<イラク>拘束のフランス人記者を解放
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040415-00001041-mai-int 【パリ福島良典】イラク中部で武装勢力に誘拐・拘束されていたフランスの
映像通信社CAPAのアレクサンドル・ジョルダノフ記者(40)が14日午後、
バグダッド郊外のイスラム教スンニ派のモスク(イスラム礼拝堂)で解放され
た。
ジョルダノフ記者は解放後、仏テレビ・フランス2に「最初は(フセイン元大
統領に忠誠を誓う部隊)フェダイン・サダムに捕らえられたが、後で別のグル
ープに移された。各抵抗勢力は固く団結している」と述べた。
解放への端緒を作ったのは仏テレビ・カナル・プリュスのモハマド・バル記
者。同記者はロシア人、中国人の人質解放を実現したイラクのスンニ派指
導部「イスラム・ウラマー協会」のアブデル・サラーム・クバイシ師にパリから
電話で接触、解放への助力を依頼した。
これを受けてクバイシ師はジョルダノフ記者が誘拐されたと思われるバグ
ダッド南方ヒラ周辺のモスクを通じて、信徒に情報提供を求め、犯行グルー
プに解放を促したという。
レバノン系フランス人のモハマド・バル記者はカタールの衛星テレビ「アル
ジャジーラ」特派員を経て、今年1月まで仏テレビTF1の特派員としてバグ
ダッドに滞在していた。(毎日新聞)
[4月15日11時56分更新]