七年間にあった出来事

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1いち
この七年間にあった出来事を聞いてもらえませんか?
2酒飲んで暇:04/02/17 22:41 ID:LpJleZsw
いいよ。 何でも話しなさい
3いち:04/02/17 22:41 ID:1eyun6uS
長くなりますが。
4 :04/02/17 22:41 ID:oUN9/4wN
雑談スレやめれ。
5酒飲んで暇:04/02/17 22:42 ID:LpJleZsw
いいよ。どした?
6生活さん:04/02/17 22:43 ID:vK0luAmE
ずいぶん前のスレに生活さんが自分語りをしたくだりがあるので
そこを読んでくれると書き込まなくていいので楽なんですがね

ざっと2〜300レスくらい長文が続きますが
7酒飲んで暇:04/02/17 22:43 ID:LpJleZsw
>>4 あんたも相談相手になれ。
8  :04/02/17 22:44 ID:LpJleZsw
能書きはいいからさっさと話せ。
9マルメンライト:04/02/17 22:46 ID:G2A1GpMO
俺も聞いてやるよ。
10生活さん:04/02/17 22:46 ID:vK0luAmE
まず初恋の相手から聞こうか
11酒飲んで暇:04/02/17 22:47 ID:LpJleZsw
>>9 おお・・いい奴だ。キミは今度の宝くじが当たるぞ・
12 :04/02/17 22:47 ID:oUN9/4wN
削除申請を出しておく。
13 :04/02/17 22:49 ID:TwjA9MbA
1さんってほんとにIDが1なんだね
14ななしのデブ:04/02/17 22:50 ID:vt9Pxpev
だいだい2500回くらい眠った
だいたい8500回くらい食事した
15マルメンライト:04/02/17 22:51 ID:G2A1GpMO
>>11
グリーンジャンボは買ったよ。
>>12
もうちっと待て。
>>1
どうした?いち?
16酒飲んでびっくり:04/02/17 22:51 ID:LpJleZsw
>>13 ほんとだ!
17いち:04/02/17 22:54 ID:1eyun6uS
明治時代…
父親の四代前の先祖は、
大地主で市長や医者が出る
名家でした。
私の父親は一応、跡取で、長男で、
うちは「本家」です。
でも、今は、落ちぶれて見る影もない。
残ったのは、姓名のみ。
その姓名はいまだに地元で
名家としての通用力がある。
何代か前に分家した親戚は、豪邸を立てています。
そして、その親戚たちは、昔ほどではないですが、
栄えています。
18酒飲んで暇:04/02/17 22:55 ID:LpJleZsw
雲。それから?
19いち:04/02/17 22:57 ID:1eyun6uS
私は、本家の長女です。
女しかいないので、私が 跡取 です。
笑っちゃいます。それも名ばかり。
その廃れようときたら。
20酒飲んで少し正気:04/02/17 23:00 ID:LpJleZsw
 >>19 うん。
21いち:04/02/17 23:05 ID:1eyun6uS
以下偽名

亀助は、大金持ちの旦那様でした。
その子供の千代助はやさしい人でした。
千代助は奥さんを貰いました。
奥さんは結核で寝込みました。
千代助は、土地を担保に入れて、
金を借りて、薬代を捻出しました。
金を返せなくて土地を没収されました。
そのころの金貸しは、1000万の土地を担保に
取って、1000万の金を貸して、
あと、残り100万返せなければ、
土地を全部没収するという
それは悪どいやり方をしていました。
泥棒です。
千代助はどんどん土地を担保に入れました。
土地はどんどん減っていきました。
結局、奥さんは死にました。
22酔えなくて暇:04/02/17 23:08 ID:LpJleZsw
>>21 うん。それから?
23いち:04/02/17 23:09 ID:1eyun6uS
千代助は世間しらずでした。
だから、やさしさのあまり、
財産を潰していきました。
土地が無かったら、一族が生きていけなく
なるということも知らずに、
ただ、病人のために散財したのです。

千代助に家長としての責任の
教育をしなかった亀助がもうすでに、
世間しらずだったのかもしれません。

千代助の隣に住む武家から
金を借りては、土地を没収されていったのです。
24ちんこちゃん:04/02/17 23:11 ID:/XvUQCre
長そう。
この7年間で始まるかと思ったら明治からか。
25いち:04/02/17 23:14 ID:1eyun6uS
千代助の住む地域は、河川敷の
交通の盛んな豊かな土地でした。
米もたくさんできました。

武家は、山奥の貧しい村から
引っ越してきた人たちでした。
厳しい貧乏に耐えて耐えて
ハングリー精神旺盛な人たちでした。

引っ越した先の、隣の家には、
世間知らずの千代助が住んでいました。
金を貸すといったら、喜んで
担保を出しました。
武家はあくどい金貸しをして、
どんどん大きくなっていきました。
26いち:04/02/17 23:14 ID:1eyun6uS
>>24
これらが、
私の人生にかかわってくるのです。
まさに因縁とも言うべきか…
27退屈で暇:04/02/17 23:19 ID:LpJleZsw
>>26 あんまり引っ張ったらみんな引いてしまうぞ。
28いち:04/02/17 23:20 ID:1eyun6uS
>そのころの金貸しは、5000万の土地を担保に
>取って、1000万の金を貸して、
>あと、残り100万返せなければ、
>土地を全部没収するという
>それは悪どいやり方をしていました。

訂正します。
1000万借りるために、
4000万の損害だったということです。
これは、適当な数字ですが、これぐらい暴利でした。
29いち:04/02/17 23:31 ID:1eyun6uS
千代助には、二人の息子と一人の娘がいました。
・知的障害の息子…太郎
・賢い息子…次郎
・普通の娘…花子
千代助は、太郎が不憫でした。
「太郎は他の地域では生きていけない」と
千代助は思い、太郎に家を継がせることにしました。
太郎は、女を買い、土地を売り飛ばし、
酒を飲みました。
太郎はやりたいほうだいしました。
奥さんを毎年孕ませて
毎年未熟児が生まれては死んでいき、
10人ぐらいは墓に埋めました、葬式も出さずに。
奥さんは30代で殺されました。

千代助の判断によって、
徹底的に家を滅ぼす方向に向かいました。
30いち:04/02/17 23:35 ID:1z4qcMfs
その時、千代助が見たものは!!
31 :04/02/17 23:35 ID:f/U9vf5c
>>30
工エエェ(´д`)ェエエ工
32いち:04/02/17 23:40 ID:1eyun6uS
次郎は養子に行きました。
養子先で、頑張って安定した家庭を築きました。

花子は50歳の金持ちの男に
レイプされて、男の子が生まれました。
男は、養子だったので、
金持ちの家から追い出されました。
花子と男は新婚生活をしましたが、破局しました。
花子は別の家に嫁に行きました。
男は、太郎の家に男の子を預けました。
男は寂しく暮しました。

男の子は、太郎のもとで育ちました。
それは酷い環境でした。
太郎の子供は、二人生き残りました。
大介と真理子です。
大介は一番目の子です。
真理子は、最後のほうの子です。
真理子は頭が弱いです。
真理子が怪我をしても、病院に連れて行ってもらえま
せんでした。だから、腕が曲がったままです。
男の子の赤ちゃんは、忠志といいます。
忠志、大介、真理子 の三兄弟で育ちました。
忠志が長男です。
忠志は私の父親です。
33いち:04/02/17 23:50 ID:1eyun6uS
忠志は、酷い環境で育ちました。
未熟児を何人も埋めに行きました。
太郎は、大介が生まれると、
忠志をいじめはじめました。
なにせ、実子ではないのですから。
天井が抜け、障子が抜けたあばら家で
食事も満足に与えられずに、いました。
ふとんも満足にありませんでした。
こごえながら暮しました。
近所の親切なおばさんが忠志を助けてくれました。
太郎の家は
近所では有名なお化け屋敷となっていました。
何代か前は、そこら一帯の大地主だったものが!
忠志は、14歳から働きました。
給料は太郎が忠志の頭を殴ってとり、
酒や女に消えました。
忠志は、大介や真理子のためだけに
頑張りました。
太郎の奥さんは髪の毛が全部抜けたと
思ったら死んでしまいました。
太郎には、前の奥さんがいたそうですが、
太郎のキチガイぶりに、びっくりして、
家の貯金を持って逃げました。
次に来た奥さん(大介と真理子の母)は
名家のおじょうさまでした。
ただし、知的障害者でした。
嫁入り道具は漆塗りで、きらびやかな
着物をたくさん持ってきました。
太郎はそれを全部質に入れました。
34いち:04/02/18 00:04 ID:LBqt0Q/O
大介は耐えかねて都会に出て行きました。
忠志は、真理子の嫁入りを整えてやるために
会社を辞めて金を作りました。
真理子は幸せになりました。
忠志は、お化け屋敷に一人残りました。
屋敷は傾きかけていました。
近所の人はばい菌でも見るように
その貧乏を嫌いました。
忠志は、子供のころからの
持病を治療できなかったために、
苦しみながら仕事に通っていました。
花子と忠志は何度か会いましたが、
花子は忠志を毛嫌いしました。
里香は花子の子供です。
花子は忠志への恨みの念を
里香にぶつけていましたから、
里香は自然と忠志を恨んでいました。
里香は、見合いをしました。
しかし、忠志の住んでいるお化け屋敷を
相手方に調査されて縁談は破局しました。
里香は忠志を恨みました。
里香は仕事に生きることにしました。
そして、重役公務員で定年退職しました。
35いち:04/02/18 00:14 ID:LBqt0Q/O
病気や貧乏で、苦しんでいるうちに
忠志は、結婚が遅くなりました。
忠志は年下の看護婦に出会って結婚しました。
奥さんは美智子です。
美智子と忠志がお化け屋敷で暮して
いました。
すると、明け方に、お化けが出ました。
それはお化けというより、ちゃんとした
人間の形をしていました。
金持ちそうな着物をピシッと着こなした老人が
たっていました。そして消えました。
忠志と美智子は同時に目撃しました。
その日から、忠志たちはそこで暮らすことを
やめました。
それは先祖からのメッセージだったと
忠志は言いました。
お化け屋敷は、近所から冷たい目で
見られていたし、そこで子育てなぞ、
できるはずもなかったからです。
ここを出て行って幸せになれというメッセージ
だと忠志は言いました。
お化け屋敷は自然崩壊しました。
忠志は公営住宅で子育てをしました。
私は、ざっくばらんな公営住宅で
幸せに育ちました。
お化け屋敷の跡地を売って、
遠くに家を買いました。
36いち:04/02/18 00:30 ID:LBqt0Q/O
忠志が買った家=引っ越した家は、
太郎の奥さんの実家の近所です。
その実家はものすごい名家です。
私は、太郎の奥さんの生き様と、
えんえんと続く塀やそそり立つ豪邸とを
見比べて皮肉な気持でした。

私の先祖が地主だった河川敷あたりの
土地は、まあまあ町になって
土地値が上がりました。

忠志は、苦労の反動でギャンブル癖が
あって、散財していました。
美智子がいなかったらとっくにのたれ
死んでいます。
私たちは汚い家ですが、つつましく貧しく
くらしていました。

私の姓名を地元の人が聞いて
名家だとか言いますが、
すさまじい没落劇を聞いた私は、
名家?別世界のことです。
私は生まれながらに、公営住宅の庶民です。
あけっぴろげで人情があふれる
公営を誇りに思っています。
37いち:04/02/18 00:42 ID:LBqt0Q/O
さて、
亀助の子供はふたりいました。

長男の周助と次男の千代助です。
しかし、
亀助は千代助に家を継がせました。

周助は養子に行って、その筋の親戚からは
エリートがたくさん出て盛り上がっています。

千代助の筋は、千代助から滅びだしました。

千代助の筋が本家で、
周助の筋が分家です。

本家の跡取が私です。…らしいです。
38 :04/02/18 00:45 ID:xzZs8NDb
読むのだりー
39 :04/02/18 00:47 ID:COhB6Rji
全部呼んでる人はいない罠。
40 :04/02/18 00:48 ID:COhB6Rji
まあ、いちは気の済むまで書き込んでくれ。
その後で、1レスで簡潔にまとめてくれな。
41いち:04/02/18 00:48 ID:LBqt0Q/O
以上が前おきです。


私は、家のことなんてどうでもいいんです。
血筋がどうのこうの、
貧乏なんだから、関係ないと思っています。
42いち:04/02/18 00:54 ID:LBqt0Q/O
私は貧乏なので進学できませんでした。
高校出て働きました。
事務職です。
お金たまったら大学いこうかと
考えていました。
社会勉強のためにも働いて
おいたほうがいいと、思い働きはじめました。
それが7年前のことです。
43ちんこちゃん:04/02/18 01:01 ID:N54mboyn
たぶん
親の因果が子に報い。ってところか。
読んでないけど。
そしてどんな報いが。
44いち:04/02/18 01:14 ID:LBqt0Q/O
公営住宅に住んでいたころに、
マンモス小学校に行っていました。
人数がほんとうに多くて、授業も手抜きでした。
悪がきがいじめてきて、
ヤクザの子がちょっかい出してきたりして
殺伐とした環境でした。
しかし、近所の子たちは気さくで
遊び仲間は多かった。
必死に生活する人たちの生き様を
間近に見られて勉強になりました。
宗教にやられてる人、
酒にやられてる人、死んでしまう人、
近所同士の不倫、破局、ボケた哀れな人、
悪口おばあさんに仕返しのために、
玄関にウンコ塗りつける事件、
空倉庫を勝手に改造して秘密基地にしたり、
若い手下を引き連れて小学校に乗り込んだ
ヤクザの奥さん、
裸電球だけの極端にケチな人、
万引きをかばう親、ネコ屋敷、
苦労人、覚せい剤でふらふらになった人、
45いち:04/02/18 01:20 ID:LBqt0Q/O
私は気が小さくて真面目なので
勉強をこつこつとしました。
頭が特別いいわけではないんですが、
努力は人並みにしました。
いつも成績はトップに近かったのです。

家を買って引っ越したとき、
田舎の学校に転校しました。
そこでは全体に勉強のレベルが低くて、
私は、もっとトップのレベルに上がりました。

私は、得意げにはなりませんでした。
謙虚な子供だったのです。
気が小さいから誉められたら恐縮して
恥ずかしがっているだけでした。

田舎の小学校の隣には、寺がありました。
そこの住職の子供の男の子が
私の席の隣に座っていました。

ぼっちゃんがりで黒ブチめがねで
秀才という感じでした。
46いち:04/02/18 01:27 ID:LBqt0Q/O
男の子と私の学力は、ほとんど同一でした。
そして、クラスで一番でした。
テストは100点ばかりでした。
そのとき、私は、何か感じました。
よくわかりませんが何か感じました。
このいかにも秀才くんと私と、
同じ頭の程度だと思ったら、笑いたかったのです。
私はみすぼらしい子供だったからです。
私は前の学校で少しの間、
イジメを受けていました。
それで私は、いじけていたのです。
イジメを受けた原因は、他の子と
比べて貧乏ったらしい、心の覇気の無さと、
服装の乱れだと思います。
貧乏だと心が弱くなるものです。
隣の寺は改築して木の色がピカピカで
いかにも金持ちでした。
その、御曹司が、この貧乏なみすぼらしい私と
頭が同じなんておかしいでしょう。
47いち:04/02/18 01:37 ID:LBqt0Q/O
イジメを受けた期間に死にたくなり、
手首を切ろうとしましたが、
馬鹿馬鹿しくなりやめました。
教師は、新人の女で24歳でした。
私が訴えると、いじめっ子に
「あやまりなさい。」と言って
頭を無理やりさげさせて、
「これで許してあげなさい。
許しなさい。許しますね?」と言いました。
それをみんなの前で、晒しました。
私を晒し者にしました。
私の親には、「いじめられるほうが悪い。」と
その教師は言いました。
さらさら、私を救う気は無かったのです。
ずっとあとで
それを聞いて私は愕然としました。
陰湿ないじめを許すことなぞできるでしょうか?
イジメが続いた1年間が終わると
その教師は、教師を辞めました。
あの教師でさえなかったら私は
人生、違っていたでしょう。
できそこないの教師は、
ヤブ医者と一緒です。人の心の命を奪います。
その出来事はイジメ問題が社会問題化する
ずっと前のことです。
4820さい@死しか見えない:04/02/18 01:41 ID:4Ez9qFbC
いちさん> 全部見せていただきました。とても心打たれました。
49いち:04/02/18 01:45 ID:LBqt0Q/O
中学校高校とも、小心者の私は
変わりませんでした。
学年トップの成績でも、謙虚でした。
…というより、まったくなにも
考えていませんでした。
むしろおどおどしていました。
高校の教師が言いました。
●●さんはこんなに優秀なんだから、
もっと堂々とすれば?と
私に言いました。
私は、なんで?と思いました。
成績と性格はまったく別のものだし、
私なりに普通にふるまっていただけだし、
成績を根拠に、堂々とする…?
そんなの根拠になりはしない。
馬鹿じゃないの?教師。と
思いました。
50いち:04/02/18 01:59 ID:LBqt0Q/O
図書の本を返し忘れたときは、
「●●さんはこんなにずば
抜けているのに…なんで。」と
言われました。はぁ?ですよ。
本を返さなかったことを叱る根拠が、
優秀な あ な た が…という言い方ですか?
ちゃんと叱ってほしかったです。

高校は常にトップの成績でした。
私は努力家でした。
英語のテストでは、ひとりだけ、
20点多かったのです。
でも、私はちっとも得意じゃなかったのです。
私が人よりも優秀だとは思えなかったのです。
私は自分のイメージが
いつもみすぼらしい女の子でした。
高校のときも変わらずそうでした。

私のライバルはいつもあの、
お寺の御曹司です。
貧乏なみすぼらしい私が
いくらあがいても勝てない御曹司なのです。
51いち:04/02/18 02:03 ID:LBqt0Q/O
商業高校だったから、
ほとんどの人が勉強は手抜きで、
だらしない格好をしていました。
私は貧乏だから
軽い会話や、モノを持っているという
自慢話に加われないから、
友達は少なかったです。
でも、それを恥ずかしいとは思って
いませんでした。
それは小学校のときからずっとです。
でも、それでよかったんです。
心の通じ合う、お金抜きにして語りあえる
友人が今でも、私にはいます。
52いち:04/02/18 02:11 ID:LBqt0Q/O
親は私に勉強しろとはいいませんでした。
宿題をやれとせかすこともなかったのです。
私は自主的に勉強したのです。
私は真面目な子供だったのです。

私は塾に行かせてもらえませんでした。
将来進学するなら、自分でしろ、と
言われていました。
父親が稼ぎが少ない上に、ギャンブルを
するので、食うや食わずだったのです。

中学校のときは、
テストのたびに、塾に行ける子は
いいなと私は思っていました。
私が家で必死に勉強しても、
すんでのところで抜かれることが多かったのです。

お金の残酷さをしみじみと思っていました。
子供なりに。
53いち:04/02/18 02:34 ID:LBqt0Q/O
進学させてやれない が母の口癖でした。
私はその言葉を聞くと、いつも
悲しくてしょうがなかったのです。
私が遊ぶような子供だったら、よかったの
でしょうが、
時には血を吐くぐらい頑張って勉強するのが
好きな子供だったからです。

母は学歴(世間へのパスポート)の
大切さを知らないのか…と私は思いました。
そして、
その言葉がどれだけ、かよわい子供に
無力感を与えているのか…をも母は知りません。
小学生の私に向けてその言葉を吐いたのです。
「貧乏だから、当然」との根拠で
母は言っていたのでしょうが。
54いち:04/02/18 02:34 ID:LBqt0Q/O
私は残念で残念でしょうがなかったのです。
進学させてやれない という事実ではなく、
 そういう風に 私に 言った という事実が。

教育の大切さを知っていれば、
そんなことは、違う言い回しで言うはずです。
教育の大切さを、社会へのパスポートを
大切に思うなら、
「進学はさせてやれないけども、
自分でちゃんと社会的なものを身につけて
生きていけ、学歴は大切だ。」と、
私を勇気付けたはずです。
しかし、私は脱力しただけでした。

母は貧乏の惨めさを私に言っただけでした。
それは親の言葉でしょうか?
いいえ、
私は決して子供にそんなことはいえません。

母は世捨て人に近くて、聖書を読みます。
母は若い時、死にかけました。
それと、
母の母(私の祖母)に放置という虐待を
受けました。
母は特殊な人です。
社会的な価値を、捨てている人です。

私の価値観は違います。
社会的な価値=お金 がなくて、なんで
幸せに生きていけようものか!
私は俗人です。俗物です。
庶民です。学歴もお金もほしいです。
55いち:04/02/18 02:43 ID:LBqt0Q/O
母は看護婦をしていたころに、
小児科にいました。
生まれながらに生きていけない
子供が目の前で死んでいく。
生まれて、体を切り刻まれる手術をして、
苦しんで死んでいく。
そんなのを目の当たりにしています。

私は、想像もつきませんが。

母にとって
命の価値の前では、
私の学歴のたわごとはたわごとでしか
ないんでしょう。

貧乏の苦しみさえも、
命を見た人には、軽いのかもしれません。
56いち:04/02/18 02:46 ID:LBqt0Q/O
しかし、
私は、「私の人生のために、
勉強がしたい、学校に行きたい、
活躍したい、一度しかない人生のために。」
それが俗人の私の、命をかけた夢なんです。

どうせ健康な私のたわごとです。
進学できないなんて、
生きるか死ぬかの問題の前では
小さなこと、
穏やかな暮らしがあれば、お金は
いらないと、母は堂々と言います。
57いち:04/02/18 02:54 ID:LBqt0Q/O
私は違う価値観です。
私はいつ死んでもいいように、
活躍していたい。勉強もしたい。
悔いのない人生を送りたい。
貧乏に足をひっぱられてしたいことも
できない人生はいやなんです。

私は恵まれているから、と母は言います。

悔いのない人生 、…病人でも健康人でも
同じ願いのはずです。
恵まれてる というのは侮辱です。

私は口が裂けても、お金はいらない
なんて言えません。
58いち:04/02/18 03:01 ID:LBqt0Q/O
高校時代、

父親はギャンブルで頭がふらふら
していて、むちゃくちゃなことを
言うので、私は父親と怒鳴りあいを
していました。
私は、それをすることによって
父親が正常なのかどうかを
確かめたかったのです。

結果は、異常でした。

私はある日から、ぱったり
怒鳴りあいをやめました。

こいつには頼れない。金輪際…と
思いました。

進学が遠のいていくのを感じました。
お金がないからです。
とにかくお金をためなければ
なにも始まらないと思いました。

高校の教師は、
大学時代のことを楽しげに語ります。
本当に幸せそうで私も嬉しいのですが、
私とは住む世界が違うと思いました。
59いち:04/02/18 03:08 ID:LBqt0Q/O
教師が、
「出来る人はけっこう就職する」と
びっくりしたように言いました。
それは、それだけの環境がないから
就職するだけなんだよ…と私は思いました。

父親が財布から、金を盗みはじめました。
前から、ちょくちょくしてたのですが、
こんどは、はげしく盗みはじめました。
3日で5万パチンコで、すった
と聞いて、めまいがしました。
「父親は頭がおかしいから、
財布をかくしておけ。」と私が
母親に言うと、
「そんなことない、
同じ人間としてそんなことはできない。
礼儀として。」とトンチンカンなことを
言って放置するので、
ますますエスカレートしていきました。
60___:04/02/18 03:11 ID:OfiPKUGs
1さんガンガレ!
61いち:04/02/18 03:14 ID:LBqt0Q/O
ある日、
電話の加入権が
こっそり質に入れられていることを
知りました。
それをもとに、何万か借りているということです。
父親をしかりつけて、
金を返して、電話を私の名義にしました。
本当に情けない気持でした。
ある日、
給料の前借をしてきました。
それを返してこいと母に言われて、
一人では心細いからと母同伴で返しにいった。

高校の友達は頼もしいお父さんの
話をします。
友達のお父さんは一番の稼ぎ時です。

悲しいほど違うと思いました。
62いち:04/02/18 03:22 ID:LBqt0Q/O
友達は私より勉強ができません。
でも、大学に行きます。
私は就職します。
私はそうするしかなかったのです。
私を手伝うどころか、足をひっぱる
父親なんて本当に死んでしまえば
いいと思いました。

高校時代の奨学金は食費になりました。
私はいまでもそれを返しています。
10年がかりです。

貧乏が呼ぶ、不幸。
私はお金より大切なものを
見つけたいと思っています。
すべてのものごとの裏を見極めて
お金に踊らされているおろかな人間を
せせら笑ってやりたいです。
貧乏に操られたくないのです。
貧乏に負けたくないのです。
金に執着しつつ、金のことが大嫌いな私です。
愚かな俗人は私なんです。
せせら笑われる中途半端な人は私です。
いっそ、世捨て人になりたいけど、
それは無責任すぎて許せない。
63いち:04/02/18 03:25 ID:LBqt0Q/O
進路指導が終わった後、

●●子は大学充分にいける
実力あるのに…と、言って
母が哀れな目で私を見ました。

私は、表面に出さないけども、
激昂しました。
怒りと悲しみがいっぱいでした。

世捨て人の母に言ったところで
理解がもらえないんです。

この私の苦しみを。

学年トップの秀才を哀れな目で見たんです。

私は、完全に母とは
違う人になりました。
6400:04/02/18 03:27 ID:N4uMS4iU
私は身内の死でいろいろなことに目が覚めました
とにかくがんばれ
65いち:04/02/18 03:45 ID:LBqt0Q/O
父親が黄色い顔をしてでへでへと笑いながら、
財布の金を抜きました。
それを見た母親はやっと気付きました。
そして、財布を隠しました。

私は事務職につきました。
歓迎会で、「なんで進学しなくて
就職したの?」と聞かれて、
苦笑いしながら、就職したかったから。
と答えました。
あやふやな答えに聞こえたでしょう。
私はあやふやな人間に思われたでしょう。
同僚はチャパツでした。
その職場自体が程度の低い場所と
いわざるを得なかったのですが、
お金をもらうために少々我慢しなければと
思いました。
66いち:04/02/18 03:52 ID:LBqt0Q/O
就職してまもなく、
父親が癌と診断されました。
大手術をして、何度か死に掛けました。
私はつらくてつらくてつらくて
こんな父親でも親なんです。
つらくて病院まで顔を見にいけませんでした。
頭がボーっとして、私のことまで
忘れているんです。
そして、母のことを、太郎の奥さんと勘違いして
あの、お化け屋敷にまだ住んでいて
小学校に通うと言い出すんです。
5時になったら、仕事の片付けをしないと
いけないといってうろうろしだすんです。
時計も見ていないのに、5時がわかるんです。
67いち:04/02/18 03:59 ID:LBqt0Q/O
私はつらくて、仕事に集中しました。
忙しくしてないとたまらなかったのです。

ある日、
サラ金のお兄さんが病院にあらわれました。
また、父親が内緒で借金していたのです。
その期限がきたのです。

本人が危篤の時に取り立てにきたんです。
私と母は倒れそうになりました。

病院費がかさんで、
住宅ローンもありました。
その上、サラ金です。

正直、狂いそうでした。
父親には死んでもらいたいなと、思いました。
がんばっている
私たちをこんなに苦境に追いやる
父親が憎くてたまらなかったのです。
68いち:04/02/18 04:06 ID:LBqt0Q/O
住宅ローンがまだ何百万か
残っていました。
滞ると、家を追い出されます。

私は住宅ローンとサラ金とその他費用を
払いだしました。

19の小娘が、手取り10万の小娘が
節約を徹底的にしている小娘が、
サラ金を返してるんですよ。大笑いでしょう。

通勤の途中に、短大があります。
そこのバス停には、チャパツで携帯いじくり
ながらおしゃべりしている同世代がいました。
その人たちを毎日みながら、私は通勤して
いました。

同僚と話が合うはずありません。
12万の腕時計の話とか、
ヴィトンとか、口紅の話とか。

住宅ローンと癌と節約の話ならできます。

私は変人でした。
飾り気ない、みすぼらしい小娘でした。
小学校のときからそうでしたから、いいんです。
69いち:04/02/18 04:14 ID:LBqt0Q/O
金銭的に厳しくなっていくと、
父親に死んでほしいと毎日
思うようになりました。
死んでほしいと思いました。

入院の金も用意せずに、
人に負担ばかりかける父親なんか
いりません。
私と母は
精神的にやられていきました。

ある日、
職場の先輩の父親が心臓発作で
死にました。
先輩は、ひきつった顔で我慢していました。

けど、
私は先輩がうらやましかったんです。
ポックリいってくれてるから。

私は、
父親の死を望むって皮肉だな…
とせせら笑うように思っていました。
冷静に思っていました。
70いち:04/02/18 04:20 ID:LBqt0Q/O
父親は、内臓に通じているクダを
かってに引き抜きます。
苦しいからです。
それをほっておくと出血で死にます。
母は一晩中、かかりっきりに
なっていました。
病棟で一番手のかかる患者です。
何ヶ月も母が付き添っていました。
私はなれない仕事をするのと、
お金のことを考えるのと、
家のことをするので、精一杯でした。

父親に対する恨みは日増しに大きくなって
いきました。
憐れみなんかふっとんでいました。
ただ、死んでほしいと、何ヶ月も
思っていました。
お金がないのが追い討ちをかけました。
71いち:04/02/18 04:37 ID:LBqt0Q/O
母と私は通常の精神状態ではなかったのです。

私は、貯金をすることさえ、難しくなりました。
私の夢は、進学です。
住宅ローンを払っていたのでは
私が潰されます。
けど、払わなければ、家族の住む家が
とられます。
いままで、父親が継続して払ってきた
ものがパァになります。
親戚はあてになりません。
貧乏一族ですから。

里香がお見舞いにきました。
里香は、校長先生をしていて、
お金持ちです。
花子一家が飢え死にしそうになって
里香を学校に行かせたのです。
里香に家族はありません。
里香は、「お金はだせんからな。
あんたらと私とでは住む世界が
違うんだ。」と言って
手切れ金10万をくれて去りました。
母はお金をくれとは言っていません。

里香には過去のわだかまりが
ありました。
憎しみを母にぶつけたのです。
母はびっくりしました。
母は昔のことは知りません。
72ぺてんし:04/02/18 05:59 ID:QYNRR7dX
出版しろ!
73ぽんちょ ◆cJlGdOEnSY :04/02/18 08:50 ID:Grs6QBE9
それで今に至るってわけですね。
74いち:04/02/18 10:02 ID:LBqt0Q/O
話はまだまだ続きます…
75通りすがり:04/02/18 10:10 ID:zZPD5vBy
>>74
釣りでもネタでもなんでもいいから早くキボン!!
76 :04/02/18 12:20 ID:HozouJWR
里香は重役公務員で定年退職じゃなかったのか?
77 :04/02/18 13:35 ID:COhB6Rji
どっかのうpロダにまとめてテキストであげてくれ。
恥ずかしかったらアーカイブにパスかければいいからさあ
78 :04/02/18 18:27 ID:HozouJWR
あ、いいのか、ごめんあさい
79いち:04/02/18 21:40 ID:LBqt0Q/O
里香は何十年も教育者でした。
そして、定年が間近でした。
里香は私たち家族に対して、
「おまえら貧乏人と私とは
別の世界の人間なんだよ。」と
いう意味のことを言いました。

私はやっぱりな…と思いました。
私は、昔のあの女教師を思い出しました。

里香は教育者でありながら、
そのような言葉を吐いたのです。

貧乏な生徒は見下し、別世界の人間として
心の中では、切り離してきたのでしょう。
そのような人間がのうのうと、
教育現場の上部にいます。

私と母は里香とはあまり面識がありません。
里香は、昔の怨念を抱いて、
死にかけた忠志に対して、
「これが最後の言葉だ。受け取れ。」と
ばかりに、その言葉を吐いたのでしょう。
80いち:04/02/18 21:44 ID:LBqt0Q/O
私は里香を憎いとは思いませんでした。
里香のやりきれない気持ちは良く分かります。
血が繋がってるからこそ、そのような
激しい言葉が出たのでしょう。

ただし、教育者が言う言葉ではありません。
教育をとりおこなう人が
そのような言葉を発することを、
(どんな場面であれ)
躊躇しなかったということが、

やはり差別は人の心の中にあって、
貧乏だとその標的にされるということ。
そのような冷たい現実を
私につきつけたのです。
それを私は既に知っていたのですが、
繰り返し私につきつけたのです。

その後、里香は親戚を回って、
「忠志の子供は忠志の子供ではない。」と
いうようなことを言いふらしました。
(つまり、種が違うということ。)

私がある程度、名の知れた企業に
勤めていたからだと思います。
そして、家族が寄り添って幸せそうに
見えたのでしょう。
(実際はそれどころではないんですが…)
家族のいない自分と比べて嫉妬したのでしょう。

母は、直接、里香からの理不尽な言葉を
受けたので、怒っていました。
81いち:04/02/18 22:11 ID:LBqt0Q/O
>(つまり、種が違うということ。)
これはもちろん誤りです。
私の顔は忠志にそっくりですから。

金持ちの里香が超貧乏の私たち家族に
嫉妬するとは…、と私は皮肉な思いでした。

何ヶ月か忠志は、生死をさまよいました。
医者からは、これはもうだめだと
言われたにもかかわらず、
忠志は、驚異的な回復を少しずつ見せて
いきました。医者は驚きました。
私たちも驚きました。
私たちはもう死ぬものとばかり決めていて
葬式の話もしていたのです。
82いち:04/02/18 22:15 ID:LBqt0Q/O
昔、忠志が育った環境は苛酷でした。
そのため、忠志には粘り強い心と体が
育ちました。それだけがとりえです。
忠志は、貧乏で馬鹿にされて、
ドカチン仕事で真っ黒い顔をして、
ずっと底辺であがいてきました。
金のことは無頓着で楽天的な
馬鹿正直な性格です。
苦労から逃避するために、ギャンブル癖が
できていました。
忠志が恵まれたおぼっちゃんだったら、
この場面で、負けて死んでいたことでしょう。
同じ病室の人がバタバタと死んでいくのに、
忠志だけが、ゆるゆると回復していきました。
貧乏して苦しんだその成果が、
命を救われるというご褒美として
かえってきたのです。
小さいときからの不運は、このための
準備だったと言っても過言では
ないほど、それは奇跡だったのです。
忠志は、他人より不幸だけれども、
その代わり、もう一つの命を貰ったのです。
83いち:04/02/18 22:32 ID:LBqt0Q/O
忠志が生き返ったと、里香に
報告すると、里香はビックリした様子でした。
里香があの言葉を吐いたときは、
忠志は危篤状態でしたから。
里香はこの世の別れとして、
捨て台詞を吐いたつもりだったのです。

その後、里香からは接触がありません。
忠志は、里香の葬式には行かないと
言います。

忠志と里香は種違いの兄弟です。
花子は、最後まで忠志をのろいながら
死んでいきました。
里香はもろにその影響を受けました。
花子はレイプのショックで一生苦しんで
いました。花子は忠志の顔をみるたびに、
苦しみました。
忠志の存在が苦しかったのです。
花子は相手の男と忠志をのろいました。
母親であるにもかかわらず、子供を
のろう言葉を吐きました。
84いち:04/02/18 22:33 ID:LBqt0Q/O
女がほとんど大学に行けない時代に、
里香は名門大学を出ました。
花子一家は、里香のために
飢え死にそうになりながら、頑張りました。
里香の名前は、地域中に知れ渡りました。
「お前の妹、すごいんだってな?」と
忠志は同僚に言われました。
猛烈な努力家である里香の縁談は、
お化け屋敷が原因で崩れました。
お化け屋敷の原因は太郎ですが、
もう他界していました。
里香はそこに住んでいる忠志を恨みました。
85いち:04/02/18 22:54 ID:LBqt0Q/O
花子をレイプした男のこと。
明といいます。

私と血が繋がった祖父です。
明は地元の名家に生まれました。
明は、頭脳明晰、
誰もが惚れ惚れするような美男子でした。
明は裕福な家に養子に行きました。
そこで何人かの子供をもうけました。
(子供の何人かは戦争で死にました。)
五十代になり、気楽な金持ち旦那様に
なったところで、過ちをしました。
家を追い出されて、花子とも別れました。
忠志を抱えて、途方にくれていました。
花子の兄である太郎の家に忠志を
預けました。
86いち:04/02/18 22:55 ID:LBqt0Q/O
忠志は太郎の家の長男として迎えられました。
明は、お金を貰ってどこかへ行きました。
明は八十代になって癌になり、
余命が無いと気付きました。
明は、忠志に連絡しました。
明は、25歳ぐらいになっていました。
忠志が明と会うのは、2歳の時以来です。
明は、忠志に小遣いとして5000円を
やりました。忠志は苦笑いをしました。
明は、忠志に「これから私の面倒を
見てほしい。」と言いました。
忠志が憤っていると、その場にいた、
事情を知っているおばさんが、
明をしかりつけました。
その二人は、その後何回か面会しましたが、
明は死にました。
明の墓は、小さな石ころです。
かつての名家の墓地の
広い敷地の中央にちょこんと石ころがあります。
その周りは無縁仏の墓石ばかりです。
その敷地は手入れをしていないので、
竹やぶになりました。
87いち:04/02/18 22:56 ID:LBqt0Q/O
>>86
>明は、25歳ぐらいになっていました。
訂正
忠志は、25歳ぐらいになっていました。
88いち:04/02/18 23:12 ID:LBqt0Q/O
私が小さいころは疑問に思っていました。
実の祖父が、なんで竹やぶの
石ころの墓なのか、と。

太郎は、忠志を傷めつけて育てました。
太郎が、忠志の病気を治療しなかったために、
忠志は、持病を悪化させて一生苦しむ
ことになりました。
太郎は、むちゃくちゃ人間でしたが、
仕事は真面目にしていました。
しかし、太郎はすべての金を使いきりました。
太郎は、晩年癌になりました。
忠志は、太郎の看病をしてみとりました。

さて、
忠志は生き返りました。
忠志は、持病の手術もしました。
(その手術は、忠志が恐れていたので
必要性があったにもかかわらず、
していなかったのです。)
それは、脳の隣に膿が溜まる病気でした。
その膿を取り除きました。
すると、忠志は頭がすっきりして、
性格が穏やかになってギャンブルが
ぴたりと止まりました。
生死をさまよった教訓もあるでしょうが、
忠志は変わりました。
仕事を生き生きとするようになりました。
89変な毛布:04/02/18 23:35 ID:IO0chdZj
いちさん、横槍ごめんなさい。ずっと読んでます。

うちも似たようなことがあり、共感してしまう。もちろん、私はいちさんのような感受性や賢さは無いっぽいのだが。
90 :04/02/18 23:53 ID:mwniPST2
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃    ∧ ∧___    今 日 は                     ┃
┃   /(*゚ー゚) /\                             ┃
┃ /| ̄∪∪ ̄|\/  こ こ ま で 読 み ま し た      ┃
┃   |        |/                             ┃
┃     ̄ ̄ ̄ ̄                     2ちゃんねる ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
91いち:04/02/19 01:00 ID:OhobCO8U
父親が生きているということが、
私は不思議でした。
父親が家に戻ってきて、
貧乏だけども、とりあえず穏やかな日々が
戻ってくると、私はまたあの嵐の日に
戻されはしないかと、ビクビクして、
疑って浮き足だっていました。
私がそんなことを考えていても、
父親が現に存在して、
私の前でご飯を食べているから、
それが現実なんだろう、と思うことにしました。
嵐の日は、遠い夢の日のように感じました。
それほど、非現実的な殺伐とした時間でした。
私の頭の中はずっとふわふわしたままでした。
過去と現在、どちらも現実とは思えなかったのです。
92いち:04/02/19 01:01 ID:OhobCO8U
父親は別人になりました。
雇い主の社長のことを悪く言っていたのをやめて、
雇ってもらってることが嬉しい、
仕事が出来ることが嬉しいと、言いました。
それは父親が生まれて初めて言う言葉でした。
父親は経験に基づいた言葉で、
人を納得させることもできました。
私が 異常 と感じた父親とは別人でした。
父親はどう見ても、 正常 でした。
私は頭が混乱してしまいました。
人間とはこうも別人になれるものかと
思いました。
でも、現に目の前で人間が変身したのです。
私は体験したことを信じます。
人間は変わるということを体感しました。
父親は
退院後には、入院前に勤めていた会社とは
違う会社に行きました。
それによりストレスが減っていました。
93いち:04/02/19 01:01 ID:OhobCO8U
そして、脳の隣の膿を取り去っています。
それらが、父親を変身させた要因かもしれません。
退院後、父親は働きたいといいました。
私たちは働くなといいました。
病人が働いて悪化すると困るからです。
しかし、父親は体がある程度動くようになると
働きはじめました。
父親は仕事中毒なのです。
父親は14の時から仕事をしているので、
仕事をしないと健康に暮せないのです。
休日に調子が悪くなり、
仕事の日には調子が良くなります。
体のサイクルがいつも仕事モードなのです。
父親はいやだいやだと言いながら仕事を
してないと生きていけない人なのです。
94_:04/02/19 09:22 ID:FtgsMM9t
1はまだかードンドコドーン!!!はよ書けー
結構おもしろいよ、出版すれば?
95 :04/02/19 09:50 ID:pnU3Ga5N
大手出版社の文学賞に応募すれば編集者がアドバイスしてくれるんじゃ・・・。
96 :04/02/19 10:28 ID:42gKFHYu
1さんたらおいしいところで切るなあ、
と、昔は爵位なんかもあったの?
97ありさ◇Q3RfOrNBGY :04/02/19 12:11 ID:LP62xqMh
あげ♪
98いち:04/02/19 19:56 ID:OhobCO8U
読んでくださってる方、ありがとうございます。


>>96
単なる百姓地主です。
99いち:04/02/19 20:35 ID:OhobCO8U
父親は、「もともとは」、
穏やかで優しい性格です。
馬鹿正直で、人柄がいいです。
粘り強くて、男らしいです。人に好かれます。
小さいことは言わなくて、人間が大きいです。
ただひとつ大きな欠点は、金のことです。

父親は、荒れた中年の時代とはうってかわって
若い時代の性格に戻りました。

私は小さいときは、父親のことが大好きだったんですが、
中高校生となるにつれ、父親が荒れてきて、
こんなとんでもない人間…、と
呆れて毛嫌いしていました。
私との約束は守らない、金使いで家族に迷惑を
かけるし、モノの言い方もむちゃくちゃでした。
遅く家に帰ってきて団欒もしなかったのです。
会話も少なかったです。
入院の件で、すでに限界を超えていました。
100いち:04/02/19 20:41 ID:OhobCO8U
私の心は冷え切っていました。
父親が死ぬと医者に言われたときは、
情が戻ってきて泣きましたが、
そのとき以外は、通常の「単なる同居人」という
よそよそしい意識しかありませんでした。
そんなよそよそしい意識になったのは、
私が冷たい人間なのではなく、
冷たいエピソードしか積み重なっていなかったから
当然の心の動きだったのです。

家族が増えると、感覚が違います。
いつもの家族の人数で暮していると、
平凡な日常という感覚がもどってきて
嘘のように感じていました。
日常は何ヶ月も続きました。
父親が倒れることはあったけども、
おおごとにはなりませんでした。

ある日、みんなでラーメンを食べにいきました。
家族でラーメンを食べるのが父親の
一番の幸せなんです。
私の前で、父親がラーメンをすすっていました。
内臓がぐちゃぐちゃで死にそうだった人が、
金を稼げるようになって、
車を運転して、家族をここまで運んで、
ラーメンを内臓に入れているのです。
にこにこしながら食べているのです。
101いち:04/02/19 20:54 ID:OhobCO8U
そのとき、私の頭に、
「愚か」という言葉が浮かびました。

深夜になってから、
「私は愚かだった。」と私は母に言いました。
母も「私は愚かだった。」と言いました。
母と私は、死ねばいいのに…と話したことが
あるのです。

無知で価値を知らずに、父親に死んでほしいと
思っていたことが、実際にあったことです。
私の頭には空洞ができていたのか。
過去の私がどうしょうもなく愚かだと感じていました。
過去の私は追い詰められて泣いていました。
かわいそうな私でした。過去の私を責めることは
できません、十分に頑張っていたからです。

でも、目の前で
父親がラーメンを食べて嬉しそうにしている
のを見ていると、温かさが伝わってくると、
強烈になんて馬鹿なことを言ってしまったんだろうか!と
自分の無知が見えてきました。

サラ金のお兄さんが危篤の時に来ても、
それでも…信じないといけないことはあったのです。
価値を忘れてはいけなかったんです。

私は泣きました。
102いち:04/02/19 21:10 ID:OhobCO8U
レイプで父親は生まれました。
父親の心の痛みを、
私は想像することができません。

レイプが無かったら私がいなかったと
思うと、…
まぁ、私にはどうでもいいことです。
私が生まれることが運命だったのでしょう。

父親は、弟の大介と妹の真理子の面倒をみてきました。
特に年の離れた真理子の親代わりをしてきました。
妻の美智子が死にかけているときに、
父親が現われて面倒を見て、美智子は助かりました。
そして、私と妹が生まれました。

父親がいることにより、
真理子、美智子、私、妹 と、四人の女性の
命が生きています。

父親は望まれない子供だったのですが、
四人の女性を、生かしました。
103いち:04/02/19 21:20 ID:OhobCO8U
大介は、都会に出て勤め上げて安泰な生活を
モノにしました。
大介はやさしい性格で顔立ちがいいです。
情熱家の気が強い女性が大介にアタックして
結婚しました。

真理子は頭が弱いけれども、性格は素直で
人に好かれます。
結婚して幸せになりました。

お化け屋敷の一族は、どの人も、
人柄がいいです。
それが、この一族が昔、平穏な暮らしをしていた
金持ちだったことの名残です。

それと、もう一つの名残は
地元でのみ通用するこの名家の姓です。

田んぼも屋敷もなくなりました。
10420さい@死しか見えない:04/02/23 20:59 ID:1Yx+C2ju
続きマダー(・∀・ )っ/凵 ⌒☆チン
105 :04/02/23 21:05 ID:Di7DUoJE
1さんは書いてる途中で悔しさとどーせ2chという馬鹿らしさから
やめたっぽいけど、続き読みたかったなあ
10620さい@死しか見えない:04/02/23 21:08 ID:1Yx+C2ju
じゃあ俺もなんかかこっかな。。。。
ま、期待はしないでね。どうせ20歳の薄っぺらな人生だから。
107いち:04/02/23 22:09 ID:0eJ8DWLI
みなさん、すみません。
ちょっと休んでました。
続き書きますね。
108いち:04/02/23 22:25 ID:0eJ8DWLI
ここから、少し過去の話に戻ります。
私が就職したのが、七年前のことです。
父親が入院したのが、その1〜2年後です。

十八歳の私が、就職しました。
会社は、地域に密着した
金融・保険・商品販売などいろいろなことを
手がける中小企業でした。
ただし、全国ネットワークで倒産しない
仕組みでしたから、中小企業よりは上でしょうか。
みんなが知っている企業です。
こんなことを書くと、特定されてしまうでしょうが。

その企業は、昔はとても羽振りが良いことで
有名でしたので、
今でも、その企業に勤めていると、「公務員?」と
間違われます。
109いち:04/02/23 22:34 ID:0eJ8DWLI
就職して、3ヶ月で私は辞めたくなりました。
その理由は、
事務職兼、少しの営業活動と募集にありましたが、
実際は、営業の仕事だったからです。
まぁ、一年ぐらいは社会を覗いて辞めるのは
それからでも良いと私は考えました。

3ヶ月目で感じた気持ちは、正しいものでした。
その気持ちはずっとその後も正しかったのです。
私が根性がないから辞めたかったのではありません。
私は根気と根性は人よりあるほうです。
その職場がしている仕事は想像以上に
不真面目で無茶苦茶なものでした。
中小企業の今どきの営業マンというものは、
酷い環境で仕事をしないといけないと
いうのもありました。
営業の仕事をちょっとしてみようかな…と考えて
いた私が甘い子供だったのでしょうね。
110いち:04/02/23 22:45 ID:0eJ8DWLI
最初のころは仕事の大半が事務でした。
基本的なことが出来ないから、苦労しました。
話し方、電話のしかた、段取りのしかた。
十八歳だというのに、赤ちゃんのような
ことしか出来ませんでした。
頭でぐるぐる勉強して、テストをして…と
いう日常だったから、手を動かしたり、
モノを言ったりすることがまったく
出来なかったんです。
同僚は、頭が黄色い遊んでる子でした。
その子のほうが、仕事が出来ました。
仕事の半分が接客業でしたから、
遊びなれている子が向いていました。
私は貧乏で、勉強ばかりして、遊ぶなんてこと
考えもつかないみすぼらしい子でした。
すこし上の先輩は、
色気があってものすごいもてていました。
ブランドの話をしたりして、別世界の人でした。
しかし、先輩はやさしくておっとりしていましたから、
ぼーっとしている私と基本的な部分は似ていました。
111いち:04/02/23 22:55 ID:0eJ8DWLI
私は誰かと私を比べることはありませんでした。
私はどんなに頑張ったところで
みすぼらしいものからは抜けられないから、
私は社会的に通用できないと
子供のころから身にしみていました。
誰かと私とを比べて傷つくことはありませんでした。
私は、絵を描く事が好きです。
その趣味で気が合う友達がいました。
そして、私は本を読むのが好きです。
真理を考えたり、芸術家ぶってみたりすることが
好きですから、
それが、自分の本当の姿だという誇りがありました。
比べることもなく、誇りもありました。
精神的には自立した子供だったのです。

飲み会で、チャパツの同僚がちやほやされていました。
私は輪の外にいました。
私はそういうおべっかのようなものが
大嫌いでした。
そのような程度の低い会合で、孤独でも、
かまわない、関係ない。と思っていました。
私は誠実なものが大好きでした。
112いち:04/02/23 23:02 ID:0eJ8DWLI
同僚が「ちやほやされたい〜」とか、
「夜遊ばなきゃ」とか言いました。
同僚は黄色い髪でした。

私の父親が癌で、ローンなどを担いで
心配事が山積みのときでした。
毎日、日記を書いて、自分の考えを書いて、
精神的に大人にならないと、と
あがいていたときでした。

私は、同僚を見下しませんでした。
遠い世界の人に見えました。
うらやましくも見えました。
私のほうが下の生活をしていました。
113いち:04/02/23 23:23 ID:0eJ8DWLI
会社の上の組織の人が会社にきました。
うちの会社は、保険代理店のようなことを
していて、その保険の収入がないと
存続できないのです。
上の組織の人は保険を作ったり
管理したりします。
うちの会社が営業して契約を取ってきたら、
その何パーセントかをピンはねするのです。
上組織の人が、
「去年も厳しい中、ありがとうございます。
今年もセールスを頑張ってください。」と
軽く言って帰りました。
セールスの現場は熾烈なものです。
お金持ちで学歴があれば、上の組織のような
ところに就職できて、人を軽く使えばいいのです。
上の組織の人は人柄がよいです。
うちの会社の人は契約一件とるのに、胃をいためて、
命を縮めるぐらいがんばります。
お金の計算を少しでも間違えると、お客に怒鳴られます。
徹底した数字主義で、みんなの前で晒し者に
なりながら、怒られるセールスマンもいます。
114いち:04/02/25 22:31 ID:9jacMcgj
会社の業績は、下降線でした。
経営者はそれに対して何も手を打ちませんでした。
お飾りの経営者だったからです。
そこらで断られまくっても、
嫌がられても保険の営業にまわるというのは、
典型的なDQN会社がすることです。
会社は昔なじみの良いお客さんをたくさん
掴んでいましたが、だんだん
減っていきました。
お客さんの中心がお年よりだったので、
だんだん減っていって、若者には見向きも
されません。
経営者や上部組織グループは
若者に対して魅力的な商品を開発しようとは
しませんでした。
そうすると、ますます利益が上がりにくくなって
もっと強烈な新規開拓に走らなければならないのです。
そうすると、ますますお客に嫌われて、利益が
下がるという悪循環です。
115いち:04/02/25 22:38 ID:9jacMcgj
もともと、保険は補助商品でした。
それが主力商品になってきて、
その会社は保険会社になっていました。
私が就職したときは、既に、
保険会社だったのです。
会社はその他にも、商品を販売していました。
昔は、食品とか、生活必需品だったのが、
高級紳士服や高級健康器具、高級着物、
浄水器と、儲けを優先とした品揃えになっていました。
社員一人頭に、ノルマが課せられていました。
それは女性も例外ではなかったのです。
その会社は古い体質だったのです。
昔なじみのお客さんや地縁・血縁で
コネという名目で無理やり頼み込んで
モノを買ってもらう。
それができなければ、自分で買うと、いった
ことがまかり通っていました。
116いち:04/02/25 22:46 ID:9jacMcgj
保険や高級商品のノルマをかぶせられて、
ほとんどの社員は、そのノルマを消化できません。
結局、自分で買います。
それを自爆と呼びます。
ほとんどの社員はほとんどのノルマを自爆しました。
会社は時代に乗ろうという、方針転換を
するわけでもなく、社外ではなく、社内の人間に
モノを売りつけて、存続していたのです。
それでも、業績は下降線でした。
30代以上の社員は地縁のコネで採用された
金持ちの子供が多かったので、
自爆によって給料の大半が消えても
生活をしていけました。
家賃収入や農作物で、生活費がほとんどいらない
人たちばかりでした。
地縁血縁のコネによって、親戚に嫌われながら
生きていくことができました。
私のような貧乏家庭の子供なんかおよびじゃ
なかったんです。
私はその職場を最初から諦めていました。
少しでも社会勉強をして賢くならなければと
いうのが私の目標でした。
117いち:04/02/25 22:55 ID:9jacMcgj
若い男性が専属営業マンになっては、
辞めていきました。
若い女性は続々と辞めていきました。
30代はほとんどいない空白になりました。
50代あたりは、そんなに利益を上げないのに、
昔からの名残で給料だけものすごい
もらって経営を圧迫しながら、居座っていました。
経営者がお飾りなので、経営が傾いていっても
リストラできなかったのです。

私の父親が入院している間だけは
私が生活を支えないといけないと思って、
必死に頑張りました。
お客さんにダニのように嫌われながらも、
ばたばたと走り回りました。
こんなことが長く続くとは考えていませんでした。
頑張っても頑張っても、
こなせないようなノルマを次から次へと被せられました。
自爆も増えていって、給料は減りに減っていきました。
いろいろ引くと、何も残りませんでした。
私の小遣いは、0円になりました。
小遣いといっても、私は服など買いませんし、
旅行にも行きませんし、修行僧のような生活でした。
マンガとCDとおやつを買うぐらいのものでした。
少しだけ貯金していたので、それを
小遣いにあてていきました。
118いち:04/02/25 23:04 ID:9jacMcgj
フリーターの人たちより酷い生活をしていました。
しかし、私は会社のことを諦めていましたから、
絶望はありませんでした。
私は健康だけは守らないと、と思っていましたから、
それだけで、次のステップに軽々といけるという
自信がありました。

酷いノルマがある以外は、その仕事場は
そんなに悪いところではありませんでした。
忙しいわけでもないし、まったりと仕事をしていれば
いいし、営業や接客で社会勉強は充分にできました。
ボンボン上司のとりえは人柄が良いことだけでした。
いじめなんかはありませんでした。
人間関係も良かったです。
しかし、
前向きな希望を持っているかぎり、
そこにはいられませんでした。
119いち:04/02/25 23:14 ID:9jacMcgj
お金持ちの社員のつきそいとして
お金持ちのお客さんの家にセールスに行きます。
そこで、見たこと感じたことは、私のような
貧乏人の世界とはまったく違った世界でした。
田舎の保守的で穏やかな大地主の家に
たくさんいきました。
私の先祖が住んでいた近所にも
セールスに行きました。
私の姓と同じ家に行きました。
そこは、遠い遠い親戚かもしれません。
私の姓を聞いて、「地元の人?」と聞かれました。
私は「はい。」と言いました。
「どんな親戚がいるの?」と聞かれました。
私は、「さぁ?昔のことなので、知りません。」と
言いました。
私の父親がこの近所のお化け屋敷に住んでいました、
なぞいえません。
父親には口止めをされていました。
私たちがあの大貧乏一族だと知れたら、
ひどい扱いを受けるから、と。
120いち:04/02/25 23:22 ID:9jacMcgj
父親がお化け屋敷に住んでいたころ、
近所の人たちからは、ばい菌扱いをされて
いたそうです。
それも、そのはずです。
私でも、そんな家があったら、イヤーと言います。
昔住んでいた公営住宅の近くにお化け屋敷のような
ところがあって、おっさんが一人住んでいました。
私たちは、その前をとおりたくありませんでした。

私は、同僚たちやお客さんに、
自分の先祖のことを隠さなければならなかったのです。
保守的な金持ちの社員が多い社内では、
自分の先祖や親戚のことは、まず第一の話題でした。
そこからコネが始まるからです。
先祖がエライ人だったとか言って、自分の
身分を宣伝するのです。
それは、社内社外問わず、宣伝します。
それが、その人の信用になります。
田舎の町では、姓が強いのです。
新入りや同僚で、地元の出でない人たちは、
肩身が狭く、辞めていく人たちもその人たちでした。
121いち:04/02/25 23:31 ID:9jacMcgj
ある年、採用を全部コネに切り替えました。
ある新入社員が、
「●●じいさんが、私のおじいさんです。」と
まず、自己紹介を始めました。
自己紹介で、
自分の名前より前に、おじいさんの名前を
言ったのです。
私は内心大笑いでした。
この会社の特色をものすごくあらわしていたからです。

大地主の県職員の子供がコネで採用されました。
チャパツで、入社式に来なかったのに、
おとがめなしです。
初出勤もチャパツです。
上司が怒りました。でも、採用されました。
その大地主は、上得意さまだったからです。
その大地主が加入している保険は
年で、400万掛けていました。
新入社員の年収は350万のはずでした。
122いち:04/02/25 23:42 ID:9jacMcgj
コネに切り替わってからは、
新入社員が大卒とか大学院卒とか
ばかりでした。
みんな性格がおだやかでした。
(入社してから人相がするどくなるのですけども。)
こんな人たちが、こんな職場しかないというのは、
日本も終わったな、という感じです。
ここを選んだその人たちも馬鹿なのでしょうが。

金持ちの地主様にへいこら頭をさげながら、
大卒の後輩に指示を出しながら、
この、高卒の私が。
お金で動いている日本という不公平さを
身にあびるように感じていました。
先輩の女性はタバコを吸ったりして
うさを晴らしていました。
私もグレそうになりながらも、グレたら
負けるような気がして、なんとしてでも、
礼儀正しい人になってやる、と思いました。
タバコには手をだしませんでした。
一時、酒びたりになっていましたが、
それもやめました。
123いち:04/02/25 23:52 ID:9jacMcgj
酒びたりになったのは、ストレスからです。
朝から晩までやっても、ノルマばかりだったからです。
最悪時には、
顔全体にぶつぶつができました。
そして、髪が抜け落ちていきました。
体重は5`減りました。
私は、この会社にしがみつけるだけ
しがみついて、貯金をしてから辞めようと思いました。
(しがみつくといっても、1-2年の程度です。)
仕事の半分は事務をしていました。
職場は禁煙ではなかったので、すい放題です。
周りから煙がもうもうと来て、仕事になりませんでした。
私は、席を離れて仕事をしたりと、
なるべく避けました。
しかし、痰が止まらなくなりました。
禁煙を女の上司が訴えても、却下されました。
禁煙の考えさえない、ノルマ主義の余裕のない
社内でした。
124いち:04/02/25 23:57 ID:9jacMcgj
同僚の女性が妊婦になりながら、
仕事をしていました。
私は、こんな環境では子供を妊娠することは
できないと思いました。
ストレスやタバコの毒がすべて子供に行くような
気がしました。
ほとんどの女の先輩は結婚する前に
辞めていきました。
入社から3年ほど経ったとき、
やっと父親の状態が安定しました。
生活も安定してきました。
私はほっとしました。
あとは、貯金をしながらの持久戦だと思いました。
125いち:04/02/26 00:07 ID:THcxOGSB
私は、今後の人生で、この会社とは
関わっていきたくないと決意していました。
どんなに貧乏でも、地道な職業を
生活の基盤にしたいと私は考えていました。
貧乏な私の長所は地道さと堅実さと
節約だけでした。

支店のノルマがまったく達成できないので、
最後の追い込みに入りました。
人のいいお客さんに泣き落とし作戦でした。
保険というのは、マイホームを買うのと同じぐらいの
大きな買い物です。
それを決意されるのは容易ではありません。
人のいいお客さんの持っている大きな保険を
今の時代の保険に書き換えるのです。
保障は大きくなり、掛け金は安くなるのですが、
貯金の部分が大幅に減ってしまうのです。
お客には大きなリスクがある契約です。
それを頼みこむのです。
人のいいお客さんの貯金を削るような仕事です。
それを、説明するのですが、
お客さんには、くわしいことは理解できません。
詐欺すれすれの商売です。
こんなことをたくさんたくさんやって
利益を上げてノルマ達成だーと喜んでいました。
126いち:04/02/26 00:15 ID:THcxOGSB
人のいいお客さんは独身の女性でした。
若いころ必死に働いて定年まで
勤めあげた人です。
人恋しくて、人と話がしたい人です。

私は、最初のころは言われるまま、
サポートの仕事をしていましたが、
会社のやっていることとはいえ、疑問でした。

社員が生きていくためには、
数字をとらないといけないのはわかります。
この会社と私とでは、行く道が全然違うと
私は思いました。

私は一年一年、皮がむけるような気がしていました。
それは、私が目に見えて精神的に成長している
ということです。
別人になっていくようでした。
自分でもわかるぐらいだから、ものすごいものでした。
そして、ものすごいストレスと胃に負担が
かかっていました。
これは続けられないと思っていました。
私は比較的ぼーっとした子供でした。
その私が、しゃきっとした平均点に達していました。
127いち:04/02/26 00:22 ID:THcxOGSB
いくらしゃきっとした女性になれたからといって
地味な人生を馬鹿にはできません。
地味な人を馬鹿にはできません。
こんなに社会勉強できる環境を私が捨てても、
もっと大事なものがあると私は思いました。
それは、良心を責められない仕事とか、節約や
堅実さです。
私の本質は貧乏なみすぼらしい女の子です。

私は、黒髪のショートカットで、スーツを
ピシッと着て、きちっと礼が出来る人に
なりつつありました。
グレていません。酒もタバコもしません。
前向きで希望をもち、笑っていました。

同僚のように、黄色の髪をダラダラと伸ばし、
間延びした喋り方で、
ずっと人を騙す職業に
ついていたくはありません。
128いち:04/02/26 00:33 ID:THcxOGSB
※この文章を書くのに、ものすごい
 エネルギーがいります。
 私は、自分のことを誉めて、人を見下す
 つもりはありません。
 私は人より下の世界に住む者だからです。
 人と私は比べられないと思っています。

昔、私が5歳の時でした。
父親がまったく仕事をせずに、
鬱になって寝込んでしまいました。
本当に食べるものに困りました。(らしいです。)
私は保育園のお昼ご飯を食べて栄養をとっていた
らしいです。
家では、ご飯ほんの少しと、卵焼きしか
食べさせてもらえなかったです。
母親はほとんど何も食べていませんでした。
その時は、妹が生まれてすぐでしたから、
母親は体が動かなかったのに。
その何年かは父親は私たちを見捨てていました。
というか、父親はそれどころではなかったのでしょう。
私はたまに小遣いとして、50円をもらいました。
その50円を握って、駄菓子屋に行きました。
5円チョコと丸飴とチロルチョコと。
少ないお金で満ち足りたおやつでした。
129いち:04/02/26 00:39 ID:THcxOGSB
私のお金の価値観はそのときできました。
たくさんの種類のお金がありますが、
50円が一番、上位に思えます。
50円を手に握った感触がいつまでも、
私の価値観の中心にあります。

私は何千万もの伝票を切りました。
何百万ものお客のお金を扱いました。
朝は、いつも、私の隣に
こんもり札束の山がありました。
2-3億でしょうか。
その札束を見ても私は何も感じません。
50円を見たら、私は反応します。

ホントに貧乏性です。

千円や一万円をパッと買い物で使うことがありました。
そのときでも、いつでも、
その50円は私の心の中にありました。

私が月一万以下の小遣いでやっていると
みんなに言うと、みんなは驚いていました。
130 :04/02/27 23:24 ID:kILVZduW
このスレはなんか違うんですよね、今まで駄スレばっか見てきた性で
このスレはなんか違うんですよね。
131いち:04/02/28 00:39 ID:jS87F/Tc
会社の事務所にずっといると、
いろんな人が必死になってセールスにきました。

事務用品の会社の人は、
何人も辞めました。
転職して、また違うモノを売りにきました。
人がめまぐるしく変わっていきました。

モノがほとんど売れなくなっていった、
バブル崩壊後の時代ですから、
私の会社でも、まだマシな取引先だったのでしょう。
倒産せずに存続しているだけでマシだったのでしょう。

殺伐とした日本経済の風を直に
身に受けているようでした。

パソコンがじょじょに普及してきて、
仕事の量がどっと減ったのに、
私の仕事の量は増えました。
上司がほとんどパソコンを使えなかったのです。
私の課は私が動かしているようなものでした。
だからといって、私がやり手とは
思えませんでした。
なぜなら、
事務という仕事は誰にでも出来る
仕事には違いありません。
(いい仕事は、やっぱり素人には出来ませんが。)
そして、これから事務の仕事は
数的に無くなる一方だからです。
132いち:04/02/28 00:40 ID:jS87F/Tc
私のいちばん上の上司は、
頭が切れる人でしたが、
年齢ゆえにリストラ対象でした。

事務員としていくらやり手になれた
ところで、いくら頭が切れたところで、
年寄りということだけで、
人間の価値は落ちると会社に言われて
いるようなものです。
まして、女事務員は、
少々馬鹿でも、若い女の子のほうが
好まれます。
この会社では私という人間を
生かしてくれないのです。
私はこの会社を選んではいけないのです。
133いち:04/02/28 00:49 ID:jS87F/Tc
私がここで働きつづけるとダメな人間に
なると思いました。
これからの大不況時代へいくのに、
最低限の仕事のスキルさえ身につかないと
思いました。

私は営業員もしました。
主にお得意さんを中心として回ります。
お金を持っているお年よりが中心です。

車を乗り回して、玄関先まで行きます。

若い人は昼間ほとんど家にいません。
いたとしても、忙しくて話も聞いてもらえません。
訪問販売というものを、100%嫌っています。
それは私も同じです。
通信か、店頭販売という、時代の流れの販売方法を
中心にせずに、昔ながらの訪問販売を
だらだらとわが社は続けていたのです。

中年の奥さんは、ある程度話をしてくれます。
ほとんどがお金持ちの暇な専業主婦です。
貧乏主婦は、いそがしくて話をしてくれません。
借家なんかに行くと、ほとんど共働きで
家に人がいません。

お年よりは話をしてくれるのですが、
頭がはっきりしてないので、困ります。
134いち:04/02/28 00:56 ID:jS87F/Tc
お金持ちの専業主婦のでかい態度には、
この日本には人権が無いのか、と疑います。
おじさんのエラそうな人には、
ほとんど慣れっこなのですが、
女性の偉そうな人はどうしてもダメです。

集金に行ったとき、
あるおばあさんが、玄関先で三つ指をついて、
おじぎをしてくれました。
私は、恐れ入ってしまいました。
戦中の人たちは、このような礼儀作法を
しっかり習っていたのでしょう。

今の若い人たちのなんと、世間知らずで
礼儀しらずなことか。
お年よりの礼儀の平均と、
若者(中年も含む)の礼儀の平均は、
ケタ違いだと感じます。
これは、教育のせいでしょう。

営業員が
いろいろな人間のアクの強いものに、
触れていると、顔つきが鋭くなります。
数字を背負って頑張っていると、
押しが強くなって、細かい気遣いができなくなります。
自分にいつも、圧力をかけて頑張らせて
いるので、人に対しても圧力的になります。
135いち:04/02/28 01:05 ID:jS87F/Tc
悪い人間と良い人間を一発で
見分けることができるようになります。
頑張り屋で強くやさしくなれますが、
胃が痛くなってきます。

男性社員の人のいい人は辞めていきました。
ある程度ゴリ押し営業ができなければ
数字があがらなかったからです。

お客さんは、いろんな人がいたのですが、
普通の人がほとんどでした。
先輩社員のほうが、アクが強くて個性的で
近寄りがたい人が多かった。
それだけ、厳しい仕事をしていると
優しい普通の人ではいられないと
いうことなのでしょう。
136いち:04/02/28 01:11 ID:jS87F/Tc
口がグルグルまわって、間をおかずに
喋るような先輩社員は、苦手です。
口で商売をしてるから、口が動くのでしょうが、
その人に対して信頼がおけません。
信頼がおけないような仕事人に
私はなりたくありませんでした。

団塊の社員は、過去の良い時代から、
ずっといい給料をもらってきました。
そして、もう少しだけしがみついていれば、
一生がなんとかなるから、それで
いいのでしょう。

若い人たちは、社員として存在することが
難しいほど、猛烈営業マンにならなければ
なりませんでした。
ほとんどの若い人が辞めていきます。

それほど、待遇が違うのです。

うちの会社は一般的な会社だと思います。
それが、このザマです。
他の会社はどんな状態なのか想像がつきません。
仕事人が生きていくのに、
日本の環境は悪すぎます。
137 :04/03/05 22:16 ID:PPSSCuAx
続き読みたいage
138 :04/03/06 00:56 ID:AiLrLCxg
…何が言いたいのかサッパリ分からん。
139いち:04/03/06 01:46 ID:V3O4wo7N
上司や先輩たちは、資産家の人ばかりでした。
(そうでなければ、自爆に耐えられないのですが。)
新入社員は、コネで入ってくるので、
一定レベル以上の資産がありました。
私の前後の同僚だけに、貧乏家庭の人が
いました。
私は持ち家であることが、唯一の有利な点です。
先輩たちは、食費には困りません。
私は、50円を基本とした節約精神があります。
給料がどんどん引かれていくのが、
苦痛でたまりませんでした。
借家の同僚の生活は本当に苦しそうでした。
ある月は、手取り15万で、掛け金15万でした。
貯金で生活をまわしていました。
フリーターなら、仕事は比較的責任がないし、
手取りも今より多い。
フリーター以下の待遇でした。
140いち:04/03/06 01:53 ID:V3O4wo7N
私はやめたくてたまりませんでした。
夫婦で社員をやっている人たちがいましたが、
その人たちは、どちらも資産家でした。
この会社を基盤として生活を
今後していくわけにはいかないと私は
いつも思っていました。
また、
もし、私がここの会社の
資産家と結婚したとして、
こんな収支がいつもついてまわるというのは
節約を基本としている私にとっては
耐えられないことが想像できました。

先輩と同僚など、資産家は
しゃべる内容が私とはレベルが違う
贅沢さでした。
遊びは毎回行くし、仕事場でもコネということで
大目にみてもらって優遇されていました。
貧乏家庭の社員は、軽く扱われていました。

この日本は、お金の価値で人間の価値が
決まっていると私は思いました。
141いち:04/03/06 01:59 ID:V3O4wo7N
いえ、そんなDQN会社にしかいけなかった私が
全部悪いと言えばそうなのですが、
進学資金が足りなかったので
そんなDQN会社しかなかったのです。
結局貧乏人には、この日本では
選択の余地なく、悪待遇で働くしかないと
いうことです。
自由、平等とはいいますが、
スタートラインさえ違うということです。
今の私はそんな社会的不公平について
どうとも思わないのですが、
若い私は、ショックを受けました。
私は女で若い貧乏ということで、いつも
軽くあしらわれる立場にいました。
私はなんでもいいから、必死に吸収して
学ぼうという姿勢でした。
軽く扱われることについて
お金をもらっているから、別にどうってこと
なかったのですが、
3年も4年も、総合的な悪環境にいると
目つきがするどくなり、人の心を軽くあつかう
ような人間になっていきました。
どうってことない、と思っていたのですが、
そんな無理を重ねていると、無理が
出てくるものです。
142いち:04/03/06 02:07 ID:V3O4wo7N
私は気が強い人間になっていました。
家族に強く当たるようになっていました。
ローンを払ってやってるんだ、と
驕りがありました。
人の弱点をつく人間になっていました。
人の幸福を喜べない人間になっていました。
荒々しい言葉をつかっていました。
今考えると、とんでもない人間になっていました。
私は、そのとき、頭のどこかで
「これは間違っている。」と思っていました。

保険の契約を自分の都合のいい
契約に変えて、事務所に帰るとほめられて
お金をもらえます。
私は、一人でセールスに歩くようになりました。
とても人のよいおばあさんに会いました。
私を気に入ってくれて、取引をはじめてくれました。
家のお金関係を一手に引き受けさせてくれました。

その人の笑顔が頭の隅に浮かぶと、
「私の仕事やこの会社は間違っている」と
強烈に思いました。
その何週間か後に、私は退職届けを出しました。
143いち:04/03/06 02:11 ID:V3O4wo7N
私を変えてくれたそのお客さんのように
私もなりたいと思いました。
私と会う人を幸せにしてあげたいと
思いました。

人間の価値はお金だと半ば思い込んでいたの
ですが、そのお客さんがきっかけで
私は気づきました。

私はいままで社会に迷惑をかけたから、
少しでもよいことをしようと思いました。
そして、小さなことから一日一善をはじめました。
144いち:04/03/06 02:22 ID:V3O4wo7N
私は、華やかな話にはついていけませんでした。
話の中心にはいませんでした。
自動的に、おとなしくなりました。

おとなしい地味な無口な人と思われて
いました。
実際は、気が強くて不満をためた女でした。
生まれてからずっと、みすぼらしい女の子と
して、大勢の中で扱われていました。
(家族には大切にされていましたが。)
そのことについて
一部、達観していたのですが、
やっぱり、心はそんなに素直ではなくて、
いろいろなエピソードが重なるにつれ
私は、なんでそんなふうにしか
扱われないのか、と
強烈に重く思っていました。
私の顔は、美人でもありませんが、
ブサイクでもありません。
情熱家で競争心があったので、
ますます、強烈に不満が増していました。
今考えても当然の心の動きでした。
145いち:04/03/06 02:29 ID:V3O4wo7N
大卒の同僚には何の感情も抱きませんでした。
人に対して嫉妬はありませんでした。

ただ、
自分の環境や待遇やいままでのことや
貧乏なことが、とても憎らしく思っていました。
なにも知らない学生のころは、
そんなことは考えませんでしたが、
大人になって社会をみると、強烈に自分の立場が
恵まれていないことに気づきました。

その憎しみの感情を誰にぶつけることも
できずにいました。
その感情を持っていると、幸せになれないことが
わかっていても、感情が吹き出るので、
苦しみました。

節約や貧乏ならではの、いろいろな楽しいエピソードは
大好きでしたが。
146いち:04/03/06 02:42 ID:V3O4wo7N
ある日、職場の電気工事のために
業者の人がたくさん来ました。

私の父親はそういう現場の作業をしていました。
私は父親の仕事をする姿をあまり
見たことがありません。

私は脚立にあがった業者さんを見上げながら、
父親ならこんな仕事をしただろうな、と
思っていました。
業者さんはチームワークでこなしていきました。

そのときは、父親は入院していました。

私は涙が出てきました。
この業者さんのように
気を使って一つ一つ作業をしていって
そのお金で私を育ててくれたんだな、と
思いました。

私は、貧乏なことを恨んでいましたが、
そのとき、やっと父親を許せました。
私が稼ぎが足りない父親を「許す」と表現する
こと自体、傲慢なんですが。
147いち:04/03/06 02:51 ID:V3O4wo7N
貧乏であることを受け入れることは
できないにしても、
私は違う価値を見つけました。

入社したとき、上司の手が、どの人も
白くて綺麗でした。びっくりしました。
父親が現場の仕事なので
男の人の手はごつごつしていて黒いものだと
私は思っていました。

私の父親がお金を財布から盗むので、
父親をしかりつけて、
その次の日、私が仕事に行くと、
上司は一生懸命仕事をしていました。
どのお父さんも立派でした。
私のお父さんだけ、子供に迷惑をかける
とんでもない父親だな…と
私は悲しく思っていました。
上司のことを、
この人が私のお父さんでもいいし、
この人でもいい。と私は思っていました。
148 :04/03/06 09:36 ID:ACspj9uO
花田少年史
149 :04/03/10 20:55 ID:bvinY2Vn
再び読みたいage
150いち:04/03/19 23:21 ID:Nquan8wU
入社当時、ほとんどの周りの男性は、地味な私を
ほっといて他の女性をちやほやしていました。
中には、
私がぶりっこをしないから、いい、とか
言ってくれる男性もいました。
私が、おとなしいけども強い思いを
抱いていることを知っている男性も
少数いました。
男性は馬鹿ばかりではないんだなと
思いました。

ちやほやされていた女性が結婚してしまうと、
ちやほやしていた男性は、
私ににこにこして来ましたが、
そういう人間だと知っているから、しらけていました。

うわさで、私のことを好きらしい男性が
何人かいました。が、私に
積極的に話かけてくることはありませんでした。
私を好きになるような地味な男性はシャイでした。
私は、それを悪いこととは思いませんが、
やっぱり自分の思ってることははっきりいえるように
ならないといけないと、私はそれを見て学びました。
151いち:04/03/19 23:30 ID:Nquan8wU
私が、お兄さんのように思う男性は
多数いましたが、
誰かが、私のことを好きだと
私が暗に知っていても、
私がほれ込むようなことはありませんでした。

私はほれ込めば、自分からいきますが、
(友達づきあいはそういうやり方です)
待っているような男性を迎えにいく気には
なりませんでした。

この悪い会社の環境に依存して
つぶされるような弱い人とは、
将来を一緒にしたくないと私は考えていました。

稼ぎは悪くてもいいから、
前向きな人と一緒にいたいというのが
私の希望です。
それは、私にいつも突きつけている教訓でもあります。
いつも前向きにまじめに取り組むということが
私には大切なことなのです。
152一人の名無し:04/03/20 12:39 ID:99J5L1w2
いちさん

良いお話ありがとう。
横レスですいませんが、私の故祖父について書きたいと思います。(スレ違いスマソ)
私の祖父は神田の裕福な質屋の長男(明治の男)として生まれました。
子供の頃はオンブ日傘で育ったらしいのですが、祖父の父親が根っからの道楽者・・・・
身代を潰し、祖父は小学校卒業後すぐ丁稚奉公にやられました。
祖父はその齢で既に一家の家計を支えなければならない立場になってしまったのです。
正に天国と地獄を味わったとの事です。金持ちを知っていただけに貧乏になった
時の落差は幼い身には堪えた事だったと思います。
祖父は旧大倉財閥系の書店に丁稚として奉公生活を始めたとの事です。
祖父は独学で英語を学び(洋書も取り扱っていた書店だそうです)、当時大卒の
人くらいしか分からなかった英語(読み書きだけですが)を使いこなしていたそうです。
私の父や父の姉妹が中学高校時代は祖父から英語を教わっていたそうです。
153一人の名無し:04/03/20 12:41 ID:99J5L1w2
続きです

祖父の苦労話は孫である私は詳しくは知りません。又、過去を語る人でもありませんでした。
ただ、家の中ではいつも無口でムスッとしていた記憶があります。
祖父の笑顔の記憶は殆どありません。孫ながら何か怖い人でしたね・・小遣い貰った記憶も無いし・・w
話が反れました。話を戻すと、祖父は関東大震災を乗り切り、遂には支店長になったそうです。
また、戦争(徴兵検査不合格)の時には言論統制の仕事をしていたそうです。
(会社を何時辞めたのかは知りません)終戦後、祖父は言論統制の件でC級戦犯にも
なったそうです。その後、祖父は自営業を始め、質屋の頃とまではいかないまでも
立派に家を再興いたしました。地元では町会長職を20余年も務め上げ、名士にもなりました。
孫の私としては、あんな女癖の悪いジイサンが名士というのも???ですが・・・w
そんな祖父も私が工房の時、天寿を全うし幸せに逝きました。祖父は満足な一生だったでしょう。
葬式の時の親族の会話では「若い時は苦労したけど、あんなにやりたい事やって逝ったんだから
何の未練もないだろうね」と皆笑って話していました。

いちさん、あなたが絶対に幸せになれない!なんて運命は無いと私は思います。
あなたは我家のジイサンのように満足な一生を送るチャンスなんて無いって思いますか?
人間は法の下、権利だけが平等なんですよ。環境が平等なんて事はありません。
同じ兄弟である私と兄貴だって扱いは違うんですから・・w

前向きに生きる事は必要です、でも悲壮に生きる必要は無いと思います。
私がいちさんの文を拝見させて頂いて感じた事は、少し息を抜いて欲しいという事です。

三十路過ぎの いちDQN留学生の繰言、どうかお許し下さい。
154 :04/03/21 21:36 ID:Lvnx8ok8
あ〜も、こりゃお家再興するしかね〜なこりゃ
155いち:04/04/01 23:37 ID:c1FC6uu1
読んでくださったかたありがとう。
まだ続きます。
15621さい@それでも死しか見えない:04/04/02 06:22 ID:xDbBOrBn
>>155
よかった!
飽きちゃったのかと思ってたよ。
>>1さん期待∩゚∀゚∩age
157 :04/04/02 17:34 ID:6pt2x9kg
う〜ん、まさかエイプリルフールが終わろうかというその時に
1レスだけ残していくとはなんてミステリアス
158 :04/04/14 20:39 ID:+ba4MLRP
 
159鷹し:04/04/15 00:29 ID:4bmhaY0B
読破しちゃったよ、ケータイなのに、オレ。面白かったけど、続きは在っても無くてもいいや。非常に魅力的な人です、惚れた、人として。設定では今25歳のはずやけど、時代背景が2、3年古い気がした。定期期待ageしてるんですね。
160いち:04/04/17 00:01 ID:2hk4Dxro
ご感想くださった方、ありがとうございます。
後で返事をさせてもらいます。
161鷹し:04/04/18 05:23 ID:yhJVPcAg
(`_ゝ´)ageとけ〜。
162むせきにんZ:04/04/18 15:35 ID:kqhc0wN8
ここまで読んだ感想としては、1は日本が・・・というが、
外国はもっと貧乏差別がすごい。

あと、誰かにほめてもらいたいのかな?
163毒男:04/04/18 16:18 ID:TFgmQDK6
>>1
頭はいいね。でも泥沼につかっているのがわかりつつもそこに留まってしまう
のは生来の環境のせい?修行僧のように耐えるのだけでは徒労に終わってしまう
可能性が高いのです。あなたは能力も行動力もあり、なにより感性が素敵
な人だから(文体からね)、ぱっぱとNEXT STAGEに飛んでくんだよ!
文系が得意そうだから社労士か司法書士、行書あたり目指してみな。
この社会は経済と法律と行政によって成り立ってるのだから・・・
164いち:04/04/18 21:55 ID:h9JedMyO
私が入社して4年目の時、
かねてから計画されてきた会社合併の
話が具体化しました。
業績がどんどん落ち続けて、
赤字に転落すると、お飾りの経営者が
責任をとらなくてはいけないことになるので、
全国組織の利点を生かして、
広範囲な合併をしようということです。
経営者は、経営者らしいことをひとつも
しなかったのですが、責任回避だけは
一生懸命しました。
経営者は地縁のしがらみで、地元の名士が
引き受けていました。
経営者は
ただ人がいいだけの金持ちおじさんでした。
どの事業所も赤字に近かったのですが、
たくさんの事業所が合併して、大きくなれば、
当面はしのげるという見通しでした。
遠くの田舎の事業所は、にっちもさっちもいかない
赤字でした。
そんな事業所と一緒になるということは、
社員の待遇がものすごく悪くなるということでした。
今でさえ、いっぱいいっぱいなのに、
他人の赤字を背負えるか!と
先輩社員は怒りました。
165いち:04/04/18 21:56 ID:h9JedMyO
若い社員は、時代の流れだから、と
あきらめていました。
団塊の社員にとっては、合併=リストラ、と
知っていましたから、反発しました。
毎晩毎晩、労働組合の話し合いが続きました。
合併の投票を何百人かから、もらうことになりました。
その投票で過半数あれば、法的に合併は成立します。
結果は、不成立でした。
なぜならば、
団塊の社員が、合併の成立を妨害したのです。
投票用紙を渡すときの説明を、
頼み口調にすれば、わけがわからない投票者は
まぁいいか、と空欄のままにします。
僅差で、不成立でした。
今回、合併が成功していれば、市から補助金が
少し出る予定でしたが、それがなくなりました。
投票の結果を見て、経営者は青くなりました。
気が焦り、市長を呼びつけてまで合併の
お披露目会を既にしていたからです。
経営者は
集計後の投票用紙に、勝手にマルをつけて、
周りの人に怒られていました。
その後、いよいよ合併問題が煮詰まってきたとき、
労働組合の会議で、経営者が社員に囲まれて
質問の嵐になりました。袋だたきでした。
経営者は、すっと立ち上がって部屋を出ていくと、
家に帰りました。
そして、「もう辞めます。」と電話がありました。
結局、合併になりました。
時代の流れには逆らえないということです。
166いち:04/04/18 21:56 ID:h9JedMyO
合併の一年前から、
たくさんの社員が辞めていきました。
となり地区の事業所では、横領問題が発覚しました。
遠くの地区の事業所では、たくさんの横領問題が
次々と一年に何度も発生しました。
商売は信用第一です。
お金を扱う商売だから、特に。

すべての出来事が社員の
モチベーションを下げるものでした。

これから勤務環境が悪くなる一方なら、
どうせなら今、会社が倒産してくれれば、
制度の面で有利なのに…と
私は思いました。
167いち:04/04/18 22:08 ID:h9JedMyO
仕事どころではない雰囲気でしたが、
ノルマは次から次へと来るので、
がんばらなければなりませんでした。

遠くの事業所では、倉庫を新築しました。
その事業所は大赤字なのですが、
最初から、合併による利益・損失の統合で
うやむやにする計画で、建てたそうです。

隣の事業所では、団塊の上司が
先物取引に手を出して、
何億も使い込みをしているのが発覚しました。
いろいろありましたが、
どの事件も団塊の世代が起こしたものでした。

私がお客さんのところにセールスに行くと、
「新聞に出ているから
信用できないから、付き合えない。」と
はっきり言われました。
168いち:04/04/18 22:21 ID:h9JedMyO
合併と同時に40-50人、辞めました。
半分は若い人でした。
中年層のリストラ効果としては?です。
作戦会議をした後、私が事務所に戻ると、
上司たち4-5人が、うだうだ立ち話をしていました。
どの人も、月給40-50万もらう人です。
いくら、突撃セールス部隊ががんばっても、
利益は出ません。
新規契約の倍の量の契約が解約として
無くなっていきます。
決起集会というパーティーに行くと、
舞台の上で、エイエイオーと言って、
作文を感激しながら読んだりして
まるで宗教のようでした、
前向きで冷静な論議は一切しません。
合併後、
セールスの品目がまた増えて、
ブランド物のバッグを売ることになりました。
もう一つは、高級着物です。
正直、上層部は正気か?と思いました。
お客に嫌われたらおしまいなのです。
169黒馬:04/04/19 01:31 ID:peN25rBk
>>1
2ちゃんで書いてるのもったいない。
自分の中でもっと醸成して、小説にしたほうがいい。
あんた才能あるよ、きっと成功する。
170むせきにんZ:04/04/19 22:59 ID:FTzoDRho
はやくかけ
171今しがた:04/04/21 19:00 ID:/zd+6jZO
全部読んだ。スゲーな。
172いち:04/04/21 22:18 ID:MtDvKz6+
私は生まれてこのかた
(高級)ブランド物を買ったことがありません。
その私がブランド物を売ることになったのです。
私は貧乏性なので、ブランド物などは
別世界のものです。
貯金が何百万かできて余裕が出てきても、
別世界のものでした。
ブランド物をバカにするつもりはありません。
こんな私でも、品のいいものは大好きですし、
高級店を見て回るのが大好きです。
目が潤う感じがするからです。
上司は、金持ちの奥様に
ブランド物を売りに行って買ってもらって
いました。(ひたすら頼み込むのですが。)
お願いします。と頼み込むのが、
ほとんどの上司の営業のやり方でした。
ほとんどの場合は、
景気が悪いので、いくら頼んだところで
買ってくれるわけではありません。
高級着物も売ることになりました。
金持ちの年寄りに「おたくの孫ならば、
これぐらいのものを着せてあげないと。」とか
言います。
173いち:04/04/21 22:18 ID:MtDvKz6+
資産家の年寄りは金を出すときは出します。
私が成人式のとき、
着物にかけるお金がもったいないので、
(その時が一番苦しい時期でした。)
やっぱり出席はやめようかと思っていました。
しかし、友達が一緒に出ようよ、と
言ってくれたので、スーツで出席しました。
会場のほとんどの人は、親に着物を着せてもらって
学校に行っている人ばかりでした。
私は、いろいろな営業の場面をたくさん
見ていたので、汚いものに辟易していました。
素直なものや社会の役に立っているものに
あこがれていました。
だから、他人が幸せになることを願っていました。
私より上の世界で、お金持ちのお嬢様が
笑っていても、その幸せが私にも伝染するような気が
して、ほのぼのします。
しかし、私とお嬢様が隣に並びたくはありません。
あまりの差に心が固まってしまうのです。
私はまだ二十代になったばかりで、感受性が敏感でした。
さて、ブランド物を達成するのに
何ヶ月か期限がありました。
私は思案していました。
174いち:04/04/21 22:30 ID:MtDvKz6+
私が入社して数ヶ月目で、辞めようと決定していた
ので、6-7年も続いたのは奇跡でした。
その点は、満足していました。

脳無しは、営業させても脳無しです。
能無しは周りの人に迷惑をかける仕事を
平気でします。
その能無しは私のことです。
ここらで、方向転換をしないとな、と
私は思っていました。

人事異動で、例のお化け屋敷の地域に
私は配属されました。
毎日毎日、その地域を回ります。
私の遠縁にあたる人たちの家は、
日本風の豪邸ばかりでした。

昔、その地域の金持ちのダントツ一位は、
お化け屋敷の住人でした。
本当は、その豪邸たちも凌ぐほどの
豪邸に私が住んでいて、
その長女が私だったら…とか
おもしろおかしく考えていました。
175いち:04/04/21 22:52 ID:MtDvKz6+
私の遠縁にあたる親戚の家がありました。
黒壁で銀色の瓦が光っていました。
若夫婦はどちらも公務員だそうです。
私が事務所にいるとき、
その親戚が顧客として訪問しました。
親戚は、私を指さして、
「この人の家が 本家 だからね、
うちは新家(しんや)。」と言いました。
それは本当のことでした。

まわりの同僚などは目をまるくしていたでしょう。
親戚は私をもちあげてくれている
つもりでしょう。
私は汗をかきました。
「素性は言うな、お化け屋敷だとバレたら
バカにされるから。」と
私は父親に口止めされていました。

はがきを配達しながら、同じ姓の人たちに
ぺこぺこ頭を下げます。
この人たちと私は、同じ場所の出身なのに、
私の先祖は土地を綺麗に売り飛ばし、
この人たちの先祖は賢く暮らしてきた。
それがこの差です。

私の根っこは公営住宅の住民ですから、
どうってことないんですが、
この強烈な違いを一生懸命勉強する姿勢でした。
176いち:04/04/21 23:02 ID:MtDvKz6+
何もない貧乏人にとっては、
豪邸の羅列は強烈です。
まして、営業マンは
そこから数字をとってこいと命じられます。
生涯賃金が何億でしょうか?
その豪邸たちは、その何倍でしょう。
私が勉強した成果が、
もし、私の子孫のために役に立つなら、
私はそれでいいと思います。
不公平な世の中でも、まともに暮らすことが
大切なんだと私は教えてあげたい。

私の座右の銘?は、
「人に見せるな、幸せとお金」です。
こんな世の中だから、不幸な人がたくさんいます。
生まれたときから強烈な差があります。
幸せそうなのを見せびらかしたり、
お金があるのを見せびらかしたり、すると
すぐさまターゲットになります。
この世で一番怖いのは人間だと思います。

まぁ、私が、 人にお金をみせびらかす と
いうことはあり得ないんですが。

私が営業を何年もやってきて、強烈に
学んだことは、実際ある不公平ということです。
それにつぶされてはいませんが。
177いち:04/04/21 23:26 ID:MtDvKz6+
ある日、私は営業の途中に、
墓地の前を通りかかりました。
そこは、結構いい場所の平地です。
その一角にお化け屋敷の一族の墓が
あります。
家屋敷が無くても、墓だけは
ひろびろとある、というのが没落した
金持ちでしょう。
私は墓を見に行くことにしました。
だだっぴろい地面の下には、
何十人も太郎の赤子が埋まっています。
現実味はありませんが、恐ろしいことです。
他家の墓石はピカピカしていますが、
ウチのは、小ぢんまりしています。

その帰り道、お化け屋敷の跡地の前を通りました。
跡地には、二軒の普通の住宅がありました。
私たちが土地を売った後に、買った人が
すんでいるのです。
その二軒の家は、静かで、
ほんとに穏やかな感じがしました。
木がざわざわといって、小鳥が鳴いていました。
178いち:04/04/21 23:29 ID:MtDvKz6+
何十年か前、この場所で、
何十人もの赤子が死んでいって、
障子と壁には穴があいて、
太郎のお嫁さんは、栄養失調で餓死しました。
餓死する前、お腹が膨れて、髪は全部抜け落ちて
見ておられないほど哀れだったそうです。
そのような地獄絵図のような状態で
まるで人間の憎しみがどろどろ渦巻くような場所が
ここだったのです。

その地獄絵図の何十年か前は、
ここ一帯をとりしきる庄屋でした。
見渡す土地が全部この家のものでした。
さぞ立派な屋敷だったでしょう。

諸行無常の響きあり、です。
179いち:04/04/22 20:10 ID:DTHN3e5j
美しいきらびやかなものと醜いどろどろしたものが
強くうねる時の流れに、
私の先祖たちは生きていました。
それらの延長線上に、
今、この二軒の家がひっそりとあり、
おとなしい私が立っています。
これからも時代は急激に変化していくでしょう。
何億もの財産は、バカな人間が
ひとりいるだけで吹っ飛びます。
目の前にある豪邸たちは確実なものですが、
時代の流れを見るとき、それらはもろいです。
お金にこだわって一生の限りある時間を
暗い顔で過ごすことのなんとおろかなことか。
私の体は、時代の一部品、塵のようなものです。

和服を着た金持ちの恰幅のいい紳士と、
地獄の亡者のように苦しむ太郎の奥さんが
私の前に現れてこっちを見ている気がしました。

すべての出来事が終わってしまったこの場所が
私に語りかけるようでした。
「お金にこだわるな、暗い顔で生きるな。」と。
180いち:04/04/22 20:23 ID:DTHN3e5j
サラ金の件などで、お金にはさんざん
苦しめられていたので、
私はお金に恨みを持っていました。
救いようのない職場にいても、
お金が惜しいばかりに、
しがみつくことばかり考えていました。
収入が減ることが怖くて、
人生を転換しようとする勇気さえ
出てきませんでした。
それが過去の私でしたが、やっと
勇気が出てきました。
お金より一歩踏み込んだ大切なもののために
お金を少々捨ててもいいから、
なりふりかまわず行こうと思えるように
なりました。
それが、財産をほとんど残さなかった先祖が
私に教えてくれた財産だと思いました。
181文芸春秋社長:04/04/22 22:16 ID:D8bo2yVD
芥川賞もう一人追加します。
何百万か貯まってるんならそりゃさっさと自分のしたいこと
したほうがいいわな
183いち:04/04/22 23:10 ID:DTHN3e5j
着物&バッグの件と、
お化け屋敷の件と、
良いお客さんに教わった件と、
その三つがそろって私は辞意を固めました。

営業活動はほとんどバイクで回っていました。
一日の半分ぐらいをバイクで走り回っていました。
ある雨の日、
バイクを押しながら、歩いて道路を横断していると、
向こうのカーブからスピードをあげた車が
飛び出してきて、私のすぐ前で急ブレーキを
かけて止まりました。
路面が濡れていたので、車がスーッと
滑って止まりました。
私は真っ青になりました。
バカなドライバーに私の命を握られているのです。
そんなことがあった近くの日に、
会社の近所の交差点でバイクが車に巻き込まれる
死亡事故がありました。車の不注意でした。
事故直後を目撃した先輩が、
グロい悲惨な状況を話していました。
そんなこともあり、バイクに乗る職業は
いやだと私は思いました。
(これだけでも十分辞職する理由になるんですが。)
184いち:04/04/22 23:29 ID:DTHN3e5j
セールス強化月間に、
私の数字が上がらなかったので、
上司が私に話をしました。
詳細は書けませんが、
上司は大幅に法に触れることを平気で言いました。
(侮辱とかではありません。
労働の法律に触れることです。)
上司は悪意があって言ったのでは無いことは
私もよくわかります。
しかし、内容がまずかった。
そういう非常識なルールをおしすすめる
つもりなら、まったく今後望みがないということが
わかりました。
それらも、ひとつの小さな理由でした。

その何日か後、私が辞めますと上司に言うと、
上司は内心あたふたしていました。
アレ言ったから?と私に言うので、違いますと言いました。
自分の言った言葉で、部下がスルッと辞めると
後味が悪いのでしょう。
実際、ほとんどは上司のせいではありません。
185いち:04/04/22 23:49 ID:DTHN3e5j
いろいろな人と仕事をしました。
私と気の合わない人も協力してくれました。
たくさんの人の中に入っていくと
むかつく人もたくさんいるけど、
遠目で見ると、どの人も協力してくれました。
ほんとに悪い人は少数の少数だと思いました。

私のようなボーッとした世間知らず馬鹿が
社会に出て行ってまわりの人はさぞ、
迷惑だったでしょう。
まともに仕事をしていれば、
信頼をもらえる、見ている人は見ている とか
馬鹿正直に、糞真面目にがんばった時期も
ありました。
糞真面目だけではやっていけないから、
不真面目な時期もありました。

私はべったり人と付き合いません。
人の悪口を言いません。
会社にお金以外をあまり求めていないからです。
悪く言えば、冷たくて無責任です。
良く言えば、冷静で礼儀があります。
186 :04/04/23 02:08 ID:VAijwPez
test
187鷹し:04/04/23 02:37 ID:URM/MfHQ
ケータイから行きづらいんでageときますよぉ。
188 :04/04/23 17:17 ID:B0VNP5he
>>175

>はがきを配達しながら、同じ姓の人たちに
>ぺこぺこ頭を下げます。
>この人たちと私は、同じ場所の出身なのに、
>私の先祖は土地を綺麗に売り飛ばし、
>この人たちの先祖は賢く暮らしてきた。
>それがこの差です。

ここで涙が出てきた。
続き期待age!!
マイペースでいいんでたのんます。
189鷹し:04/04/24 00:41 ID:7Lfou+9E
ageていいんですよね?ダメだったら言ってください。
190ももよ:04/04/24 07:16 ID:1Euj0BLf
うちも、いちさんと同じような、没落よ。田舎には結構多いんじゃないの?
ただ違うのは、貧乏だったけど、本当に頭が良かったから、進学校に行って、
銀行に入った。そして、お金を貯めて(奨学金を返しながら、家にも入金しながら
大変だったけど)、いま、某大学に入学して、頑張っています。本当に頭が良かったら
商業高校に行かないと思うけど・・・。皮肉とかでなく、実際問題。
家の、没落っぷりやら、周囲の環境などそっくりで、まるで、私のドッペルケンガーかと
思ったけど、多分、本当に頭が良いなら、次の一手を考えて、ステップアップを考えた
方がいいよ。他の人も書き込んでるけど・・。没落したのも、貴方と同程度かそれ以下の
能力の男性とかがコネとかで優遇されるのも事実で、仕方が無いことだしね・・。
今、公務員とか大学とか入りやすく年齢制限も緩くなって来つつあるから、お互い頑張ろうよ。
没落した実家のことはもう、こればっかりは、仕方ないもん・・。
191 :04/04/24 09:45 ID:dP4NEExt
>>ももよさん

>>62
>高校時代の奨学金は食費になりました。
>私はいまでもそれを返しています。
>10年がかりです。
とあるから、本当は経済的にも、高校へ行ける状態ですらなく
この時点で私立はおろか、交通費のかからない
近場の公立に行かざる得なかったのでは?
それが商業高校なだけで、東京(しかも23区)の様に
ちょっと歩いただけで、色々な高校が贅沢に選べる地域とは
比べ物にならない程、田舎では選択の余地が無かったのでは
無いかと思う。

とまぁ、実際は本人のみぞ知る所なので、この辺の事も
いちさんには語って頂きたく思い、期待age。
192 :04/04/24 11:38 ID:UZQM+DsO
奨学金ってのは、貧乏でも優秀なら貰える金なので、
苦労は同じだろうけど、とりあえずいい学校へは入れるはず。
自分の同級生には、奨学金もなくマーチレベルの大学に通いながら、
生活費の全てと学費を稼ぎ出し、欲しいバイクに彼女を乗っけて、
サークル活動やナンパにも積極的な奴や、苦学生なので半分必要に迫られて
仕事してたらそこで認められて並みの社会人より稼いでる人とか、結構いた。
だから今の中卒・高卒ってホントに自分のせいだと思うんだよね。
親が貧しくて高校・大学いけないなんて、言い訳はずうずうしい。
将来のことまじめに考えたら、多少苦しくても親が行かせようとするし、
やってやれないことではない。本人の怠慢以外にありえない。
一家揃ってヤクザに追われて一家離散とかならまだ。
昔親が借金取りに追われてヤクザが毎日取り立てにきてたっていう
慶応在学かなんかの女性お笑い芸人(おきゃんぴーだっけ?)いたよね。
193毒男:04/04/24 20:37 ID:G1Hsqe3s
>>192
その人を見ずに一般論で語るのはどうかと・・・
あんたの発想は「やればできる」といった戦後愚直教育思想の
受け売りで、だったら世の中スーパーマンだらけだわってことに
拡張しかねないな。いちはようやく次のステップ行こうとしてる
んだからそれでいいじゃん。俺は素直に「がんばれ」って応援
したいし、過去をせめてあーだったらこーだったらなんて残酷
なことは人には言わないよ。ところであんたは完璧なの?
194いち:04/04/24 21:36 ID:+YjSTJ9T
なんかエキサイトしてますね…
マイペースで書いていきます。

ageるのはご自由に。
195いち:04/04/24 21:54 ID:+YjSTJ9T
仕事仲間にはいろいろな個性の人がいました。
ひとりひとりについて語りたいぐらいです。

私の五つ上の女の先輩は、
私が入社したときからツンケンドンとぶつかってきました。
自己紹介の後、その先輩が発した言葉が強烈でした。
言葉の内容は大したことなく、覚えてないのですが、
言い方が、強烈でした。
私はそんな出来事がはじめてだったので、
ものすごくびっくりしました。
私の住んでいた公営住宅はガラが悪かったのですが、
そこまでの人はいませんでした。
その先輩は私のいないときに私の悪口を大声で
言っていました。
それは私に耳に聞こえたときもありました。

50代のやり手の女の先輩が、遠くの事業所で
こっぱみじんに私の悪口を言っていました。
その先輩と私はほとんど話したことが
ないにもかかわらず。
その先輩はほかの人の悪口も言っているらしかった。

その二人はどちらも、ものいいがするどいことで
有名でした。

私は他人の悪口をひとことも言いませんでした。
ひとことも言わないにもかかわらず、
その二人は、継続して言い続けていたらしかったのです。
私は不思議でした。
無害の人間に対してなぜそこまで、徹底的にやるのか?と。
196いち:04/04/24 22:04 ID:+YjSTJ9T
何年も私は無反応でした。
ある先輩はそんな私を見て、関心したように
あなたは悪口を言わないから
すごいねぇ、と言いました。
私は、「そんなことない私だって怒ってるけど、
言わないだけだよ。」と言いました。
私が 怒らない と思われるのはイヤですが、
悪口をなるべく言わない というポリシーを
関心してくれているなら、うれしいなと思いました。

五つ上の先輩に対して、なるべく私は普通の態度で
接するようにしました。時には親切に接しました。
すると、その先輩の態度が少しずつ和らいできました。
たぶんその先輩は最初から、
ボヤーっとした私が気に入らなかったのでしょうが。
その先輩が辞める直前に、
その先輩にとって大切な本音を一言だけ話してくれました。
私はうれしかったです。
197いち:04/04/24 22:32 ID:+YjSTJ9T
五十代の先輩のほうは、もうつける薬がないようでした。
悪口をなぜ言うのか、
私のような弱弱しい後輩を徹底的に
やっつけてやると思って悪口を言ってはいないでしょうが、
単なる気晴らしだと思います。
その先輩は仕事についてはやり手でした。
事業所に訪問した客に対して、好き嫌いが
態度ではっきりしていたらしいです。
その先輩は若いときは、今にもまして
すごい気の強い人だったらしいです。
気を張って仕事をしていたんだと思います。
その人の気の強さは程度を超えていました。
他人を人前で平気で侮辱する人でした。
男性の良さもなく、女性の良さもなく、
空気をぴりぴりさせるだけの人でした。
198いち:04/04/24 22:33 ID:+YjSTJ9T
私は震え上がりました。
女性なら女性らしくしなければ、と私は学びました。
あそこまでの鬼にならないとお金がもらえないと
いうのは強烈すぎる人生だなと思いました。
その先輩は共働きでした。
子供のためにお金を稼ぐという人生の本筋ですが、
他人をなぎ倒しながら、進んでいくような人でした。
その先輩のやっていることは、間違っていない正しい。
けども、あれでは恨みを買う。

世の中のすべての事は、なるべくしてなっていくと
思います、それは正しい。
しかし、報いがある。
報いが返ってくるようなことをしてはいけない、
たとえ、人生の本筋のためでも。
報いが返ってくると、すべてがおじゃんになると思います。
それは賢い人間のやることではない。
199いち:04/04/24 22:50 ID:+YjSTJ9T
ある時、
私が宴会で酒を飲みすぎてベロベロになって倒れました。
介抱してくれたのがその五十代の先輩でした。
なぜ私にやさしくしてくれたのか?と思いました。
私は母に聞きました。

日ごろその人は精一杯、虚勢を張って生きている。
裏返しにその人には弱いところがある。
弱っている私の姿が、自分の姿と重なったからだ。
また、
その先輩は、「弱そうな自分に逆らえそうにない
かよわいモノ」には精一杯やさしくできる、鎧を脱いで。
「元気なときの大人の私」に対しては
いつものように鎧を着て接するので、強くあたる。
と、母は分析しました。

私はなるほどと思いました。
母は世捨て人に近いのですが、頭は切れます。
200いち:04/04/24 23:11 ID:+YjSTJ9T
入社してから3-4年目のことです。
私の会社は古い体質でした。
取引先のおじいさんをたくさん集めて
社員と一緒に宴会をやることが多かったです。
その他の、社員同士の宴会も多かったです。
ある宴会の席でした。
宴会の終わりに近づくと、食べ物がたくさん余ります。
私は、欠席した社員のお膳のおかずを
パックに詰めていました。
他の社員からも「これも持って帰れ。」と、
おかずが集まってきます。
私のような貧乏家庭の女性にパックが
まわってきて、せこせこと食べ物を集めてまわって
持って帰るのです。
それは、周りから見るととても恥ずかしい行為だった
ろうけど、私は喜んでせこせことかき集めていました。
必死になっているときに、後ろから「おい、●●さん。」と
私は呼ばれました。
201いち:04/04/24 23:23 ID:+YjSTJ9T
呼んだのは、遠くの事業所の年上の男性社員でした。
私は内心「うるせーな、いいとこなのに。」と思いました。
とりあえず聞こえないフリをして無視しました。
ちょうどエビとかカニとかの高級食材を
ゲットしているとこでした。
しつこく呼んでくるのでふりむきました。
「何ですか?」と言いました。
男性はこっちへ来いと手招きしました。
私は首を振ってだめという合図をしました。
すると男性は「こっちへ来い!」と怒鳴りました。
私は怒られるのかな?とか思い、行きました。
この人とは仕事のつながりも薄いし、
しかられるようなことはないはず…と思いました。
私はその人の前に正座で座りました。
私はやっと思い出しました。
何ヶ月か前から、
この人が私を何回か食事に誘っていました。
私は仕事が忙しいのと、めんどくさいので
笑ってごまかしていました。
202鷹し:04/04/25 04:26 ID:NNSbs5DO
すげ〜中途半端に話切れた、寝る。
(・_ゝ・)
203_:04/04/25 08:50 ID:/SxtOPD7
>201 「うるせーな」の一言でイメージが崩れました。
204 :04/04/25 14:57 ID:/NqVMEhN
>203 同意
20521さい@それでも死しか見えない:04/04/25 15:48 ID:+xMWzQGR
お笑いもいけるのねw
206のすとら騙す:04/04/25 15:50 ID:vkBnhx2g
恐怖の大王がおりてきた 現在潜伏6年目
207ロマンチックフリーザ@奥州藤原氏:04/04/27 17:08 ID:m08/wW8j
♪それでも期待ageるよ♪
208論争:04/04/27 19:28 ID:KVDya8Ur
テレビがなかったら、この時代に生きていなかったら
他の時代に生きていたら僕は死ななかった。
訴訟を取り上げるよ。僕は神に。
209毒男:04/04/27 22:17 ID:OPR0tpNQ
>>203
いちがきれいなもんとでも思ってた?
どろどろしたコンプレックスが渦巻いてるぜ。そのなかでも
良心とともに生きようとしているところに、いちの葛藤と闘い
のなかに美しさを感じるけどね。
210浮き輪:04/04/28 22:00 ID:4in0Nol2
>>203
あたしゃ逆に好感度アップです
おいしいものを詰め込むのに集中しているのに
話し掛けられるんだもんな、
「うるせーな」でしょう。

期待してますあげぱん
211:04/04/29 23:49 ID:HPF3g4gQ
で、今は一は会社辞めて失業中なの?
212 :04/04/30 23:14 ID:9LTKWnzg
213いぢり:04/05/05 22:01 ID:br0/ugws
僕の七日間にあった出来事を聞いてもらえませんか?

4月30日・・・
今年のGWは七日間の大連休でした。僕は今日までずっとオナニーとネトゲに費やしました。
おわり。


・゚・(つД`)・゚・
214aggegege:04/05/06 19:15 ID:8XG5+JE3
agggggge
215 :04/05/10 18:52 ID:ZyYgLp8n
 
216鷹し:04/05/12 03:18 ID:L95eLL9L
あげ
217いち:04/05/13 01:00 ID:4iz5qjU5
あげ
218ニセ:04/05/14 21:53 ID:WuCXtxt6
天使ですー
219またまた:04/05/15 08:41 ID:B3aCoLAU
 ニセ天使ですー
どーしてだれも書き込まないのー?
220コソーリ:04/05/23 22:04 ID:Wiv9reiA
age
221|゚∀゚)ノ 8時だよ!:04/05/23 22:22 ID:IeyUdUDD
機関始動!急速浮上開始!イージスシステム全開!!
浮上と同時に無差別飽和攻撃開始!!
222:04/05/24 08:33 ID:CEg3ivk+
この七年間にあった出来事を自由に書いてもらえませんか?
223_:04/05/24 12:11 ID:Dw8bjSsl
>>222
あなたは本当に「1」さんですか?
せっかく綺麗な流れで来ていて話半ばな所なのに、壊さないで下さい。
224 :04/05/29 13:00 ID:OsgpxtJJ
定期age。

イチ・・・もう1ヶ月以上経ってるぞ。
225マジレスさん:04/05/30 14:53 ID:V5KFuDYd
泣き虫な書込み屋イチ。
226笑い男:04/06/04 12:31 ID:HU4px39h
age
227いち:04/06/04 14:32 ID:3933j1n8
私の話は日記みたいなものです。グッドエンドなんて無いんです。それでもよろしければ、もう少し待って下さい。
228村井ワクチン:04/06/04 21:08 ID:ok+Osq4D
え、え、それでは期待せずに不定期ageで待たせてもらいます。
229マジレスさん:04/06/05 08:51 ID:SfwKNJtd
>>227
はい。待ちますとも!
でも,
もうちょっと間隔を狭めて掲載して頂ければ・・・

そして定期age
230マジレスさん:04/06/06 02:28 ID:0RU1cd+H
>>227 自作自演 オツ(´、_ゝ`)プッ
231マジレスさん:04/06/06 03:18 ID:5Jl0Gn87
これって100パーフィクションだよねぇ 不祥事で有名な保険会社って思い付かないよ しかも中小なんでしょ? 皆さん分かっててネット小説として楽しんでいらっしゃると理解してOK?
232いち:04/06/06 03:45 ID:vdRbFbks
そんな平和な暮らしが続いていたある日、
私の元に一通の手紙が届きました。
それは三年間全く連絡を取っていない父からの手紙でした。
私は嬉しさと憎しみを混ぜたような気持ちを胸に東京に向かいました。
東京に着き、公衆電話で父と連絡を取ろうとすると、
一人に女性が迎えに来ました。齢は20台後半。美しい女性です。
女性の車に乗り、暫く走ると、都会には珍しいトンネルが見えてきました。
そのは地下に続いており、ある程度まで潜ると、駐車場のような所に止まりました。
そこからエスカレーターのような輸送機に車を乗せ、更に地下に潜ります。
5分程経った時でしょうか。真っ暗だった景色が一変し、オレンジ色の光が入り込んできます。
私「ジオフロント!」
女性「そう。人類の砦となるべきところ。あなたのお父さんや私が働いている職場よ」

233いち:04/06/06 03:49 ID:vdRbFbks
私「砦?…何と戦う砦ですか?」
女性「今は”敵”としか言えないの」

”敵”という単語に、僅かに混ざる憎悪…。
でも、不思議と漠然とした物言いだった。

私「こんなに綺麗なのに…」
眼下に広がる森林は、閉ざされたジオフロントにあるからには人工林のはず。
でも、東京の森よりも生命の輝きに満ちた眩しい雰囲気に満ちてる。
女性「気に入ったなら、暇な時に散歩してみるといいわ。
いろんな動物が放されているから結構、楽しいわよ」
私「はい」
さっきまでの雰囲気を霧散させて、女性は話題を切り替える。
私も動物は好きだから、自然と笑顔で答えていた。
234マジレスさん:04/06/06 04:32 ID:35K8xx66
お願いやから、「いち」さんの名を語ってアホな事せんとってぇぇ〜・゚・(ノД`)・゚・
もう続きは読めないのだろうか、ウアァァン!
235マジレスさん:04/06/06 09:57 ID:9e3h52Eq
>>233
続きお願いします。
236いち:04/06/15 00:56 ID:qRDQ8oCw
その時、私は何の前触れも無しに気づきました。
その男性社員は悪魔でした。
私の家系に取り付き、先祖代々不幸におとしめてきた元凶だったのです。
その事実を漠然と悟った瞬間、私は驚いて腰が砕けてしまいました。
あまりの出来事に動転し、身体に力が入らないどころか、ブルブルと震え始めました。
腰を抜かして怯える私に悪魔はニタニタと笑いながら言ったのです。

「Dead or Die?」

その時、私の身に何が怒ったのかはわかりません。
ただ、私の中で何かが弾けるのを感じ、私は勢いよく立ち上がりました。
何かが、私の中の、感情なのか、魂などと呼ばれるものなのか、全くわからない
全く予測もつかない何かが私を奮い立たせたのです。
私は鬼のような形相で、そばにあったパイプイスを淫魔に向けて振り下ろしました。
ステンレス製のパイプは私の力でも用意に持ち上げる事ができました。
多分、この時の私ならばスチールデスクですら容易に持ち上げられたかもしれません。
悪魔はそれをよけようともせず、大きな目で私の挙動を最後まで見つめていました。
パイプが彼の額を割る瞬間、私の中に彼の声が直接聞こえました。

「畏れや 怒りに 目を眩まされるな
 皆 ただ それぞれが あるように あるだけ」

先ほどとは違うその声にハッとした瞬間、ガラスが砕けるような大きな音がして



私は目を覚ましました。
237マジレスさん:04/06/15 20:14 ID:oEY/jlZS
このまま駄スレになってしまうのか
238マジレスさん:04/06/17 09:54 ID:vTHqH+oX
ageとくか・・・
239マジレスさん:04/06/27 16:03 ID:XxVeAzP0
保守
240マジレスさん:04/07/08 03:46 ID:/GwFZhPH
保守
241マジレスさん:04/07/16 00:14 ID:hXRwU8t1
保守
242いち:04/07/21 00:49 ID:hGoHDtzz
>>201で切れてました。続き。
書くパワーに浮き沈みがあるので、休憩してました。

その男性については、周りから
「嫁もらえー」と、からかわれて
いる人だと思い出しました。
私はその人とほとんどしゃべったことも
なかったし、顔をあわせることも
少なかったのです。
そこら辺の森や林のような
風景に溶け込んでいるような人 というような
印象を私は持っていました。
…というか、私は周りの人がどんな人であろうと、
関心を示す余裕が無かったし、(仕事の忙しさで)
他人の噂話は嫌いだった。
偉そうに「彼氏いる?」と開口一番、
男性は言いました。
やばい、気に入られてるのか?それとも
嫌がらせか?と、私は思いました。
ともかく、私は「いません。」といいました。
243いち:04/07/21 00:53 ID:hGoHDtzz
私はぶりっ子が大嫌いです。
相手が悪意がなさそうなら、正直に
腹を割って話す態度が私の長所です。
下手にハラハラした態度はいけないと、
日ごろの接客業で身につけていました。
何事もはっきりと誠実に分かりやすく
事務的に答えています。
それが、身についていました。
この場合も生真面目に答えました。
男性は酒が回って上機嫌みたいでした。
今日の帰り家まで送って と
男性は私に頼みました。(家は逆方向です。)
私は断りました。
でも、誰も送ってくれないからーとか
言いながら食い下がって来ました。
宴会の終わりの挨拶が済んで、
またも食い下がってくるので、
酔っ払いに絡まれた気分でした。
244いち:04/07/21 01:00 ID:hGoHDtzz
とにかく、手元の蟹やエビを持って帰らないと
いけないと思いました。
かわいそうだから送ってやるかと
それで済むだろと思いました。
その日は、送って帰りました。

何日か後に、仕事中に男性は
寄ってきて、食事に行かないか?と
言いました。
今度は、かなり抑えた調子で誘ってきましたが、
そいつの本性は酔っ払いの偉そうなやつだと
私は見破っていましたので、
ネコかぶってなにを気取って…と思うと
ああ、年相応のいやらしいおっさんなのかと
納得しました。
根は優しくて真面目そうで、でも、
鬱憤は人一倍溜まっている2ちゃんねらー
のような感じを受けました。
245いち:04/07/21 01:05 ID:hGoHDtzz
私はそういう人間の裏面を見るのが
大好きです。
嘲笑というか大笑いしたくなるのです。
私は家で自作の真理などを考えるのが大好きです。
物事の裏と表を面白おかしく
作品にするのが好きです。
246いち:04/07/21 01:07 ID:hGoHDtzz

ここまで書いたから、なんとか完成の形まで
もっていこうかと思います。
大馬鹿人生ですが、何か皆さんの参考になればと
思います。今日は終わり。
247マジレスさん:04/07/21 12:50 ID:yzyL5RTl
いやーもうかなり参考になってますよほんと
248マジレスさん:04/07/24 16:17 ID:DgsRE/pi
ようやくいちが来た・・・。
待ってたよホント。
249マジレスさん:04/07/27 18:17 ID:ztS6T3ax
250マジレスさん:04/07/27 20:32 ID:Aj8ahzx4
まじで幸せになってください
251マジレスさん:04/08/01 19:57 ID:+IFkcvjL
age
252マジレスさん:04/08/01 21:38 ID:S8JwBWo8
男性人気を得てるのは気に入らないけど面白い文章よね。
253いち:04/08/04 07:24 ID:6KYGV+m3
男性の名前を仮名で山本さんとします。
山本さんはその後、何回も食事に行こうと言って
きました。
私は、そのたびに断っていました。
バシッと言ったら傷つくと思ったので、
態度で断っていました。
なぜ断るかというと、
私がその人を好きとか嫌いとかの次元じゃ
なかった。
山本さんを認識したのが最近で、
初対面のようなものだったからです。
山本さんが、私の中で
やっと人間の形になったばかりなので
付き合うというその前の問題だったのです。

私は山本さんの行動を思い出しました。
入社後初めての社員旅行のとき、
私と山本さんは、バスの席が近くだった。
私の向かいには、同僚の垢抜けた女性が
いました。
ビールが回って騒がしくなった時、山本さんは
デロンデロンで、唐突に
「処女じゃないだろ。」とその女性に言いました。
雰囲気はビクッとなりました。
ムードメーカーの男の先輩が、取り繕うと、
山本さんは、それに引っ掛けてギャグを
言いました。それが大うけしました。
バスの中は大笑いになりました。
私は「なんてとんでもないオッサンなんだ。」と
ブチ切れそうになっていました。(にこにこしてましたが。)
おやじギャグにも程がある!と思いました。
山本さんは いやらしいおっさん と定義されました。
254いち:04/08/04 07:24 ID:6KYGV+m3
私はそれを思い出しました。
仕事が忙しすぎて、忘れていました。

私は山本さんにマークされている間、
山本さんを観察していました。
見た目の山本さんは地味すぎる人でした。
背丈は高く、喋り方がやんわりしていて、
真面目そうでした。
ボスタイプではなく、やさしいお父さんと
いう感じでした。
吃驚して気づいたことは、
かなり口達者だということです。
(営業のプロですから、当たり前か。)
要注意人物をサラリとかわして、
人間関係の中をすいすい泳ぐ人でした。
仕事はやり手ではないけど、
手堅くしていました。
あの突発ギャグも最初から計算していたと
気づきました。
朗らかに場を盛り上げる人間関係の達人は
たくさんいますが、
たまに鋭くつっこんだり、ボケたりして、
押したり引いたりで人間関係を盛り上げる
やり手はいままで見たことがありませんでした。
255いち:04/08/04 07:25 ID:6KYGV+m3
私は呆れました。

頭の中で計算がぐるぐる回っている
のに、澄ましておとなしそうに
喋っているので、
私は、突っ込みたくて突っ込みたくて
笑いをこらえていました。
「本性をあらわせ!このスケベおっさんめ!」と。
30代の人に おっさん とは失礼ですが、
私は20歳ぐらいだったので、どうしても
おっさん と思っていました。

私は 人間関係を円滑に出来る人 に
なりたいと思っていました。
が、私の堅物な性格では人の機嫌をとったり
するのはとても無理で、誠実にやるしかないと
思っていました。
ヤンキー崩れの同僚の人間関係術を
すばらしいと感じ、とてもマネできないと
頭をさげていました。
人間関係をうまくやる人に対して、
尊敬をしていたし、同時に、軽蔑していました、
そんなに裏腹な言葉が良く出てくるもんだと。
ただし、口がうまい人であっても、
嫌味の無い口のうまさ なら、
軽蔑を超える敬服がありました。
そこまでの人間関係の達人なら、
軽蔑は無く、私とは別世界の人間でした。
256いち:04/08/04 07:26 ID:6KYGV+m3
そういう人とは
コンプレックスもなく、ただ普通に喋るだけです。
いやに口がうまい人だな、と思いながらも。

山本さんも、別世界の域でした。
山本さんに対して緊張はしなかった。
私は未熟で子供すぎたので、
 大人と話す という感じでした。
257いち:04/08/04 08:33 ID:6KYGV+m3
入社後、女性社員が少ないので、
これはもう男性社員と友達っぽくなるしかないと思い、
話しかけをしていましたが、
なかなか友達感覚になってくれる人は少なくて、
男友達を作ることを諦めていました。

私はモテているとは思いませんでした。
女性社員自体が少なかった。
私以外は美人揃いで彼氏がちゃんといました。
美人たちを取り払うと、私が残るのです。
彼氏がいなさそうで地味でぼけーっと
している私は安全だと見られていたのか、
在籍中は、いろんな男性に
意識されまくって顔を赤らめられて、
告白もどきをされて、困っていました。
全然好きでもない人に思われても迷惑だし、
仕事に支障が出たら困ります。
258いち:04/08/04 08:33 ID:6KYGV+m3
小学生の時、いじめの主犯に便乗して、
私をいじめた卑怯な男子がいました。
いじめの主犯が一番憎いのですが、
私が一番「いやらしい」と思うのは
その便乗男子です。
便乗男子は、普通の子でした。
意思が弱くボスに従って おもしろいから と
いう理由でボスと同じぐらいのいじめをしてきました。
主犯は見るからに顔つきが変でしたが、
便乗男子は普通の顔でした。
私が先生に訴えると、主犯は 一応 怒られましたが、
便乗男子は陰に隠れています。
主犯が私のお腹を蹴った時に、便乗男子は
コソコソと後ろのほうにいました。
私は「お前も堂々と蹴れよ。」と思いました。
事が大きくなると隠れるのです。
朝、学校の前で、私が便乗男子と顔を合わせると
便乗男子は無言で歩いていきます。
主犯が居ない時には、私に対してモノも言えないのです。
「意気地なしでいやらしい人間の見本」です。

上に媚へつらう、
下には徹底的に言葉の暴力を振るう、
かといって、一人では何もできない。
それが男子の習性だと思いました。
259いち:04/08/04 08:34 ID:6KYGV+m3
無視したり仲間はずれにする
ネチネチした女子の習性よりも、
強烈に直接他人を痛めつけるのが
男子の習性です。

女子同士は無視するだけでいいんです。
でも、男子は攻撃してくる。

短いといえば短い間のいじめでしたが、
それによって男子の裏がわかったような気がしました。
女子よりも醜い場合がある。
だから、私はワキャワキャいいながら
男子にあこがれることはありませんでした。
私は 男子 というより、その 人間 の裏側を
見ることにしました。

いじめの経験が、
 キャピキャピしない、ぶりっ子しない、
 誠実大好き、男にあこがれない、人間の裏を見る、と
いう、私のスタイルを作りました。
私は女性の集団の中でかなりユニークで少数派です。
私の性格は埋もれてしまうほど平凡ですが、
上記の点だけで目立っています。
260いち:04/08/04 08:35 ID:6KYGV+m3
人間の裏だけではなく、物事の裏も見たいので、
いろいろと思索することが好きになりました。
表面のきらびやかなモノはどうでもいい、
むしろ、嫌いです。
私は実用的な物をものすごく好きになりました、
安くて性能が良くてシンプルで。
人間でもそうです、誠実で温かい人が大好きです。
便乗男子のようなニセモノは要らないんです。
本物だけが要るんです。
261いち:04/08/04 08:57 ID:6KYGV+m3
山本さんはかなり世間ズレしていて
口がうまい油断ならない人だけど、
根は良い人だということを、
初対面〜二回目 ぐらいで私は見抜きました。
だからといって、寄っていくほど好きではありませんが。
山本さんはウケを狙って下品なことを言うので、
私の中ではマイナスイメージというより
電波の圏外といった感じでした。
山本さんは
長年、営業をやってきていろんな人を見ているし、
家柄も良いし、金持ちではないけど立派な家があるし、
ある程度実力者だし、
嫁嫁と言わなくても、まして、私を狙わなくても
たくさん良い女性が居そうなものだと思いました。
それとも、酸いも辛いも知っているし、派手な女性とも遊んだし、
案外、無害で地味な私は 買い なのかもしれません。
私はうぬぼれてはいませんが。
山本さんは、バリバリとモテるタイプではありません。
顔は悪くないのですが、服や髪型を工夫していないので、
かなりモッサリとした印象です。
262いち:04/08/04 08:58 ID:6KYGV+m3
家庭環境がムチャクチャで心理的余裕もないし、
仕事で気が尖っているし、
精神的に最悪なときに、人付き合いなんか
できません。そういうことで、
友達とも距離を置いていた時期がありました。
父親が退院してちょっと落ち着いたかな?と
いう時期に、山本さんと知り合いました。
さぁ、ちょっとは人付き合いしてみようか、と
思っていた時でした。

父親が退院したので病院の雰囲気からの開放感と、
ローンが完済できた開放感で、
私は何かを始めようと思っていました。

何回断ってもしつこいので、
そして、今までの男性の中で一番率直に気持ちを
言ってくれたからわかりやすかったので、
食事に付き合うことにしました。
食事をしたからといって別に結婚しなければ
いけないわけではないし、
もし、ぴったり来たら結婚できたらいいなと
思っていました。
263いち:04/08/04 09:54 ID:6KYGV+m3
山本さんは私に気を使っていました、
客に接する以上に。
それはとても胡散臭い感じがしましたが、
私は黙っていました。
気を使う良い人すぎる人は、私生活では
その逆だと私は知っていました。
そして、
客に対するような理性的な態度を取れる人なら
まぁ良いだろうと思いました。
山本さんは勤務年数を重ねているだけあって
深い洞察がありました。(それはどの上司でもそうでしょうけど。)
大人はなんでもお見通しよ という感じでした。
我々、若い者がキャピキャピしたところで
全部見透かされていると感じました。
私がいつも意識していたのは、その目でした。
上司は賢い という前提で行動しないと
見透かされてしまうのです。
それを知っていたけど、私は身震いしました。

父親の件がたくさんあり、私は疲れていました。
父親は私をなでたりしません。
自分が孤児のように育ったので、
人を抱擁するということが出来ないのです。
しかし、人を愛することはできます。
それに、父親は苦労をしているだけあって
他の人よりも温かいのです。

財布からお金を抜くので叱らないといけないような
大人の男にはもううんざりしていました。
大きくて優しくて私より上で、立派なことは
しないけど、少々尊敬できる普通の大人の男が
私のお父さんだったらなぁと思いました。
264いち:04/08/04 10:26 ID:6KYGV+m3
私は今までのことをぶっちゃけて話しては
いませんでした。
複雑でメチャメチャなことなので、
本当に信用できないと話す気にはなれませんでした。
表面だけサラッと話していました。
その時は真冬でした。
私たちは大きなストーブのあるところで話をしていました。
そのストーブの隣に立っているがっちりした
山本さんを見たとき、涙が出てきました。
体がひょろりとして金の揉め事ばかり起こす
貧乏神のような父親とはまったく違っていたのです。
安心・安定・包容力みたいな雰囲気の山本さんを見て
「この人が私の父親だったらなぁ。」と思いました。

何回か会った後、
私と山本さんは、社外の人の何人かと一緒に
旅行に行きました。

宴の時、
山本さんは 一生一緒にいてくれ と私に言いました。
そんな大きなことは、成し得るかもわからないんだし、
分からないと思いました。
まだ約束できないと私は言いました。
265毒男:04/08/05 01:03 ID:xi/joPwh
おつかれ1さん。
展開おもしろすぎっす。
あと、男論について一言。
たしかに言いえてるけど、人間は獣性をもちながらも
野獣ではない。それは、思考により、共生と規則があり
それに伴う「理性」があるから。
人を裸で見るのは、痛い目にあってきたためのあなたの
防衛本能なのでしょうが、理性によって品格は形成され、
本物になり得てゆくものです。私はそう思います。
その人が、どんな哲学をもって生きてるか。
その人間のもつ哲学にも注目してみてください。 
続き楽しみにしてます。 かしこ
266カズナ:04/08/05 22:15 ID:49vfOCri
いつも楽しみにしています。今回も素晴らしいです。
あなたのように賢くて誠実で強い人間になりたい。
尊敬しています。
267マジレスさん:04/08/06 22:23 ID:OKEBJX9F
楽しみになんてしてないけど気になってしょうがない
268マジレスさん:04/08/17 10:47 ID:g9qWi7nv
おもしろい。どうか続きを。。
269マジレスさん :04/08/17 10:59 ID:t8pKh93T
1は私小説の練習でもしてるのか?
270マジレスさん:04/08/19 21:41 ID:+dpiZfFc
2ちゃんってこういう作り話多いよな

文章の一文一文の調子が統一されすぎ。
生活臭が丸ごと排除されている。
いちさん、もっと自然な文章を書かないと、
だまされないよ。
文章がこなれすぎているせいで、
実生活の匂いが伝わってないんだよ。
ここを見てる人、一回一歩引いていちのカキコを見てみろよ。
いちのカキコがどれだけ実生活からかけ離れているか、
よくわかるから。

いちのカキコの中身は面白いから、作り話だとはっきり言ってさあ、
続けたければ続けたらればいいと思うよ。面白いから。
わざわざ自分も他人も偽る必要ないと思うんだけど。

こんなこといっても、たぶん聞いてくれないと思うけどな…
271マジレスさん:04/08/19 21:43 ID:5X/uMZmc
>>270
定期age乙
272マジレスさん:04/08/19 21:51 ID:STVrEC9N
beat [flog] a dead horse 
273マジレスさん:04/08/29 00:34 ID:Nz3mmZC3
 
>スレ住民各位
板運営事情により、スレスト対象になる恐れがあります。
対策として以下を参照にスレタイ・テンプレ改定案準備を。スレストされるようでしたら
改定版にて再度スレ立てを。


▲▼
>スレタイ、1及びテンプレ部で何の相談を行うのかが明確になっている事。

次のようだと処理がなされると思います。


>スレタイ、1及びテンプレ部で何の相談を行うのか明確になっていないものは処理されます。

>「相談」である以上、どういった悩み・問題への相談であるのかが明確になっていないものは処理されます。

>共感者を求めるだけで、相談する目的ではないスレは処理されます。

>相談ではなく、感情の吐露が趣旨となっているスレは処理されます。


 詳しくは自治系スレへ

人生相談板 自治スレ
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1093345752/
人生相談板臨時案内所
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1093179490/

スレスト時対策に、誘導として改定タイトルだけでも表明しておくといいかも。
275マジレスさん@自治スレ参加者募集中:04/09/09 22:33 ID:YuOs8Yi0
期待
276マジレスさん:04/09/23 19:41:50 ID:KnAdLpzE
age
277マジレスさん:04/10/06 23:15:31 ID:Rxg9HYZw
続きのストーリー読ませろ。
278マジレスさん:04/10/07 12:59:42 ID:V1rr6WRE
イイスレダッタ
279マジレスさん:04/10/27 23:28:50 ID:l57Bu3GU
きたい?
280マジレスさん:04/10/28 11:52:54 ID:9APg2/ar
このスレを元に、子供向けの絵本が製作販売されるに1票
281いち:04/11/09 23:55:28 ID:JG7tKJF2
話題は、一旦変わります。

私はずっと過去のことを考えてきました。
一人の人間の視野は狭いし、一生で知ることは少ない。
世間には、立派な言葉がたくさんあるけど、
私はそれを実感できない。
私の偏った過去から抽出したものだけが
教訓として機能していける。
仕事をやめてから一年間は思考の脳を停止して
いました。そして、最近、自問自答で
また自分を鍛えなおそうとしています。
今、本を山ほど読んでいます。
頑張りすぎて神経痛が出てきました。
過去を100%生かすのでは足りない。
200いや、1000%生かすことが私の生きていく指標だと
決めています。
282いち:04/11/10 00:21:57 ID:A/exFIGN
このスレを読むと、
私は精神的にかなり強い人物だと
思われるかもしれませんが、
理屈をコネることが得意なだけで、
実体は、平凡で体の小さい人間です。

私は「良い人生を生きていくにはどうすればいいか?」と
考えました。
私は、私に付属する不要なものや悪いものを
捨て去ろうと実行しました。
 欝にならない・自虐的にならない・空虚感に押しつぶされない。
 過去、未来、現在を決め付けない。人と比べない。
 自分と他人を前向きに育てていく。他人と協力する。
 言葉遣いを正す。他人に配慮する。付き合う人を選ぶ。
 いらない服を捨て、いる服を手入れする。
 掃除する。食生活を野菜中心にする。
 テレビや俗悪なものに触れない。
 程度の低い人に惑わされない、邪魔されない。
 本物の学習をしていく。運動をする。祈りをする。
これらを実行していくうちに、
私の中に、大きな問題が二つあることがわかりました。
283いち:04/11/10 00:37:28 ID:A/exFIGN
一つは、謙虚さが無いこと。
一つは、社会性への姿勢です。


小さいころ、
「謙遜をすると損な社会になってきた。」と
聞きました。
「そう、、、弱い者は押しのけられると
いうことなんだな」と、思いました。
けども、
私の回りでは、礼儀正しく人に親切に
すれば得なことが返ってきた。
私なりに礼儀正しい態度を普通にすれば、
それは謙遜に近いものになってしまう・・。
クラスのリーダーシップを取る
(たまに人を押しのけるでしゃばりな)
女の子を先生は高く評価していた。
私から見れば、
ガツガツやって醜いのに、それが
正しいのかなと悲しく疑問でした。
284いち:04/11/10 00:57:41 ID:A/exFIGN
物事の裏を見ながら"本物"を探していった10代に
その疑問は解けました。
「やっぱり、醜いものは醜い。本物は"本物"だ。」と。
謙遜は"本物"だ。
私は長らく、謙遜という言葉が大嫌いでした。
それを世間は(先生は)、まったく評価しないからです。
その上、私の実生活では、それは存在しても
無いものとみなされてきたからです。
私はそれを 良い物 と知っているのに、
みんなに 無いもの とされる・・そのギャップに
対して腹を立てていたので、言葉の印象が悪かったのでしょう。

謙虚という言葉に対しては、
「生き生き頑張る人生、おとなしくしてどうするの?」と
思っていました。
285いち:04/11/10 01:31:02 ID:A/exFIGN
私に付属する不要なものや悪いものは何か?と
考えた時、上記のものが出てきました。

それらは、なんでこんなに多いのか?
一体どこから発生しているのか?
なんで、強い炎に焼かれるように苦しいのが
連続するのか?

すべての根源は、「決め付け」にある。
「決め付け」るから、
 過去を否定し、自分を過小評価し、
 作った物差しで他人と比較し、結果を嘆く。
なぜ「決め付け」るのか?
「決め付け」たことは真実なのか?
真実ならば従うが、そうでないなら・・
・・必ずしも真実ではない。
286いち:04/11/10 01:35:09 ID:A/exFIGN
「私は良い人生を生きていくこと。」を第一目標にしている。
ならば、なぜ「決め付け」が、私を苦しめ
前向きな元気を削いでいるのを放置するのか?
しかも、真実とは違うニセモノの「決め付け」なのに。
私はなによりも"本物"に従うのではなかったのか?!

いや、「決め付け」は私の心から湧き出した正しいものだ!
それを押さえることはできない!!
私は、自分の心に正直に生きていくと誓った。
職場を一旦捨て、あの人のようにまともに道を進んでいこうと
決めた。
自分の中で自分の心をごまかして、なんで
これからやっていけようか!
いくら間違っていようともニセモノだろうとも、
「決め付け」は、私の心なのだ!!
287マジレスさん:04/11/11 11:45:50 ID:GHtGl8xC
おお!ちょうひさかたぶりだ
288いち:04/11/18 00:56:34 ID:HAUGxPZb
「決め付け」は心そのものであった。
私の中に、逆方向の矛盾するモノがある。
それはどちらも正しい。

私が貧乏だから、
それを原因として軽くあしらわれると、他人を恨むこと。
他人を見て軽薄な人だと、軽蔑すること。
楽をしている人を怠惰だとむかつくこと。
恵まれている立場で痛みを知らずに
他人の弱点を突く人間、にむかつくこと。

私は一日中むかついてばかりだ。
心の動きが利己的すぎる。
良い人生とは程遠い。

むかつくこと、自体が傲慢ではないか?
私は傲慢な人間になっていた。

合理的なこと・勧善懲悪・・そんなことは、人間に適用できない。
人間はいつも死を背負っている。
不条理なことをまかり通すのは世の中ではなくて、
人間自身ではないのか。
289いち:04/11/18 01:08:31 ID:HAUGxPZb
人間は言いたいことを言い、決め付けたいことを決め付け、
やりたいことをやるのだ。
健康な人間は特に。

父親の闘病や、
見聞きする恵まれない人の生き様を感じていくうちに、
私の考えかた自体、根底から
傲慢で思い上ったものだと、思った。

傲慢病だ。それを知らない無知病にもなっている。
私は健康だけど障害者だ。他のみんなもたぶん・・

私は根底から感謝を知らなかった。
私は謙遜・謙虚という言葉を思い出しました。
それは、元気を押し込める言葉だと思っていたのですが、違った。
生き方を謙虚にしなければならない、と思った。
謙遜・謙虚というのは、人間の表面のことではなくて、
根本のことだと初めて気づきました。

傲慢な心が出した結論は正しいものではない。
290いち:04/11/18 01:21:06 ID:HAUGxPZb
私は腹筋運動をするときに、
謙虚、謙虚、と心の中で叫んでいます。
そうすればまだマシになれるかもしれない。

最近は、他人にむかつくことが少なくなりました。
他人に余計な言葉を掛けて反発を食らうことも。
その人はその人のやり方で利益も不利益も受け取るから。
それに、いらないことは言わぬが勝ち。
私がその人だったら?と置き換えることも
できるようになりました。
自分を大切にするように他人も扱っていきたいです、極力。
291いち:04/11/18 01:45:15 ID:HAUGxPZb
私に謙虚さが足りなかったから、
それが、苦しみの原因の大半だったということです。

もう一つ、社会性への姿勢について
292マジレスさん:04/11/18 12:53:25 ID:3yshinzA
謙虚すぎる
293マジレスさん:04/11/24 07:15:55 ID:WFGbBLnx
保守
>>1トリップつけたら?
294マジレスさん:04/11/24 07:36:15 ID:XzjDvPz1
決めつけが悪いと決めつけてるし
謙虚なのが宜しいと決めつけてる。
まだわからないのに。
295マジレスさん:04/11/24 09:26:41 ID:6BWY638H
>>1
面白かったです。
親近感を覚えます。
296マジレスさん:04/11/25 07:24:03 ID:k46fflky
驕りは努力してきた人生を貶める怖い病気だよ、戒めましょう。
297マジレスさん:04/11/27 13:09:52 ID:YzUdCMf2
>>1 いいね 今後も書きこみつづけてください。
298マジレスさん:04/12/15 23:53:01 ID:a+SasB8H
保守 
299マジレスさん:04/12/28 19:50:04 ID:r61L5QP7
保守 
300マジレスさん:05/01/02 18:08:16 ID:4gt9ZFX9
>>1
わざと下手な文章を書いているのか。
それとも、地なのか。
俺は判らない。

地で書いていたら、あんまり頭よくないよな。
商業高校で優秀って言っても、DQN普通科以下の成績だろう。
301いち:05/01/02 19:06:35 ID:AxDa7Uyy
年が改まったので、書き込み。

誤解の無いよう言っておきます。
ここまでのピエロのような姿を
文章で晒すのは、
前にも言った通り、私の本質が
芸術家っぽいからです。
私は生きている限り、
表現していきたいと思っています。
今までいろんな作品を作ってきましたが、
これもその一つです。
私の頭の作りは、凡人よりかすかに
上ぐらいのものですが、
しつこい性質(根気があるとも言う)なので、
持久力があります。
表現の技術なんかありません、体力だけです。
その点が長所だと思っています。
私はいままで、いろんなモノを見聞き
しました。
就職した当時から、かれこれ10年経ち
ますが、その時と比べて回りのすべてが
違って見えます。色が塗られたというか、
裏が見えるというか、
住む世界が変わった感じです。
302いち:05/01/02 19:07:33 ID:AxDa7Uyy
このような感覚をまた味わいたいと
ほのかに思っています。
もう一つ断っておきます。
私は学歴至上主義ではありません。
が、私が居る環境で最低限のモノを
貰おうとすると、学歴が最低限要るのです。
私にとって最低限のモノが満たされて
いないから、激しく憤るのです。
それは、ある人から見たら贅沢でしょうけど。
人によって常識がまったく違うことは
周知の通り。生き方もまったく違うのです。
他人を、深い意味で批判できる資格の
ある人は居ません。
2ちゃんねるのような所は、
良心も通用しない特別な異世界だと
思っています。
実在の世界でも、物事が理解できないバカな
人や、頭が良くても人の気持ちが
わからない人が居ます。
小学校の時の担任の先生が、
いつも言っていました、「心」と。
心を連発するので?と思っていましたが、
今やっとわかって来ました。
どんな良いことを言う時でも、
どんな賢い人が言う時でも、
心が無い言葉は駄目なのだと。
心が無い言葉はいくら正しくても駄目なのです。
その仕組みに気づかず、
なんでもかんでも受け止めて傷ついて
いる人のなんと多いことか。
303いち:05/01/02 19:08:20 ID:AxDa7Uyy
配慮の無い言葉は氾濫しています。
それを無くせないのなら、
受け止める方が注意しなければ。
子どもみたいだけど、最近気づいたのは、
この世には救いようの無い人々が
居るのだということ。
私はその人々に忠告したりして、
その人が良くなったらなと、お付き合いしましたが、
限界があるようです。
引き込まれて、こちらがボロボロになってしまっても、
治らないものは治らないようです。
良い意味での諦めが要るのだと思います。
本当の優しさとは、強さを含んでいると思います。
理性を利かせて、叱ったり、切り離したり
できる大人になりたいです。
そのためには、まず、自律しないといけない。
304いち:05/01/02 19:31:40 ID:AxDa7Uyy
私は道徳的な潔白な人間を
目指しているわけではありません。
堅いことを言って自律するのが
窮屈な時もあります。
しかし、物事の裏を見るという
最大にして最強の私の趣味を
突き詰めていくなら、
そうなってしまうのです。
そして、それが快感なのです。
もう一つ、私は損することが大嫌いです。
目先のことに流されて、裏で大きな損を
していると感じたら、苦痛でたまりません。
だから、粗食を続けることは苦になりません。

種蒔きとよく言います。
他人に挨拶を投げかけるのも、
親切をするのも、身なりを整えるのも、
準備しておくことも、種蒔きです。
305いち:05/01/02 19:32:18 ID:AxDa7Uyy
私が最近気づいたことは、
目に見えないことは、目に見える一万円札より
重いことが多い。と、いうことです。
目に見えないことは、50%以上を占めていて、
ほとんどの物事をコントロールしています。
ということは、それに気づけば、一気に
金を持ったのも同然ということです。
悲しいことに、金とか損とか得とか
思うと私はやる気になります。
私はなるべく種蒔きをしたいと思います。
あまり期待せずに、金を待ちます。
306いち:05/01/02 19:57:21 ID:AxDa7Uyy
この世には、餌の取り合いの
権力ピラミッドの世界と、
生物としての、人間同士の助け合いの世界が
あります。
どちらも人間の本音だと思います。
けれど、前者だけをしていては、
子どもは育っていきません。
私は女なので、女の役割をします。
あくまでも、自分と他人を育てます。
学歴や出世の、大多数の人にとって
荒んだ世界があります。
なぜ、大多数がその世界を目指すのかと
いうと、少数のリッチな生活があるからでしょう。
そのような宗教のような世界観に
惑わされることで、人間は人間らしく無くなる。
お金、地位、権力、服装、家、いろいろな
モノが人間の表面に付くから、
人間は人間らしく無くなって、悪魔のような
こともすると思います。
現状がこうだから妥協して・・というのは
誰もがしています。
307いち:05/01/02 19:58:02 ID:AxDa7Uyy
でも、それだけでは駄目で、
厳しく自分に問い詰めて、損でも、しなくては
ならない時があると思います。
それをしないと後悔することになる。
ここが荒野で、私が裸で、他人も裸で、
立場を取り去ったら、私はどう行動するか?と
常に考えいなくてはならない。
虚飾を体に貼り付けたままでは、
人間は間違うと思います。
他人の邪魔をしたり、原爆を落としたり。
なぜそんなことを
平気で人間は出来るのか?と
私は考え続けています。
感性が動いてないからかもしれません。
喜怒哀楽の人間らしい心があれば、
それは間違っていると警告が出るはずです。
人間は人間らしくないといけない。
それを侵す世界観は有害だと思います。
308いち:05/01/02 20:10:07 ID:AxDa7Uyy
脱線しましたが、>>291からの本編。
 サービス精神あふれる文章を書きたいのですが、
 そればかりも出来ません・・


時、昭和20年代

場所、ど田舎の農村

登場人物、
 祖母 お梅
 父 金太郎
 母 鹿代
 長女 勝子
 次女 霧子
 三女 美智子
 四女 艶子
309マジレスさん:05/01/03 00:20:35 ID:xpb6n48r
なな、何ですかこの展開は?
310マジレスさん:05/01/03 15:51:04 ID:g57EGQIL
もしかして、いちのなかの人が変わったのか。
311マジレスさん:05/01/30 15:46:38 ID:0PbEyoPq
保守
312マジレスさん:05/02/15 10:22:48 ID:tzym8y1G
いちさ〜ん
313マジレスさん:05/02/24 16:44:53 ID:F6sJ9quO
ほっしゅ
314マジレスさん:05/02/27 17:20:48 ID:IX6rIxdY
漏れら極悪非道のsageブラザーズ!
今日もネタもないのにsageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    sage
 (・∀・∩)(∩・∀・)    sage
 (つ  丿 (   ⊂) sage
  ( ヽノ   ヽ/  )   sage
  し(_)   (_)J
315マジレスさん:05/03/03 02:11:20 ID:8AE4c1k5
「ロッキンオン・ジャパン」平成8年1月号(1996年)、小山田圭吾2万字インタビューより引用

「あとやっぱりうちはいじめがほんとすごかったなあ」
●でも、いじめた方だって言ったじゃん。
「うん。いじめてた。けっこう今考えるとほんとすっごいヒドイことしてたわ。この場を借りてお詫びします(笑)だって、けっこうほんとキツイことしてたよ」
●やっちゃいけないことを。
「うん。もう人の道に反してること。だってもうほんとに全裸にしてグルグルに紐を巻いてオナニーさしてさ。ウンコを食わしたりさ。ウンコ食わした上にバックドロップしたりさ」
●(大笑)いや、こないだカエルの死体云々っつってたけど「こんなもんじゃねえだろうなあ」と俺は思ってたよ。
「だけど僕が直接やるわけじゃないんだよ、僕はアイディアを提供するだけで(笑)」
●アイディア提供して横で見てて、冷や汗かいて興奮だけ味わってるという?(笑)
「そうそうそう!『こうやったら面白いじゃないの?』って(笑)」
316マジレスさん:05/03/03 04:12:19 ID:zC8ZGnBq
俺は>>17の明治時代・・・で笑った
317マジレスさん:2005/04/03(日) 14:35:39 ID:YhhbKeQu
もう1はこないの?来てほしいなぁ
318マジレスさん:2005/05/08(日) 20:48:07 ID:9D4LVmv/
7年間って長いよね
319マジレスさん:2005/05/08(日) 21:38:21 ID:iAMt/dxr
空白の4/3〜5/8も結構長い
320マジレスさん:2005/06/19(日) 09:23:05 ID:w9GHL9x/
テスト
321マジレスさん:2005/07/03(日) 11:55:56 ID:ZxBxWeki
いちは何やら貧乏な人物のようだが
なぜネット環境を持っているのだろう
322マジレスさん:2005/07/07(木) 14:19:41 ID:jRKviONA
自己満足?
323マジレスさん
1さんお幸せに