道taoの方向から人生相談してみるスレ

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365 ◆nswvqFUMEI
因果論には必ずと言っていいほど、感情論が持ち込まれる。
「不幸な人は、前世で悪人だったのか? 失礼なことを言うな!!」など・・・。
だが、感情的に否定するだけでは、大切な要素を見落とすことになる。
どんな思想にもプラス面とマイナス面がある。

因果応報論は本来、行為の修正で業の因子を滅ぼし、未来の悪果を滅却する自己修業的な観点からスタートしてる。
決して差別を正当化したり、運命論的な諦観が目的ではなかった。
どんなに悪い境遇でも、自分に原因があるという前提に立てば、自分の力で環境を変えることが出来るわけで、いわば人間の能力を最大限に評価してるわけ。
もし不幸のすべてが他人の責任ならば、問題解決の主導権さえ他人に売り渡すことになる。
つまり、問題が解決するか否かが、総て他人次第になってしまい、相手が改心しなければ、未来永劫、解決しないことになってしまう。
仮に、ここにも感情論を持ち込むなら、「人間の力を冒涜してる」という見方も成り立つ。