ノイズフィルターで夢破れた野郎どものスレ

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590名無しさんに接続中…
>>575
そのフィルタのOEM元(と思われる)NT-T32NK
ttp://www.nakadenshi.co.jp/adsl.html
このフィルタやソニーのダイヤル付きフィルタはチューニングした周波数を中心としてノーマルモードの信号をカットます。
当然ADSLの信号もカットされるためリンク速度は低下します。
詳しくは >>233-239 を参照してください。
これらのフィルタの目的はリンク速度の向上ではなく通信の安定性向上(エラーやリンク切れの防止)にあります。
ADSLでは回線上に送信できる電力の合計値が決められています。
刻々と変化する多数のノイズによって何れ使えなくなるであろう帯域をあらかじめマスクしてしまうことで回線トレーニング時にそれらの帯域を避け、その分の送信電力を他の周波数帯へ割り当てることができます。

多くのノイズは一日周期で変化するので、1時間置きにモデムを再リンクさせる等をしてノイズの変化を一日分記録していきます。
スペアナを使える人はそちらの方がより確実です。
そこまでできない場合はリンク切れする度にキャリアチャートを保存し、サンプル毎にリンク切れの原因となったノイズの周波数を突き止めます。
一日分のノイズの数だけこれらのフィルタを用意すれば、一日を通してノイズの少ない帯域のみを使用した通信が可能となります。
高い周波数から制限していく通信キャリアの帯域制限方式では低い周波数のノイズには対応できません。

モデムの回線トレーニングは「その時点」しか見ておらず、通信中に一部の周波数でノイズが限界に達すると他の周波数では通信可能にも関わらす一律に切断→トレーニングを繰り返す現在の方法は賢いとは思えません。
モデムが過去のノイズ履歴を参照したり、アナログモデムのように通信を継続したまま動的に速度を変化させられるようになって欲しいものです。