イラク国民の独立運動の成果を心から祝福4

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340アラブの声ML 1/3
サマッラ陥落の真相 合意締結で油断させ急襲

 米イラク合同軍により150人以上の市民が虐殺されたサマッラで何が起き
たのか。4日付のロンドンで発行するクドゥス・プレス通信と、バスラの住
民、アブークテイバ・サマッライー(サマッラ出身者の意)氏の現場レポート
をバスラ・ネットが掲載したものを紹介しよう。

 これまでサマッラは米軍により平穏を掻き乱されることも無く、イラク諸都
市で頻発する略奪事件も無く、治安は安定していた。政府機関も業務を再開
し、イラク警察と国家防衛隊も町に戻る合意が交わされ、住民もそれを歓迎し
ていた。それはイラク政府の基本的な要望事項でもあった。

 2週間前から傀儡政府は、様々な手を使ってサマッラをアメリカ人に引き渡
そうと画策し、町の有力者に、サマッラの破壊を避けたいならば、イラク内務
省と交渉する使節団を結成するよう圧力を掛けてきた。

 そこでスンナ、シーア両派の諸部族の有力者や、攻撃を受けるたびに住民に
ジハード(聖戦)を呼びかけていたイスラム法学者機構(スンナ派の最高権威
組織)所属の複数の法学者を含む宗教学者、占領軍への協力を拒否してきたサ
マッラ警察の署長などから成る交渉使節団が組織された。

 政府と交渉するに当たり、使節団は以下の基本方針を作成した。
1)政府が町を統治する。
2)イラク警察が市内の治安を担当する。イラク軍は緊急の場合を除き、ま
た、使節団の了承が無ければ、それに介入しない。
3)如何なる口実に拠ろうとも、1ヶ月前から継続している空襲を中止する。
4)必要が無ければ、米軍は市内に入らない。
5)行政サービスの再開と爆撃被害への保障
341アラブの声ML 2/3:04/10/05 18:27 ID:???
 交渉2週間後に、イラク警察が市内全域に展開する合意が結ばれた。そこで
政府は、市内に居る警官だけでは全域に展開し、全ての道路を管理するには人
数が不足だとの口実を設け、市外から警官を招集すると伝えてきた。これまで
は抵抗戦士が町の治安維持を担ってきた。

 抵抗戦士が通りからそれぞれの住まいに引き上げた後、警官が入れ替わりに
町に入ってきた。不審感を抱かせた最初の出来事は、警察のオープンカーにロ
ケット弾や大口径の機関銃が積まれていたことだ。しかし抵抗戦士は、不和の
種に成ることを避け、また有識者の忠告に従い、住まいから出なかった。警官
は、これから戦場に向かうかのように、異教徒の警備企業社員が着用している
ような防弾チョッキを制服の上に身に付けていたことが目を引いた。

 警官は市内全域に、特に聖戦士が多数いると見られていた場所に集中して散
開した。聖戦士が常に集まる場所には警備拠点も設けられた。2時間は何事も
無く過ぎた。しかしその間に、米軍は町を包囲し、じりじりと郊外から町に向
かって進行していたのだ。

 突然、警察が拡声器で使節団との合意に基づく措置だと強弁し、外出禁止を
通告してきた。半時間も経たぬうちに、ヘリコプターに援護された米軍戦車が
侵攻し、無差別に砲弾を浴びせた。住居が破壊され、住民がその中で殺害され
た。一部の車列は町の中心部に来て警察署や市庁舎、高層ビル、病院などの屋
上に、果てはモスクの光塔にも、狙撃手を配置し、「武装勢力を一掃(そもそ
も初めから一切戦闘に関わっていない)し、町を制圧した」と発表した。サ
マッラ出身だと自称するが相当前から町から縁切りされている裏切り者の(警
察)隊長は、民間人の死者は居ないと豪語した。
342アラブの声ML 3/3:04/10/05 18:29 ID:???
 別の車列が、スパイどもが聖戦士が居ると告げた場所に来て、多数の聖戦士
たちが武器を手にして外に出る前に拘束された。電気や水道、電話が外出禁止
令発表と同時に止められていたため、聖戦士たちは、他の地域の兄弟たちに襲
撃があることを伝達する術が無かった。一部の抵抗戦士は住居内で戦い、少数
だが殉教した。他の者は騙されたことに気付き、武器を隠し、歩き慣れている
間道を通って郊外や村落に脱出した。

 ああ,この時報道関係者が居て真実を伝えていたならば、、、! だが彼ら
は、あたかもアメリカが戦闘して勝利し、サマッラは戦い、敗れたかのように
報道したのだ。なんということだ。今サマッラの住民と聖戦士、宗教家たち
は、お互いに手の平を打ち合い、このような悪党どもと交渉したことを後悔し
ている。

 クドゥス・プレスによると、イラク人の殉教者の数は150人を超え、うち
40人以上が子供で、35人が女性、老人も多い。

 抵抗勢力が撤退した理由には、米軍が抵抗勢力に撤退しなければ、全住居、
全地域を爆撃すると呼びかけたためだ。アメリカの真意が住民の皆殺しにある
以上、住民の生命をマモルために撤退することを選択した。

 イスラム・オンラインやAFPによると、イスラム法学者機構の公式スポー
クスマンのバッシャール・ファイディー師は、「米軍は意図的にサマッラの宗
教家や部族長に発砲した。町の使節団が1日に米軍と協議するために彼らの集
結地点に白旗を掲げて出向いたのに、使節団に発砲したため、数人が殺され
た。その中には法学者機構のメンバーが二人居た」と米軍を非難した。
http://www.albasrah.net/maqalat_mukhtara/arabic/1004/samara_041004.htm
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米軍がサマッラ(正式な発音は、サーマッラー)から追い払われるのは時間の
問題であろう。それとも全住民を人質に取り盾として使うのか?