Bフレッツ総合案内所 Part31(光ファイバー)

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896ちゃんばば
>893
>RWINはMSSの整数倍にする方がいい、という話はあるんだけど、

実装でMSSの整数倍に丸められるので、細かく設定しても意味が無い。
>TCP 受信ウィンドウサイズの計算とウィンドウスケーリング (RFC 1323)
http://www.microsoft.com/japan/technet/itsolutions/network/deploy/depovg/tcpip2k.mspx のそこの項目が参考になるかも。
XPとかのデフォは12パケット。95とかは6パケット。
このあたりのデフォは元々イーサーネット用にチューニングされているので、インターネットでADSLやFTTHの環境だと64KBかスケーラーでもうちょっと増やした方が良い。

あと、あるサイトと接続してテストしても、実際にデータを速やかに送ってくるかは環境によって異なる。
「沢山送れ」と指示してもボロボロこぼすだけ。
例えば、回線が太いサーバーでチューニングしても、どこかの自宅サーバーからダウンロードする場合は、でかくし過ぎるとサーバーがいくら送信してもボロボロこぼすだけで全然効率的じゃない。
サーバー側は何度も同じパケットを送信してウンザリさせられるしね。
窓を大きくした奴だけが被害にあうのではなく、他の奴のsynに対するackパケットとかも巻き込まれてパケットロストする羽目になる。
それに、スロースタートも実装されている。徐々に大きい窓を使う様になっていて、パケットロストすると半分くらいに小さくするアルゴリズムが使われている。
窓を極端にでかくするのは他者に迷惑かけまくりになるから気を付けた方が良いと思う。
897ちゃんばば:2006/12/25(月) 01:21:12 ID:Vx9Xq1JQ
続き
ついでに、
最大の1TCPあたりの速度(理論値)は、RWIN/RTTで求められる。RTT(往復の遅延時間)はサーバーにping打てば分かるけど、このRTTの最短時間も距離から逆算出切る。
光の速度は30万km/sでファイバー中は約60%だから18万km/s。
例えば東京のサーバーに札幌からアクセスするとJR路線長で約1200kmだから、RTTは1200*2/180000=13ms程度。
窓(RWIN)が64KBならば512Kb=0.5Mbps。0.5/0.013=38Mbps。まぁ、これは理論値で実際はこの半分の20Mbpsくらいしか出ないけどね。
2本同時にダウンすれば合計40Mbps出るし、3本ならば60Mbps出る。
アメリカからダウンロードするとしても、2倍か4倍あれば十分だと思う。
サーバーの設定でスケーラーを認めない設定も出来るので、とりあえず64KBにして、無しか2倍か4倍かの範囲で考えた方が良いんじゃ?