【理想】イラクでボランティア【現実】

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141国連な成しさん
 バグダッドなどで医療活動に携わってきた日本国際ボランティアセンターの
原文次郎イラク事業現地調整員は「派遣延長の是非を決めるという重要な
政策決定のためならば、本来、どんな場所をどういう形で視察し評価するかを
詳細に決めた上で、十分時間を掛けて検証すべきだ。こんな時間じゃタッチ
してきたことにもならない」と指摘する。

 さらに「米軍のイラク攻撃の正当性そのものが問われている中、完全武装
した自衛隊が人道支援をいくらうたっても、イラク国民は誰も中立とは思わず
占領の一翼を担っているとしか見ない。治安情勢も現地人からの評価も不安定な
中、こんな短時間の視察が派遣延長への免罪符になるのだろうか」と強調する。
 
 その上でこう訴える。「まだまだイラクは非常に危険な情勢が続いている。
私たちボランティアとしては、国連主導の多国籍軍が治安を担当し、医療を
はじめとした各方面の専門家が現地で活動するのがベストな在り方では」

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20041208/mng_____tokuho__000.shtml