149 名前:国連な成しさん 投稿日:03/04/09 23:05 ???
Financial Times の記事より
【米国支援民兵が町を恐怖のどん底に陥れる】
ナジャフ郊外の町ハイ・アル・アンサルは先週米軍に制圧され、
サダム・フセインのバース党から解放され喜びに包まれていた。
それが新たな統治者のためにこれまで以上の恐怖におののくことになろうとは。
新たな統治者とは米軍の支援を受けた無名の民兵組織で、近郊の基地に本部を置いている。
米軍特殊部隊の車両に同乗して先週町に乗り込んできたICNU(イラク国家統一同盟)は
略奪をほしいままにし、町を恐怖のどん底に陥れた、と殆どの住人が語っている。
「奴らは盗みまくるんだ」とアルタイフ神学校そばに住みアブ・ゼイナブと自称する男性は語る。
「奴らは俺たちにこう言って脅すんだ『俺たちにはアメリカ軍がついてる。俺たちに手出しは出来ないぞ」ってね。」
別な住民のサイーダ・アル・ハメッドは、先週地方政府とともに警察も逃亡したこの町でICNUや他の武装ギャング達が
略奪を働くのを目撃した、と語った。別の男性は米軍通訳に、彼の車を引き渡すのを拒んだためにICNUによって彼は家から追い出され、
暴行を受けたと訴えた。彼らはクルマを持ち去ったという。
もしこうした訴えが真実であれば、アメリカのイラク戦略の暗黒の側面を暴露することになる。
米軍が戦後の平和維持活動に消極的でイラク統治権をイラク人に出来るだけ速く引き渡したがっている点から見て、
米軍は戦闘に勝利するそばから平和を失っていくことになるだろう。
アメリカ特殊部隊はこうした訴えについて調査中としているが、彼らはこうした
武装グループの組織化に手を貸した覚えはないと主張している。
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(つづき)
ICNUのリーダーは、元イラク軍砲兵隊大佐と自称しているが、地下抵抗組織と1996年から
活動をともにし、火曜日に自らナジャフの市長であり、彼のグループが施政権を奪取したと宣言した。
CIAと特殊部隊によって地方政府樹立のためにイラクに帰還した別のイラク人亡命者は、
この民兵達は手が付けられないと漏らした。
「だれも彼らをこれまで聞いたこともない。だが彼らには米軍の支援がある」と
アラブジャーナリストは語った。
アブ・ゼナイブはICNUは「町とは何の関係もない。町の住人はだれも奴らのことを知らない」とのべ、
町の住人の殆どはシーア派であって彼らは大アヤトラのアリ・シスタニ師だけに従ってきたと語った。
アヤトラ・シスタニはこれまでのところ米軍使節との会見を拒絶し、
米軍と協力すべきかについて何の声明も発表していない。