私の人生

しまっとくよ。

では、わが道を進みます。
大学卒業の３月中旬までのほぼ１ヶ月、私は大学の後輩たちと連絡を取り
暇をつぶした。彼女との関係を知る何人かは彼女と別れたことを不思議に
思っていたようだが、彼女を知る人間には彼女の決意は相当なものだった
のと思うよ、と言われ確かにそうなのだろうと私自身がそれを一番実感し
ていた。私は３月の下旬から就職する金融機関の研修に入った。新しい世
界が訪れる。私の大学生活は終わり、社会の生活に入っていった。卒業式
は研修期間中にあったのだが私は大学の卒業式には行かなかった。大学の
卒業式という貴重な経験を放棄した。卒業証書を手にするのは数年後だっ
た。就職先は金融機関だけれども固有名詞を出すことはできないので今後
会社とあえて表現します。実際は会社ではない弱小金融機関なのだがね。
その会社で同期入社した人は２５人くらいかな、そのうちの３分の２は
女性だった。金融機関だから女性の採用が多いのは当たり前で、高校卒、
短大卒さんたちだった。男性は４大卒が多いが、高校卒の何人かいた。