★小泉首相を「レイプ疑惑」と「イラク派兵」で提訴!
「もしかしてやりたいの、カガリ?」
キラがカガリの耳元まで頭を寄せつぶやく。声は空気を伝わり耳に届く。耳が小刻みにゆれた。カガリは聞こえないほど小さな声を出した。喘ぎ声のようにも聞こえるし、泣き声のようでもある。
目を必死につぶっていたがなんとか頷く事が出来た。それを確認するとキラが笑う。
「じゃ、いこうか。あ、でも僕の部屋はちょっと…」
AAの中の自分の部屋の事を思い出している。あそこにいっしょにいければ、そう思った。だが、キラの頭の中にフレイの姿が映った。
部屋にカガリどころか、男を入れてしまったときだけでもすぐに疑われるだろうとキラは思った。けっしてフレイを無下に扱っているわけでも邪険にしているわけでもない。
しかし他の男ならわかるだろうと思うが、一人の女性、女だけで満足できる者はそうはいない。キラも同類で、しかもキラの場合は戦いや責任といった深い重責に常に押しつぶされそうになっていた。
フレイでは、その重責を埋める事が出来なかった。しかし、そんな時カガリに出会ったのだった。そのカガリとの関係を今まで気づかれなかったのは不幸中の幸いと言うべきかも知れない。
「そこは大丈夫だ!キラ、こっちに来て」
言葉を聞くと俄然、元気になったカガリはキラを引っ張りオーブ基地内にある部屋の一つに連れ込んだ。なぜか部屋の前に監視カメラが設置してあった。中は意外と豪華なつくりで絨毯の上にソファーや机が置いてあった。
その先にはもう一つ扉がある。その扉を勢いよくカガリが開けると、中には色彩豊かなベッドが設置してあった。
「カガリ。ここは何だい?まさか、こんな所がこの基地にあるなんて。で、ここでやる訳なの」
「ここは、私たちが使う部屋の仮の部屋さ。父が基地の見学に来るからこういう部屋は意外と多く作ってるんだ。ま、良くも悪くも平和の国オーブらしいだろ。とりあえずここしかかんがえられなかったからさ。キラが良かったらだけどね」
「別にかまわないよ」
キラの返事にうんうんと頷くとベッドに走る。一瞬、中に浮いたと思ったが、それはベッドの中に飛び込んだだけだった。真っ白なシーツをまとったベッドが柔らかにカガリの体を受け止める。
ベッドに体中を沈ませて鼻をくんくんとさせていた。心地よい香りが気分を良くさせてくれている。気分を落ち着こうとさせているのだ。
何度もこの行為を繰り返してきたわけではない。やはり緊張するのだ。どんなにキラが優しく、拒まないとしてもこれはカガリ自身の問題なのだから。
「キラ…脱ごっか」
カガリは仰向けのままキラに聞く。キラは少しうろたえたようなしぐさを見せたが、わかったといったように作業着のボタンをはずしていった。
「よし、脱ごう。やるんだったら、早い方がいいしな」
声と一緒にズボンとTシャツをいきおいよく脱ぐと下着姿が出てきた。下着は上下どちらも白でまとめられている。悪趣味なデザインや無駄な装飾はついいない。
カガリらしくずいぶんとシンプルなつくりだ。カガリは下着姿に何の恥ずかしさもないようだった。
誘うまではあんなに恥ずかしがっていたのに。おもしろいな、とキラは思った。どんどんと服を脱いでいくカガリを横目にキラはベッドを整えている。
「キラは脱がないのか?」
キラは、さっきからボタンをはずしただけでそれ以上脱ごうとはしていなかった。声に促され慌てて上着を脱ぎ、ズボンも脱いだ。
カガリが真っ白いスレンダー体に対して、キラはたくましく引き締まった筋肉と日に焼けた肌の色が出てきた。
筋肉の発達した体はとても美しかった。コーディの技術でそうなっているのか、キラだからこそそうなるのかはわからなかったが無駄な脂肪なども見えなかった。
「…いつも綺麗な体だな。女の私が、うらやむぐらいだ。私も男だったら良かったのに。でも、キラに抱かれないから…やっぱ嫌か」
カガリは自分を笑うようだった。だが不思議と嫌味はない。むしろ笑い出しそうなほど明るい声だった。いつの間にだろう。キラのおかげかもしれない。
カガリが女として、自分の身分を離れ一人考える時が出来たのは。レジスタンス生活でも十分明るかったが、キラと一緒にいるときはなおの事明るいしぐさを見せてくれていた。
そんな言葉を交わしている間に二人は裸になってしまっていた。お互いの体をじっと見ている。カガリの目は自動的にキラの下半身を見つめている。
キラのそこはそう大きくはないが強くそそり立っていた。ここは、まるで映画の1シーンのように人の目に映るに違いない。
二人の影がじゅうたんの上に黒く写る。しばし黙っていたがやっと近づき始めた。ヘリオポリスで会い、レジスタンスの組織で会い、そして二人はいまオーブにいる。
その間にこんな間になるとは思わなかっただろう。だが二人とも後悔はしていない。昔も、今も。
まず、キラの力強い腕がカガリを抱きしめる。触れただけなのに汗の匂いが鼻をくすぐる。いい匂いではけしてない。だがなぜか愛しかった。
顎を上げ、キラを見上げるカガリ。キラもそれに従うように頭をさげる。二人の顔は近づきついに重なる。
「うぅん。ん…」
二人はそこから長い長いキスを始めた。始めはちょっとずつ触っては離れ、触れては離れを繰り返していたが次に密着すると口の中を動かし舌を絡みあわせていった。
舌は熱く滑らかに絡む。だ液が喉を回る。数分の長いキスの後、白い粘液を残しつつ二人はやっと唇を離した。
ベッドの上でキスを交わした二人は、寝転ぶ。部屋全体が優しく二人を包む。小さく入る光も体を包むベッドも全てが二人を祝福しているようだ。
キラはベッドやカガリの場所を確かめる。そうして、カガリをベッドの真中まで動かす。といっても大きなベッドだ。
動かすのにも一苦労する。カガリも手助けをしようと寝ながらだが体の位置を動かす。やっと位置がしっかりしたのか、ふぅとため息をつく。そして改めてカガリに体を向けた。
両手を使い、寝ているカガリの足に触れる。真っ白だ。雪のようにも見える。いつまでも触れていたかったが、触れているばかりしていても仕方がない。手を使いカガリの股を開く。
カガリはやっと恥ずかしそうに開けさせまいと力を入れたが、キラが力をいれる。
すると力を抜きとうとう股が両方に開いた。開いた前にはカガリの女が顔を見せた。薄い毛で覆われておりかすかにピンク色に染まっている場所も見える。
とても美しかった。目をそこに取られていると頭の上から声がする。カガリの声だ。
恥ずかしいからやめろと言っている。ごめん、と苦笑いしたその後キラは次の行動に移った。もう二人に体はとうに熱くなっている。
頭をカガリの股の前に置く。ゆっくりと頭を静めていった。キラの頭をカガリの太ももが囲む。カガリは、頭を上げ自分の恥部に顔をうずめている愛しい人を見ていた。
そうしているうちに口を動かしている。下でカガリを優しく愛撫しているようだ。
始めはカガリを守っている毛を舌でなぞっているだけだったが、ずいぶんと塗れてきたことが確認できると行為は内部へとすすめていった。
キラは気づいている。中には何かひっかかるものがある。そこを舌の先で刺激してやる。するとカガリの体が前より一層激しく動くのだった。そしてかなりの蜜も溶け出していくのだ。
「んっ、んんん」
言い様にあらわせない快感と興奮がカガリを襲う。命を掛けた戦いで得ることの出来る興奮とはまた違う興奮だった。
カガリは体中の血が沸騰しそうだった。キラと触れ合う事がこんなに気持ちいいこととは思わなかった。
時として頭の中が真っ白になりそうになる。そんなときは必死に頭を振り意識を取り戻そうとする。
「も…もう少し抑えてくれ。キラ。このままじゃ…つらいし、どうにもならない」
必死になるあまりキラの髪の毛を掴んでしまう。キラが痛みにたえかね悲鳴を上げる。
「いたたたた!痛い、痛いってカガリ。手を離して、離せって!」
その声に驚き、カガリが慌てて両手を離した。目を白黒させるキラを心配するカガリ。
さっきまでの行いが影響して目じりから涙まで出てきていた。痛みをこらえるキラも同じように涙が出てきていた。
「ご、ごめん。つい、気持ちよくて」
いたんだ髪と頭をなでているキラだったが、カガリの泣きそうな顔を見ると満足そうな顔に変わった。
「別にいいよ。でも、逆にうれしいな。そんなに気持ちよかったんだ」
頭をなでるのもそこそこにキラは手をカガリの体に置く。置いた場所は、カガリの胸の上だ。頭はカガリの頭のちょうど上を示していた。
顔を見つめたまま、キラの手はゆっくりと胸を愛撫していく。愛撫しているうちにカガリの口が小刻みに震えている。絶えようとしても耐え切れないらしい。
そのまま、なでつづけているとなにやら突起した何かが見つかった。カガリの乳首のようだ。興味を持ったのか、キラはそれを口に含んでみた。しょっぱい汗の味がした。
美味しいものでも気持ちのいいものでもないが、なぜか懐かしい感じがして口の中でころころと転がしてみる。するとカガリの体が急にびくびくと震えだした。
気持ちよくなっているのだろう。カガリは興奮のあまり手をじたばたと動かす。必死に何か握る場所を探していたが広いベッドの上では掴むものもなかった。
だからキラの背中につめを立て、我慢するよりなかった。だがふとキラの影に隠れたものを見つけた。それはキラが裸になった時、一番にカガリの目にとまったものだった。それをカガリは掴んだ。
「あっ!」
それはキラの陰茎だった。堅くそそり立っていた。色は悪くなく手入れも行き届いており別段汚くもない。
そこに品と言う者があるのかは難しいが、下品なつくりはしていないようだ。速度を増しキラを撫でていく。カガリはずいぶんとうまくなっているようだった。
最初に触れ合った時よりぎこちないしぐさや無駄な動作が減っている。そして何よりキラが歯を食いしばり必死に放出を耐えている。
耐えているのに先から少しずつ液が染み出してきている。キラの手はさっきまで乳首を愛撫していたのにもう止まってしまっていた。
「カガリっ、い、いきそう。だ、だめだ」
快感に耐え切れずに出した言葉のとおり、はちきれそうに大きくなっていた。キラの中から今でも出しそうなほどびくびくと震えていた。
触られていただけ、なでられていただけなのになぜこんなに興奮してしまうのだと、キラは意外に思っていた。
本当の事を言えばキスの時からもう耐え切れなかった。カガリを愛撫していた時、自分から何かをした時より何かをされている時のほうがキラにはとても弱かった。
「カガリ、ご、ごめんっ!」
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アストレイのゴミは俺が i l |l_、 / |,.ィ,zニ=T . l
殺しましたが何か? ゙'i .T-r;;゙ゞ / '゙i;;;;ケノl i
_,,_ l 'i, .ゝ‐'゙.イ  ̄ | l
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|. i .| l i'、 、-─; ∧ ,| ,!
_,,L,,_ i | l | l_,iヽ、.`'''''゙ .イ⊥l .レ'
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j -─'''''''-く、,,_ ,,,,,,,,,,....=-:::::ヘ:;;;;;;;;;;;;;.、_,r';;;;、
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だって弱すぎるしw
キラの放出したものは、カガリの太ももに飛び散っていく。それはとても濃厚でどろりとした白色に染まっている。それらはいくつもの水溜りのようになったあとベッドの上に垂れ落ちていった。
カガリの中で果てる事は出来なかったが、二人はこれで満足だった。二人は強い虚脱感に襲われた。しかし、カガリの手の中ではキラがまだ堅く震えている。まだまだ続ける事が出来るだろう。
だが、キラはカガリの手を離し、自らの手とあわせた。そしてしっかりと握る。性欲よりお互いのことが大事というように。カガリは、そんなキラの優しさにうれしくなりながら胸に頭を置きいっしょに目を閉じた。
「キラ、たくさん…でたね。でも私の中に入れなくて良かったのか?」
「ああ、カガリは初めてだし。もう俺の身勝手で女の子を、人を泣かせたくないから。今はこれでいいんだ」
「そうか、優しいな。キラは。本当に優しいな」
数分程度立っただろうか、二人は閉じていた目をあけた。かといって先までの行為を続けるわけではなかった。
カガリはキラの体を、キラはカガリを胸におき天井を見つめていた。そしてカガリがふいに一言を漏らした。
「キラ。お前は私を自由に、本当の自由にしてくれる王子なのかな……?」
「え?」
キラが顔を上げる。カガリは何も答えずに手を伸ばしキラの髪をなでている。指の一本一本が髪に絡まって肌と茶の縞模様となっていた。そして一言だけ言うと後ろを向いて目を閉じてしまった。
「好きだよ」
……とても綺麗な顔だった。淡い金色の髪が光り、まるで女神のようにキラの目には映ったのだ。少し前まで真っ赤だったカガリの顔のかわりに、今度はキラの顔が赤くなっていった。
いや、顔だけではない体中が熱く赤くなっていく感じがした。その事を気づかれないようキラもあわてて後ろを向く。そのまま二人は壁を見たまま、目を閉じていく。
キラたちは、自分たちが思いもかけぬほど深いところで繋がっている事に、気づかなかった。愛し合った男女という事以上の…血の繋がった姉弟であるということを。
しかし二人は今、泥のように眠りながら安らかにお互いの夢を見るのだけだった。
――ザフト最高評議会室
「すると、プラントは頑なで、もはや徹底抗戦しかありえないということですな」
「しかし……オーブとの提携をもっと強く結ぶことが出来なかった」
「確かに……宇宙に拠点を持っているのは大西洋、ユーラシア、オーブのみですからな」
「アメノミハシラには相当数のMSが存在すると聞いていますしね……」
評議会のメンバー……つまりザフト軍の中枢にいる軍人達が次々と徹底抗戦の議論をみせる。
いや、軍人だけではない。政官ですら抗戦派がほとんどであった。
(どういう……ことだ)
当のイザークは困惑していた。
「いや、まて。お前達は…いや、君達はプラントと……場合によっては武力衝突を考えて…いるのか?」
そう思う人間など殆どいまい……イザークは当然、そう思っている。プラントは彼を含め、皆の故郷だ。
「イザーク殿は……和平交渉をお考えで?」
ジェレミーの発言に、議会の焦点がイザークに向けられる。
「それが……君達に選ばれた…俺の務めだと…思っている。戦いを忘れられなくて月に集まった訳ではないのだろう?」
銀色の整った眉を顰めながら、イザークは重みを込めて言った。
「ですが…奴らが先に仕掛けてきたのです!」
「それも…我々の総帥を狙うという、卑怯きわまりなく、許し難い方法で!!」
老齢の軍官と、若い政官が次々に叫ぶ。
「しかし、我らがそう慕う総帥が話し合いでの解決を望むなら……我々は従うべきではないのか?」
かってプラントで最高評議会のメンバーであったジェセックの言葉は大きい。
「軍事行動も、外交カードの一枚であることをお忘れなく」
「ジェレミー……」
向かい合うように座るジェセックとジェレミーは無言で互いを制し合う。
「ダコスタ殿は…どうお考えでしょう?オーブ、プラント、ザフトと三国の現状を見てきています」
「どう…と言うのは、戦力差…と言うことか?シホ?」
イザークの、その冷たい言い様に議会はやや騒然とした。
「プラントの市民の生活は戦前と大して変わりません。地上からの搾取が無くなった分は、戦後処理にまわされて……別段、豊かになったとは言えないでしょう」
「……あっちに残されている……我が軍の家族は?」
戦後のゴタゴタで、月に逃れたザフトの家族も多いが、様々な事情でプラントに残された家族も多くいた。
「保護されています。しかし……」
「秘密警察…みたいなものがあるのだろうな。ユウキか?その頭は」
「え?……そう…です」
言い淀むダコスタに懸念を感じたイザークだったが、その追求はジェレミーによって遮られた。
「軍事について聞きたい」
「技術力に関しては大した物です。ほぼ無傷で残りましたから……。資源も、地上で摂取した物がありますので当分はMSの量産には困らないでしょう」
「市民感情は?」
「現政権に概ね満足しているようです。……しかし、一方でテロも多く起こっています」
「ほう……」
ジェレミーが考えるように、頷いた。
「ココの戦力を、君はどう見ている?」
ハマダのが問いた。
「正直に言って……プラントには及ばないと思います。しかし、兵の質は高い様に思えます。さらにガンダムタイプを二機保持し……」
「ソードに乗るパイロットがいない」
イザークは不機嫌そうに言った。
「は?しかし、あのクロト=ブエルという少年が……」
「クロトはパイロットではないっ!!」
「はっ!!」
イザークのあまりの剣幕に、ダコスタは只恐縮するだけだった。
「……し、しかし、それを差し引いても、アルビレオを装着したデュエルは一個大隊に匹敵しますし、C.E.屈指の名将、ジェレミー殿もいます」
「うんうん」
誉められて、満足そうにジェレミーは頷く。
「さらにはハマダ殿が連れてきた旧連合軍の精鋭部隊も……」
「ま、俺も結構人望あってね……」
朗々と話すダコスタの意見を聞きながら、ここにいる全員が同じ事わだかまりを心の隅に持っていた。
「それが、アルビレオっていう機体?」
最終調整が済んでいない状態でイザークが無茶をしたせいで、内部機構が無茶苦茶になって帰ってきたアルビレオを見て、ぶつくさと愚痴を垂らしながら整備をするメカニック達の視線がその男に集まる。
金色の髪に灰色の瞳。初めて見る顔だが、おそらくパイロットであろう。そうゆう目をしている。
「新入りかい?お二人さん?」
開発主任が、声をかけた男と、その隣にいるきつそうな顔立ちをしたプラチナブロンドの美女に声をかけた。
「まぁ……ね。似合うかな?このザフトの服」
「ああ、もちろん似合っているよ」
答えながら、主任は彼らの正体を探っていた。その理由は彼らの制服の色にあった。
(白…だと?大層な色着やがる……)
ある意味、赤よりも貴重な色だ。何せ特殊部隊の色なのだから。
ちなみに“赤”に対するザフト軍内の評価は微妙で、アカデミートップテンの実力に違わない活躍をするものもいれば、実際の戦場では役に立たなく、軽蔑されている人間も居たからだ。
「よかったぁ。ザフトの制服って格好いいから着てみたかったんだぁ。な、君もそう思うだろ?マーキス?」
「……着やすさだったら連合の方が良かったが。デザインは確かに軍服離れしている。行こう、リリアント中尉。ハマダ大佐が待ってる」
ザフトの中でも事情通(ただの地獄耳ともいう)な主任は、その二人の会話でようやく合点がいった。
「おい、お前ら!整備の前にちゃんと注文を俺に言っとけよ!じゃないと他の奴と同じくさせちまうぞ!!」
そう言って手を振る主任に、部下が疑問を投げかける。
「……あの人達、そんなに有名なパイロットなんですか?」
他の機体と整備方を変えなければいけないほどのカスタムをしてるのは、よほどのエースしかいない。
「ゼロ部隊の生き残りだよ」
「まさかハマダ殿が、かの有名な“ゼロ部隊”の指揮官だったとはな」
ゼロ部隊……かの連合のエース、エンデュミオンの鷹ムウ=ラ=フラガが所属していた
メビウス・ゼロだけで構成された部隊。
「しかしエンデュミオンの鷹以外は全滅じゃなかったのか?」
会議の後の閑散とした会議室で、ジェレミーとジェセックは気楽な雰囲気で会話をしている。
「あの時出撃したメンバーはね。リリアント中尉は研究所の要請で出向していたそうだよ」
ローレライのパーソナルマークを持つ青年パイロットの姿がジェセックの脳裏を掠めた。
「たしか、初めての空間認識能力を応用したシステム・ガンバレルを最初に扱ったのが彼だったな」
「意外と……事情通だねぇ、ジェセックも」
そうさせたのはジェレミーだ。目の前にいる男を心のどこかで危険に感じていた。
……そう、それは彼の親友であるパドリックの暴走を目の当たりにしながら、
止めれなかったからこその警戒だった。
「んで、マーキス君は、当時火星探査のメンバーで居なかったと」
「その二人を呼び寄せたのか……ハマダ殿は……」
喜びより先にに不安がジェセックを襲う。
「信用できるのかな……彼は。いや、よしんば信用できる人物だったとしても…
…元連合の人が力を持ち始めるのに不安を持ち始める人も出てくるのではないかな……」
「だからまとめて傭兵待遇で俺の下に入れている訳だろ?」
「それも……私の不安なんだ」
ジェセックは政治家に向かない。表裏が無く、誠実すぎる男だからだ。
だが、それが一つの力となる場合も多々あった。それが今まで彼を政治家として生かしてきた。
「戦争がしたいのかね?ジェレミー=マクスウェル……」
ザフトを開戦へと煽っているのは明らかにジェレミーだ。イザークがいない間に……
「かも知れない。俺は、あの戦場の高揚感が忘れられない。
大群を指揮し、俺の一振りで戦況が変わる……充足感」
巡回中の戦艦が、帰投するのがジェレミーの後ろの窓越しに見える。
ジェレミーもまた、自分が政治家に向いていないことを良く知っていた。
彼の気質は……そう、芸術家とするのが合っているかもしれない。
血と、MSと、弾薬とがジェレミーの芸術の材料として存在し、それだけを目標としてジェレミーは動いている。
「……だが、決して戦争を望んでいるわけじゃないよ。今は殊更そう思うね」
「ジェレミー……」
「……哀しい時代が続いている。思い出すら哀しい」
その言葉に、ジェセックは静かに頷いた。
「俺達は第二世代のコーディネーター。生まれたときから調整されていた。そして生まれた世の中はコーディネーターに対する迫害が始まっていた…」
実は、コーディネーターの中にも、世代によって“コーディネーター”としての自尊心の成り方に差違があった。
第一世代のコーディネーターは、自らを“優れた新人類”であることを実際問題として認め、誇りを持っている。
第二世代のコーディネーターは最も自尊心が強いが、それは確固たるアイデンティティからでたものではない。
“優良種”だと教えれれて生きてきたものの、社会は彼らを望まず、
かといってコーディネーター以外に生まれる運命を持ち得れなかった彼らは、自らの種の優良性にすがるしかなかったのだ。
そしてそんな彼らに育てられた第三世代のコーディネーターは、戦前のイザークのように純粋にコーディネーターの優良性を信じていた。
それは現実レベルや宗教的レベルではなく、常識としてそれが当たり前の価値観だったのだ。
「あぁ、そうだったな。シーゲルやパドリックに手伝って貰って、一生懸命練習したのに報われなかった」
「?何の話だ?」
「小学校の運動会。100メートル走、どうしても勝ちたかった人がいてね、理由は忘れたが。
でも、当日、ナチュラルとコーディネーターは別々に競技させられてね、その人はナチュラルだったから……」
「勝っても……コーディネーターだから…と、そう言われた時代だったさ」
ジェレミーは机に肘をおき、そのまま力を込めずに凭れていった。
「そして戦争……か」
「そう……非道い時代さ。……そんな中で、自分で幸せになろうと、未来に生き抜こうとしてる馬鹿を見てしまったんだよねぇ……」
そう言うジェレミーに、ジェセックはようやく笑みを向けることが出来た。
「なんだ、結局はみんな同じか」
「そうさ。ああもハッキリとした幸福な未来が目の前にあると、頑張りたくなるのさ」
「少年の心は、時として成人男子に伝染する…。よくある例だ。……誰だったかの名言だな」
「最初は、体のいい頭だと皆思っていたのになぁ……」
くっくっく……と何が可笑しいのかジェレミーは肩を震わせて笑う。
その気持ちはジェセックにも分かった。確かに、自分も最初はイザークに実質的な指導者としての器量を望んでいなかった。
赤服で英雄クルーゼ隊出身、母はプラントでNo.2とも言える地位にあり、核攻撃からプラントを守り、
同胞を何機も沈めた連合のGタイプMS三機の内二機を撃破、名実共にエースと呼ばれるに相応しいにも関わらず、プラントで起きたクーデターによってお尋ね者となる……
その上、若く、顔も悪くない。その顔に付いた傷も兵士として戦ってきた証であり、これほど旗印にするに相応しい人物はいなかった。
「そういや、何でプラントから逃げてきたんだ?政治にそこまで執着するタイプには見えなかったけど?」
「……ザラが……ザラのしたこと全てが否定されるのが嫌だった……シゲールも……全てが肯定されたり、都合のいいように使われるのは……」
「ま、過去は俺達の仕事だろうね。その仕事が終わったら、あの二人の背中に少しばかりやっかいになろうかな?」
一区切り、そろそろ退室しようかと背伸びした。
「その二人なんだがな……」
朗らかな顔が、一転、曇っていく。
「様子がおかしいって?」
「このままだと動揺になる。いや、なっている」
どちらかといえばイザークがシホを避けている。それがシホにも分かるからシホもどうしていいのか分からないのだろう。
「精神的なことだけじゃない。体制にも、政治そのものにも支障がでる。……あの二人は、二人で一人なんだ」
「政治家っていうのは哲学者と経営者を併せ持たないと成り立たないからな」
「そうだ。そして…精神的な話に戻すが、日系のシホの中にある東洋的な柔らかさ、ユダヤ系のイザークの中にある西洋的な果敢さ、様々な民族、経歴をもつ人間で溢れている今のザフトを一つに繋ぎ止めているのはそれだ」
「哲学的だねぇ……地球神と太陽神、母性と父性、農耕民族と遊牧民族って……むぅ……こういうのはシーゲルの専門だよ」
「そんな呑気に構えている場合か!!」
ジェセックは珍しく声を荒げ、くるくるとジェレミーの手で回るペンを掴む。
「大丈夫だよ。ウチらの見込んだ大将は、そんなにヤワじゃないって。……例え、俺達に“希望”という最も罪深き災厄を見せたのが彼らだとしても……彼らは信じるから……未来が創れるんだ」
「ジェレミー……」
「恥ずかしいこと言っちゃたよ。まったく、柄じゃないよな」
少年のようにジェレミーが笑う。いつものジェレミーの顔だ。
「だが、今しばらく道化も演じなくては……な」
「俺は素で演じられるぜ?昔から憎まれっ子だからな。長生きする為に」
ジェレミーの冗談に、ジェセックは苦笑いをすることしかできなかった。それもまた、ジェセックらしい。
「…………」
イザークはシホの部屋の前で、ウロウロしていた。
が、いつまでもそうしていられる程、彼の性格が気長には出来ていないことは皆さんもご存じの通りだろう。
――ブー
しかし、いつものように逆ギレ、勢いで誤魔化すパターンでなく、ゆっくりとブザーを押したことはイザークの今の精神状態を表していると言っていいだろう。
『……はい、シホですけど?』
「……俺だ」
『隊長!!』
名前を言わずとも、声だけで判ってくれる……そんなシホがイザークは嬉しい。
――プシュー
「隊長!」
少し息を切らしてイザークの前に現れたシホは、エプロンを付けていた。
イザークの胸はその姿と、そして緊張とで高まる。
「あの……隊長、私に何か至らない所があっ……」
「コレ、シホが欲しがっていた奴だろう?プラントにしかないと」
そんな健気なことを最後まで聞きたくなかった。自分が悪いのだ。イザークは有無言わずに包装された小箱を突き出す。
「え?……あ、ありがとうございます」
やっぱりどこか自分を避けているイザークに、シホは無理矢理に笑った。
「開けて…いいですか?……………あ…ルージュ……」
確かに、前に彼の前で欲しいと言った物だった。普段軍服でいる事が多いから、数少ないおしゃれできるアイテムなのだ。
「覚えていてくれたんですね……。あ、そうだ、今フィナンシェを焼いているんです。隊長、食べていってください」
フィナンシェとは資本家とか財界人、金融といった意味の言葉を持つ洋菓子だ。
小麦粉はごくわずかしか使わず、焦がしバターとアーモンドパウダーをたっぷり使う贅沢さから、かつては高級なお菓子と言われていたと言う。
「いや……まだ残している仕事がある」
そんなに大した仕事ではない。フィナンシェの香ばしい匂いは魅力的だ。それ以上にシホも……
「そ、それならせめて持ち帰って……あっ……隊長……」
シホはドアにもたれかかり、用件を済ませてすぐに帰っていくイザークの後ろ姿を見ていた。
見えなくなるまで……ずっと。
見えなくなっても……ずっと。
鏡の前で、新品のルージュを引いてみる。
思った通りの色がでる。
少し……笑ってみた。
「う……うぅ……うぅぁ……う……うぅ……」
この色も、笑顔も、見せたい人がいたから望んだのに。
ていどの低い文章だな。
「おかしいよね?シホさんとイザークさん」
休憩室の白いイスに腰掛けながら、グレープフルーツのジュース(100%果汁)を呑むイライジャに風花は話しかける。
「でも、人のプライベートに土足で入るのはよくないと思うけどな?」
「そっか……」
風花は持ってきた紅茶をフーフーと冷ましながら、
「……許可を取ればいいんだ」
屈託無く言う。
「プラントに行った時からだろうな。様子がおかしいのは」
半ば風花の意見を肯定とも言える発言をイライジャはした。
「ボクも……そう、思う」
震える手で紙袋を握らせる少年が、そこにはいた。
「クロト……」
(そっか……クロトが……二人以外じゃ一番哀しんでいるんだよね……)
風花は眉を悲しげに寄せた。
「……いい匂いだな」
「……うん。フィナンシェ……焼きたて…なんだ」
「グレープフルーツには合わない……俺も紅茶にしよう」
席を外すイライジャに少し戸惑うものの、風花は取りあえずクロトに席を空ける。
「ほ、ホント、いい匂いだね……」
「………」
「イ、イライジャ、ちゃんと二つ買ってくるかなぁ……」
「………」
この時風花は、○秘ノートにあるイライジャの恥ずかしい過去12選から一つをみんなにばらしてやろうと思ったとか。
「あの時、アルビレオとデュエルのドッキングはオートでは出来なかった。誰かがアルビレオに乗る必要があった」
ようやくやってきたイライジャは、クロトの前に紅茶を置きながら、開いた紙袋からフィナンシェを一つ取り上げ、そのバターの香ばしい匂いを口に運んだ。
「普通に考えてシホだ。俺はジンに乗っていたし、ドッキングには阿吽の呼吸が必要だから」
それなのに、イザークは自分を指名した。
「プラントで何かあったのかな……」
フィナンシェを二つに割りながら、風花は呟いた。
「カナーバって奴と会ってからだ……」
クロトの握っていた紙コップがクシャリとへこむ。熱いはずの紅茶も、クロトには感じない。
「……甘いな。ココアのはないのか?」
「……イザーク、甘いの好きだから……」
それを聞いてもなお、イライジャはフィナンシェを口に運ぶ。
「心配で……シホ姉さんに会いに行ったんだ……でも…ブザー押しても暫く出てこなくて……」
「…………」
「……シホ姉さん、きれいな色の口紅してた。……さっきイザークがくれたんだって……でもね……目、真っ赤だった……」
クロトは瞼を閉じて、唇を震わせながら、吐露する。
「物で女を繋ぎ止める様になったら男としておしまいだな」
「イライジャ……」
「……食べないのか?クロト」
イライジャはひょいひょいとフィナンチェの端を掴み、クロトの前で動かす。
「“作りすぎた”筈ないんだ!シホ姉さん、しっかりした人だから……分量だってちゃんと計ってやってるに決まってる」
「……分量間違えたらお菓子は完成しないけどな」
「イザークは人一倍食べるから……」
人の話を聞いていないクロトに、イライジャは少しムッとしていた。
「誰が人一倍食べるって?」
「っ!!イザーク……」
「……“仕事”は終わったのか?」
イライジャの銀色の瞳が、気のない様な風にイザークを見据える。
「ん……まぁ」
「……フィナンチェ、食わないか?」
「……食う」
そんな二人を、クロトと風花は固唾を呑んで見比べている。
だが、それ以上二人は何も交わさず、イザークは帰っていった。
むなしい努力だなwwww
「坊主!お前はココ、立入禁止だ!!」
MSの格納庫、気のいい主任は嫌いじゃなかった。
「何でさ?そんなの……ボクの自由だろ?」
「自由と我が儘は違うっーの!自由ってのは、行使するのに責任がいるんだよ!」
「何の責任だよっ!!」
何か、無性にイライラして……八つ当たりだ。格納庫中にボクの声が響いた。
「MSに触れるとお前の気分は高まるんだ。悪い方にザラつく」
「イザーク!?……デュエルの調整してたんだ……」
自分を追いつめた……いや、救ってくれたデュエルの猛き赤い輝きが光りを失い、穏やかなブルーに変わる。
Invoke-Moment in Believe a Rralize... 通称I.M.B.R.モード。
その原理を一言で言ってしまえば、人型のビームサーベル。その高熱は、あらゆるものを蒸発させる。
しかし、それには莫大なエネルギーを消費し、半NJC機関を搭載したデュエルといえども制限時間は3分だった。
「アルテミスの傘をオリジナルで作ろうとしたら意外な副産物が生まれたって訳さ。尤も、生半可な金属じゃ持たないけどな」
それも稼働時間に制限をつくった要員だ。
「レアメタルをもっと用意出来たらよかったんだけどなぁ……」
「主任、自慢話してないでクロトを追い出せ」
イザークも……イラついている。
「はいはい……ホラ、坊主、帰りな。別に除け者にしようって訳じゃないんだからさ。大事に思われてるからこそ、だぜ?」
「だったらボクにも……イザークを心配してるって、言う権利があるだろうっ!!」
主任の厚い肩を押しのけて、イザークに叫ぶ。
イザークは無言でボクに向かって、そして本当にすまなそうな顔をして
「シホとの……ことか。心配させている。でも……まだ駄目なんだ」
「何が駄目だとか……言ってくれなきゃわかんないよ……ボクも…シホ姉さんも……」
「俺が駄目なんだよ……」
儚く、消え入るような……そんな言葉が似合う人じゃない。イザークは。
「シホ姉さんのこと……イザークは好きなんだろ?」
「そうだ」
「………シホ姉さんに、そのこと言ってもいい?」
そんなことしか出来ない。
大切な家族が苦しんでいるのに……
でも、出来ることがないよりマシだ。
「ああ……」
イザークは、小さく頷きながらボクの肩に手を置いて“頼む”って言ってくれた。
「ふっ……」
「なんだ?主任」
「いえ……久しぶりに笑いましたねって意味ですわ」
そうだね、久しぶりに笑ったよ、イザーク。
「んっ……くぅ……はぁ……」
シホの部屋は、あっさりとしている。綺麗に片付けられ、ゴタゴタとはしていない。
しかし、可愛らしい小物等が上手に配置されており、ここが少女の部屋だと言うことを感じさせられた。
「…ふぁ……んん……はぁ………ふぅ……」
しかし、そういう雰囲気というのは家具や、それの配置で決まるものではない。
その人が暮らして、それが部屋に染み渡り雰囲気を作り出すのだ。
「ぁあ……んぁ……んっ……いっ……」
ならば、今この部屋に滲むは哀切、虚偽、そして狂おしいほどに愛。
「隊長…隊長……私を……私を……」
枕がシホの吐息でしっとり滲む。くぐもった声が零れてゆく。
――くちゅっ……
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i ,イ l,.ニ、-''゙ ,ri;テ; | i i
゙''=.__ト,=''j  ̄ i l .i ははははははははは
_,,,..l/ヽ_ l i ,i
_,,,,,;;;;;;;;;;ハ. ヽ_ノ ,i l ,r=''
_,,,..;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'i,\__,,,,.... ,l,.r=''
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みながおまえを
あざわらっているぞ。
「んぁぁっ!……はぅ……ぅん……ぁぁ……隊…長……」
シホのしなやかな指は、彼女自身の愛液にまみれていた。
「あぁ……こんなに……隊長に……」
かざした指を光に反射された愛液が滴っていく。
その指で、汗をかいた顔を拭く。
「あぁ……こんなこと……」
イザークなら、する。愛液が絡みついた指をシホは口に含み、瞼の裏のイザークに見せつける。
真珠のような白さを持つシホの身体が、紅梅に染まっていく。
「ちゅる……んぁっ……」
唇に弾けながら、シホの指は顎、首、鎖骨……となぞっていく。
「私の胸……隊長……好きって言ってくれた……んぁ…赤ちゃんみたいに……ふぁんっ!……しゃぶって……」
イザークの大きな手にすっぽり収まるシホの胸は、シホの手には少し持て余す。
イザークがいつもするように、やんわり押しつけ、掬い上げ、啄む様に弾く。
円を描くように、手を滑らせて官能を刺激する。
「はぁ……ふぁっ……あぁん……くふっ……んん……」
シーツにしなやかな腰が逃げる軌跡が現れた。
もう片方の手は、股下、腰、内股……そんな風に回って、シホを焦らしている。
すらりとした足を折り、程良く肉付いた太股にまで絡みついた愛液が、重力に従い落ちる。
頭の中が霞がかって、身体の奥底から快楽を欲しがる本能が沸き上がる。
「ん…んんっ……はぁぁ……は…やく……ぁ……」
そしてゆっくりと……シホのぐちょぐちょの茂みを掻き分けて、じわりと熱を帯びた密壺の入り口を指の腹で押す。
しどしどに濡れそぼったシホの秘境は、その形を淫靡にかえて、彼女自身の指を受け入れていった。
「くぅ……うぁ……はぁん……あぁ……いっ……」
膣内は慣れたように異物をうねうねと圧迫し、溢れ出る愛液がその侵入を滑らかにした。
シホは内壁をまさぐる指を、少し折り曲げながら引き抜く。
「ひゃあっ!」
身体がエビ反りに跳ね上がり、ベットが軋む。
シーツがくしゃくしゃになり、綺麗に手入れされたシホの髪が扇のように広がった。
ひくつく身体を押さえながら、しがみつく相手がいないことの寂しさに熱が冷める。
「んっ……んっ……はぁ……ん……」
それでも指が動く。少しでもイザークがしたことを真似る様に。
少し荒々しく……無茶なように攻め入れ、優しく愛撫し、また怏々として暴れながら出ていく。
「ぅ……あ……あぁぁぁ……はふ…ん……くぅ……あっあっ……」
わざとなのか、そうでないのかは知らないが、イザークの残した「大人の玩具」をシホは持っていた。
もっとも、イザークに言われない限り自分では使ったりしない。
いや、そもそも自慰行為などしないし(イザークの目の前でやらされた時はあった)、する必要もなかった。
「何でなの……隊長……」
ふくらみの先端の桜を寂しそうに、ぐるぐるとなぞる。
「隊長といたいよ…隊長に寄り掛かっていたい……隊長に抱きしめて貰いたい……隊長に…愛して欲しい」
いくら指を動かしても、爪の先で最も敏感な部分を引っ掻いても、水音が溢れる音が響いても……
「駄目だよ……最後まで………隊長じゃなきゃ……私の身体は……」
スッと蠢く秘部から抜かれた指から愛液が滴り落ちて、シーツに染みを創った。
「私の居場所は隊長の隣だって……言ったじゃない。隊長が泣いていたら、抱きしめて、励まして、一緒に泣くって……」
ギュッと自信の乳房を握って、そして……震える肩を抱きしめた。
「隊長は何も気にしなくていいんだよ……私が全部受け止めてあげるんだから……」
掠れる声で、彷徨う指で、涙がつたう頬で、シホは呟いた。
「どうした?クロト、顔が赤いぞ?」
「確かに。動きも何か、ぎこちないというか……」
ダコスタと打ち合わせをしていたイザークが、俯いて歩くクロトを見とめて声をかけた。
クロトはバツが悪そうに二人を認めると、一転、深刻な顔になって訪ねた。
「……ボクは……何が出来るんだろう」
「それは自分で見つけることだろう。人は、その人のやるべき事をやるべき場所でやればいい」
目の前の少年の姿に過ぎ去りし日の自分を見ながら、ダコスタは言った。
「ボクは……奪ってばっかしだ……戦争で沢山の人を殺した。あの子からは音を奪った……」
「クロト、言った筈だ。過去に捕らわれるのは今のお前がすることじゃない」
「……でもね、イザーク。ボクは奪われてばかりの生き方をしてきたから……だから奪うことしか出来なかったのかも知れない」
「………」
「……卑怯な言い方だよね。でも……今度はイザークから“貰った”。とても大切な……だからボクにも与えることが出来る……」
そんなクロトに、ダコスタは微笑む。
自分も沢山の失敗と後悔をしてきた。それでも、進もうとしている自分が嫌いではない。
「シホ姉さんとイザークの間にはやっぱり入れないみたいだ」
「クロトが心配してくれた……嬉しいことだ」
「イザーク……。ボクは…やってみるよ。イザークに言われたこと……例え少しでも…この世界に微笑みを」
そしてクロトは決心を伝える。自らに繋がれた鎖を握りしめる決意を。
「外資系の企業が撤退を始めている」
「二人でいるときぐらいそういう話はやめろよ。胎教にもならない」
「もう無理だ」
アスランとカガリはお互いを鋭く見据えた。
撤退し始めた外資系の企業とはプラント関係の企業のことだ。
大戦が終わった後、カガリ達はサハク派の吸収に成功、サハク派の持っていた外交ルートを使って本土返還の交渉を開始した。
大西洋連合は、理不尽とも言える開戦理由に負い目を感じていたが、同時に戦争を行う以上、大きな戦果を上げること、その結果の象徴の必要性もあった。
どっちにしても、市民の印象は非道く悪い。
結果、二票差でオーブ返還となり、時の連合代表は「古に聞くアヘン戦争の二の舞にならなくて良かった」と安堵したという。
しかし、本部の意向をオーブ駐留軍は無視、後に言う「南アンダマン海の戦い」である。(オーブでは独立戦争とも言う)
タルタオ島の前線基地に、乱れ桜の異名を持つレナ=イメリアを初めとした大西洋連合の精鋭がカガリ達を迎え撃った。
そしてこの戦いがフリーダム・キラ=ヤマトの最後の戦いだった。(この後の本土決戦において、フリーダムは確認されていない)
しかし、この戦いの後には荒廃したオーブが残っただけだった。サハク派の遺産、モルゲンレーテは残ったものの生活用品等の生産ラインを持っていなかった。
「ザフト関係からは全て手を引く」
「カガリ!」
「プラントの親国は多いが、ザフトに熱心なのはオーブだけだ。捨てるのはザフトだ」
カガリは情熱を込めて、アスランを説得する。
「無茶はしないでくれ、アスラン。私にはお前が必要なんだ」
握った手をお腹に当てて、カガリは続ける。
「この子にも……」
「分かってる。でも……イザークとの約束があるんだ」
「約束?」
「幸せにする、カガリも、この子も……そういう約束なんだ」
キモい妄想ですね
「・・っつ・・いい加減に・・・しろっ・・!」
何度目だろう。朦朧とした意識が激痛に引き戻されるのは。
イザークはきつく縛られた両手を握り締め抵抗するかのように腕を振るが繋がれた鎖はビクともせずに壁に当たり、
鋭い金属音を立てるだけだった。
カナーバ議員がザラ派を抑えて新たにプラントの政権を握って2ヶ月が経とうとしている。
ザフトは解体され、それまで赤服を身に纏いエリートとして小隊を任されていたイザークは一転してA級戦犯となり
身柄を拘束され連日のように取調べと証した拷問を受ける毎日であった。
「オレは・・・何も知らんと・・・言っているだろうがッ・・・ぐっ・・!」
腹にブーツのつま先を打ち込まれ、イザークは悶絶したように体を折り曲げる。
額には脂汗が浮かび、今の一撃が相当な苦痛をもたらした事は傍目にも明らかであった。
と、その時一人の少女がするりと入室したのがイザークの視界に入った。
少女はすぐに部屋の中にいた見張りの男達に退出を命じて完全に人払いをすると、
邪魔の入らぬように内側からかちゃりと鍵をかけた。
年はイザークよりも若い感じだが、たった一言で見張りを退ける事が出来るとはかなりの実力者、
もしくは余程の後ろ盾がある人物なのだろう。
「坊主!お前はココ、立入禁止だ!!」
MSの格納庫、気のいい主任は嫌いじゃなかった。
「何でさ?そんなの……ボクの自由だろ?」
「自由と我が儘は違うっーの!自由ってのは、行使するのに責任がいるんだよ!」
「何の責任だよっ!!」
何か、無性にイライラして……八つ当たりだ。格納庫中にボクの声が響いた。
「MSに触れるとお前の気分は高まるんだ。悪い方にザラつく」
「イザーク!?……デュエルの調整してたんだ……」
自分を追いつめた……いや、救ってくれたデュエルの猛き赤い輝きが光りを失い、穏やかなブルーに変わる。
Invoke-Moment in Believe a Rralize... 通称I.M.B.R.モード。
その原理を一言で言ってしまえば、人型のビームサーベル。その高熱は、あらゆるものを蒸発させる。
しかし、それには莫大なエネルギーを消費し、半NJC機関を搭載したデュエルといえども制限時間は3分だった。
「アルテミスの傘をオリジナルで作ろうとしたら意外な副産物が生まれたって訳さ。尤も、生半可な金属じゃ持たないけどな」
それも稼働時間に制限をつくった要員だ。
「レアメタルをもっと用意出来たらよかったんだけどなぁ……」
「主任、自慢話してないでクロトを追い出せ」
イザークも……イラついている。
「はいはい……ホラ、坊主、帰りな。別に除け者にしようって訳じゃないんだからさ。大事に思われてるからこそ、だぜ?」
「だったらボクにも……イザークを心配してるって、言う権利があるだろうっ!!」
主任の厚い肩を押しのけて、イザークに叫ぶ。
イザークは無言でボクに向かって、そして本当にすまなそうな顔をして
「シホとの……ことか。心配させている。でも……まだ駄目なんだ」
「何が駄目だとか……言ってくれなきゃわかんないよ……ボクも…シホ姉さんも……」
「俺が駄目なんだよ……」
儚く、消え入るような……そんな言葉が似合う人じゃない。イザークは。
「あら・・隊長、お顔の色がすぐれませんわね。」
軽やかに微笑みイザークの目の前に座り込んだ少女・・シホは楽しげにイザークの顎に手を掛けて
苦痛に歪むイザークの端正な顔を持ち上げ、自分の目線に合わせる。
「さすがはクルーゼ隊の生き残り・・・でも、今じゃそれも、なんの価値もない過去の栄光ですわね。」
「シホ・・・き・・・貴様・・・」
イザークは終戦のどさくさで母、エザリアがカナーバ一派に捕らえられ、表向きは拘留中に自殺・・・
しかし実際はボロ布のように多数の市民に陵辱された後、殺されたのを知っている。
しかもそれを指揮したのはかつては自分の部下であったシホだったということも。
シホはもともとプラントの士官学校には所属していない、特務機関からのザフト入りの兵隊だった。
それまでの戦歴や経歴にいくつかの不審な点が無かった訳ではないのだが
カナーバ議員の強い推薦と後ろ盾があったため、特例として認められた一人である。
そしてそのまま、要はカナーバ一派の内偵としてザフトの精鋭といわれるクルーゼ隊に配属され
この機会を虎視眈々と窺っていたのだった。
今にして思えばカナーバ議員はその頃から着々と彼女が言うところの『プラントの平和的制圧』を狙っていたに違いない。
そして、今回イザークがこのような所に拘留されてしまったのもシホの手引きにより
背後から不意打ちのように行われたザフト残留兵士一掃の結果であった。
「ねぇ、隊長、いい加減に教えてくださいませんか?わたしだってこんな事したくないんです。」
シホは本気とも冗談とも付かぬ顔でイザークに話しかけた。
「ラウ・ル・クルーゼが何を求め何を企んでいたか・・・。クルーゼ隊長亡き後、それを知っているのはイザーク隊長だけだ、って
おばさまが頑として聞かないんです。」
イザークは今更どんな話を聞こうと驚かないつもりだった。が、まさかシホが・・・カナーバ議員と縁故のある娘だったとは、
思いもかけない告白にイザークはシホの顔を睨み付けた。
「おばさま、だと・・?」
鋭い視線にも動じずシホは軽くイザークの視線を受け流す。
「ええ、アイリーンおばさま。あら、わたし言っていませんでしたっけ?」
「ふん、白々しい・・・」
何から何まで、計画通りか。オレは今まで雌狐供の手の内で踊らされていただけなのか?
イザークは唇を咬んだ。
「おばさまが言うんです。多少強引にでも口を割らせろ、最悪死んでも構わないって。いくらなんでもそれはわたしが反対しましたけど。」
シホはゆっくりといとおしむようにイザークの頬から顎のラインに沿って指を滑らした。
「だからわたしが来たんです。どうせ聞き出すなら楽しんだほうが良いでしょう?」
つつ・・とシホの指先がイザークの薄い唇をなぞり、すぐにその指を自分の唇に当てて間接的にイザークの唇の感触を確かめると
今度は上目遣いをしながら挑発的にその指先をぺろりと舐めた。
「わたし・・・前から隊長と・・・こんなことしたかったんです。」
にやりと淫靡な笑みを浮かべると、シホはイザークのズボンに手を掛けた。
「ね?」
引き下ろされた下着の中からうなだれたイザーク自身が姿を現すとシホはためらい無くそれに手を添え軽く先端を指先で撫で上げた。
「・・・ッ!貴様、いったい何をする・・・・」
イザークの強い口調にも構わずシホは次第に強く先端の鈴口を擦りだし、
あまつさえ幹の部分にまで空いている指の腹を使って卑猥な刺激を与え始めた。
イザークの心とは裏腹に熱を持ち頭をもたげだした男根は、シホの手の中で硬く太く姿を変えていく。
「くすくす・・・隊長、素直なんですね。もうこんなになってる・・・。」
シホは可笑しそうに囁くと、ゆっくりと自ら身に着けていた衣服を脱ぎ始め、一糸纏わぬ生まれたままの姿になると自分の秘所を指で弄り始めた。
「うふ・・・・隊長のを握っただけで・・・私もこんなに・・濡れてるの・・・ね?聞こえるでしょ・・・?」
シホが僅かに眉を顰めて悩ましげな表情でねっとりと指を動かすと、差し込まれた股間からは粘ついた音が微かに漏れ聞こえてくる。
それはまるで狭い湿った洞窟の中を軟体動物が壁に身体を擦りつけながら這いずり回っているような、
耳にするだけで体中の穴という穴から淫汁が滲むような、そんな音だった。
「汚らわしい。オレに触るな!」
イザークは吐き捨てるように叫ぶが、鎖につながれた両腕は自由が利かず、
唯一自由になっていた脚もシホの手によって引き下ろされたズボンが邪魔をして思うように動かす事が出来ない。
男の自分がこんな辱めを受けるなど、いったい誰が想像していただろう。
シホはイザークの腰を跨ぐような体勢を取るとそのまま自分の秘所にイザークを手を添えて導き、
何度か先端を淫肉の溝に沿わせながら埋め込む位置を確認すると、味わうように徐々に腰を落としていった。
「・・あんっ・・ああ・・・隊長のが・・・いい・・んっ・・」
シホはずぶずぶとイザークの雄を出し入れしながら腰を上下させ
何度も入り口付近の感触を味わった後、そのまま深く腰を沈め、最奥まで硬い肉棒を引き入れた。
狭い肉壁にきつく挟み込まれた欲望はさらに硬さと太さを増し、中からシホを突き上げ甘い蜜を溢れさせる。
ぎしぎしと軋むような音を立てて狭い隙間をこじ開ける、うねるような快感に
イザークは歯を食いしばり意地でも声を漏らさぬようきつく手を握り締めた。
「こんなにイイなんて・・隊長ったら・・結構・・・女泣かせ・・・?」
乱れた髪を後ろに掻き揚げながらシホはイザークの耳元で吐息と供に囁く。
「もし・・・わたしを満足させてくれたらおばさまに頼んで・・隊長を自由にしてあげてもいいわ・・」
シホはゆっくりと腰を動かしながらイザークの上着に手を掛けひとつづつボタンを外した。
「どうしようかしら。隊長の辛そうな顔ってすごく嗜虐的で、そそられちゃうの。」
全てのボタンを外し終えるとシホはイザークの鍛えられた腹筋や、
その顔には不似合いなほど男らしく厚い胸板にうっとりしたように口付けを落とした。
「素敵・・・やっぱり隊長は素敵だわ・・・」
シホはイザークの白い上半身にいくつもの赤い痣を付け、満足したかのように深くため息を付くと
今度はやや緩慢な動きで下半身を動かし始めた。
密着した結合部分からは秘肉と愛液が混じりあい卑猥な音を立て、
その音はシホの思考を甘く溶かし、官能と絶頂を秘所から全身の隅々へと次第に激しく強く刻んでゆく。
「ああんっ・もっと・・っ挿れて・・ッ!壊れるくらいっ」
全ての理性をかなぐり捨ててシホはイザークの上で激しく身体をくねらせる。
シホは片手で既に興奮で硬く尖っている自分の乳首を刺激し、もう片方の手で下の固い肉芽を激しく愛撫する。
「全部っ・・・全部感じちゃうぅ・・!」
「う・・・っ・・ぐ・・・・・・・・」
自分の上で髪を振り乱し激しい痴態を見せるシホの行為につられてイザークも思わず下から突き上げてしまい
一度感じてしまった絶頂への道標はもはやイザークの意思では消す事が出来ず、
渾身の力を込めて貫く仰け反った女体の中で限界を迎えたイザーク自身は不覚にもシホの内部に叩きつけるように青臭い欲汁を吐き出してしまった。
「・・・隊長・・・っ!!」
喘ぎ声とも悲鳴とも付かぬ声を発し、同時にシホも全身を震わせて淫らな潮を噴き上げるとそのままイザークの腹上に倒れ込み
きつくイザークを締め付けながら絶頂の瞬間を迎えた。
二人は荒い息をつきながら暫らく動けずにその場に留まっていたが、
やがて興奮も収まりイザークのモノが力を無くしてぬるりと抜け落ちるとシホは憑き物が落ちたように身体を起こし、イザークの前に立ちはだかった。
交歓の名残で全身を火照らせ、その股間からは今しがた注ぎ込まれたイザークの白濁を伝わせながらシホは再びイザークを懐柔にかかる。
「・・・・どうですか・・・?少しはわたしに協力してくれる気になりませんか・・・?」
_z"⌒` "⌒ヘ、_
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l .l l l
.lノl. ‐=、 ,z=‐ゞ、l
ノ } =・- .i .=・-.{ ゞ
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. ヘl -'‐、 ,レ' ヾ\ヽ
ヘ.〈‐=‐〉/l、 ヤ、 ゙ヽ.
, ,ィ:、 ヽ-- '/,'`::、_ ゞ、 ヤ
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れいぷ大好き!
「断る。」
間髪いれずきっぱりとはねつけるイザークの姿に、シホは嫉妬のような不思議な苛立ちを覚えた。
「何故・・・何が隊長をこんなにも頑なにするの・・・?クルーゼ隊長への忠誠心?それとも男のプライド・・・?
そんなものにわたしは負けているの?だったらその男のプライドをずたずたにしてあげる。
所詮男なんて戦争をするか女を抱く事ぐらいしか能力のない生き物なんだから。」
二人は暫らく無言で見詰め合っていたが、先に動いたのはイザークの方だった。
「シホ・・・貴様、カナーバの犬に成り下がって恥ずかしくはないのか?」
「!!」
体の自由を奪われていても尚、冷静な口調でシホを蔑むイザークの態度に、シホは思わずイザークの腹に渾身の力を込めて蹴りを入れた。
「・・・・・ぐ・・・・どうした・・?痛いところを突かれたか・・・?」
痛みに顔をしかめながらも不適に笑うイザークの姿に、シホは困惑と恐怖を感じずにいられなかった。
しかしわざとその気持ちをねじ伏せるようにシホは強気の姿勢を崩さない。
「隊長がいつまでそんな冗談を口に出来るか・・・お手並み拝見と行きましょうか。
それじゃ手始めに・・・そうね、自分で汚したところは自分で綺麗にしてもらいましょう。
ひとつ拒否するたびに銃弾を一発、というのでいかが?」
シホはそう言うとちらりと床に脱ぎ捨てられた自分の衣服を目で指し示した。
言葉だけの脅しではなく、あそこに本当に銃があるのだという訳だ。
「手が使えないのも困ったものね。・・・・まあいいわ。その分、口でしてもらうから。」
シホはそう言うとイザークの肩を踏みつけるように片足を乗せ、大きく頷いて見せた。
「どうするか・・判るでしょう?」
むせ返るほどの女の分泌液の匂い。
それに混じって己の吐き出した白い濁液があわ立つように秘所の入り口にこびり付いている。
綺麗に手入れされているのであろう、恥毛の一本もない白い土手の部分から伸びている肉色の裂け目と
そこから滴り落ちる肉欲にまみれた淫汁。
イザークはきつく目を閉じシホの股間にむしゃぶりついた。
犬が餌を貪るようにわざと卑猥な音を立てて尖った肉芽と折り重なる肉襞を啜り上げる。
粘ついた湿りがイザークの顔中に塗られるのにも構わず、イザークは一層激しく舌と歯を使ってシホの性器に刺激を与え続けた。
「んんんっ・・隊長がっ・・・舐めてるなんて・・・それだけでイッちゃうっ・・・っ」
激しく頭を振りながらシホはイザークの頭をかき抱き、そのまま強い力でイザークの頭を股間に押し当てる。
片足一本で体を支えているシホは次第に足元がおぼつかないほど震えだし、
荒い呼吸とイザークの舌を受け入れる秘所がきつく締め付け、シホの絶頂が近い事を物語っている。
「・・・だめぇ!・・ああんっっ!!」
あと一歩で、という瞬間、それまで無言で口での奉仕をしていたイザークは突然動きを止め
冷ややかな表情でシホの股間から頭を引き剥がすと今までの興奮が嘘のように大きく深呼吸をしてから真っすぐシホを睨み付けた。
「ふん・・・くだらん」
おさまらないのはシホの体だった。
こんな瀬戸際まで追い込まれたにもかかわらず、最後の最後でお預けを喰らうなんて、
あまりにも酷い仕打ちにシホは思わずその場に座り込んでしまった。
「いやっ・・どうして止めてしまうの?!わたし・・・もう少しなのにっ・・・」
無意識のうちに自分の秘所に指を挿入しながらシホは涙を浮かべてイザークに訴える。
「最後まで・・・最後までっ・・・お願いです、隊長・・っ」
シホはぐちゅぐちゅっと指で己の性器を掻き混ぜるが
つい一瞬前にイザークの舌で与えられた快感には到底及びも付かず、
行き場を失った欲望の炎はシホの体内を駆け巡り、微かに太腿を痙攣させている。
「一度はザフトの名誉ある赤服の一員だったお前が・・・今ではただのさかりの付いた雌犬だな。」
冷たいイザークの言葉がシホの胸に突き刺さる。
いや、何と言われてもいい。この体の疼きを止めてもらえるならば。
シホはイザークの脚にすがり付き、その膝を自分の股間に擦りつけながら必死で哀願した。
「ああ・・・隊長・・・わたしは雌犬です・・隊長に舐めてもらって感じてしまう雌犬なんです。
お願いです、もっと・・・もっと・・・めちゃくちゃにしてください・・・ッ!」
快楽に目が眩んだシホは恥も外聞もなくイザークを欲していた。
いま目の前にいる冷たい美貌の元上司が自分の体を押し開き目の眩むような快感を与えてくれる・・・
策略と戦闘力を兼ね備えた女戦士が・・・それだけを願って必死にイザークに体を摺り寄せる。
「シホ、この手を自由にしろ。」
既に立場は完全に逆転していた。
イザークは有無を言わせぬ口調で命令し、シホもふらふらとごく素直にその命令に従う。
重い音を立てて手首にはまっていた鎖が床に落ちるとイザークはすかさずシホの長い髪を掴み
そのまま乱暴に床に突き倒すと、シホの剥き出しの白い脚にその鎖を絡ませて
大きく脚を開かせ秘所を曝け出した姿のまま壁に繋いでしまった。
「・・・隊長・・・っ!?」
シホはようやく自分が置かれている立場を理解した。
そうだ・・・この人は自分が受けた屈辱は何倍にもして返すのだ・・・
「ご苦労だった、シホ。」
イザークは立ち上がり乱れた衣服を整えるとシホの脱ぎ捨てた衣服を探り、
上着の内ポケットに収められていた銃とナイフを抜き取ると弾薬の数を数えナイフをブーツの中に隠した。
「隊長・・!?何を・・・・!まさか一人で・・・無理です!できっこないわ!」
イザークはシホの言葉に一瞬足を止めたが、そのまま振り向きもせずに部屋を出て行った。
シホを殺さなかったのは数少ない自分の元部下を殺すのが忍びなかったからか、
それともこの後カナーバ一派に発見され、自分を逃がした罪で母と同じような処分を辿るのか。
イザークには全く関心のないことだった。
イザークの頭の中にはただひとつ、この馬鹿げた粛清を進める張本人、
カナーバ議員・・・今はカナーバ新元首と名乗っている・・・を消去することだった。
「懐柔する相手を間違えたな。」
イザークは終戦後地球に降りナチュラルの女と幸せになった同僚を思い出しつつ
たった一人、味方のいない孤独な戦いへの道を歩み始めたのだった。
シホの手がゆっくりとフレイの身体をなぞっていく。
首筋から肉の薄い肩、なだらかな背中のライン、括れたウエストから張り出したヒップへと何度も往復し
シホの手はしっとりと上等の絹のようなその感触を味わい楽しんでいた。
特別な事をしているわけでもない掌の往復がフレイの肌の感覚を鋭敏に研ぎ澄ましていく。
男の手の愛撫とは違い、月並みなたとえだが白魚のような繊細でたおやかな指先に触れられるたびに
フレイの体はぴくぴくと反応し、触れられたその箇所はうっすらと桜色に色付いていく。
フレイはシホの腕の中で体を弛緩させ艶かしい愛撫を受けるたびに甘い吐息を漏らすだけだった。
「あなた、名前は?」
軽く歯を立ててフレイの耳朶をかんでいたシホが囁いた。
恍惚の表情で目を閉じていたフレイがうっすらと目を開ける。
「フレイ・・・フレイ・アルスター・・・」
シホはフレイの投げ出されていた手を掴んだ。
「フレイ・・いい名前ね。こんなにいやらしい娘にはもったいない名前だわ。」
フレイはシホの言葉に驚き思わず目を見開いた。
500KBげっと!
「え・・・?」
振り向くと、冷たい微笑を浮かべたシホと目が合った。妖しいしい光を宿したシホの瞳にフレイの姿が映っている。
ぞくりと背筋に悪寒が走り、フレイはいやいやをするように頭を振った。
いままで優しく愛撫してくれていた少女が何故いきなりこんな酷い言葉を吐くのだろう。
しかしシホはそんなフレイに構わず、掴んだその手をそのままフレイの秘所へと押し付けた。
クルーゼの挿入とシホの愛撫で敏感になっていた其処は太腿まで伝うほど多量に溢れ出た愛液でぐっしょりと湿っており、
押し付けられた掌に生暖かい感触が感じられる。
無理矢理秘所に掌を押し付けられぐりぐりと擦られるとフレイはそれだけで快感に震え声を漏らしてしまう。
てst
「え・・・?」
振り向くと、冷たい微笑を浮かべたシホと目が合った。妖しいしい光を宿したシホの瞳にフレイの姿が映っている。
ぞくりと背筋に悪寒が走り、フレイはいやいやをするように頭を振った。
いままで優しく愛撫してくれていた少女が何故いきなりこんな酷い言葉を吐くのだろう。
しかしシホはそんなフレイに構わず、掴んだその手をそのままフレイの秘所へと押し付けた。
クルーゼの挿入とシホの愛撫で敏感になっていた其処は太腿まで伝うほど多量に溢れ出た愛液でぐっしょりと湿っており、
押し付けられた掌に生暖かい感触が感じられる。
無理矢理秘所に掌を押し付けられぐりぐりと擦られるとフレイはそれだけで快感に震え声を漏らしてしまう。
以下、訴状の一部を抜粋。
(1)被告は、日本国の首相として、(中略)
自衛隊をイラク南部サマワに派遣した。
その間、被告の公職選挙法にも違反する公式発表の経歴の偽りが、
大手、中小を問わず、あらゆるメディアを通じて、明らかとなり、あまつさえ、
その経歴の偽りの中には、婦女暴行と、その咎による逮捕までが含まれているとの記事、情報が乱れ飛ぶ事態に立ち至った。
第2 原告が損害賠償を求めるに至った経過
原告は、…「イラク派兵違憲訴訟の会・東京」の一員でもあり、
自らも本訴訟と同じ日付の2004年3月30日に、イラク派兵に関しての損害賠償の提訴を行った。
その方の訴訟の被告、国の代表者であり、同時に本訴訟の被告でもある小泉純一郎が、
最もおぞましき犯罪、婦女暴行と、そのための逮捕の経歴を、
大手メディアが報じないために、公式の場では非難されない状況を奇貨として、
首相の座に居座り、イラク派兵の暴挙を継続している状況は、憤激に耐えない。(中略)
『噂の真相』誌は、2004年3月25日に発行した『噂の真相』4月休刊記念別冊『追悼!噂の真相』に、
以下の題名の記事を掲載している。
「小泉総理のツメ切れなかったスキャンダル英国留学・レイプ疑惑とSM嬢との交際説」
この記事では、前記の季刊『真相の深層』創刊号の記念・ワイド特集「小泉純一郎経歴疑惑の核心を突く!」に及ばずも、
少なくとも、「レイプ事件」という言葉を用いて、それが、本件被告のロンドン「留学」の真相であるとの疑惑を、
実情をほとんど報じていない体制御用の大手新聞はもとより、
『週刊ポスト』などの週刊誌よりも、さらに詳しく記している。(中略)
原告は、「個人情報保護法」の上程と成立の経過の裏には、被告自身が、自らのおぞましい経歴を秘匿したまま、
すなわち、その本性を隠して世間を偽り、首相の地位を維持しようとする魂胆ありと判断する。(中略)
原告は、前首相と現首相に関する2代も続くこのような醜聞の不祥この上ない事態を、
一日本人としても、これ以上容認することは、とうていできないので、
弾劾と被告の一刻も早い辞任を求めると同時に、
請求の趣旨記載どおりの判決を求め、提訴する次第である。