IRA:武装闘争放棄を宣言 和平実現に大きな動き
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/europe/news/20050729k0000m030167000c.html 【ロンドン山科武司】英国・北アイルランド自治区のカトリック系過激派アイルラン
ド共和軍(IRA)は28日、声明を発表し、今後は武装闘争を行わないと宣言した。
政治手段で目的を達成する。1960年代以降、約30年間に3000人以上の
犠牲者を出した北アイルランド紛争は、和平実現に向けて大きく動き出すこととなった。
北アイルランドでは英国からの分離・独立を目指すカトリック系組織と、英国の
統治継続を求めるプロテスタント系組織が長く対立した。両者は98年に和平で
合意し停戦が実現したもののIRAは武装闘争方針を放棄せず、武装解除に
なかなか応じなかった。このため、99年に始まった自治は02年10月に停止された。
IRAのこの日の声明を受けブレア首相は「テロに対する政治の勝利だ」と歓迎
した。そのうえで「英国民、特に(統治継続を求める)プロテスタント系組織は
状況を理解すべきだ」と、和平実現に各勢力の協力を訴えた。
毎日新聞 2005年7月29日 1時23分
イラクから撤退してもロンドン型の攻撃は終わらず=米国務長官
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050801-00000512-reu-int [ロンドン 1日 ロイター] ラムズフェルド米国防長官は1日、米国主導の
多国籍軍がイラクやアフガニスタンから撤退しても、ロンドン連続爆破事件の
ような攻撃は終わらない、との見解を示した。
同長官は英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙に寄稿し、「過激派」は米軍がイ
ラクやアフガンに入る少なくとも20年以上前から世界中で人を殺している、
と指摘した。その上で、「過激派は交渉によって西側と和解しようとはしていない。
彼らは米英やその他の同盟軍に理念を断念してほしいのだ」と述べた。
(ロイター) - 8月1日19時39分更新