もう疲れました。生きていても辛いことばかりです

このエントリーをはてなブックマークに追加
550マジレスさん
俺、小さい頃に母親を亡くしているんだ。
片親しかいない自分を半端者と勝手に思い込んで、
中学生の頃は不良グループの一員になっていた。
親父の留守中、家に金が無いかタンスの中を探しているとビデオテープがあったんだ。
俺、親父のエロビデオかな? なんて思って見てみた。そしたら・・・

病室のベットの上にお母さんが映っていた。
『〇〇ちゃん二十歳のお誕生日おめでとう。何も買ってあげれなくてゴメンね。
お母さんがいなくても、〇〇ちゃんは強い子になってるでしょうね。
今頃、大学生になってるのかな?もしかして結婚してたりしてね・・・』
10分くらいのビデオテープだった。

俺、泣いた。本気で泣いた。
すぐに洗面所に行って、親父の髭剃りでパンチパーマ全部剃った。
みんなに馬鹿にされながらも一生懸命に勉強した。
そして俺は、一浪だけど、国立大学に合格した。
親父、まるで俺が東大にでも受かったかのように泣きながら親戚に電話してた。
案の定、二十歳の誕生日に親父が俺にテープを渡してきた。
もう一度、よく見てみたら、ビデオを撮ってる親父の泣き声が聞こえてた。
お母さんは、笑いながら

『情けないわねぇ』

なんて言ってるんだ。俺また泣いちゃったよ。
親父も辛かったんだろうな。
就職が決まった時、親父が

『これでお母さんに怒られなくて済むよ』

て、言ってきた。
俺、このビデオテープがあったからまっとうに生きられてる。