしょうか？

人は変わるものは変えようと努力する。
しかし変わらなかったらどうするのか。

それを静かに受け入れるべきか、
最後まで努力し変えていこうとするのか。


HBには結論は出せなかった。

>>13
人は自分の体臭には気づかないものだが、他人の体臭には敏感なものだ。

HBは自分の臭いが気になりそうな時は香水を付けることにしていた。
いつも使う香水はブルガリブルーか、ブルージーンズかどちらかだった。

HBは今日は事務所を閉めることにした。

依頼者は来なかった。
とは言え2人も依頼者がくればパンクしそうな狭い事務所だ。
依頼者が来なければ来ないに越したことは無かった。

HBは窓のブラインドを閉めた。
はくちょう座がとてもきれいだった。

14→
HBにｱﾌﾛﾏｽﾀｰは静かに[ｱｲﾃﾞｨｰﾙ]と言う名のｶｸﾃﾙを差し出した。そしてｸﾞﾗｽを磨きながら静かに話始めた。
『人間の優れているところは、虫や鳥、動物達が現実(Real)に即してしか生きられないのに比べて現実の他に理想(Ideal)を持って生きているという点にあるような気がします…』

>>1は北方謙三ですか？
「小僧ども！ソープに逝け！」て言ってください。

北方さんは実はいじめられっこのヘタレ。
地元では有名。

ブルームーン探偵事務所みたいでいいね！

>>1
せんしとしての　ほこりが
おまえには　あるのか

さがっとへ

そうかっかするなよ　あせってみすした　おまえがわるいんだぜ

>>1はハードボイルドが一番多い県を知っているのか？
まさかそれを知らずにハードボイルドを語っているのか？

＞ハードボイルドが一番多い

ハードボイルドな何が？ハードボイルド作家？ハードボイルドな市民？

結局イカ臭さの相談だけかよｗ

あしたまでに相談を捏造しる！

とりあえずバーボンくれよ

HBは事務所に戻った。
依頼もダイレクトメールも一つも届いていなかった。

>>17
時として理想(Ideal)が自分自身を滅ぼす時がある。
HBは身を持ってそれを体験していた。

>>18
自分を変える行為も必要だが、キッカケが必要なのではないだろうか。
キッカケさえあれば風が吹いただけでも人は変わっていく。
HBはそこには行かなかった。

>>21
HBは初代の「タイガー」は「アイゴー」にしか聞こえなかった。

>>23
HBはハードボイルドが多い県を調べた。
だが、ぷりぷり県を読んでもハードボイルドが多い県はわからなかった。

自分の命の値打ちはいくらなのだろう。
HBは思った。

HBは保険に加入することになった。
HBは保険のことはほとんど何も知らない。
保険勧誘員から聞いたことはすべてが驚きの連続であった。

HBはユニバーシティで保険のことを少しかじったことがあった。

その時の法では
「自殺では生命保険金は下りない」ということだった。
現に2001年におきた裁判例がそれを示していた。

だが昨日聞いた話によると「自殺でも保険契約金を2年以上支払っていれば保険金が下りる」ということだった。
2004年の最高裁の事例がそれを示していた。

もちろん保険会社によって自殺が保険支払いの免責事項に掲げられている場合もある。
しかしHBが加入する保険には自殺は免責事項に含まれていなかった。

自殺して保険金を得るのはどういった人物が多いのか。
HBが調査をしてみると、ほとんどが潰れかけた、もしくは潰れた会社の社長であった。
資金繰りに困った社長が、最後の手段として自ら命を絶つケースが多いということなのだ。

〜死んでも何も解決などはしない〜
HBは今までそう思っていたが、認識を改めざるをえなかった。

回想を終えたHBは本棚に歩み寄り、昨日の本を手にした。
本を読みながらHBは再び依頼者を待つことにした。

今日も依頼者は来ないようだ。
HBは戸締りをし、事務所の営業終了時間を早めることにした。

北方謙三は酒が飲めないんじゃなかったけ？真面目に今年まだ３１歳なんですけど最近加齢臭がし始めているので困っているのですが・・・。

イカ臭さと加齢臭の相談だけかよｗ

僕のブログに人が来てくれません。HBさん、なにかコメントしにきてください
http://blog.livedoor.jp/smokegetsinyoureyes/

>>36
人が老いていくのは誰にも止められない。
しかし美しさは壊れていくものではなく、変わっていくだけなのではないだろうか。

銀製品は、年月を経ると空気中の硫黄分と反応して黒ずんでくるが、これを「いぶし銀」と呼んで 愛好する向きもある。
物は生まれて朽ちてゆくまで美の流転を繰り返すのではないだろうか。
HBは思った。

>>37
今日まで2つの依頼しかなかった。
それだけHBの身の回りは平和だったということだ。

HBはここ一週間の出来事を回想した。
どうでもいいような、なんでもない、そして美しい一週間だった。

>>38
HBは音楽に関してはうとかった。
世間で騒がれている曲を気が向いた時に聴くくらいだった。

ジャズ。
ジャズでHBが思いつくのは「Noarh Jones」の「Sunrise」だった。
HBは久しぶりに「Sunrise」をかけることにした。

HBは終わりゆく金曜の夜に似合った音楽をかけ、依頼を待つことにした。

依頼が来るにしろ来ないにしろ、HBは今日は自分の道をオラクルカードで見つめることにした。
だが、それまではHBはいつもどおりコーヒーを用意し、本を読みふけることにした。

あぼーん

ageとくよん

「Sunrise」いいね僕も好きよ

俺は「サマータイム」が好き。これを聞くといつも何故か仕事に行かなくちゃという気持ちになる。夏だけど「枯葉」が一番好き。ちなみに私は以前加齢臭を相談した者です。

ＨB…久ﾆオモロイ奴やﾄ思っテﾝけドなｧ★