>>882 10年前の古森たん。
「私も直接渡した」旧ソ連→社党へ資金流入 元KGB少佐・レフチェンコ氏語る
[1993年03月19日 東京朝刊]
------------------------------------------------------------------
【ワシントン十八日=古森義久】旧ソ連から日本社会党への資金の流れを示す文書が波紋を
広げているが、ソ連国家保安委員会(KGB)の将校として日本国内で五年近く謀略活動を続け、
一九七九年に米国に亡命したスタニスラフ・レフチェンコ氏は十七日、産経新聞の会見に応じ、
「七〇年代にソ連の共産党やKGBから社会党にさまざまな形で資金が流れていたことは疑い
のない事実で、私自身もその資金の受け渡しに直接、かかわっていた」と語った。同氏はソ連共
産党と日本社会党との密接な結びつきのメカニズムを説明し、自分自身が社会党幹部に数百
万円を手渡したという体験を初めて明らかにするとともに、もし日本での調査に協力を求められ
れば、来日して公の場で証言する用意があると語った。
レフチェンコ氏は七五年二月から七九年十月までKGB将校(少佐)として雑誌「ノーボエ・ブレ
ーミャ(新時代)」の日本特派員に偽装し、秘密の情報収集や影響力行使の活動を続けた体験
や、それ以前のモスクワでのKGB勤務、ソ連共産党国際部勤務の体験をもとに「少なくとも七
〇年代にソ連から日本の社会党に資金が提供されていたことは疑いなく、私も資金の受け渡し
に直接、関与したり、目撃したり、その資金の流れを記した書類を見た」と語った。
レフチェンコ氏は自分が直接に関与した具体例として、七五年から七六年にかけ、社会党東
京都本部の幹部を協力者として取り込むために接近し、二回にわたり、同幹部の発行するニュ
ースレターの経費と選挙資金のためという名目で合計約三百万円を手渡した、と述べている。
(中略)
■コメントしようない 山花委員長
社会党の山花貞夫委員長は十八日夜、レフチェンコ氏の証言について、「初めて聞いたことな
のでコメントのしようがない」とだけ述べた。