トリップ大丈夫でしょうか…
では早速ですがバトロワ開始させていただきますです。
短期集中でマターリマターリやっていく予定でつ。
1.井ノ原快彦 8.長瀬智也
2.岡田准一 9.長野博
3.国分太一 10.松岡昌宏
4.坂本昌行 11.三宅健
5.城島茂 12.森田剛
6.堂本光一 13.山口達也
7.堂本剛
〔AM8:48 島中央部学校内〕
話し声が聞こえたような気がして、長瀬智也は目を開けた。
そこは知っているようで知らない空間。見た事はあるけど知らない場所。
場所名を挙げるとすれば―学校、それも教室の中。
どうして自分がそのような場所にいるのか、見当もつかなかった。
「みなさん、お目覚めのようですね」
覚醒したばかりで状況を飲み込めていない長瀬だが、声の聞こえた方に目をやる。
そこには後輩グループ・嵐の5人が立っていた。
「……どういうことだよ?」
「どうして俺達こんなとこにいるんだ!」
「なんで首輪なんてつけられてんだ!説明しろよ!」
坂本、井ノ原、国分が食ってかかりそうな勢いで捲くし立てる。
だがそんな3人を二宮は鬱陶しそうな瞳で見ていた。
いや、『見下している』というのが正しいだろう。
「先輩方、J-FRIENDSをやってますよね。それも今年で終わり…
解散する前に大きなことをしたらどうだ、とジャニーさんから話があったんです」
二宮の横で淡々と述べる桜井。その表情からはどんな感情も読み取れない。
「そこで僕達は提案したんです。J-FRIENDSのラストを飾る大きな企画・殺人ゲームをね」
『殺人』という単語が桜井の口から飛び出た瞬間、室内の空気が変わった。
一瞬の静寂があたりを包んだかと思うと、次の瞬間にはどよめきたつ。
それを静めたのは乾いた音だった。
「静かにしてくださいよ」
そう言い放つ松本の手には黒光りする物体、拳銃。
先ほどの音はこれから発せられたものらしく、銃口からは煙が漂っていた。
「……話を続けますね」
ざわめきがおさまったのを確認すると13人ひとりひとりを眺めながら話し出す。
「ルールは簡単です。制限時間内に殺し合いをして一人の勝者を決めるだけ。……面白そうでしょう?」
「ふざけんじゃねえよ!」
怒声とともに井ノ原が立ち上がる。
「なにが『面白そう』だ?人の命かかってんだぞ。お前ら、人の命を何だとおもってんだ?!」
そのまま桜井に掴みかかろうとするが、それを妨げたのは銃声だった。
銃弾は井ノ原の左肩を貫く。それと同時にその体は床に崩れ落ちる。
撃ったのは二宮。彼は床にうずくまってる井ノ原の肩を踏みにじった。
苦痛に顔をゆがめる井ノ原を尻目に二宮は抑揚のない声で言う。
「参加する・しないの権利、あんた達にはないんだよ。全員強制参加。当然だろう?」
「それでも参加しないというなら……ここで死んでもらいますけど」
さも当然と言わんばかりの口調で松本が付け加える。
「ではルールを発表したいと思います」
静まり返った室内に桜井の声と苦痛に耐える井ノ原のうめくような声だけが響いた。
〔AM9:28 島中央部森の中〕
「どうしてこんなことになったのかなぁ…」
森の中を力なく歩くのは三宅健。
彼は30分弱前の出来事を思い返してはため息と武者震いを繰り返していた。
あまりに非現実的すぎていて、馬鹿げていて…夢だと信じたい出来事を。
〔AM8:56 島中央部学校内〕
「制限時間は一日。それまでに勝者を決めないとみなさんの首に取り付けられた爆弾が爆発します」
そう言われて嵐を除く全員が初めて自分の首に取り付けられた首輪のようなものに気付く。
「それから6時間ごとに死亡者と立ち入り禁止区域の発表をします。そこに入っても首輪は爆発しますので、気をつけてください」
「みなさんには荷物が与えられます。その中には食糧と色々な『道具』が入っています。狩る側になるか狩られる側になるかは運次第…です」
さも楽しげな表情で松本が続けた。
ゲームの開始を望んでいるような笑顔。
−普通じゃない…−
長瀬はでかかった言葉をどうにか飲み込む。
それを発したら自分もまた、井ノ原のようになってしまうような気がして。
「では7時になったら井ノ原君から出てください。後の人は呼ばれたらその都度出るように。……いいですか?」
その問いかけに答えるものは誰一人として存在しなかった。
それは桜井もわかっていたようで。薄ら笑いを浮かべて言葉を紡ぐ。
「では時間まで仲良く話していていいですよ。そして思う存分楽しんでください。最後の会話をね…」
そしてゲームは始まった。
【残り13人】
はじまったようでつね。
計画さん、がんがってー。
改行多すぎだゴルァ!と言われて改行削ってました コレナラブンカツシレバヨカタ…
今日はここまでですが、ちまちま書いていくのでよろしくおねがいしまつ。
「ここはこうしろや!」等の意見がございましたらなんなりと。
……というか意見くださいです…
それからあらち担の方にお尋ねしたいのですが。
口調を勉強するには冠番組見ればよろしいのでしょうか?
おお、続々新作嬉しいでつ。
それぞれ趣きが違って楽しみ。計画さんがんがれ。
おお、Jフレバージョンというのも新しいね。
楽しみにしてます。
Jフレいいでつね、13人という人数が疲れなくて(覚えるのに)。
おぉ、またまた新作が!
13人でJフレヴァージョンというのは新鮮だ。
これからの展開、楽しみにしてまつ。
ガンガッテー。
〔AM9:11 島中央部森の中〕
適当な場所を見つけ、岡田は荷物を降ろした。
「イノッチ、大丈夫やろか…」
井ノ原が出て行った丁度1分後に教室を出た。
しかし外に出たとき、井ノ原の姿はどこにもなかった。
「イノッチも心配やけど、まずは自分の心配したほうがいいかもな…」
がさがさと荷物を漁る。すると中から出てきたのは黒い塊―拳銃だった。
「……こんなもの、持ちたくないけど…」
手にとってみるとずしりと重い。そして冷たい。
装弾数は10発、予備の弾はない。
「こんなもの、いらへん…」
「なら俺にくれないか?」
背後からかかってきた声に岡田は即座に反応した。
それは忘れるはずもない、仲間のもの。
〔AM8:57 島中央部学校内〕
TOKIOのメンバーが集まって何かを話している。
三宅は遠巻きにそれを眺めつつ、苦悶の表情を浮かべている井ノ原のもとへと駆け寄った。
「井ノ原君、大丈夫?」
そう言いながら大きめのバンダナをとりだして傷口の上で結ぶ。
「まぁ、命に別状はないだろうって。そんなに心配するなよ〜」
いつものおちゃらけた口調で暗い顔のメンバー達を励まそうとする。
「どっちにしろ、死ぬんだし。手当てしようが関係ないんじゃねーか?」
ぽつり、とやる気のない声で言うのは森田。
彼は暇を持て余しているという感じで窓から見える景色を眺めている。
「ゴウ、何てこと言うんだよ!」
「でも事実だろ?ま、『最後の一人』になるつもりなら別だけど」
部屋の空気が変わった事を感じ取った三宅は森田に注意をするが、逆に丸め込まれてしまう。
それから沈黙が支配した数分間は何十分にも何時間にも思えるほどだった。
「……時間ですね。じゃあ井ノ原君、相葉ちゃんから荷物を受け取ってから部屋を出てください」
静まり返った部屋に、二宮の声が凛と響いた。
まるで残りの命のカウントダウンのように。
〔AM9:14 島中央部森の中〕
「坂本君…?」
呟いて振り返る岡田の顔にサブマシンガンの弾が打ち込まれる。
それは彼が悲鳴をあげる暇も与えないほどだった。
弾を撃ち尽くしたところで坂本は片手にサブマシンガンを抱えたまま、頭部の崩れた死体を見下ろす。
「よかったよ。お前がオレ以外の連中に殺されていなくて…」
口の端をわずかにあげ、岡田の荷物から拳銃だけを持ち出す。
そして安全装置がかかっていることを確認して懐にしまった。
「さぁて、愛しい仲間を狩りに行くとするか……」
こみ上げてくる笑いを押し殺しつつ、坂本は次の『獲物』を探しに出かけようとする。
−がさがさがさ…−
ふと、真横の繁みが動いた。
だが対して反応するわけでもなく、彼は歩き出した。
〔同時刻 島中央部学校内〕
狭い室内に銃声が響く。
しかしここで鳴らされたものではない。
「もう一人死んだのか。出だしは好調と考えてもいいみたいだな」
手元のスイッチを操作しながら桜井が言う。
「まさか同じグループの人間に殺されるなんて、な。悲劇…いや、喜劇か?」
「J-FRIENDS自体も同じグループって考えてもいいと思うけど…」
心底楽しそうな松本に、相葉はペットボトルを渡す。
「大して変わらないって。あ、オレにも水頂戴」
「はい、これ。こっちは翔君の分だから」
二宮にペットボトルを2本渡すと、相葉は大野を顧みる。
「大野君もいるよね?」
気難しい顔でうなずく大野に相葉はペットボトルを渡した。
そして小さく、大野にしか届かない声で呟いた。
「これからどうなるんだろうね…」
【残り12人】
今回はここまでです。
番号の間違い、ブルーベリーにまみれて逝ってきますです…
関西弁が変だとかあらちの言葉遣いとか…怪しいです、はい…
変な部分があったらご指摘お願いします。
ああ、ブランクを感じる今日この頃…
何様が…何様が…っ!!
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
計画さん乙です!
漏れはあらち担なのですがドキドキでつ。
最後のひらの言葉が気になる・・・
これからの展開楽しみにしてまつ!
計画さん、乙彼様です。
新作はJフレ13人ですか。新鮮で面白そうです。
何様こえ〜。担ではないが、自Gなだけに今後の彼の動きは禿しく気になる。
凸…アーメン。
Jフレヲタとしては、笑えないシチュエーションで
最高でつ
続きがんがってください
〔AM9:20 島中央部森の中〕
森の中を歩く人影。
その手にはしっかりと拳銃が握られている。
だが、彼にはそれを使用するつもりなど毛頭ない。
先ほど聞こえた銃声に驚いて念のために持っているだけだった。
「銃声がしたってことは誰かが使ったんだよな。やだな〜、撃たれたくないよ…」
などとのんきなことを言うのは長瀬智也。
「誰かいないかな。できれば太一君か光一に会いたいけど」
危機感の全く感じられない口調だが、その体は恐怖でわずかに震えている。やはり一人で行動するのは心細いらしい。
しばらくひとりでびくびくしながら歩いている。その足どりは重い。
「……長瀬?」
すると突然、背後から声が聞こえた。長瀬は慌てて振り向くと銃を構える。
しかし、声の主は攻撃をしかける様子もなく彼に近づいていく。
「……だ、誰っすか?」
問いかけにも答えることなく足音だけが近くなってくる。
そして2人を隔てていた草木がなくなり、対面を果たす。
「あ、長野君…?それなら早く言ってくださいよ〜」
声の主が判明すると長瀬は銃を降ろす。それを見た長野は思わず笑みをこぼした。
「何がおかしいんですか?」
「いや、ね。戦う気がないならどうしてそんなものを持っているのかな、って思って」
「あ、これはなんというか…」
慌てて拳銃をしまう動作を眺めつつ、長野は一言呟く。
「でもさ、そんなに簡単に人を信じていいのかな?」
〔AM9:30 島南東部草原〕
学校から離れた草原。少し高い場所にあるらしく、わずかではあるが海を見つけることができる。
森田は当てもなく歩き、この草原に辿り着いた。
辺りに人の気配がないことを確認すると適当な場所に腰をおろした。
「あ〜……めんどくせぇ…」
荷物を降ろし、中の確認を始める。
中身を見ながらここに来るまでのことを思い出していた。
「確かJ-FRIENDSの番組だって言われて…ロケバスに乗ったんだよな。……そのあと眠くなって…。ま、どうでもいいか」
ぶつぶつと呟きながら興味なさそうに荷物を漁る彼の手がふととまった。
「……なんだ、これ?」
彼の目にとまったのは大きな箱。しかし、それは武器ではない。
「ペットフード………ふざけてんじゃねえよ!」
忌々しげに叫んで、箱をたたきつける。
しかし、投げつけたそれをしばし食い入るように眺める。そして
「…非常食にはなるだろ…」
ペットフードの箱をいそいそと拾い、荷物へ入れた。
「……………」
森田の一連の動作をじっと見つめている影に、彼はまだ気付かずにいた。
【残り12人】
今回は短めです。サボり気味ですみません…
かなり亀レスで恐縮ですが。
ハンター何様の反響があって嬉しい限りです。
同時に凸の冥福を祈りますです…
個人的にはあらちが書きたかったりですが(w
Jフレ終了記念でこんなものを書いているヲタをお許しください…
おっと久しぶりに覗いたら進んでますね。
もしや博様、何様に続きやる気キャラ?
彼がやる気なのはひどく恐ろしいです(藁
そして番長、一応ペットフードとっておくんですね(藁
番長を見張ってるのは誰なんだ?!
マイペースにがんがって下さい。
Jフレ解散の年にこんな話を読むのも、ある意味いい思い出になりそう…(藁
絶対に悲しい〜〜お知らせですね〜〜。私も、此間初めて知りましたよ〜〜。
計画さすごく(・∀・)イイ!
早く続きが読みたいでつ。
自担が出てくるのを心待ちにしてまつ。
保守
お久し振りの計画です(コソ
保守ありがとうございます(コソコソ
続きは土曜までには上げたいと思いますです…
ではではこれにて…(コソコソコソ
Jフレ解散までには完結目指しますですので。
計画さんお待ちしております。
続きが気になる木。
〔AM9:40 島南東部草原〕
どこに行くわけでもなく、荷物の整理が終わるや否や寝転がって早10分弱。
ようやく森田は自分に向けられている視線に気がついた。
「ったく、誰だよ…」
面倒くさそうに呟くが、体を起こそうとはしない。
「殺すなら殺せっつーの」
与えられた荷物を見て、自分は狩るほうではなく狩られるほうにまわされた、と考えた。
ペットフードの他に出てきたのは催涙スプレー。
他人の武器を奪ってなおかつ命を奪うのはたやすいかもしれない。しかもお人好しな人物を狙えば、それが成功する確率はさらに高まるだろう。
だが、彼はその選択肢を自ら放棄した。
−ひとりだけ生き残っても、そんなのつまんねえだろ?−
つまらない。
何がつまらないのかは森田自身もわからない。
わからないが、無性にそう感じてしまう。
「わけわかんねえんだよ…」
何に対してか。
自分を狙っている視線か、あるいは自分の考えか。
とかく、わからない。そして気に入らない。
「で、何のつもりだ?オレに何の用があるんだよ」
立ち上がり、気配のする繁みの前に立つ。
勇敢と言うか愚かと言うか。
自分以外が敵か味方なのかわからないこの状況では、森田の行動は恐らく後者だろう。
だが、視線の主は声をあげない。それどころか姿すら現そうとしない。
苛立ち、森田は繁みを蹴り飛ばす。
するとその隙間を縫って、白い影が飛び出してきた。
「………なんだよ、お前…」
唖然とする彼を前にして、それはきょとんと首をかしげる。
「……もしかして…お前がオレをつけてたのか?」
またもやそれは首をかしげる。
「………オレについてきてもいい事ないぞ。それでもいいのか?」
すると次は鼻をひくひくさせる。どうやら肯定の意らしい。
「…物好きな奴。とりあえずこれ食えよ。お前用のだろ?」
森田はペットフードをとりだして地面にばら撒いた。
それ−ウサギは美味しそうに餌を食べている。
「……こんなとこで油売ってていいのかよ…」
脱力感に狩られながら、大きく肩を落としため息をついた。
【残り12人】
えと…これが今年最後の更新になりそうです。
本当に申し訳ないです…
完結させる気は十分あるのでマターリお待ちください。
それではみなさま、良い年を。
ちと寂しいでつが年明け更新楽しみにしてまつ。
計画さんも、良いお年を。
番長の行動が意外すぎてビツクリでつ。
てっきり何様みたくハンターになるかと思ったのに…。
来年まで続きが読めないのは寂しいですが、計画さん乙でした。
来年もよろしくおねがいしまつ。
そろそろホシュ
67 :
山崎渉:03/01/09 21:34 ID:HYcegSBt
(^^)
ひゃは
ほしゅほしゅ
計画さん、何だか黒い武威面が楽しいです。
また続き、楽しみにしています。
71 :
ななしじゃにー:03/02/02 02:16 ID:oYZ3fuSY
さがりすぎage
此処初めて知りました。
何様、番長の行動になにやらドキドキしつつ読ませていただきしたでつ。
計画さんこれからもガンガッテくださいー
そして…できれば…続きキボンヌ
×いただきしたでつ
○いただきましたでつ
今日まとめて読みますた、続き楽しみにしてます。
計画さん来て〜
age?
sge
78 :
ななしじゃにー:03/03/02 20:31 ID:TNasNB82
オー人事オー人事
なんでいきなりバトルロワイヤルな小説が始まってんだ?
計画ってヤシ、何考えてんの?
・・・とオモータが、読み始めたらはまってしもた(w
続きが楽しみザ。
計画さん、よろしく。
計画さん楽しみにまってまつ。