マクドナルドのインチキ食育サイトを痛烈に批判してます
マクドナルドスローフードCM 食育サイトも!
日本の伝統的な食文化を壊した張本人
農業、文化の視点 ひとかけらもない
家庭栄養研究会の蓮尾隆子さんは「意外にも、食品業界は、
すばやく食育に取り組む姿勢を明らかにして」きたと指摘。
しかしこれは、日本人の胃袋を米食から
パン食へと変えることがねらいで、まさに食品産業のための
「ビジネス化した食育」でした。そこには、食を通じた農業への視点、
食文化といったものがひとかけらもありません。
その証拠にマクドナルドの「安心素材が商品になるまで」というサイトでは、
加工や配送を通して店頭に出るまでの過程は示していても、
だれがどこで作ったのか、まったくわかりません。
またスローフード運動とはそもそも“ファストフード”
“ファストライフ”という「全世界的狂気に立ち向かう」
(スローフード協会の「スローフード宣言」)立場で生まれた運動です。
スローフード運動を日本で最初に紹介したノンフィクション作家の島村菜津さんは
「『スロー』の言葉の意味が十分に消化されることなくはんらんしている」
と危ぐします。
そもそも、種イモを植えてからジャガイモが収穫できるまで四〜五カ月かかるのも、
子牛を農家が二〜三年、丹精込めて育てて牛肉を作るのも、
いわば当たり前の話。だからファストフードも「スローにつくられている」というのは、
スローフード運動を愚ろうするものにほかなりません。
http://www.nouminren.ne.jp/dat/200509/2005092601.htm