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(週刊アスキー、2001年10月30日、30ページより)
【”安かろう悪かろう”が定着?
「ヤフーBBに不満が続出 サポート体制、事務作業に問題」
ソフトバンク、ヤフージャパン、ソフトバンク子会社のBBテクノロジーが9月
に開始したADSLサービス「ヤフーBB」に対して、ユーザーの不満が続出して
いる。低価格と”ヤフー”のブランド力を背景に注目を集めたヤフーBBだがメッキ
がはがれてきたようだ。
ユーザーの批判で最も多いのはサポート体制。ヤフーBBでは、質問や問い合わせ
はメールで行うことになっている。だが、ヤフーBBを申し込んだユーザーによると、
メールで問い合わせをしても返答がないことが多く、返答があっても具体的な解決策
の記載がなく、問題解決にならないという。
ユーザーがキャンセルを申し出ても、実際に取り消されるまでに時間がかかり過ぎる
という声も聞かれる。別のADSLサービスを使いたくても、ヤフーBBがキャンセル
できないため利用できないケースが多く「乗り換えさせないために、故意にキャンセル
作業を遅らせているのではないか」と疑問を呈するプロバイダーもいる。
ヤフージャパンは週刊アスキーの取材に対し「迷惑をかけて申し訳ない」と平謝り。
「9月中旬に人員増強などサポート体制を見直した」と説明するが、開設するとしてきた
サポート電話設置のメドは立っていない。ヤフーBBに対しては「低価格を維持するため
にサポートを手薄にしている」という批判も多く、”安かろう悪かろう”のイメージが
定着しつつある。
ユーザー数も低迷。ヤフーBBの工事済み回線数は10月5日で約61万回線だが、
実際にヤフーBBがモデムを発送してサービスを利用しているユーザーはわずか13万。
ヤフーBB内部の事務作業の遅れが原因となっているようだ。
ヤフーBBは年末までに100万ユーザーの獲得を目標にしているが、サポートの
不備と事務作業の遅れで実現は難しそうだ。】