1 :
中原中也:
詩人、中原中也が人生相談にのるレス。
2 :
くまりん ◆RaruBITlyY :03/12/27 21:55 ID:jgxhoVHU
かれぢほちいれす
3 :
ぺてんし:03/12/27 21:56 ID:8MXp3Jga
…
汚れちまった、悲しみに・・
5 :
芥川:03/12/27 21:58 ID:ZZimF2B8
歯車が見えるんですがどうしたらいいでそう。
ゆあーん、ゆよーん、ゆあゆよーん。
7 :
:03/12/27 21:59 ID:CV03GdNg
汚れちまったってやつ好きなんで書いてください
8 :
中原中也:03/12/27 22:01 ID:pgeA2iJI
>>2 そんなもの欲しがるな!
降りくる悲しみを少しも受け止めず
自分を売る店を探してまわるとは
何と悲しいことだ!
9 :
くまりん ◆RaruBITlyY :03/12/27 22:03 ID:jgxhoVHU
>>8 キュウ☆でも、フェラするだけで5000円もらえるんだよ???
10 :
中原中也:03/12/27 22:09 ID:pgeA2iJI
>>7 しょうがねーなー。僕的にもあれは傑作だ!
汚れつちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる
汚れつちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる
汚れつちまった悲しみは たとえば狐のかわごろも
汚れつちまった悲しみは 小雪のかかってちぢこまる
汚れつちまった悲しみは なにのぞむなくねがうなく
汚れつちまった悲しみは 倦怠のうちに死を夢む
汚れつちまった悲しみに いたいたしくも怖気づき
汚れつちまった悲しみに なすところもなく日は暮れる・・・
11 :
:03/12/27 22:35 ID:jJ0w55+s
ゆあーん?
12 :
中原中也:03/12/27 22:49 ID:pgeA2iJI
>>11 ゆあーん、ゆよーん、ゆあゆよーん
・・・を知らないのか。
僕の作品「サーカス」を読んでみてくれ。
13 :
朔太郎:03/12/27 22:59 ID:ZZimF2B8
おあぁ、こんばんわ
ここのスレ主は病気です。
14 :
中原中也:03/12/27 23:08 ID:pgeA2iJI
>>13 その通り。僕は生きる正当さを持たない病者だ。
15 :
南方熊楠:03/12/27 23:12 ID:GdCbsnIx
まだまだやな(笑)☆
16 :
中島健蔵:03/12/27 23:24 ID:yADMiSjB
すいません、ウチにはもう来ないで下さい。
17 :
中原中也:03/12/28 11:10 ID:e8gdshWD
>>16 人には自侍があればよい!
自侍だ自侍だ自侍だ自侍だ
ただそれだけが人の行いを罪としない!
茶色い戦争とはどんなのですか、うんこの投げ愛?
20 :
中原中也:03/12/28 11:27 ID:e8gdshWD
>>18 茶色という色は軍服の色のことだ。
幾時代も続いた戦争のにおいや色調を茶色と表現した!
うんこではない!
21 :
:03/12/28 11:30 ID:6drxL1KA
バトルロアイアル、2だっけ?
22 :
かっちゃん:03/12/28 11:32 ID:YjoBUqpY
茶色い戦争が続いています
幾時代も待てません
23 :
中原中也:03/12/28 11:33 ID:e8gdshWD
>>19 僕の心の叫びを聞いてくれ!
ゆめみるだけの男になろうとは思わなかった!
僕の夢は破れ、そこに血をながした!
おお、わたしのサンタマリア!
今さらどうしょうもないことではあるが
せめてこれだけ知るがいい。
ごく自然に、だが自然に愛せるということは
そうたびたびあることではなく
そしてこのことを知るのは
そう誰にでも許されていないのだ!
24 :
中原中也:03/12/28 11:36 ID:e8gdshWD
>>22 君みたいな奴ばっかりだったら
茶色い戦争は起こらないのにな。
僕も戦争はきらいだ!
25 :
中原中也:03/12/28 11:45 ID:e8gdshWD
せめて死の時は
あの女が私の上に胸をひらいてくれるでしょうか。
その時はオシロイをつけては嫌。
ただ、はららかにはららかに涙をふくみ
あたたかく息づいてください。
・・・もしも涙が流れてきたら、
私の上にうつぶして
私を殺してしまってもいい。
すれば私は心地よく
うねうねの瞑土の道を昇り行く・・・
26 :
中原中也:03/12/28 11:53 ID:e8gdshWD
陽気で、坦々として、
そして自分を売らないこと。
わが魂の願うことであった!
∩_∩
>>21 それって、七原秋也じゃん。
( ・∀・) ∩
/ // ボカッ
⊂/ ) .. //つ \从∋oノハヽo∈
(_/ ・、'ニ (; ´D`;)
).ノ /W ⊂⊂ )
ノノ ⊂⊂__/
28 :
中原中也:03/12/28 12:10 ID:e8gdshWD
>>27 ナイスツッコミ有難う。
ここが私のふるさとだ。
さやかに風も吹いている。
心おきなく泣かれよと
年増婦の低い声もする・・・
マリ&フィフィの虐殺ソングブック だろ。
30 :
ナナシ:03/12/28 12:29 ID:UDklWmSq
中原中也ってお調子もんのようだね
31 :
中原中也:03/12/28 12:52 ID:e8gdshWD
>>30 僕はお調子ものではない!
海にいるのは
あれは人魚ではないのです。
海にいるのは
あれは浪ばかり・・・
32 :
:03/12/28 19:10 ID:JXaaZWcz
愛するものが氏んだときには?
33 :
:03/12/28 19:22 ID:l8eCJkTR
34 :
中原中也:03/12/28 19:47 ID:pIfhNWp8
>>32 愛するものが死んだ時には、
自殺しなけあなりません。
愛するものが死んだ時には、
それより他に、方法がない。
けれどもそれでも、業が深くて、
なほもながらふことともなったら、
奉仕の気持に、なることなんです。
奉仕の気持に、なることなんです。
愛するものは、死んだのですから、
たしかにそれは、死んだのですから。
もはやどうにも、ならぬのですから、
そのもののために、そのもののために、
奉仕の気持に、ならなけあならない。
奉仕の気持に、ならなけあならない。
我ながら悲しい詩だ!
い、いかん、涙が。。。
35 :
中原中也:03/12/28 22:15 ID:e8gdshWD
私の頭の中には、いつの頃からか
薄命そうなピエロが一人住んでいて
それは紗の服か何かを着こんでいて
そして月光をあびているのでした・・・
36 :
:03/12/28 22:19 ID:v1M1kmHk
/iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiir
/liiiiiiiiiiiiiiiiiiiiリiトiiiiiiiハiil iil liiiハiiiiiiリiiiiiiiiiiiiiiii、
" 'liiiiiiiiiiiiiiiiiii/iリiiiiハ/ lil il liii/liiiiトiiiiiiiiiiiiiiiil
/iiiiiiiiiiiiiiリii/--トiiii/ i _lil" liil liiiiiiiiiiiiiiiト
riハiiiiiiiiiiil ii ,,__"`'r、 ,i i, _,,/,, yrーir、 liハiiiiiiiiii〈
ii liiiiiiiiiil yr"~~`''y,^",‐` -''r''~,, “ liiiiiiiirヘ,,
/,liiiiiiiil 〈l,` "_,,/~ /
/⌒ヾ,i--l _,,....,,_ ,./ `r,,‐-、 そんなの聞きたくない世おおおお
ヽ , ヘr..,,_ ,,r-_''"- ー--丶、 / 〉
_,, 」 ヽ、 rl'" ゝj, ,/ l'~
l ヽ、 l" 'l l ヽ,, ヽ,
`''+, i, l ..... ,, ー ,. l, l ヘ ,r-"
r" , `、 l / ヾ,,.l / ヽ, l
ヽ,,_ / } lrv l.l ,r l/'"
,l / 〈 ヽヽ、_____ ,,,,,....// l i,
ヽ、/ lゝ、 `ー- ,,,...... -ー''" ,,/l 'i
/ /l `' 、 ,/ / l ヽ
/ 'ムl ` 、 ,, ''" 〈_ l ヽ,
37 :
中原:03/12/28 22:21 ID:e8gdshWD
雪が降っている
それからそれから・・・
はたはたはたはた
はためくばかり
はたはたはたはた・・・
38 :
中原中也:03/12/28 22:24 ID:e8gdshWD
>>36 おまへはもう静かな部屋に帰るがよい
煥発する都会の夜々の燈火を後に
おまへはもう郊外の道を辿るが良い
そして心の呟きをゆつくりと聴くがよい・・・
39 :
中原中也:03/12/28 22:37 ID:e8gdshWD
おまえの訃報に遇うまでを、浮かれていたとはどうもはや・・・
風が吹く、
あの世も風は吹いてるか?
熱にほてったその頬に、風をうけ、
正直無比な目をもって
おまえは私に話したがっているのかも知れない。
あの世からでも、僕から奪えるものでもあったら奪ってくれ・・・
40 :
中原中也:03/12/28 22:42 ID:e8gdshWD
私はその日、人生に
椅子をなくした・・・
41 :
中原中也:03/12/28 22:57 ID:e8gdshWD
私はもう歌なぞ歌わない
誰が歌なぞ歌うものか
みんな歌なぞ聴いてはいない
聴いてるようなふりだけはする
みんなただ冷たい心を持っていて
歌なぞどうだってかまわないのだ
それなのに聴いてるようなふりはする
そして盛んに拍手を送る
拍手を送るからもう一つ歌おうとすると
もう沢山といった顔
私はもう歌なぞ歌はない
こんな御都合な世の中に歌なぞ歌わない
42 :
吾子:03/12/28 23:16 ID:Cpgid4AR
私の20代は猛吹雪ですた。
来たる30代はどうなるのでせう?
43 :
中原中也:03/12/28 23:20 ID:e8gdshWD
屠殺所に死んでゆく牛はモーと泣いた
六月の野の土あかく
地平に雲が浮いていた・・・
44 :
中原中也:03/12/28 23:23 ID:e8gdshWD
>>42 ハリケーン。
50代で、いとしめやかになる!
45 :
吾子:03/12/28 23:31 ID:Cpgid4AR
ハリケーン・・・・・・
先生、乗り切る為のお言葉を下さいませ。
46 :
中原中也:03/12/29 00:08 ID:0eir0q4P
二十代、三十代はだれでも疾風怒濤の時代だ!
乗り切れるか、脱落するかは君次第だよ。
答えは君の心の中にある・・・
あわれわれ死なんと欲す、
あわれわれ生きむと欲す、
あわれわれ、亡びたる過去のすべてに
涙湧く。
みそらの彼方から
風が吹く・・・
47 :
吾子:03/12/29 00:16 ID:gasVB91h
心得ました。
こんな遠い異国の果てでお別れするなんて本当に辛いのですが
また会う日までごきげんよう。
48 :
中原中也:03/12/29 00:38 ID:0eir0q4P
さよなら、さよなら!
こんなに良いお天気の日に
お別れしてゆくのかと思うとほんとに辛い
こんなに良いお天気の日に
さよなら、さよなら!
あなたはそんなにパラソルを振る
僕にはあんまりまぶしいのです
あなたはそんなにパラソルを振る
さよなら、さよなら!
さよなら、さよなら!
49 :
中原中也:03/12/29 00:48 ID:0eir0q4P
渓流で冷やされたビールは
青春のように悲しかった
峰を仰いで僕は
泣き入るように飲んだ・・・
50 :
むせきにんZ:03/12/29 00:48 ID:NPwc17yq
きもちわりーこいつ。
おまえが社会とさよなら。
51 :
中原中也:03/12/29 01:02 ID:0eir0q4P
>>50 その悲しげな歌をやめてよ。
おまえの魂がいらいらするので
そんな歌をうたいだすのだ!
52 :
:03/12/29 01:06 ID:ZwOUozix
>>51 許してやって?50は「中原中也」すら知らない
DQNなのよ
53 :
中原中也:03/12/29 01:08 ID:0eir0q4P
ポッカリ月が出ましたら、
舟を浮かべて出掛けましょう。
波はヒタヒタ打つでしょう、
風も少しはあるでしょう。
54 :
中原中也:03/12/29 12:07 ID:0eir0q4P
かぼそい声をもう一度、
聞いてみたいと思うのだ!
55 :
中原中也:03/12/29 12:10 ID:0eir0q4P
>>53 月は聞き耳たてるでしょう。
すこしは降りてもくるでしょう。
われら口づけする時に
月は頭上にあるでしょう。
56 :
:03/12/29 12:12 ID:eAncLTNx
57 :
中原中也:03/12/29 12:14 ID:0eir0q4P
月夜の晩に拾ったボタンは
指先に沁み、心に沁みた。
月夜の晩に拾ったボタンは
どうしてそれが捨てられようか?
58 :
中原中也:03/12/29 12:17 ID:0eir0q4P
それから何年たったことか
汽笛の湯気を茫然と
眼で追いかなしくなっていた
あの頃の俺はいまいずこ
中原中也イイ(・∀・)
一つのメルヘン好きです♪
60 :
:03/12/29 13:28 ID:zK5FyBTH
10代で既にハリケーンなのですが
61 :
中原中也:03/12/29 16:34 ID:0eir0q4P
>>59 有難う!!
秋の夜は、はるかの彼方に、
小石ばかりの、河原があって、
それに陽は、さらさらと
さらさらと射しているのでありました。
陽といっても、まるでけい硅石か何かのようで、
非常な固体の粉末のようで、
さればこそ、さらさらと
かすかな音を立ててもいるのでした。
さて小石の上に、今しも一つの蝶がとまり、
淡い、それでいてくっきりとした
影を落としているのでした。
やがてその蝶がみえなくなると、いつのまにか、
今迄流れてもいなかった川床に、水は
さらさらと、さらさらと流れているのでありました・・・
62 :
中原中也:03/12/29 16:40 ID:0eir0q4P
>>60 大事なことは、どんな時でも
決して自分を売らないことだ!
そして辛抱強くやることだ!
・・・やがて雪は花びらに変わる・・・
63 :
中原中也:03/12/29 16:55 ID:0eir0q4P
みなさん今夜は静かです
薬缶の音がしています
僕は女を想っている
僕には女がないのです
それでも苦労はないのです
えもいわれない弾力の
空気のような空想に
女を描いてみているのです・・・
64 :
中原中也:03/12/29 16:58 ID:0eir0q4P
ほんにわかれたあの女
いまごろどうしているのやら・・・
65 :
中原中也:03/12/29 17:06 ID:0eir0q4P
また来ん春と人は言う
しかし私は辛いのだ
春が来たって何になろ
あの子が返って来るじゃない
おもえば今年の五月には
おまえを抱いて動物園
象を見せても猫(にゃあ)と言い
鳥を見せても猫(にゃあ)だった
最後に見せた鹿だけは
角によっぽど惹かれてか
何とも言わず 眺めてた
ほんにおまえもあの時は
この世の光のただ中に
立って眺めていたっけが・・・
66 :
中原中也:03/12/29 17:11 ID:0eir0q4P
その浪はあまりに深く
その月はあまりに清く・・・
暗き空へと消え行きぬ
わが若き日の燃えし希望は。
67 :
中原中也:03/12/29 17:49 ID:0eir0q4P
雪が降ると
この私には、人生が
悲しくも美しいものに・・・
憂愁にみちたものに
思えるのであった・・・
68 :
中原中也:03/12/29 20:49 ID:0eir0q4P
ある日僕は君を見て笑った。
あんまり蒼い顔をしているとて。
十一月の風にふかれてる無花果か何かのようだ。
捨てられた犬のようだとて。
まことにそれはそのようであり、
犬よりもみじめであるのかもしれぬのであり、
君自身時折はそのように思って
君自身悲しんだことかもしれない。
だが僕はまた思い出すだろう。
君のいない日に、君のもう地上にいない日に
あいつ、あの時、あの場所、あの顔で
無花果の葉のように風にふかれて
冷たい午後だった・・・
しょんぼりと犬のように捨てられていたと。
69 :
中原中也:03/12/29 22:13 ID:0eir0q4P
湿った野原の黒い土、草の上を
夜風は吹いて
死んだっていいよう、死んだっていいよう、と
うつくしい魂は泣くのであった。
夜、み空はたかく、吹く風はこまやかに
祈るよりほか、わたくしに、すべはなかった・・・
70 :
:03/12/29 22:15 ID:zK5FyBTH
接客業なんで、自分を売らないわけにはいかんのです
71 :
中原中也:03/12/29 22:16 ID:0eir0q4P
砂漠のただ中で
私は土人にたずねました。
「キリストの降誕した前日までに
カラカネの歌を歌って旅人が
何人ここを通りましたか」
72 :
中原中也:03/12/29 22:18 ID:0eir0q4P
土人は何にも答えないで
遠い砂丘の上の
足跡をみていました
73 :
中原中也:03/12/29 22:27 ID:0eir0q4P
>>70 そういう意味じゃないよ!
自分の信じたやり方、考え方を曲げるなってことさ。
接客業だったら接客業で自分のやり方を確立してけばいい。
応援してるよ!
私の上に降る雪は
いと貞節でありました・・・
74 :
中原中也:03/12/29 22:33 ID:0eir0q4P
まことに人生、一瞬の夢
ゴム風船の、美しさかな
75 :
ひさびさのおじゃる丸:03/12/29 22:37 ID:60Xka/nT
コクトーやランボーもいいけど やっぱり中原が秀逸だな
やあ中也 靴下をはいて風邪に気をつけることだな(笑)☆
76 :
中原中也:03/12/29 22:39 ID:0eir0q4P
かなしい心に夜があけた。
うれしい心に夜が明けた。
さてもかなしい夜の明けだ!
>>61 ありがとうございます♪やっぱイイ(・∀・)
ひそかに応援してます♪
わらた。。
こゆのスキかもw
79 :
中原中也:03/12/29 22:47 ID:0eir0q4P
>>75 僕の作品はランボーやボードレールからけっこうパクッたんだけどね。実は。(w
>靴下をはいて風邪に気をつけることだな
お前も気をつけろよ(w
私の青春はもはや堅い血管となり
その中を曼珠沙華と夕日とがゆきすぎる。
80 :
中原中也:03/12/29 22:54 ID:0eir0q4P
それは静かで、きらびやかで、なみなみとたたえ、
去りゆく女が最後にくれる笑みのように
厳かで、ゆたかで、それでいてわびしく
異様で、温かで、きらめいて胸にのこる・・・
ああ、胸にのこる・・・
81 :
:03/12/29 23:03 ID:60Xka/nT
パクリは周知の事実だよ(笑)☆
82 :
中原中也:03/12/29 23:14 ID:0eir0q4P
みたばかりの死に茫然として
卑怯にも似た感情を抱いて
歩いていたと、
私は告白せねばなりません・・・
83 :
中原中也:03/12/29 23:38 ID:0eir0q4P
みちこ
そなたの胸は海のよう
おおらかにこそうちあぐる。
はるかなる空、あおき浪
涼しい風さえ吹きそいて
松のこずえをわたりつつ
磯白々とつづきけり・・・
84 :
中原中也:03/12/30 12:24 ID:no1ZzIx9
>>77,78
有難う!!
汽車からみえる 山も草も
空も 川も みんなみんな
やがては全体の調和に溶けて
空に昇って虹になるのだと思う・・・
85 :
中原中也:03/12/30 12:29 ID:no1ZzIx9
樹脂の香に 朝は悩まし
うしないし さまざまのゆめ
土手づたい きえてゆくかな
うつくしき さまざまの夢
86 :
中原中也:03/12/30 20:07 ID:no1ZzIx9
しののめの
夜の海にて
汽笛なる
象の目玉の
汽笛なる・・・
87 :
中原中也:03/12/30 20:09 ID:no1ZzIx9
地球が二つに割れればいい
そして片方は洋行すればいい
すれば私はもう片方に腰掛けて
・・・青空をばかり
88 :
中原中也:03/12/30 20:12 ID:no1ZzIx9
ほらほら、これが僕の骨だ
生きていた時の苦労にみちた
あのけがらわしい肉を破って
しらじらと雨に洗われ
ヌックと出た、骨の先。
89 :
中原中也:03/12/30 20:14 ID:no1ZzIx9
ぼんやりうつむき 案じていれば
僕の胸さえ 波を打つのだ・・・
90 :
中原中也:03/12/30 20:16 ID:no1ZzIx9
除夜の鐘は暗い遠い空で鳴る。
千万年も古びた夜の空気をふるわし、
除夜の鐘は暗い遠い空で鳴る。
91 :
中原中也:03/12/30 20:28 ID:no1ZzIx9
生き残るものはずうずうしく
死にゆくものはその清純さを漂わせ
物いいたげな瞳を床にさまよわせるだけで、
親を離れ、兄弟を離れ
最初から独りであったもののように死んでゆく。
そんな連カキコしまくってると、終いにゃアク禁食らうぞ?
93 :
中原中也:03/12/30 20:36 ID:no1ZzIx9
俺の全身よ 雨に濡れ
富士の裾野に倒れたり
よみびとしらず
94 :
中原中也:03/12/30 20:42 ID:no1ZzIx9
>>92 まじで!?
われにもない、愚事のかぎりを
しでかしてしまう・・・
95 :
ななし:03/12/30 21:01 ID:bIxuIWt3
中原中也いいよね。
子供の文也のために書いた詩がとてもいい。
96 :
中原中也:03/12/30 21:14 ID:no1ZzIx9
>>95 有難う!!
その詩をカキコしたいけどまた悲しくなるからやめとく。
97 :
♪ :03/12/30 21:31 ID:f5rCapYL
>中也
貴方に逢えるなんて夢のよう
聞きたかったことがあるのです
ランボオの詩に出会った時のこと・・・
98 :
k:03/12/30 21:33 ID:wz3Z+tBl
BR?
99 :
中原中也:03/12/30 21:54 ID:no1ZzIx9
>>97 衝撃だったね!!夢中で訳しまくってたね。二十歳くらいの時かな・・・
心に鋭いメスをいれられたような寒気を覚えたね!
ランボーはパイアン(異教徒)の思想だ。彼はそれを確信していたね。
彼の反神的な思想が、僕のダダイズムの世界観に通じたんだと思う。
ランボーやベルレーヌ、あと宮沢賢治には影響うけたね。
100 :
♪:03/12/30 23:54 ID:f5rCapYL
ランボオの詩のこと・・・小林秀雄とどんなこと話した?
ふたりで議論してるとこ、見てみたかった〜
101 :
♪:03/12/30 23:57 ID:f5rCapYL
しまった〜
100ゲトー!だった。。。
102 :
中原中也:03/12/31 00:12 ID:SEs2g118
>>100 小林のランボーは直訳って感じだったね(w
あいつには泰子をとられたけど、
なに、昔の話さ・・・
いかに泰子 いまこそは
しずかに一緒に おりましょう。
遠くの空を 飛ぶ鳥も
いたいたけな情け みちてます。
いかに泰子 いまこそは
おまえの髪毛なよぶころ
花は香炉に打薫じ
い、いかん。
また切なくなってきた。。。
103 :
中原中也:03/12/31 00:18 ID:SEs2g118
そうしてあなたは私を別れた。
あの日に、おお、あの日に!
曇って風のある日だったその日は。
その日以来もはやあなたは私のものではないのでした・・・
104 :
♪:03/12/31 01:00 ID:cfa6KfGF
泰子さんを詠んだ詩があったのですね・・・
知らなかった
もっと、あるのですか?
まるで今ここで詠んでもらってるみたい、、、すご
105 :
中原中也:03/12/31 01:28 ID:SEs2g118
>>104 他には「盲目の秋」が有名かな。
「無題」、「雪の宵」など。
私はおまえのことを思っているよ
いとおしい なごやかに澄んだ気持ちの中に
昼も夜も浸っているよ
私はおまえを愛しているよ
精一杯だよ・・・
106 :
♪:03/12/31 01:49 ID:cfa6KfGF
>105
そう詠まれたその刹那、死んでしまいたい
もし私が泰子なら・・・
107 :
中原中也:03/12/31 12:59 ID:SEs2g118
私は身を捨ててお前に尽くそうと思うよ。
幸福なんだ!
世のわずらいの全てを忘れて
私はおまえに尽くせるんだから
幸福だ!
108 :
中原中也:03/12/31 13:55 ID:SEs2g118
本日はこれにて打ち止め!
旧年中はお世話になりました。。。
良いお年を!!
その手、その口、その唇の
いつかは消えてゆくでしょう・・・
(みぞれとおんなじことですよ)
中原中也
109 :
:03/12/31 14:24 ID:JcXZ6q95
山口県の湯田温泉に中原中也記念館があるよね。
大学の時、近くに住んでたことあるよ。
110 :
中原中也:04/01/01 14:34 ID:xKHKpC7p
明けましておめでとうございます。
今年もよろしく!
>>109 僕も是非行ってみたい!
あの帽子ホシイ・・・
私の上に降る雪は
熱い額に落ちもくる
涙のようでありました・・・
111 :
:04/01/01 14:36 ID:QMg4NyoX
中原中也嫌いなんですけど、どうしたら良いですか?
>>1
112 :
中原中也:04/01/01 14:40 ID:xKHKpC7p
>>111 食わず嫌いなんじゃない?
特に理由はないでしょ?
113 :
:04/01/01 14:50 ID:2M14SOkn
意味がわからない
114 :
./:04/01/01 15:26 ID:n6NVALM0
中原中也さん、友達になってください。
115 :
♪:04/01/01 15:36 ID:GstIJHCm
>中也
明けましておめでとう御座います
昨年は素敵な詩をありがとう
今年も期待します
ランボオの詩でどれが好き?
ヴェルレーヌは?
あの〜思うんだけど、詩も絵も音楽も感覚っていうか・・・
好きか嫌いかって感じでひとりひとりの好みなんで
ワケわかんなくてもイイと思うものがイイ・・・んじゃないかな〜?
以前嫌いだったものが視点を変えると許せたりするから
好きになりたいんなら触れる機会を増やしてみてもいいかも〜て
ひとりごちでつ
116 :
中:04/01/01 22:30 ID:xKHKpC7p
>>113 僕の先輩も全く同じこと言ってた(w
>>114 いいよ!
>>115 見つかった!
何が?
永遠。
太陽に混ざった海。
俺の永遠の魂よ。
孤独な夜でも
火と燃える昼でも
おまえの願いを見守ろう。
ランボー
鐘のねに
胸ふさぎ
色かえて
涙ぐむ
過ぎし日の
思い出や
ベルレーヌ
117 :
中原中也:04/01/01 22:36 ID:xKHKpC7p
>>116 ごめん。中=中原中也です。
二十八歳のそのむすめは
歩道に沿って立っていた。
雨上がりの午後、ポプラのように・・・
118 :
中原中也:04/01/02 02:21 ID:LynQ7XKe
昔 私は思っていたものだった
恋愛詩など愚劣なものだと
けれどいまでは恋愛を
ゆめみるほかに能がない
119 :
:04/01/02 02:26 ID:i3+jHqky
Kさん 好循環 Aさん 悪循環
(健康体) (喘息)
1.(神が喘息であるかないかを決める)
2.K 喘息でない人 A 喘息の人は
は体力がある 体力がなくなる
3.K A 行動力、
五感(嗅覚)が鈍り感性が変化する
4.K&A 神は異常な感性の人間は本来人に迷惑をかけ
るから外に出てはいけないと思っている。
5.K 変化なし A アトピーになる
6.K 正常な感性 A 外に出なくなりさらに異常な感性になる
7.K 正常な人間 A 異常な人間(レッテル)
8.K&A 死 9.K&A 来世
10.K&A 神は異常な人間は人に迷惑をかけるので行動
を抑制する必要があると思っている。
11.K&A 神が喘息であるかないかを決める
12.K 喘息でない A 喘息である
13.K&A 1.に戻る
これは事実。広めようぜ
解決法:寝て起きて、やな気分でも、続けるけること。
体力をつけると感覚が正常に戻り、
アトピーも快癒に向かう。 目安としてグランドを10週くらい。
あとはウォーキング 2.3時間を目安にウインドーショッピングや本屋めぐり
120 :
中原中也:04/01/02 02:42 ID:LynQ7XKe
>>119 ??
しかはあれ この魂はいかにとなるか?
うすらぎて 空となるか?
121 :
りん:04/01/02 03:24 ID:fykDWM0h
ランボーの詩、日本語訳だと訳者によって印象が大分違う
と思う(と言っても余り詳しくない)んですが、オススメの
訳者さんとかいますか?
122 :
中原中也:04/01/02 03:40 ID:LynQ7XKe
>>121 1粟津則雄・・・文章が活き活きしていて読んでて楽しい!
2宇佐美斎・・・最も易解。
3篠沢教授・・・最も忠実。
4小林秀雄・・・文章古すぎ!
の順。
123 :
りん:04/01/02 13:52 ID:bZmOHrSA
うわーい!ありがとう!!
さすが中也さんo(^ー^)o
堀口大學の訳本は持ってるんだけど、あまり自分には合わなかったので・・・
とりあえず粟津則雄から探してみます。
中原中也の一番出回ってる写真は
格好とか雰囲気がとてもランボー然としてますよねw
124 :
:04/01/02 13:53 ID:EuQXridn
暇な時に読むのにちょうどいいスレですね
125 :
:04/01/02 14:22 ID:WcYBkw+z
山口市湯田温泉、中也記念館でOFF?
126 :
中原中也:04/01/02 20:38 ID:LynQ7XKe
127 :
小林秀雄:04/01/02 20:43 ID:LynQ7XKe
君の詩は自分の死に顔が
分かってしまった男の詩のようであった。
ホラ、ホラ、これが僕の骨
と歌ったことさえあったっけ・・・
僕の見た君の骨は
鉄板の上で赤くなり ボウボウと音を立てていた。
君が見たという君の骨は
立札ほどの高さに白々と とんがっていたそうな・・・
ほのかながら確かに君の屍臭を嗅いではみたが
言うに言われぬ君の額の冷たさに触ってはみたが
とうとう最後の灰のかたまりを箸の先で積んではみたが
この僕に一体何が納得出来ただろう?
ああ 死んだ中原!
僕にどんなお別れの言葉が言えようか。
君に取返しのつかぬ事をしてしまったあの日から
僕は君を慰める一切の言葉をうっちゃった。
ああ 死んだ中原!
例えばあの赤茶けた雲に乗って行け
何の不思議な事があるものか
僕達が見て来たあの悪夢に比べれば・・・
128 :
:04/01/02 23:55 ID:O6xOLg33
俺も中也にあこがれて黒いソフト帽を買ったっけ。
「よごれちまつた悲しみに」を読んでいて、なんかの歌と間違われたっけ。
129 :
ボードレール:04/01/03 00:41 ID:xKBE0+Zu
自由なる人間よ、きみは常に海を愛するだろう!
海はきみの鏡だ。きみは見る、おのが魂を、
あの巻いては延びる波の、無限の広がりに。
きみの精神、それもまた劣らず苦い深淵だ。
きみらは両者ともに、暗くて、言少なだ。
人よ。きみの深遠さの底は、誰も測りえない。
海よ。きみの内なる豊かさは、誰も知りえない。
130 :
ボードレール:04/01/03 00:45 ID:xKBE0+Zu
「噴水」
つきかげに
いろはえて
はなとさく
ふきあげの
ふりそそぐ
なみだあめ
131 :
りん:04/01/03 01:29 ID:WkVKxGRj
>>126 もちろん読みますとも!
詩って心が弱ってる時ほど染みてきますね・・・
正直これまで、自分の人生に詩は必要の無いものだと思っていたんだけど。
ここで幾多の良質の詩に出会えたことを感謝。
132 :
ヘルマンヘッセ:04/01/03 02:42 ID:xKBE0+Zu
私はもう満ち足りた気持ちにはなれない
私は来る日も来る日もあなたの姿を憧れの中に抱くばかりだ
私は本当にあなたのものだ
あなたのまなざしは私の中に予感に溢れる光をともした
その光は絶え間もなく告げる
私はあなた自身のものだと
だが清らかなあなたは私の情熱に気づかず
楽しげに花咲き
高々と星のようにさすらう
133 :
ランボー:04/01/03 03:03 ID:xKBE0+Zu
見つかった。
何が?
「永遠」。
太陽と一緒に
行ってしまった海。
見張り番の魂よ。
孤独な夜と
火と燃える昼の
告白をつぶやこう。
・・・この訳も好き!
ageないでくれるかなぁ?
また見付かった、
何が、永遠が、
海と溶け合う太陽が。
独り居の夜も
燃える日も
心に掛けぬお前の祈念を、
永遠の俺の心よ、かたく守れ。
。。。小林訳もいいよ
136 :
中原中也:04/01/04 00:09 ID:dU0ZN/V4
>>135 うん。いいね!いいね!
やっぱり「永遠」は。
お天気の日の海をみてると
女が恋しくなってきます
死ぬ時に思い出すことは、多分はお天気の日の海のことです・・・
137 :
中原中也:04/01/04 21:08 ID:dU0ZN/V4
中也「ああ、ボーヨーボーヨー」
秀雄「何だい?ボーヨーボーヨーって」
中也「前途茫洋ってことさ。ああ、ボーヨーボーヨー・・・]
138 :
yuka:04/01/05 01:33 ID:9h+dE5cA
ちうやさん、
わたしはあなたの
坊や
という詩がとてもすきです
139 :
中原中也:04/01/05 23:04 ID:AVxClF6B
>>138 山に清水が流れるように
その陽の照った山の上の
硬い粘土の小さな溝を
山に清水が流れるように
何も解せぬ僕の坊やは
今夜もこんなに寒い真夜中
硬い粘土の小さな溝を
流れる清水のように泣く
母親とては眠いので
目が覚めたとて構いはせぬ
坊やは硬い粘土の溝を
流れる清水のように泣く
その陽の照った山の上の
硬い粘土の小さな溝を
さらさらさらと流れるように
清水のように
寒い真夜中 坊やは泣くよ
140 :
中原中也:04/01/05 23:11 ID:AVxClF6B
お庭の草むらに
隠れているのは死んだ児だ
月の光が照っていた
芝生のむこうは森でして
とても黒々しています
月の光が照っていた
森の中では死んだ子が
蛍のようにしゃがんでる
141 :
中原中也:04/01/05 23:16 ID:AVxClF6B
菜の花畑で眠っているのは・・・
菜の花畑で吹かれているのは・・・
赤ン坊ではないでしょうか?
いいえ、空で鳴るのは、電線です電線です
ひねもす、空で鳴るのは、あれは電線です
菜の花畑に眠っているのは、赤ン坊ですけど
走ってゆくのは、自転車々々々
向うの道を、走ってゆくのは
薄桃色の、風を切って・・・
薄桃色の、風を切って
走ってゆくのは菜の花畑や空の白雲
・・・赤ン坊を畑に置いて
142 :
.:04/01/06 23:44 ID:lDOytxss
中也と小林秀雄ふたりに愛された泰子さんて
どんな女性なのですか?
143 :
中原中也:04/01/07 23:08 ID:LSwLPVU1
>>142 女優。当然美人です。
仕事が忙しい。しんどいよ〜
yogorechimatta kanasimini・・・
144 :
:04/01/07 23:20 ID:Ci2pCG17
今のおれに、何か気の利いたこと言ってください
145 :
中原中也:04/01/07 23:24 ID:LSwLPVU1
>>144 この詩をあげよう!
自分の感受性くらい
茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ
146 :
:04/01/07 23:27 ID:Ci2pCG17
147 :
:04/01/07 23:38 ID:Ci2pCG17
おまいさんのその薄い胸板で泣かせてはくれないか?
ところで中原中也さんは童貞ですか?
149 :
,:04/01/08 00:26 ID:cLuZ9OwA
>145
面白い。
>147
私の豊かな胸で泣け
150 :
中原中也:04/01/09 00:31 ID:ItHLGznx
>>147 149さんの豊かな胸で心置きなく泣かれよ
>>148 既婚者ですが、もしかしたらそうかもしれませんね〜
小僧ども!
まだまだ哀しみが物足りないぜ!
もっともっと質問まってるぜ!
(けど質問はHOT dog pressじゃなく中也のところにしてね)
そしてソープに行け!
152 :
中原中也:04/01/09 21:37 ID:ItHLGznx
母親は一晩中、子守唄をうたう
母親は一晩中、子守唄をうたう
しかしその声は、どうなるのだろう?
たしかにその声は、海越えてゆくだろう?
暗い海を、船もいる夜の海を
そして、その声を聴届けるのは誰だろう?
それは誰か、いるにはいると思うけれど
しかしその声は、途中で消えはしないだろうか?
たとえ浪は荒くはなくともたとえ風はひどくはなくとも
その声は、途中で消えはしないだろうか?
母親は一晩中、子守唄をうたう
母親は一晩中、子守唄をうたう
淋しい人の世の中に、それを聴くのは誰だろう?
淋しい人の世の中に、それを聴くのは誰だろう?
153 :
中原中也:04/01/11 00:20 ID:7/INxYd9
生きていることは喜びなのだろうか?
生きていることは悲しみなのだろうか?
154 :
中原中也:04/01/14 00:26 ID:HNrDTttb
トタンがセンベイ食べて
春の日の夕暮れは穏やかです
アンダースローされた灰が蒼ざめて
春の日の夕暮れは静かです
155 :
:04/01/14 00:27 ID:QQmbXSAd
仲原中也ウザイな。
どうしたら良いでしょうか?
156 :
中原中也:04/01/14 00:38 ID:HNrDTttb
>>155 そろそろポエ板に帰ります。
このスレを通じ、詩が好きになってくれた人がいれば
これにまさる幸いはございません。
中原中也・・・もとい
名もなき詩人より
157 :
:04/01/14 01:06 ID:Nx+gDZml
こんなスレッドがあったなw ココ好き♪
158 :
:04/01/14 05:54 ID:IByYHoB0
まさや?ちゅうや?なんて読むの?
ココのスレで読んで好きになった。
綺麗な詩ですね。透き通るような。
ブルハのマーシーが好きでかなり影響受けた
らしいですね。
そのうち詩集買います。
159 :
.:04/01/14 09:53 ID:x2+zIV4c
>158
ちゅうや...詩集、100金で売ってる、すぐ買えるぞ
>名もなき詩人
帰るな!仕事が超多忙でなかなかここに書けなくてもいいから
ここにいろ
まだ、悲しみに応えてないやん
ぼちぼちでいいからここにいろ
言葉には力がある、心がストレッチされるみたいな・・・
詩はいいなあ
160 :
名無し:04/01/14 12:42 ID:h0ChtZw2
>>156 あなたは名もなき詩人ではありません。
中原中也です。
161 :
名無し:04/01/14 20:02 ID:sXH1Ydfc
ランボーなら福永武彦訳の「酔いどれ船」もいいでつ。
七五調のリズムにはまります。
「人が見た気でいたものを
僕はこの目でしかと見た」
中也さん、まだあなたには語るべきことばがあるはずです。
E-mail欄にsageと入れてください。
それだけでいいんです。
そしてもっとあなたの詩を聞かせてください。
163 :
名もなき詩人:04/01/15 22:16 ID:JL8zrnaB
ありがとう!
みんな詩が好きなんだね。
時々ふらりと来ることにします。
よかったら感想なども聞かしてほしい!
外では今宵、木の葉がそよぐ。
はるかな気持ちの、春の宵だ。
そして私は、静かに死ぬる、
坐ったまんまで、死んでゆくのだ・・・
>>161 酔いどれ船か、僕は未だ「思い出」の川の小舟・・・
名もなき詩人、もとい
中原中也
中原中也さん、またあなたの声が聞けてとても嬉しい。
でもあげんなっつってんだろクソ野郎!
165 :
:04/01/24 12:19 ID:8oawYMne
中也、病死
166 :
165:04/01/31 10:20 ID:2csWPft5
おいおマジかよ
飽きたのか。
167 :
中原中也:04/01/31 23:55 ID:W1wiq5Fv
>>164 そんなに怒るなよ(w
>>165 まだ生きてるよ
>>166 忙しいんだよ!
空は悲しい衰弱。
私の心は悲しい・・・
やがて薄日が射し
青空が開く。
―四方の山が沈み、
道は空へと挨拶する。
私の心は悲しい・・・
168 :
.:04/02/01 06:33 ID:gufuf96o
>中也
ありがとう、また、書いてくれて
なんだか、ほっとした
169 :
中原中也:04/02/08 01:13 ID:7sBqpyLI
やばい!
仕事の締め切りがぁぁぁ・・・(涙
私は此処にいます、黄色い灯かげに。
あなたが今頃笑っているかどうか、
いや、ともすればそんなこと、
想っていたりするのです
170 :
.:04/02/08 17:32 ID:whI5Vfke
チュ〜也〜!
仕事忙しいのに来てくれてアリガトウ
その詩、好き
題名おしえて、次来た時でいいから。。。
171 :
中原中也:04/02/11 14:48 ID:n6rbLvyK
>>170 「追懐」
あなたは私を愛し、
私はあなたを愛した。
あなたはしっかりしており、
わたしは真面目であった。―――
人にはそれが嫉ましかったのです。多分、
そしてそれを、偸(ぬす)もうとかかったのだ。
嫉み羨み(ねたみうらやみ)から出発したくどきに、あなたは乗ったのでした、
―――何故でしょう?―――何かの拍子・・・
そうしてあなたは私を別れた、
あの日に、おお、あの日に!
曇って風のある日だったその日は。その日以来、
もはやあなたは私のものではないのでした。
私は此処にいます、黄色い灯かげに、
あなたが今頃笑っているかどうか、いや、ともすればそんなこと、想っていたりするのです
172 :
.:04/02/11 19:06 ID:yd40t/+3
>171
ありがとう。せつない詩ですね。。。
なのかほど前、北鎌倉の小林氏のお墓に立ち寄った
今は静かな、大きな樹にかこまれて、、、
そんな想いをさせてまで手にいれたかった人に逢えたのなら
苦しくとも本望。。。だな
中也、奪い返せ
173 :
中原中也:04/02/14 00:43 ID:0WJ4fPeH
やばい。
本家(詩・ポエム板)に
ここの存在がばれた(w
174 :
睦みし瞳:04/02/14 06:04 ID:0GUMo+YD
中也さん、あなたはなにゆゑにそんなに羞ぢらふのですか?
かなたの野のうえでどんな夢をみたのでしょう。
正直に告白しなさい。w
175 :
チビっ子隊:04/02/14 18:03 ID:RueMLgGA
太宰治を討った中原中也様、
どうしたら大男に勝てるのか
心得、戦法を教えて下さいまし。
176 :
太宰治:04/02/14 22:12 ID:0aribPHM
チビは逝ってよし
177 :
中原中也:04/02/15 01:40 ID:BKylHbiq
青鯖みたいな顔しやがって
178 :
種田山頭火:04/02/15 09:24 ID:pf+7Izz1
山口で文学と言えば俺(字足らず)
179 :
中原中也:04/02/15 15:45 ID:C3EcIrIo
>>174 それは・・・いいえ、云えません。決して、それは、云わないでしょう。
ゆめみるだけの男になろうとはおもわなかった!
>>175 そんなもの相手にするな!
純粋なものを守り抜いてさえすればいい。
それだけでいい。
>>177 青鯖?ハマグリじゃなかったっけ?
どっちでもいいけど・・・
>>178 金子みすずも。
180 :
ななし:04/02/15 19:25 ID:seNl23qQ
>>179 青鯖だろーがよ。
どっちでもいいって…(-_-#)
中也の名を語るならそれくらい知っとけと希望。
181 :
檀一雄:04/02/16 03:26 ID:0ysaPFML
まあまあ二人とも。
182 :
じん:04/02/16 06:30 ID:WwKxtsHk
中原中也かっこいいよね。
国語便覧で見て惚れた。
当時の女優と付き合ってたんだってね。
183 :
:04/02/16 09:08 ID:mNZ2HyYp
汚れちまつた悲しみを背負いながらも
やることやってんだな
184 :
太宰治:04/02/16 12:40 ID:+dBbBxeo
やるから背負のだろう(微笑
185 :
184:04/02/16 12:41 ID:+dBbBxeo
すいません。ギャグにしてもキショすぎました
186 :
修治:04/02/16 20:25 ID:E8LP0ApS
187 :
岡崎ワールド:04/02/16 21:13 ID:4TYy/h5E
>>182 芥川龍之介と人気を二分してました。中也
188 :
中原中也:04/02/16 22:53 ID:R/BIk9la
詩板の人が増えてきたな〜w
189 :
名無し:04/02/17 05:20 ID:Y3ZQHQym
朔太郎もカコイイが。
なんだかんだ太宰は意外に人気ない
>>188 そういえばここ人生相談板だったんだねw
191 :
岡崎ワールド:04/02/20 19:52 ID:D5+fJtf9
>191
なんでだろ。。
>184&185
・・・そうかキザだからか。。
193 :
名前はいらない :04/02/23 14:54 ID:yhFOiA9O
中也どこ逝った?
194 :
中原中也:04/02/24 00:04 ID:j6F7G2bo
来るんだったら人生相談しにきてね。
ここは人生相談板だYO
私が歴史的現在に物云えば
嘲う嘲う 空と山とが――
195 :
真島昌利:04/02/24 04:49 ID:SpW5+zAQ
>194
ハイロウズというバンドをやっている真島というものです。
最近「風がバウオーンとほえて、部屋がみしっときしむ。
もし世界に果てがあるとすれば、僕は世界の果てにいる」
という感じがしてます。
中也さんもたしか「僕は世界の果てにいた」と書いていました。
僕は世界の果てから抜け出したいのですが、どうすればいいでしょう。
中也さんは死んで抜け出したような気がしますが、僕はまだ死にたくありません。
では返事をお待ちしてます
・・・ちょっとマニアックなネタだったか。。。
196 :
:04/02/24 17:57 ID:4UxPWQPb
居酒屋で気に入らない奴を殴つてしまつたんです
197 :
中原中也:04/02/24 21:56 ID:j6F7G2bo
>>195 おまえか?
僕の作品を勝手にTシャツに書いてライブしてた奴って!
さてどうすれば利するだろうか、とか
どうすれば笑われないですむだろうか、とかと
要するに人を相手の思惑に
明け暮れすぐことを止めな!
「神様に長生きしたいと祈りました・・・」と、詠んだこともあったけど
死も遠くないとわかってた。
僕は常に倦怠を観念して生きていた。
僕の手に負えたのはこの倦怠だけだった。
真面目な希望も、その倦怠の中から
憧憬したのにすぎなかった。
世界の果てから抜け出すには
死ぬしかなかったんだよ・・・
198 :
中原中也:04/02/24 22:14 ID:j6F7G2bo
>>196 僕も酒場で気に入らない奴をよく殴ってたな(w
でもね、どこに行ったって気に入らない奴の一人や二人いるもんだよ!
君はそんな奴らに出会うたびに、いちいちぶん殴るのか?
これは殴った方の負けなんだよ。
殴られた方はそのことをいずれは忘れるだろうけど、殴った方は一生覚えてるよ。
嫌な思い出としてね・・・
でも、殴っちゃったものは仕方ないね。
とりあえず謝って、できたら少し話し合ってみたら?考え方について。
人々自らを死物と観念してあらんことを!
われは御身等を呪う!
199 :
真島昌利:04/02/25 02:51 ID:vesH87TL
>197
ありがとう!勝手にTシャツにしてごめん!(w
もうすべて理解しました。おかげで新しい歌かできたよ。
「ガタガタゴー」といいます。
結局のところ退屈なんだろ?!YEAH〜
またね
200 :
中原中也:04/03/02 00:56 ID:WHLwciHn
>>199 新曲ができたら、また聞かせてくれ!
ホテルの屋根に降る雪は
過ぎしその手か、ささやきか
しずかにしずかに酒のんで
いとしおもいにそそられる・・・
201 :
山田:04/03/02 03:00 ID:U2ebANzg
中也さん。友達にはめられました。
おかげで友人達の間では、僕の人格は最低、ということになってしまいました。
100パーセント善人とは言えませんが。
人のことが全く信頼できず、どうすればいいのか分かりません。
どうかよきアドバイスを
202 :
中原中也:04/03/02 20:15 ID:WHLwciHn
>>201 そうか、友達にはめられたか。
そいつは本当に友達なのか?
それで君を最低と思ってる奴らも友達なのか?
本当の友達だったら君の良い面も悪い面も理解してくれてるはずだ。
わけを話せばわかってくれるはずだよ。
わかってくれなきゃ友達じゃない。
それに人をはめるような奴と付き合ってたら駄目だよ。
友達は大体自分と同レベルの人間だ。
まずは信頼できる友達を選びな!
くりかえし歌い上げられたこの哀歌を
こころ破れた若者は、
いつしか愛(かな)しく口ずさむ。
「汚れつちまつた悲しみに・・・」
203 :
201:04/03/04 18:13 ID:zyzVUfQp
ぶっちゃけ、ちょっと癒されました。
ほんとの友達ではどうやら・・・いないようですが(w
では
204 :
偽中原:04/03/17 04:01 ID:fd6VLEC9
ああヒマだ。誰もこない
205 :
中原中也:04/03/19 22:31 ID:cicyBTV6
ゆめに、うつつに、まぼろしに・・・
見ゆるは 何ぞ、いつもいつも
心にまといて離れざるは、
いかなる愛、いかなる夢ぞ、
育てばや、めぐしき吾子よ、
育てばや、めぐしき吾子よ、
思い出ては懐かしく
心に沁みては懐かしく
吾子わが夢に入るほどは
いつもわが身のいたたまるる
206 :
中原中也:04/03/19 22:43 ID:cicyBTV6
詩板でリクエストがあったので・・・
僕の心は 残酷な、
僕の心は 優婉な、
僕の心は 優婉な、
僕の心は 残酷な、
涙も流さず 僕は泣き、
空に旋毛(つむじ)をみせながら、
紫色に 泣きまする。
「道化の臨終」
207 :
A:04/03/20 00:27 ID:xO5PT4sx
のんどがなります、かきがらと〜おいしんぼより〜
208 :
冷たい雨だね:04/03/20 15:10 ID:SFDoKfIS
>中也
ひさしぶりだ〜、仕事が忙しいんだね
ぼちぼちと書いてくれればいいよ
いつも来ちゃうんだけどさ、ここ
209 :
たどり着いたらいつも雨降り:04/03/20 23:17 ID:JvOdtnOg
俺もたまに来る。中也またなんか書いてよ。
210 :
大岡昇平:04/03/22 21:32 ID:ahciSaBq
age
211 :
中原中也:04/04/12 00:03 ID:OLiZvej7
泣くな心
私は十七で都会の中に出て来た。
私は何も出来ないわけではなかつた。
しかし私に出来るたつた一つの仕事は、
あまり低俗向ではなかつた。
誰しも後戻りしようと願ふ者はあるまい、
そこで運を天に任せて、益々自分で出来るだけのことをした。
さうして十数年の歳月が過ぎた。
母はたゞ独りで郷で気を揉んでゐた。
私はそれを気の毒だと思つた。
しかしそれをどうすることも出来なかつた。
私自身もそれで気を揉む時もあつた。
そのために友達を会つてても急に気がその方に移ることもあつた。
そのうちどうもあいつはくさいと思はれた時もあつた。
あとでは何時でも諒解して貰へたが。
しかしそのうち気を揉むことは遂に私のくせとなつた。
由来憂鬱な男となつた。
由来褒められるとしても作品ばかり。
人間はどうも交際ひにくいと思はれたことも偶にはあつた。
それは誤解だとばかり私は弁解之つとめた。
さうして猶更嫌はれる場合もあつた。
212 :
中原中也:04/04/12 00:04 ID:OLiZvej7
さうかうするうちに子供を亡くした。
私はかにかくにがつかりとした。
その挙句が此度の神経衰弱、
何とも面目ないことでございます。
今もう治療奏効して大体何もかも分り、
さてこそ今度はほがらかに本業に立返りたいと思つても、
余後の養生のためなのか、
まだ退院のお許しが出ず、
日々訓練作業で心身の鍛練をしてをれど、
もともと実生活人のための訓練作業なれば、
まがりまりにも詩人である小生には、
えてしてひよつとこ踊りの材料となるばかり。
213 :
中原中也:04/04/12 00:04 ID:OLiZvej7
それ芸術といふものは、謂はば人が働く時にはそれを眺め、
人が休む時になつてはじめて仕事のはじまるもの、
人が働く時にその働く真似をしてゐたのでは、
とんだ喜劇にしかなりはせぬ、しかしながら、
これも何かの約束かと、
出来る限りは努めてもをれど、
そんな具合に努めることは、
本業のためにはどんなものだが。
たつた少しの自分に出来ることを、
減らすことともなるではあるまいかと
時には杞憂も起るなれど、
院長に話すは恐縮であるし
万事は前世の約束なのかと、
老婆の言葉の味も味はひ、
かうして未だに患者生活、
「泣くな心よ、怖るな心」か。
214 :
中原中也:04/05/02 17:05 ID:4STDFlcI
そろそろこのスレも落ちるね。
・・・じゃ さよなら。
215 :
:04/05/17 00:30 ID:qgCw4/q+
中也みたいな事はたいていみんな考えると思うけど、
それを文章にして売り出したところが彼の商才だよね。
中身は、「あぁ、俺もそう思った」程度のくだらないものばかり。
216 :
中原中也:04/05/18 19:59 ID:TBd2cfky
私の正体は、詩板の某コテです。
詩板にあそびにきてね〜
じゃあ。
217 :
思い出の記:04/06/03 04:25 ID:gIV8XLzN
冬の長門峡
寒い、寒い日なりき
我は、冬の長門峡にありにけり
我に他に、別に客とてもなかりけり
やがても、蜜柑の如き夕陽の欄干にかかりたり
あゝ、そのような時のありけり
寒い、寒い日なりき
218 :
マジレスさん:04/06/03 21:24 ID:7gYKqFpP
219 :
:04/06/03 21:32 ID:4ktbbrwk
>>215 スゴイ自信ですね
じゃあ何か詩を書いてみてくださいよ
220 :
マジレスさん:
詩板コテで中也スレの住人と言えば・・・?