>>889 その言葉の元ネタは日共のダブスタを揶揄したもの。
その日共でさえ、ソ連の核を一時容認したのには一応の理由があって、
アメリカによる核独占状況があり、ソ連が身を守る手段として核保有
することはやむを得ないとしたんで、核による先制攻撃までは容認し
ていない。しかも、その方針も1年で撤回している。
平成17(2005)年7月22日[金]
http://www.sankei.co.jp/news/column.htm --------------------------------------------------------------------------------
「十年一昔」というが、三十年前といえば、一世代前ということになる。危険性に気付
いていたのに対応を誤る、いや、何もしないことがどれほど後世に害を及ぼすかを、
アスベスト(石綿)問題が恐るべき現実とともに教えてくれた。
▼昭和五十一年五月、労働省は各都道府県労働基準局長にアスベストの有害性を
指摘、予防策をとるよう通達を出した。ところが「労働行政では労働者以外、眼中に
なかった」(西博義・厚生労働副大臣)ばかりに工場周辺住民にまで目配りが及ばなかった。
▼縦割り行政の弊害で厚生省など他省庁と連携できず、国をあげての対策がとれ
なかったのだ。お役人だけの責任ではない。首相、あるいは担当大臣が大号令を
かければ、役所は動く。政治の「不作為」が大きな問題なのだ。
▼時の首相は三木武夫氏。この年は二月にロッキード事件が発覚し、捜査報道も
過熱。七月には田中角栄元首相が逮捕され、翌八月になると福田赳夫氏らが「三木おろし」
に立ち上がり、自民党議員の圧倒的多数が参加した挙党協を旗揚げした。党を二分する
党内抗争を前に、アスベスト対策どころではなかったことが、容易に想像できる。
▼この風景はどこか、今の永田町を連想させる。郵政民営化実現に没頭する小泉
純一郎首相は、他の問題の「ご進講」で官邸を訪れる官僚や政治家の話を上の空で
聞くこともあるとか。反対派もいつのまにか民営化の是非ではなく、「小泉おろし」に
熱中している。
▼破綻(はたん)が迫る年金をどうするのか。軍拡を進める中国の脅威にどう対応
するのか。今、そこにある危機は郵政とは次元の違う深刻さを持っている。第二、第三
のアスベスト問題が起きないよう、首相も反対派も目を覚ますときがきている。
プッッッ