武富士からの「編集協力費」問題、週刊朝日が釈明
朝日新聞社の発行する「週刊朝日」が、消費者金融の武富士から「編集協力費」名目で5000万円を受け取り、タ
イアップ企画を連載した問題で、5日発売の同誌が、「武富士編集協力費問題の不手際について」と題した釈明記事
を掲載、現編集長名で事実上、謝罪していることがわかった。
記事は、企画の責任者だった元編集長らの聞き取りをもとに構成した計2ページの特集。連載開始前の2000年
2〜3月ごろのデスク会と編集部会で、「武富士は過去に問題を指摘された企業である」などと反対意見が出たにも
かかわらず、企画が進められた経緯を明らかにしている。
また、スポンサー名を出さなかった理由について、当初は、武富士側が「協賛 武富士」のクレジットを入れるよう要
望したのに、元編集長が「グラビアのイメージが損なわれかねない」と難色を示し、連載終了後の写真展や写真集で
「武富士」名を出すという対案を提示したと説明。一連の不手際について、現編集長が記事中、「企画立案の段階で、
慎重な検討がなされるべきで、事後の対応も鈍感すぎた」と釈明している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050404-00000414-yom-soci