孫正義vs小畑至弘 その2M

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642名無しさんに接続中…
>>641
著名なチップメーカー(複数)がITU-T規格に規定されたAnnexCの仕様に正しく準拠してチップを作ったところ日本で使われている
AnnexCと通信ができないことが判明した。つまり、ITU-TのAnnexC標準では規則に従い(分かり易く言うと)「右に曲がれ、左は
危険、滝壷あり、次は左に曲がれ,右には肥溜めあり」と記述してあるとしましょう。日本で使われているAnnexCは滝壷に落ち、肥
溜めに落ちる仕様となっているということです。従って正しくITU-T規格に従って作ると日本のAnnexCとは接続しない、という驚く
べきことが分かったのです。
10を超える不整合の一部分を少し技術的に言うと、CRC1とCRC5という部分あります。電話局側のモデムと宅内のモデムが通信を
確立するとき制御手順(プロトコル)に従って相互にやり取りをしますが、日本で使われている日本仕様のAnnexC ADSLはこの最初
の接続する部分でやり取りする情報すべてをデータとして計算してCRC(Cyclic Redundancy Check)の数字を算出してしまっている
ミスが存在するのです。ITU-T 標準ではプリアンブルと呼ばれる部分は除くとしている。つまり、日本の全てのAnnexC規格モデム
はITU-Tの規格外なのです。自分(日本風風味のAnnexC)は「12個のデータ送ったよ」、と相手モデムに言うと(ITU-T規格にキチン
と準拠している)相手のモデムは10個データを受け取ったので、「なぬ!12個、????」となるわけで「違うよ」と返すことに
なります。これを延々と繰り返すとつまり接続ができないことになる訳です。そこでどんな事をするかというと、日本風味のAnne
xCと合わせるためにはわざわざITU-Tの規格外の日本風AnnexCに変更し、本当は違うのだけど、まあ、NTTも使っているから真実の
仕様ではないが「長いものには巻かれておこう」という接続をするわけです。
つまり、東京テレホンクラブではなく、通信技術委員会TTCとしてITU-Tの国際規格準拠を守るべき憲法とするのが基本であること
をまず確認すること。AnnexAとAnnexCの「目くそが鼻くそを笑う」議
論とならないために、本当のITU-T規格で作るメーカーの製品とは互換性を持たない、国際基準に準拠しない、しかし普及してし
まった日本風AnnexCをどうするかと言う事をまず議論しておかねばならないでしょう。