85 :
ななしじゃにー:
【2008年:仲良し嫌いな俺・演技を語る俺】
●+act.15 インタビュー[未完成の美学]
インタビュア:どういう人を信用できるって判断するんですか?
松本:俺は仕事をしてるから、仕事をしてる俺に対しては仕事で返してもらえないと。
どんな人でも仕事が出来れば許せてしまう…みたいなところはあるかな。
インタビュア:自分の物差しで「この人は仕事出来るな」って思う瞬間があるって事?
松本:そうなのかな。それ位見えちゃってるかも(笑)。
インタビュア:相当シビアだよね、そこは。
松本:そうだね…うん。だって、仕事しに来てるのに、仕事以外の事を考えてたら嫌でしょ?
いや、みんなで仲良くやるのとかいいと思うし、それこそ嵐って凄く現場の空気いいからさ。
そういうのって凄く大事だと思うけど…でもさ、それだけじゃないから。
じゃあ、人がよくて仕事出来ないのは、少々目をつぶりましょうよって言ってる訳にはいかないじゃない。
86 :
ななしじゃにー:2014/05/17(土) 01:29:44.16 ID:8PJ3Ionr0
(続き)
インタビュア:そこでやっと?
松本:これ文字にしたら、相当ひどい話だよね。
インタビュア:そんな事ないよ。
松本:でも、そうだなぁ。嵐に付いてくれる新しいマネージャーとかに、俺が比較的厳しいって言われるのね。
それは、多分そういう理由。いいんだよ、別に。それはそれでね。
みんな、ウチ(嵐)のほかの連中はあんな感じだし、ていうか、それは多分普通だろうから。
仕事は楽しく始めたほうが長続きする。
インタビュア:だからって松本潤は冷たい人かっていうと違うでしょ。
松本:別にいいんですよ、そんな事は。わからないな。
俺はそういう風に思っちゃうから。そこは。
馴れなれしく、よろしくね、前は何してたの?、どこに住んでるの?とかあんまり興味ないかな(笑)。
87 :
ななしじゃにー:2014/05/17(土) 01:30:33.64 ID:8PJ3Ionr0
松本:台本を暗記することは別にここに来てからやらなくても出来るという事を、蜷○さんはよく言ってて。
蜷○さんが自分の言葉で言うのは「ほかの連中のやってる稽古より、ひとつ上のレベルから始まれる稽古だろ」
俺は、それを舞台『白夜の女騎士』をやった時に言われたんだけど。
インタビュア:松本君も、最初からそのレベルでやりたいんだ。
松本:そう。そのスタンスで普段もいたいんだよ俺は。それが普通なの。
インタビュア:最初のレベルが高いんだ。仕事の面でね?
松本:そうそうそう。
インタビュア:演じる時は、役を自分に引き寄せる?それとも、自分を役に預けるイメージ?
松本:うんまあ。役によって違うかな。時と場合によるんだけど、
なんだろうな?ここに(後頭部から10センチ程後ろに離れた付近を指す)目があるんだよね。
インタビュア:演じてる時にですか?
松本:そう。
インタビュア:真上でも俯瞰でもなく?
松本:自分のうしろから、自分を見てる。役である自分がどこを見てるか、ていうのは、
その時の芝居とか感情によって、見てる視界も視点も全然違うんだけど。
普段の自分と同じ視界を持ってる目が、後ろにいる。
時と場合によるけど。すっごい感情で芝居する時とかはいないけど。
(中略)
自分の目線=リアルな自分の目は、芝居をしてる役の目だから、それとは別の物がある、かな。
88 :
ななしじゃにー:2014/05/17(土) 01:31:20.23 ID:8PJ3Ionr0
インタビュア:じゃあ、人気原作を演じるプレッシャーというものも、ない?
松本:ないかな。だって、期待されてる原作だったら、その原作通りやればいいじゃん。
そのキャラクターをブレずに捉えられれば面白いじゃん。だって、面白いキャラクターなんだから(笑)。
『花より男子』に関して言えば、俺は原作を読んだ事があったし、ドラマやりますっていう上で漫画を読んだ時に、
道明寺司はこういうキャラクターで、花沢類はこういうキャラクターで…っていうのを見たから。
だから、考えると凄い面白いんだけど…例えば俺が花沢類を演じてたら、今の俺はどうなってただろうな?って(笑)。
俺、今となっては(小栗)旬の類のイメージしかないから。やっぱり。
俺が花沢類を演って、旬が司を演ってたらどうなったんだろうなぁって。
インタビュア:まるで想像出来ない…(笑)。
松本:もう形成されちゃってるからね、キャラクターが。でも、その状態でやったら、それはそれでしっくりきてるはずなんだよ。
俺もイケメンブームに乗れたはずなんだけどなぁ(笑)。