1 :
桶屋:
これは俺の親父、そして息子である俺がとあるきっかけにより掴んだ「人生のチャンス」を
日記形式で語っていくスレである。
基本的に俺が一人で喋るのでそこんとこよろしく。
意見・罵倒なんでもこい。ただ俺の話が誰かの役に立てば、とチョット思う。
2 :
死のう? ◆GRWdHYG.r6 :02/11/11 23:53 ID:Vk+gsfo5
2
3 :
桶屋:02/11/11 23:53 ID:bIPXfscS
〜始まりは突然に〜
「チョト下に下りて来い。」
今年の春、まだ冬の寒さ抜け切らぬ3月の初めだった。
1階から親父が俺を呼ぶ。
ちょうどその頃、俺は来月に控えた自分の結婚式の準備で大忙しで
この日も夜遅くまで招待状を彼女と一緒に作ってる最中だった。
この忙しいときに何なんだと思いながら階下に降りると「彼女も一緒に連れて来い。」
と抜かす。ますます何なんだと思い、彼女も連れて行くと何やら家族全員集合していた。
普段遊びまわっててろくに家にいない妹2匹もかしこまって座ってやがる。
親父が「まあ座れ。」と言うので素直に従った。
「忙しいから早くしてyo。何だよ?」俺が急き立てると親父が口を開いた。
「会社、辞めることにした。」
4 :
桶屋:02/11/11 23:54 ID:bIPXfscS
「はぁ?」である。30年勤めた会社を?ありえない。出川と紀香が結婚する可能性よりありえない。
出川に「親父が会社辞めるって。」と言えばヤツも「ヤバイyoヤバイyo。」って言うに決まってる。
だいたい何ボケてるんだ俺は来月結婚するし、上の妹はまだ大学生だし
下の妹に至っては来年大学受験だし家のローンだって一体あといくら残ってるんだ。
一瞬で頭がフル回転し、「一・家・離・散」という言葉が頭の上をグルグル回っていた。
何か言おうと思ったが、突然の出来事に言葉と思考が一致せず、涙があふれてきた。
やっとのことで、「なんで・・・なんでだyo!!!やめて一体この先どうするって言うんだyo!」
そして親父の口から飛び出た言葉は俺の予想を遥かに超えるモノだった。
「俺は会社を辞めて・・・そして会社を興す。」
俺も妹も彼女も絶句した・・・。かぁちゃんだけが自身に満ち溢れた笑顔で笑ってる。
俺の家族の歯車が、ゆっくりと回り始めた夜だった。
5 :
:02/11/11 23:54 ID:HbYJ89cE
うむ、省略されないように書いてくれな
,へ、 /^i
| \〉`ヽ-―ー--< 〈\ |
7 , -- 、, --- 、 ヽ
/ / \、i, ,ノ ヽ ヽ
| (-=・=- -=・=- ) |
/ 彡 / ▼ ヽ ミミ 、
く彡彡 _/\_ ミミミ ヽ
`< ミミ彳ヘ
> ___/ \
/ 7 \
| /
7 :
桶屋:02/11/11 23:55 ID:bIPXfscS
こんな感じで喋って行く、基本的に毎日書くんでヒマなら見てくれ。
ちなみに今日現在のまでの話を追って書いていくんで、それまではエピソードって感じです。
風呂入ってまたチョト続き書きます。
>>1 ありがとう、メチャクチャ感謝です。しぇいしぇい♪
8 :
REX:02/11/11 23:55 ID:QqzEj5F7
9 :
死のう? ◆GRWdHYG.r6 :02/11/11 23:56 ID:Vk+gsfo5
>>桶屋
金融屋が立ててくれたんだぞ。
>>桶屋サン
スレ立ておめでとうです(^^)
じっくり読ませて頂きますね。
つことで、記念カキコ♪
11 :
でに:02/11/12 00:03 ID:1j+Chtsw
>>桶屋氏
新スレおめでとう!!
13 :
桶屋:02/11/12 00:26 ID:7kYG+8R6
俺の住む街は広島。産業と言えば中心は・・・
(・∀・)スンスンスーン♪ ←コイツの生みの親のカーメーカーだ。w
親父の兄貴、俺にとっちゃ伯父なんだがこのおっちゃんがスンスンと取引あるN社の役員になったことが始まりだった。
チョト俺の親父の事を書くが、このヒトは30年間スンスンの下請けで働いて来た。現在54歳だが課長止まりで昇進はもはや絶望的w
5年前、ひょんなことから「社長秘書」を勤める事になりそれなりに給料は上がったらしいが。
思えば親父はその頃から何か変わってしまった。何かに追われるような目付きになり、いつも疲れきってた。
体重も落ち、おそらく色々なプレッシャーでいっぱいいっぱいだったんだと思う。
30年家族のために我慢し、苦労し「たいぎい。」の一言も聞いた事がない。寡黙で生真面目でおとなしい父親だった。
そんな親父が会社を辞めて、さらには自分の手で会社を興すという。
おそらく俺が知る限りでの最初で最後の親父の「わがまま」かもしれない。
ただ「秘書」という会社の裏側を見てしまった嫌気の衝動にかれらた、とも取れたのだが。
14 :
桶屋:02/11/12 21:40 ID:xh1k8iZE
かあちゃんに聞く話では、親父は1年ほど前から本気で会社を辞めたがっていたらしい。
そんな折親戚一同の集まりがあり、酔っ払った親父が伯父にポロッとそのことをもらしたのがきっかけだった。
そして伯父の会社でたまたま同時期に進行していた中期計画案を親父に提案した。
「自社の仕事の一部を外注化する、引き受けてくれる会社を探してる。」
トントン拍子で話がまとまったらしい。伯父が裏の経営者としてw親父に会社を興すことを促したわけだ。
つまり早い話が、伯父の会社の下請けとして親父の会社が入る格好になる。一応言っておくが、スンスンの下請けではない。
心配をよそに親父はマジで会社を辞め、大学時代以来30年ぶりに味わう長期休暇をしばらく満喫している様だった。
ただ色々起業に向けての準備だなんだで忙しそうではあったが、親父の目は輝いていた。
夢を持っている人間特有のオーラが親父の周りを取り囲んでいた。
正直、「親父はすごい。」なんて思ったのは就職してサラリーマン社会の厳しさを知って以来だと思う。
うだつのあがらない一介のサラリーマンでしかなかった親父が、趣味もなく酒と子供の成長だけを楽しみに生きていた親父が、
今自分の手で、大きな夢を持ち壮大なる大冒険へ挑もうとしている。
思えば親父の人生は、今この瞬間から始まったのかもしれない。
>>桶屋
まだ上げねーのか?
16 :
桶屋:02/11/12 21:42 ID:xh1k8iZE
〜運命共同体〜
俺も無事に?結婚し、親父も結婚式では立派にスピーチを勤めてくれた。多分、嫁の親父より泣いてたw
仕事に家事に追われる忙しい日々を俺も送る事となった。
俺はリーマン、嫁は販売業、そのため休みは全くといっていいほど合わない。
だから俺は週末ともなれば実家に帰り、事の進展状況を聞いたり会社名を考えたりしていた。
まぁ結局、社名もロゴも俺のアイデアが採用されたのだが。仮に「(有)okeyaカンパニー」とでもしておくw
この時すでに7月半ば、広島はもはや真夏だった。
親父の事の次第も大方まとまり、どうやら12月から本格的に「(有)okeyaカンパニー」が始動するらしい。
それまでの期間、親父は仕事の引継ぎのため外注作業員という形で伯父の会社へ修行に行く事になった。
俺は話を聞きながらも、実は内心かなり心配していた。
親父が外出中にかぁちゃんにその事を漏らすと、「おじちゃんとお父さんを信じんさい。」
と言われた。確かにそうだ、あれほど堅実な人生を歩いてきた親父がなんの得策もなしに冒険するとは思えない。
伯父に至っては、10も歳の離れたかわいい弟を路頭に迷わすような道を歩ますはずはないだろう。
そう考えると俺も楽になった、と言うか覚悟を決めたw
親父を精一杯応援し、出来る限りの力添えをするのが俺の役目だと思った。
もう行き着くところまで行くしかない。船は出てしまったのだから
17 :
桶屋:02/11/12 21:46 ID:xh1k8iZE
>>15 基本的にsage進行させてもらいまふ。あまりたくさんレス出来んけん
18 :
桶屋:02/11/12 22:16 ID:xh1k8iZE
親父が修行に通い始めた。ただ正直50を過ぎた頭と体にイチから物を覚えさせるのはしんどいだろう。
「okeyaカンパニー」は大きなくくりで言えば製造業にあたる。親父はスンスンの下請けにいたから、一応製造業の経験者ではあるが
現場作業の経験は皆無である。会社を興すとき、伯父に聞かれたことが
「お前は何が出来る?自分のウリは何だ?」
親父の答えは「何もできない。」それに対し、「だったら現場からやれ。」それが伯父の言葉だった。
だから現場の修行にでる事となった。12月に引越しし、新天地で親父の会社が立ち上がるが「2,3年現場をする」と言う。
仕事は保障されている訳だから営業に出る必要はないし、その期間みっちり自分を鍛えるのもいいだろう。
「現場を知っている経営者は強い、だからそこから始めることが出来るのはむしろありがたい」と親父は語っていた。
19 :
桶屋:02/11/12 22:37 ID:xh1k8iZE
そうそう、会社の収支を書いておく。
親父は外注作業員で働いているわけだから、「okeyaカンパニー」としての収入は一応はある。
「外注作業費:350,000円」+「失業保険:330,000円」= 680,000円也
これが俺の実家の当面の収入源となる。失業保険?と思うだろうから少し説明すると、
今現在親父は、名目上失業している状態にある。実はホントにたまたま親父の前会社が「早期退職優遇制度」によるリストラを行った。
親父はそれにうまい具合にハマリ込み、「会社都合」による退職理由と、定年まで勤め上げたに相当する退職金を手に入れたのである。
その額約2千5百万円、ただその内の3分の1が会社設立のために消える事となる。しかしこれでもケチっているほうらしい
「会社都合」による退職理由で親父にはすぐに失業保険が給付される事となった。え?「働いてるだろ。」って?
詳しくは言えないが、失業保険をもらいながら働く方法はあるw 知りたきゃその辺の税理士に相談してくれ。
とにかく俺の実家は12月まで何とかこれでやっていけそうだ。
20 :
桶屋:02/11/12 22:38 ID:xh1k8iZE
21 :
桶屋:02/11/12 23:16 ID:xh1k8iZE
実は俺はその頃大変だった、何が大変って俺の会社。
俺は、ある製造業の1部門で生産管理の仕事をしていた。上司と現場と客からの3方向板ばさみのストレスのたまる仕事。
つってもまだ新卒2年目で気楽なもんだったけど。俺の会社も、これまた
(・∀・)スンスンスーン♪ ←コイツの関連会社w
広島で製造業に携わればたぶんほとんどの会社はどっかでコイツとからんでる。
会社がデカいわけでも、決してもうかってもいないくせに社員だけはアホほど抱えてる。まぁ製造業の宿命だが
多品種少ロット生産の時代、受注側泣かせの代物だ。毎回客先からの注文内容も納期もドンドンキツくなっていくばかりだ。
ただ客先相手がスンスンだから泣こうが喚こうが、「スンスンの注文はぜった〜い♪」である。仕事を蹴れば倒産。
スンスンは王様なのだ。腐っても鯛であり、スンスンの王様ゲームに部品メーカー・下請け共々付き合っていくしか生きる術はない。
「じゃあ〜♪1番が〜明日までにぃ〜この部品100個納品すること〜♪」
と言われれば、赤字覚悟の残業で生産するしかない。もうアフォかと(以下略
入社した頃は、何とかトントンだったの俺の部署の収支も今や毎月の赤字は1700万円程に上っていた。
22 :
桶屋:02/11/12 23:30 ID:xh1k8iZE
今日はおしまい。眠さ満開・・・
なるべくリアルに、加えておもしろく書こうと考えてるんで
どうしてもレスに時間が掛かる、読んでくれてる人がいたらすいません。
明日からはもうチョイまとめて書くように努力しまくりmax。
23 :
桶屋:02/11/14 21:25 ID:3TGkJ3Nz
上司連中は毎日のように会議室にこもりっぱなし。答えの出ない論議を繰り広げていた(ようだ)。
そして9月初旬、とうとう一つの方針が打ち出された。
−スタッフ職の残業代全額カット− + −交通費の見直し−
会社が生き残るための策だが、やってくれるぜバカやろう。
交通費の見直しは分かる。なぜなら俺の会社は車通勤でも定期代をくれてたからw
俺はこの制度改変によって、来月からの手取りが80,000円減る。
嫁に何て言やいいんだ、間違いなく切り詰めた生活を送るハメになる。俺は途方に暮れていた・・・。
24 :
桶屋:02/11/14 23:21 ID:3TGkJ3Nz
伯父から電話があったのは、ちょうどその頃だった。
「話があるから家に来い。」と言われ、俺は何か良い進展話でも聞ければ、と伯父の家に出向いた。
そういえば俺一人で伯父の家に行くなんて始めてである。着くと伯父は神妙な顔で俺を出迎えた。
居間に通され、近況報告と世間話をしていると伯父が俺に聞いてきた。
「最近仕事、どうだ?」
俺は出された酒のせいもあり酔っ払った勢いで、会社が大変だの、親父の事が心配だの洗いざらい心境をぶちまけた。
伯父は黙って聞いていてくれたが、突然、口を開いた。「お前俺の弟の、親父の仕事を手伝う気ないか?」
わかっていた。伯父が俺に電話をかけてきた時から、俺に何を言うためにここに呼んだのかわかっていた。
俺はかぁちゃんに聞いていた。「最近お父さんが怒りっぽくなった。」
そりゃそうだろ。聞けば、親父は20も歳の離れた若造にコキ使われて?いるらしい。
伯父の会社の社員は俺の親父が仕事の引継ぎで行っている事を知らないのだ、知ってるのはごく一部の人間だけ。
「どっかの会社をリストラされて、やっとの事でこの会社に再就職できたさえないオッサン」という事になっているw
現場を知らずに生きてきた親父には仕事を覚えるのは元より、人間関係を築く事さえ困難だろう。
それだけ管理サイドと現場サイドには大きな隔たりがある、どこの世界でもそうだと思う
25 :
桶屋:02/11/14 23:23 ID:3TGkJ3Nz
伯父の話では親父は相当苦労しているらしい。
引き継ぐ仕事も思いのほか膨大で、引継ぎ前に親父が潰れてしまうのでは?と伯父も心配しており
親父の負担の軽減そして何より精神的サポーターとして、真っ先に俺の顔が浮かんだと言う。
「考えさせてください。」
俺はそう告げ伯父の家を後にした。
家に帰り考えた。どうする?このまま会社にいれば、死ぬほど減らされるが何とか食える給料は貰える。
かと言って、今の状況ではいつ倒産するとも限らない。仮に持ち直したとしても俺は平凡な人生を歩くだけだ。
いっその事辞めちまって、親父の手助けをしてやりたいとも思う。
死ぬほどやりがいと生きがいのある人生になる事は間違いない、普通のサラリーマンでは経験できない道だろう。
26 :
桶屋:02/11/14 23:24 ID:3TGkJ3Nz
俺は悩んだ。嫁とも何日も話し合った。でも堂々巡り、答えは出なかった。
そんな最中、しばらく会ってなかったので親の顔でも見に行こうと思い実家に帰った。
親父は外出中だった。かぁちゃんに伯父と会った事、そのときの事を話した。
そしてかぁちゃんの一言が俺の決め手となった。
「お父さんを助けてあげて。お願い」
一週間後、俺は会社に辞表を出した。
上司はかなり驚き、慌てて止めたが俺は「やりたいことが見つかった」とか何とか言って
半ば無理やりな格好で辞めることにした。本当の事は言わないつもりだ。
何を陰口叩かれるか分かったもんじゃない、俺は仲の良かった数人の同期にだけ真実を告げた。
車はギアが1速に入っている状態では遅い。
ただ、止まろうとしているのか、それとも今から加速しようとしているのかで全然違う。
俺は今、発進しようとしているちいさなちいさな車に乗る事になった。運転手は親父、俺は地図を見ながらのナビだ。
この車にブレーキは付いてない、目の前に壁があったら死ぬのだ。
10月初旬の出来事だった。
27 :
桶屋:02/11/14 23:26 ID:3TGkJ3Nz
ほっしゅage
28 :
6251:02/11/15 01:39 ID:WOF4/tSL
続きが気になるにゃー?
楽しみにしてます。
sageつつ
29 :
桶屋:02/11/15 23:10 ID:wpKrrrVv
親父に「会社辞める。」と言うと、「そうか。」とだけ言われた。
もうちょっと何かリアクションないのか、あいかわらず感情表現のヘタな人だ。
かぁちゃんから聞くには、俺が「親父の助けになりたい。」といった事を
親父は「何も若いときからイバラの道を歩まなくても。」と言いつつも内心喜んでいるようだったらしい。
まったく本音を聞くのも一苦労だ。まぁ顔見りゃ何考えてるか大体分かるけど
それからしばらく俺は退職による仕事の引き継ぎだのなんだので残務処理に追われていた。
入社してから使った事のない有給休暇も、忙しさのあまり結局1度も使えず仕舞いだった。
最後の出社日、俺はみんなの前で挨拶した。感謝の気持ちと礼を述べていると胸がつかえた。
正直泣きそうになったが何とかこらえ、たった1年半だったが様々な思い出の詰まった会社を俺は後にした。
思えば俺に社会にでるチャンスをくれたのも、結婚する事が出来たのも、全部全部この会社のおかげだ。
いくら感謝してもきりがない。いつか鶴の恩返しに行こうと思う、この場を借りてありがとうございました。
30 :
桶屋:02/11/16 11:17 ID:hCLv1vq/
会社を無事やめることが出来てホッと一息ついた頃、俺は大事な事を思いだした。
来月の頭から親父と共に働くことになるが、そういえば俺の給料を聞いてない。
いくら親子とはいえその辺ははっきりさせておかないと。俺にだって生活が掛かってるんだ
早速親父ん所へ出向き、俺の待遇についてお伺いを立てた。親父から切り出された条件、それはヒドかった・・・w
・「給料:150,000円」(残業、休日出勤等の手当て一切なし)+「交通費:20,000円」= 170,000也
・「okeyaカンパニ−」は来年4月に社会保険に加入するので、それまでは無保険w
親父は前会社の保険を任意継続しているから俺もそうしろ、との事。
早い話が来年の4月まで俺はバイト扱い、って事だ。保険を任意継続の形にして、控除後の手取りは130,000くらいか。
前会社での制度改変で手取りが80,000減ると上で書いたが、さらにそれよりも20,000ほど安いw
ぶっちゃけ俺は今まで300,000近く稼いでいたから、単純に考えて給料が半分になる(泣
生活の不安があるが、幸い俺の嫁が働いてくれてるから飢え死にするような事はないだろう。
給料は4月に俺を正社員にする時にまた考えてくれるらしいから、たちまちは我慢するしかない。
親父、俺は外注作業費の収入を知ってるんだぞ。 出来ればもうチョト下さいw
31 :
よしあき:02/11/16 12:41 ID:P3DcCDh2
どうもこんにちは。真剣なお話興味深く見させてもらっております。
32 :
桶屋:02/11/16 14:01 ID:hCLv1vq/
かぁちゃんが俺の作業服だの何だのを一式そろえてくれたので俺は実家に取りに行った。
「いよいよ明日からじゃね、頑張って。後・・・周りの人は全員敵だと思いんさいよ。」
「?」何のことかと思ったが、その理由はすぐに分かる事となる。
とにかく明日から俺は往復140kmの道のりを毎日通わなければならない、伯父の会社は遠い。
固定費ケチってるんだかしらないが、はるか山奥の片田舎にそれはある。
親父と一緒に軽トラで通う事にしたからガソリン代の心配はしなくていいが、余りの遠さにチョト尻込みしてしまう。
まぁ12月に親父の会社が立ち上がるまでの我慢だ。それでも往復100kmだけどw
頑張ろう。親父の助けとなるべく若さを生かして、俺が一刻も早く仕事を身につけるのが自分への課題だ。
なるべく親父には楽をさせてやりたい、そんな歳で現場なんかやらなくていいから。
あんな頻雑な事務処理をこなして来たんだ。どんな仕事でもやってやる、色んな事を考えながら眠りについた・・・。
33 :
桶屋:02/11/16 14:03 ID:hCLv1vq/
>>31 読んでくれてありがとう、そういえばよっすぃーも大変なんだよね。
スレ読んだから知ってます。お互い頑張りましょう。
34 :
:02/11/16 14:31 ID:lQcD2KOC
人生は楽しい!困難にぶつかる度に私は成長しているのを感じられる。
35 :
:02/11/16 14:31 ID:ICeJ3dXh
リアルさが伝わってきておもろい。なかなかの文才だな。
とにかく早く続き書けコラ
という事で期待sage
ここは相談スレではないかも知れないが、
よければ相談にのってくれないか?
桶屋さんのスレに来たみなさんも、
よければ相談にのって下さい。
後継者問題をめぐる父子関係の悩みだ。
俺の親父の実家は民宿やってる。
親父はそれを継がずに、会社員になった。
親父は定年まで勤め上げ、最近お袋と一緒に
実家に帰り、「遅れてきた三代目」として
民宿をつぐことに決めたようだ。
そんな親父が俺に言う。お前の代で
民宿をつぶすなよ・・・ってな。
俺はこう思った。親父よ、あんたは男として
やりたい仕事を納得いくまでやり遂げてから
民宿をつぐことに決めた。それならば、息子の俺
にも、男として一角の仕事をさせてくれや・・・と。
詳しくは言えないが、俺には夢がある。
その夢とは、役者とかミュージシャンとか
頑張っても保証はない類のものではなく、
堅実にやれば必ず形になる(と信じてる)夢
なのだ。しかし、それには時間がかかる。
30すぎて叶う夢だろう。
親父は晩婚で、俺は歳をとってからもうけた
子供。だから、だいたい10年後、親父が民宿
の仕事がきつくなる頃は、俺はまだ定年なんて
程遠い働きざかりだ(ここが親父のケースと
ちがう)。
そう考える時、「お前の代でつぶすなよ」という
言葉が重くのしかかる。親父の気持ちはよく
分かる。自分が民宿を継ぐのが遅すぎたことで、
ばーさんに苦労かけたと思ってるのさ。
そして、その罪滅ぼしは、自分が3代目として
やれる10年かそこらでは不十分だと、親父は
思っている。だから、4代目の俺にそんなことを
言うんだろう。
親父は俺の夢を理解し、支えてきてくれた。
しかし、自分の罪滅ぼしを、息子の俺にも
肩代わりさせようとしてるんだ。(気持ちは
分かるんだが・・・)
こうなると、男同士の意地のぶつかり合いだ。
親父に感謝してるし、俺もいい大人だから
ケンカはしないが、心の中じゃ「俺の夢をどっかで
ナメてるんだろ!」って、腹立つこともある。
そして一方じゃ、夢破れたら俺には民宿がある
なんて、どっかで思ってる自分に気付いて
腹立つこともある。まったく、どーしようもねぇw
お袋は親父に内緒で、民宿なんて継がないで
いいから、好きなことやれって言ってくれてる。
ぶっちゃけ、いざとなったら自分勝手に生きさせて
もらおうと思ってる。でもなんか気が晴れねー。
親父のせいだ!いや、俺自身のせいか?
ちくしょー、俺は民宿の主人で終わる男じゃ
ねーのによ!
それとも俺の夢も親父の思いも、両方とることが
できる道があるだろうか・・・?
まったく、何を悩んでるんだか分からない相談に
なってしまったが、何か俺にかけたい言葉があったら
何でもいから、みなさん書いて下さい。桶屋さん、
スレを一部占有してしまいましたが、切実な悩みを
くんで頂ければ幸いです。誰に相談しようかと
ずっと思っていて、父子のことは桶屋さんだ!と
勝手に思い込み、相談した次第です。ご容赦下さい。
>>40 お父さんの民宿の主人という職業を尊敬していますか?
民宿の主人というのは、自分のやりたいことをやり遂げてから着く職業なんでしょうか?
夢破れてつく職業なんでしょうか?
その答えによっては、民宿を継ぐことは辞退した方がいいもね(^^)
仕事に生きてきたお父さんが
あなたの夢をなめてると思ってることはないと思いますよ。
そう思うのは、あなたがお父さんの今の職業をなめてるからじゃないのかなぁ。
あたしは、自分の夢を追っかけていいと思います(^^)
と、こっそり感想文でした(^^;
わけあって週末まで書き込みできまへん(泣
でもいっぱい書くけん、新展開に期待してくんちゃいゴメソ。。。
>>40 親父が健康に民宿の主人をまっとうしてる間は
自分の好きにさせてもらえるのでは?
夢を追う事と民宿を継ぐ事は確かに同時進行できることかもしれないが
夢を追うのに夢中になって民宿ほったらかしじゃお話にならないしね(^-^;
期限を切るのもいいし、親父が倒れる時まででもいいから
自分の自由時間内(制限あり)のうちに夢を形にすることだね
形になり手ごたえがあるならその時は晴れて継ぐことを拒否すればいい
4代目が潰したんじゃなくて親父の3代目が潰したことになるのだから(^-^;
兄妹それぞれに相談にのってくれて、
ありがとう!
>>41 立派じゃないが、土地の雰囲気に溶け込んでる
いい民宿なんだ。小さい頃から遊びに行ってたし
民宿をバカにする気持ちはない。
ただ、「?」マークを沢山投げかけられて、自分の
書いたレスを読み直してみると、民宿の仕事を
軽んじている風なことを書いてしまっている箇所
があるね、たしかに。民宿の仕事は楽じゃない。
固有の喜びもある。でも、夢は努力しないと形に
ならないのに対して、民宿は(経営の如何は別として)
「継ぐこと」だけは、俺の立場上カンタン。だからつい、
>俺は民宿の主人で終わる男じゃねーのによ!
とか書いちまった、ってとこかな。
顔文字妹さんには、全て見透かされたうえで
>あたしは、自分の夢を追っかけていいと思います(^^)
と言われたようで、少しハッとしましたわ。
>自分の自由時間内(制限あり)のうちに夢を形にすることだね
>形になり手ごたえがあるならその時は晴れて継ぐことを
>拒否すればいい
そうしたいところだね。でも俺の夢が叶って、沢山の人に
必要としてもらえる様になったら、この民宿は潰れるんだな。
あー何だか切ないな。でも仕方ないのか・・・
そうだ、結婚して奥さんにやってもらおうか。
俺は単身赴任で良いから。いや待て、それじゃ女を
何だと思ってる!って怒られるなw
>>44 丁寧なレス、ありがとうございます(^^)
全身タイツさんの
>>36-40を読んだ時
タイツさん自身の夢とお父さんの夢の両立が可能か不可能かということではなく
お父さんに自分の夢を理解し応援して欲しいという気持ちが一番強いように感じました。
お父さんと腹を割って話し合いをしてくるといいと思いますよ。
お互いの仕事に対する情熱や真摯さを、互いに理解できるのなら
それを尊重し受け止め合うことはできるはずだし
お父さんもタイツさんの気持ちをわかってくれると思いますよ。
おそらく、誰が止めたってタイツさんは自分の夢を追いかけるでしょうしね(^^)
>>45 まぁどんな夢だか判らないけど
追わずに後悔するような事はしないでしょ?
夢が叶った時はその時で考え方も環境も変わってるし
今は両立できない事が両立できるようになっているかも知れない
時間を重ね、経験を積み、歳を加えていくというのはそうゆう事だと
私は思いますよ(^-^)b
>>46-7 ありがとう。目の前にいるように、ふたりの言葉が
こちらに届きました。こんなに染みちまうのは、
街中で一足早い山下達郎を聴いたせいだろうか。
あーもう若くねぇ・・・落ち着け、オレ。
(・∀・)アヒャ
49 :
桶屋:02/11/23 12:31 ID:51oy5dLf
11月1日。目が覚め、俺は今から始まる新しい人生に不安と希望を抱えながら「がんばってね。」と励ます嫁に
「死ぬほど金持ちになるか、死ぬほど貧乏になるかどっちかだ。俺は絶対に金持ちになってお前に楽させてやる。」
と、自分にもはっぱをかけるつもりでそう言い家を出た。
実家に一旦寄り親父を拾って一緒に行く事にしたから、そのついでにかぁちゃんが朝飯も弁当も作ってくれる。
この歳になってまでも親に甘えっぱなしの俺w ただかぁちゃんは俺の嫁に負担をかけさせたくないらしい。
こういう事になってしまった原因のひとつは自分にある、とチョト責任感じているようだ。んなことないんだけどな
実家に着き、親父に「よろしくおねがいします。」と告げると「すまんな、たのむぞ。」と言われた。
だからもっと何か気のきいたこと言いなさいおとうちゃんw
50 :
桶屋:02/11/23 12:33 ID:HeUtx0Zu
かぁちゃんに見送られ、親父と共に出発した。道中親父が、
「俺も兄貴(伯父)もお前に期待してる。仕事を早くモノにしてくれ、そして俺の怒られる姿も目にするだろうし
俺たちのことを歓迎してない人間もいるからお母さんが言ったとおり・・・周りは全員敵だ。」
親父の言葉に力がこもっていたので、チョト引いたが「とにかく頑張ればいいんだな」と何も考えるまい、
仕事を覚える事だけに専念しよう。俺は精神的にチョト弱いところがあるので人間関係等で悩みだすとキリがない。
自分でも分かっている。いらない事は極力考えないようにしよう
1時間半走って、やっと到着した。俺の家から実家まで30分だから、通勤時間は4時間か。う〜ん遠いw
加えて、70kmも北に向けて走ればさすがに寒い。寒がりな俺にとってはこっちのほうが問題だ。
来る途中、通学中の中学生が皆同じジャンバーを着ていたがあれは制服の一つなのか。
51 :
桶屋:02/11/23 12:34 ID:HeUtx0Zu
親父と連れ立って会社のドアを開けた。結構人がいるので緊張したが、最初が肝心だ。
気合を入れて「おはようございま〜す。」といって見たものの、俺たちの顔をみるなり返事が返ってきたのは2,3人。
なるほど、歓迎されてないw 親父の顔を見ると、「いつものことだ」というような顔をしていた。
もやもやした気分になりチョトへこんでいると、親父の仕事を指導してくれているという男がやって来た。
仮にコイツを「安藤」とでも名付けておく。歳は32、3と言った所か、仕事バリバリの感がするたくましいヤツだ。
親父は俺を安藤に紹介し、お互い挨拶をかわした所で親父が「じゃぁ、俺はもう仕事するから。」
と俺を置き去りにし、逝ってしまった。
すると安藤が、「少し仕事の内容を説明するから現場に行こうか。」と言うので着いていった。
詳しい内容は省くが、「okeyaカンパニー」が伯父の会社から引き継ぐ仕事は大きく分けて3つ。
その内1つは今親父にまかせていて、俺は残りの2つを覚えてもらいたいと言う。
ただ「okeyaカンパニー」が立ち上がる時点で全てをマスターできるはずもないので、今の作業員をそっくりそのまま
「出向」という形で1年ほど貸してくれるらしい。もちろん安藤も来る。
「僕は、チョト今日忙しいんでキミに本格的に指導するのは来週からになるから今日は現場見学でもして
雰囲気を少しでもつかんでおいて。とりあえず桶屋サン(親父)に付いてもらっててもいいよ。」
52 :
(有)okeyaカンパニー:02/11/23 12:37 ID:21sWO192
そう言われたので俺は親父を探した。見つけると、なるほど頑張って働いている。
親父の働く姿を見るのは初めてだ。いつもピシッとしたスーツ姿しか見たことないが、作業服姿がなかなか板に付いている。
パートのオバチャンとネーチャンの3人でなにやら和気あいあいと作業していた。
親父が楽しそうに働いているのを見た俺は、少し幸せな気分になった。俺の姿に気が付いた親父が「こっちに来い。」
と言い、親父が今まかされている仕事について少し説明してくれた。
この仕事はパート女性でもできる比較的簡単な軽作業だが、莫大な金を生む仕事だという。
実はこの仕事が「okeyaカンパニー」の収支の半分以上を占めているので、会社の中心事業だと言ってもいいくらいだ。
判り易く言うと、作業1時間あたりの会社としての収入は11,000〜12,000円といった所だ。ていうか俺がやりたいw
早い話、大きな会社がコストや手間を嫌ってやらないような手作業中心の細かい作業。しかし設備も何もいらないから
利益として残る部分が大きい。ありがたやありがたや、である。
「okeyaカンパニー」の年間収支予想は3,000万円だからこの仕事がなくなれば一気にドン底ってわけだ。
しかし世の中にはおいしい仕事ってのは転がってるモンだな、とつくづく思った。
>>52 密かに(?)愛読しているよ(^-^)b
中心事業になりえる他の仕事も開拓していかないとね
世の中同じように考える競争相手も多分にいるし
内部を効率化し外部を開拓し続けることは企業の必須業務だしね
頑張ってね(^-^)b
ま、確かに自営は儲かるときは大きいが、
その構造知ってタカリかけてくる元請との折衝が大変だからなあ、
その辺は、おやじさんが上手くやってくれるのだろうか。
にしても通勤4時間かゆ、俺最近25分のとこから40分のとこに変わったんだけど
文句言っちゃいけんのう。
>>桶屋・>>金融
すいません。
俺の通勤時間は10分です。
今度から遠回りして行くかな・・・w
56 :
桶屋:02/11/23 15:23 ID:foe04JRH
>>53 わかってるけど、当分は営業に出る余裕はないから2,3年は現状維持です
>>54 頼りは親父じゃなくて親父の兄貴だよ。親父だけじゃすぐ潰されるよ
>>55 俺も前の仕事はそうでしたw 職場が近いからここに住んだのに・・・
57 :
桶屋:02/11/23 15:23 ID:foe04JRH
俺はしばらく親父の仕事を見学したり、あちこち探検したりしていた。そんな時
「何やってるんすか桶屋さん〜!もう4回も5回も言ったでしょ〜?同じ事何回言わせる気っすか〜!?」
と、怒鳴り声がするので声のするほうに行くと親父が安藤に怒られていた。
何やらミスってしまったらしい。親父は安藤にクドクドと何か言われている様だった。
正直、親父が怒られている姿を見るのはツライ、自分が言われるほうが何倍もマシだ。
しかもこの安藤という男、物の言い方がキツい。ミスは絶対に許されない性格のようだ。親父のストレスの原因はコイツだな
よく見ると色々な人を怒鳴り散らしていた、「仕事の鬼」とも取れたが。
しかし「そんなふうに言わなくてもいいだろ」とマジで怒りが込み上げる。2ちゃんで晒すぞてめぇ
ドラゴンボールで悟飯が「お父さんをいじめるな〜!」と、かなうはずもないラディッツに飛び掛っていった
気持ちがよくわかる。
しかし、俺が「お父さんをいじめるな〜!」と同じように向かって行った所で、多分親父にボコられるハメになるw
とにかく今は耐えねばならない時期だ。
58 :
(有)okeyaカンパニー:02/11/23 15:25 ID:b+k1VWi8
チョト説明がdだので正確な相関図を書く。
N社(伯父が役員を務める会社本体。)
↓
K社(N社の子会社、俺と親父はここに通っている。N社の敷地内にあり、安藤はここの社員。)
↓
「(有)okeyaカンパニー」(親父の会社。)
伯父の会社の下請け、と上で書いたが実はその間に会社がもう1枚噛んでいる。親父はこの会社から仕事を引き継ぐ。
なぜ俺たちがこの「K社」で歓迎されないかと言うと、単純な話で仕事を横取りする形になったからだ。
「K社」の1部門として独立させて、仕事を継続させていく案もあったらしいが母体である「N社」に蹴られたらしい。
しかもだれが蹴ったって俺の伯父w 「K社」には親父が仕事を奪う替わりに新しい仕事が待っている。
だから、決して売り上げが減る話ではないのだが当然おもしろくはないだろう。それぐらいは俺にもわかる
ただ、どうして「K社」にそのまま仕事を続けさせないのかは俺にはわからない。親父も詳しくは知らない、と言った。
やはり上の人間にしか分からない色々なしがらみや都合がある、という事だけは分かったが
だから「okeyaカンパニー」のことを知っている「K社」の一部の人間は、親父が妬ましいだろうし、
出向でウチに来てくれることになる作業員たちは、通勤距離が片道20kmも多くなることとなれば不満は募るだろう。
作業員たちには親父が、「桶屋さんは今度仕事場を移転する時の責任者になってもらう。」と伝えられているから
「仕事もロクにしらないポッと出のオッサソが責任者?親戚のコネでラッキーな思いしやがってコラ。」
ぐらいに思われている事だろう。事実、俺たちへの風当たりはそうとう強い。
59 :
ポチ:02/11/27 21:21 ID:Welkhcff
保守カキコ。
ふすまの隙間から覗くように見させてもらってる。
隣の部屋ではピヨピヨピヨピヨ・・。
もしかしたら失礼な言い方かもしれないが、
この板で普通に行われている「相談−返答」のやりとりよりも
俺にとっては得るものが大きい。
ささやかながら応援している。
61 :
桶屋:02/11/28 23:40 ID:QosVDOor
>>59 読んでくれてどうもありがと。今の所レスは週末だけなのです(泣
なにぶん帰るのが遅くて・・・ しかし書き込み頑張りますんで。
>>60 ズリちゃんにはむちゅかしい話だから来ちゃだめでちゅよw
62 :
ポチ:02/12/04 03:01 ID:clvGKcaV
保守カキコ。
続き、待ってんぞ。
昨日はありがとうございました(^^)
自分を生み育ててくれた父親に感謝してます。
たまには書かんとdat落ちするぞ。
おもろい。続き楽しみにしてます
保守sage
仕事がむばってくださいね〜♪
どうもお久しぶりです。どうでしょうか?
お元気でしょうか?私に対して反応して下さり、それもまた
かばう事、同意見みたいな事を話してくれ感謝してます。
今後もよろしく御願いします。
----------------------
ここを見ておられる方々へ。作者へ励ます言葉を言うのは
一度にして何度も言うのは作者に対して脅迫しているとしか
とられかねない難しい言葉ですよ。よく考えの末、書き込んで
みては?私が彼ならそう感ずる時もたまにはあると言っておきます。
まぁ私がこんな事を言えば叩かれるでしょうがね。
でも言いたい事は言っときます。
>>68 そゆつもりはなかったんですけどね(^^;
単純に、dat落ちを阻止したかっただけです。
>69
もちろんそのへんの話は理解できます。けど彼の事を
思うならそっとして.....。
俺が言いたいのはあんまりほっといたら落ちるぞとか、
期待してるからはよ書けとかのプレッシャーをかけたら
それは「励まし」ではなく「脅迫だ」ということを
言いたかっただけです。
71 :
ポチ:02/12/19 01:05 ID:ZPQw4bt/
俺は天邪鬼だから、”そっとして”と皆が言っているという事を、自分が知ってしまうのが一番辛い。
なので、それを本人にわざわざ告げる奴は優しさの押し売りだと感じてしまう。
励ましだろうが強迫だろうが、そこから見えるモノもあるだろうよ。
書きたきゃ書けばいい。
止めたければ止めればいい。
何で書いてるんだろうな。
× それは「励まし」ではなく「脅迫だ」ということを
言いたかっただけです。
○ それは「励まし」のつもりでも「脅迫」に感じられる可能性があると
言いたかっただけです。
けど彼の事を思うならそっとして.....。
これは当事者が決める事であり外野の台詞じゃないと思われるね(^-^;
どうしていくは本人次第だというのは変わらないんだしね
この後を話したいなら別スレが適当かと思います
>72
すみません。その通りです。もうしません。
ふむ
>72 これは最後にしますのでお許しを。
私はあなたのようにやわらかく、オブラートに包むような表現を
する事ができません。ですから誤解されているようだと自分でも
感じてます。ストレートに書いてしまうため誤解が生まれると
思います。
私は文章の表現がへたくそですから今までもこうなってしまって
いると思ってください。今後もその可能性はあります。
あなたのように私はなりたい。けれどなれないというか出来ない。
気分よくないことも言い兼ねませんがどうか
見守って?ください。
スレをメンテする責任は基本的に1にあるのだし、
>>63から
>>67まで5日、3日、3日、3日の間隔があることを鑑みれば
落ちる懸念とか反応の待ちのコメントなどに問題があるとは思えないがね。
つうか、システムのことをよく知らずに他人の批判などするものではないよ。
俺はこういう人間だからって言われても、それがどーしたってのが此処の世界だし。
つうか、このスレ立てたの俺じゃん。
そんとき、駄スレにはしないって言質もらったよなあ。
ここまで言えば脅迫になりますw
---------------
| |
| お |
| と |
| し |
| だ |
| ま |
| |
| 百萬圓 |
---------------
お年玉、プレゼント。
落ちちゃうよ
80 :
あ:03/01/13 17:11 ID:sdg6y1eD
あ
81 :
:03/01/13 19:36 ID:Ndbto1ok
しょうがねえなあ。保守ぅぅぅ。
すまん。もう・・・落としてくれ・・・いつか必ず続き書くから・・・ おながいしますおながいします。
83 :
:03/01/14 02:53 ID:E+ORJQ5p
age
84 :
:03/01/14 07:05 ID:ot4xfE2M
全部読んだんだけどかなり面白いね、このスレ。
しかし11/28からずっと止まってるね・・・何か問題起きちゃったのかな?
>84
仕事が忙しいから書く時間がないのだから許して
あげてください。しばらくそっとしておいて。
86 :
:03/01/15 05:48 ID:TRkA3K9b
h
87 :
:03/01/17 10:27 ID:+HrNTTTs
>>82 そこまで言われると・・・
ものすごい勢いで保守するスレのスタートです。。
保守。
88 :
桶屋:03/01/18 02:51 ID:dPIRFrHH
>>87 お前は一体誰なんだーw 続きが聞きたけりゃ電話して来い。↑メール欄
89 :
桶屋:03/01/18 02:53 ID:dPIRFrHH
やば・・・ミスった。 まーいっか
90 :
桶屋:03/01/18 03:00 ID:dPIRFrHH
>>87 つーかお前みかかの回しもんなんだろ?
料金ちゃんとはらってるぞ。カエレ
91 :
桶屋:03/01/18 03:05 ID:dPIRFrHH
非通知は取らないぞ。
まー・・・これが俺の特注だw 激しい1行レスですいません。
つーか
>>88の名前欄が「死のう?」でもおかしくない文章だな。うん
92 :
87:03/01/19 07:28 ID:9c+uRxdz
いーから1週間に1度でいーから続き書け。
・・・このさぼリーマンが。。
書く気になるまで保守してやる。。
93 :
山崎渉:03/01/19 21:24 ID:YXPjMb7d
(^^)
94 :
桶屋:03/01/20 20:54 ID:yZ6+QWhX
1日1レス目標にがんがります。
95 :
(有)okeyaカンパニー:03/01/20 20:55 ID:yZ6+QWhX
次の日から本格的に俺のやるべき仕事を習うことになった。
俺に与えられた仕事・・・それははっきり言って肉体労働である。
フォークリフトを乗り回し親会社より搬入されてくる製品を荷揃えし、積み込み可能状態にしておく事。
正直この製品の重さがはんぱじゃない。
ボールペンより重いものを持って仕事をしたことのない俺にとっては相当な重労働w
それを何十品目、何百個と持たねばならない。俺はマジで内心ガクガクブルブルだった。
その上フォークリフトなど触ったことすらない。試しに恐る恐る乗ってみたが・・・正直先が思いやられたw
冬だというのに汗だくになりながらその日は無我夢中で働いた・・・
たった1日で俺はヘトヘトになり、次の日の朝は全身筋肉痛で歩くのがやっとの状態だった。
運動などろくにしてなかった体には拷問である。
ただ不思議と「ツラい」だの「苦しい」だのといった思いはなかった。
めんどくさいことからいつも逃げていた俺の心が少し、ほんの少し成長したのだろう。
1ヶ月もすれば、リフトの運転にも仕事にも多少は慣れて俺はある程度のことは一人で出来るようになった。
体の筋肉痛もなくなり、少し太くなったような腕を鏡で見て喜んじゃったりなんかもしてた。
ただ、朝方寝ているときにいきなりふくらはぎがツって絶叫し、嫁に気でも狂ったのかと心配されたりもしたがw
リフトって操舵輪が後ろだから、慣れるまで難しいよね。
97 :
(有)okeyaカンパニー:03/01/20 21:23 ID:yZ6+QWhX
親父はあいかわらず安藤によく怒鳴られていた。何か見つけては親父にグチグチ言ってる安藤を見て、
「あぁ、こいつはよっぽど親父の事が邪魔なんだな。」
と俺は思った。実際安藤は俺の伯父の事を嫌っているしw
ましてや自分がいままで築き上げてきたものを横取りしていくのだから、それも伯父の弟が
実際問題、伯父と親父が他人の関係であるのならばそこまで酷い扱いはされてないだろう。
血を分けた兄弟であることの恩恵は計り知れなく大きいが、それに伴う数々の邪魔や妬みもまた大きいのだ。
俺は安藤に怒られてヘコんでいる親父を見るのが何よりもツラかった。ぶっちゃけ俺が泣きそうだった。
ある日の帰り際、週末だったので実家に少し上がり親父と話をした。俺は親父に発破をかけるつもりで
「色々邪魔もあって大変だけど、頑張ろうね。俺も順調に仕事覚えてるからさ」
と言った。すると親父が
「俺は何を言われようが別にかまわん。第一、俺がこのくらいのことでヘコたれるような人間だと思うか?
皆がお前をかわいがってくれてるだけでありがたい、今は自分の仕事にだけ集中して頑張ってくれな。」
実際俺は皆にかわいがってもらっていた。不思議と何の風当たりもなかった。
親父が盾となり、俺を守ってくれているからだろう。
おかげで俺は自分の事に関しては何の心配もなく仕事にだけ集中し、メキメキとありとあらゆる事を吸収している。
親父の言葉で俺はふっきれた。親父のゆるぎない信念を再確認することができたから。
吠えたいヤツは吠えておけばいい。俺と親父は、お前たちとは見ているものも進むべき所も違うのだ。
98 :
:03/01/20 21:24 ID:WrBB7lcf
なんか人生相談板って・・・・
99 :
桶屋:03/01/20 21:24 ID:yZ6+QWhX
>>96 その場で360度回転出来ちゃったりするのだ。慣れると楽しいyo
新しいことを覚えている時というのは時間がたつのも早いもので、
ふと気付けばもはや12月に入って1週間が立とうとしていた。
12月末にはいよいよ待ちに待った移転である。
「K社」のヤツらともおさらばだ。一部の人間は一緒に行くが
と、同時に今年いっぱいで親父も俺も外注作業員としての契約は終了し
正式に「K社」とは会社対会社の取引契約がスタートする。
しかし一向にその話が耳に入ってこない。
そろそろ単価やらなんやらの取引条件を決める事になってもおかしくないのだが
まさか来年もこのまま外注作業員として働かねばならないのか、
「okeyaカンパニー」にまだまだ仕事をまかせるわけにはいかないと、上が渋っているのではないか
と、俺は一人で勝手に不安を膨らませていた。
そんなこんなで俺が一人でいっぱいいっぱいになっているところへ、伯父がやってきた。
手招きして俺を呼ぶ。トコトコついていくと親父が先に待っていた。伯父が口を開く、
「取引条件が決まったから説明しておく。よく聞いて置けよ。」
なんと伯父は「K社」との全ての取引内容をすでに決定していた。
親父も知らなかった事だ。一体いつの間に・・・
「お前たちは今は現場だけに集中すればいい。
悪いようにはなってないから・・・というか当初の話よりかなりいい条件になったぞ。」
そして伯父が俺たちに説明してくれた内容は以下の通り。
@「K社」は「okeyaカンパニー」に対してあらかじめ予定してあった業務の全権を1月1日をもって移行する。
A新たなる必要人員の確保は、これを「okeyaカンパニー」に一任する。必要とあれば「K社」より出向要員を配置する。
B6月、約半年後に現在移行予定の業務に加え、さらなる新規事業を「okeyaカンパニー」に投入する。
C業務移行に伴い、「K社」よりすでに必要人員として「okeyaカンパニー」へ出向決定済みの人員は
これを半年以内に全員撤退させ、完全に「okeyaカンパニー」独自の運営とさせる。
以上
というような内容だった。
102 :
(有)okeyaカンパニー:03/01/21 20:58 ID:bqbcnisK
俺も親父も狂喜乱舞した。何故かと言えば
もともとの話では業務の移行自体は決定されていたが、人員については「K社」の社員を使え、という話だった。
それを「okeyaカンパニー」の好きにして結構ですよ、というのだ。人件費の大幅な削減が可能となる。
更には半年後に「K社」の出向社員の全員が撤退するという。
全ての運営が「okeyaカンパニー」の独断で可能となるのだ。目の上のたんこぶである「K社」のヤツらとも
その時点で完全にさようならだ。色々制約が厳しいはずだった当初の話に比べてこれで一気に花開く。
そして何よりの収穫、これまた半年後に控えた新規業務の確保。
当初俺自身はこの「okeyaカンパニー」に、まだまだ携わる人間ではなかった。
ひょんなきっかけから話が舞い込み、たまたま参加することになっただけであるのだが
俺の将来性を見越して、「K社」の上役がこの新規事業の早期投入を決定した、と伯父は言った。
なんともうれしい話である。俺が少しでも親父の役にたったと思うとうれしさと感謝で胸がいっぱいだった。
そしてこの新規事業の収益はハンパな額ではない。
現在、「K社」は外注の形でこの仕事を別会社に任せているが月商200万円の収益を上げている。
うちの会社に回ってくればおそらくは「okeyaカンパニー」の中核はこの仕事になる。
努力が、こうもはっきりと目に見える形で実ることなんてなかなか味わうことはないだろう。
「やりがい」とか「生きがい」なんてものを超越している、もっとすごい何か。
俺は・・・その日興奮して遅くまで眠れなかった。
103 :
山崎渉:
(^^;