「イラクの奇妙な情勢」〜アメリカ平定の頓挫

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338国連な成しさん
211 名前:1/3[sage] 投稿日:04/12/13 00:52 ID:???
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☆★イラクの陸路は危険、米軍の空輸が急増
Dangers on the Ground in Iraq Lead to Increased Use of Airlifts
ワシントン・ポスト 2004年12月12日 
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http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A58252-2004Dec11.html

 ウデイド空軍基地(カタール) 12月11日発:
 
 イラクでは攻撃されやすい軍事物資の陸上輸送を減らそうと、米
空軍がイラク内の基地に送る資材の大量な緊急空輸を開始した。

 この試みは米空軍参謀長ジョン・ジャンパー大将の要請を受けて
数週間前に始まり、通常は陸路で移動する車両やガソリン輸送車
からタイヤ、発電機その他の物資までを積載する輸送機を投入して
いる。このような輸送は、費用が増える割に効率は落ちるが、空軍
の高級将校は、危険な陸路輸送に携わる米軍兵士と民間人の生
命を守るために必要になった措置だと話した。

 「ジャンパー大将のしたことは、基本的に、規則集を投げ捨てるほ
どの頭の整頓を要求するものだった」−−ペルシャ湾地域の米航
空隊に所属するウォルター・ブキャナン司令官が説明した。「彼は効
率を度外視しているので、私もそうしている」。

 クウェートにいる兵士がラムズフェルド国防長官に、自分たちは十
分な装甲のない装備で戦場に送られると不満を述べたために、先
週、輸送車列の安全確保が焦眉の課題となったのだ。ペンタゴンは
その後、兵士たちの関心は受理されたものだとして、イラクに向かう
部隊には装甲付きの輸送手段が提供されるとの声明を発表した。
339国連な成しさん:04/12/13 08:02 ID:???
212 名前:2/3[sage] 投稿日:04/12/13 00:52 ID:???
 空軍がとった措置は軍当局の上層部の判断を反映しており、予見
しうる将来において護送車列への脅威は減少しそうにないとして、
安全な輸送を確保する最良の豊富は地上輸送を避けることだとす
るものである。

 ジャンパー大将は電話取材に対して、「いかなる方法をもってして
も、道路上からトラックを排除することを主要な目標とする、−−私
はこう指示した」と述べた。大将は11月に現地訪問しているときに
指示を出した、と語った。

 今までのところ、イラクにおける米軍物資の移動は、拠点に集積し
予約にもとづいて配送するシステムを採用してきた。物資はアメリカ
本土あるいはヨーロッパからバグダッドまたはバラド(バグダッドの
北50マイル)の飛行場に直接空輸され、それから他の基地へと輸
送されていた。

 多くの在庫品は、南のクウェートまたは北のトルコからイラクに輸
送されていた。しかし、この配送システムは、軍の護送車列がスン
ニ・トライアングル(スンニ派の三角地帯)と呼ばれるバグダッドの西
方および北方に広がる危険地帯を移動しなければならない状況を
生んでいた。そこでは米軍およびイラク軍との多くの武力衝突が集
中していた。

 新しい計画のもとでは、バグダッドとバラドをハブ基地として頼るこ
とがなくなり、空軍はこの三角地帯の周縁部や域外の飛行場にも直
接空輸を拡大するつもりである。

 2週間前、直接アル・アサド空軍基地に向かう長距離輸送機の飛
行が始まった。この基地は不安定なファルージャとラマディを含むア
ンバル州の治安を担当する米海兵隊に近い。
340国連な成しさん:04/12/13 08:03 ID:???
213 名前:3/3[age] 投稿日:04/12/13 00:53 ID:???
 当地の空軍作戦センターにいる将校によると、イラク南部のタリ
ル、北部のクアイヤラおよびサハラ飛行場への直接輸送も予定さ
れている。
 「バグダッドとバラドには常駐要員だけを残すことにして、そこでは
トラック輸送する必要もないようにしたい」−−空軍と調整して対応
にあたっている空輸部隊のティム・ジュエルゲン中佐が説明した。

 さらに、米軍輸送機はイラク内の基地相互間の物資輸送も増やし
ている。中東地域の米軍機を統括する空軍作戦センターの副司令
官マーク・ラムゼー大佐によると、先月には、毎日の空輸物資料が
350トンから450トンへ29%近くも増えたという。

 ・・・当地の複数の将校によると、米中央軍のアビザイド司令官に
よって見直されている計画は、1日当たり約600トンにまで空輸物
資を増やすことを求めているという。これほどの増大は既存の航空
部隊に深刻な緊張を強いることになるだろう。

 陸軍も空軍も、戦闘地域における物資輸送のあり方について、従
来の考えを脇に置かねばならなくなっていることを悟った。 ・・・莫
大な量を占めているのは水と燃料であり、空輸するには難しいほど
扱いにくいとラムゼーは語った。水の問題については、米軍の兵站
を担当する高級将校が、ボトルの水をイラク人から買うか、イラクに
ボトル工場を建設することまで選択肢として検討している。 ・・・
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※ URUK NEWS イラク情勢ニュースHP 
    http://www.geocities.jp/urknews/  
※ イラク・レジスタンス・レポート
    http://www.geocities.jp/urknews/Iraqi_resistance.html
※ イラク戦争の真実
    http://www.geocities.jp/uruknews/