「20ヶ月齢未満、検出困難」を明記せず−食品安全委員会プリオン専門調査会−
http://www.nissyoku.co.jp/bse/ 日本食糧新聞
食品安全委員会プリオン専門調査会(座長=吉川泰弘・東京大学大学院
農学生命科学研究科教授)は6日午前10時30分から3時間以上にわたって、
国内対策検証の中間報告案を検討した。報告案には‘20ヶ月齢以下の
感染牛を現在の検出感度の検査法によって発見することは困難’が明記
されていたが、委員が数字が一人歩きする点を指摘、また事実の記述のみ
に終始すべきの意見も出て削除となった。“21ヶ月齢か23ヶ月齢の牛での
異常プリオンタンパクが他の感染牛に比べて、500分の1〜1000分の1と
微量”などの記述にとどまる。吉川座長は「月齢では切れない」と会合後
の記者会見で述べている。座長は修正した文書を中間報告として食品安全
委員会に提出する予定だが、期日が9日になるか16日になるか未定。月齢
の明記を期待していた厚労省と農水省は中間報告が正式に出てから対策を
検討する。(9月6日15:40)