[復活]中東の歴史を学ぶスレ

http://www.netlaputa.ne.jp/~kagumi/articles03/0303-2.html

　アメリカがイラクを攻撃する（また、その余勢をかって「この地域に民主制を」樹立す
る）ために掲げる口実がどのようなものであるにしろ、この戦争が可能となるのは、アラ
ブ世界が嘆かわしい状況にあるからでしかない。ベルリンの壁は崩壊し、ソ連はもはや記
憶の彼方、世界は新たな時代を迎えた。なのに、アラブ世界は絶望的に変わらない。専制
体制が圧倒多数を占めているのは何もこの地域特有のことではない。他の地域も、期間に
長短はあれ、独裁政権の時代を経てきている。だがここでは、自由、民主制、近代を目指
す大きな運動を社会が内側から生み出すことのないまま、年月が過ぎていく。時代錯誤の
君主制と、多少とも文民政権を装った軍事政権が相変わらず権力を握り、イスラム主義の
運動以外には一貫した反対勢力もない。アラブには、形だけはさまざまな抑圧しか選択肢
がない宿命であるかのようだ。

　しかしアラブの側、西洋の側、あるいは双方ともに過ちがあるにせよ、次の問いに答え
ることが何としても必要である。なぜアラブは、これほど長い間、過去（栄光ある過去と
はいえ）に絡めとられ、現在に足を踏み入れることができずにいるように見えるのか。こ
の問題は言葉のあやにとどまるものではない。それは世界の平和を脅かしている。数カ月
前、フランスのある新聞に、世界はその最大の産油地帯の停滞状態を長きにわたって許容
するわけにはいかない、とする軍事専門家の論説が掲載された。彼の予測によれば、この
不均衡がいずれ爆発を起こすことは必至であり、したがってヨーロッパはアラブ世界に介
入できるよう、軍事戦略の見直しを迫られる。支離滅裂なことに、この理論をブッシュ大
統領が実践に移そうとしている。ただし、それは「予防」と銘打たれた（要するに先制攻
撃である）。

クルド人　その１

紀元前5000〜メソポタミアの民として、現在のイラク・トルコに定住して、
以降、この地に渡って来る異民族
（トルコ系、インド系アーリア人、イラン人、モンゴル人、十字軍など）
の影響を受ける遊牧民族。
文化的にはアーリアタイプの影響は薄いが、人種はアーリア人。
言語はクルド語。
宗教はスンニ派イスラム。
最盛期にはクルド王サラフ＝ウディーン(saladin　1138-1193)が、
ファーティマ朝から独立してアイユーブ朝(1171〜）を興し、十字軍を撃退。

サイクス・ピコ協定

イギリス−フランス（もう一国、ロシアは後に脱退）間の
中東における領土配分（オスマントルコ分割）。
レバノンのフランス統治、シリアのフランス保護国を認め、
メソポタミア（イラクその他）のイギリス委任統治を認める、という内容。

バルフォア宣言(1917)

イギリスの議員バルフォアがユダヤ人資産家ロスチャイルドに宛てて
（パレスチナにおける）ユダヤ人国家の成立と
シオニズム（ユダヤ愛国主義）運動の後押しを約束したもの。
イスラエル成立の論拠。

フサイン・マクマホン協定(1915)

第1次大戦中、イギリスの政治家マクマホンがエジプト太守フサインに対して、
戦争協力と引き換えにアラブ諸国の独立の公認と支持を認めたもの。
この内容にしたがってアラブ諸国が内部分裂した結果、
オスマントルコは滅亡する。
アラビアのロレンスは、アラブ諸国のオスマン帝国に対する
ゲリラ活動を指揮したイギリス将校。

イスラエルの領土はサイクスピコ協定(１９１６）の委任統治量を
バルフォア宣言（１９１７）に基づいてユダヤ人に譲った格好となり、
結果として、このフサインマクマホン協定は反故という形になった。
当時のこのような外交は秘密外交と呼ばれる。

第1次中東戦争(1948)

イスラエルが独立を宣言したのをきっかけに、
アラブ諸国が団結してイスラエルに攻め込んだ戦争。
主な国はエジプト、シリア、サウジ、イラクなど。
イスラエルは初期に圧倒的劣勢に立たされるも、
国連による停戦を経て戦力を倍増させ、ついにはエジプトに攻めこむ。

が、イギリス軍がエジプトからイスラエル軍の撤退を要求したため、
それを飲んで停戦に至る。

第2次中東戦争(1956)

エジプトの政権交代により、エジプト軍はスエズ運河の国有化を宣言。
それまで、エジプトに利権を持っていた、フランス・イギリスがこれに反対し、
領土的野心を持つイスラエルと三カ国連合軍を組んで攻めこむ。

3カ国軍の圧倒的勝利かと思われたが、アメリカがエジプト支持にまわったため、
イスラエルはシナイ半島から撤退、3カ国は国連の調停を受ける。

第3次中東戦争(1967)

イスラエルによるアラブ諸国への電撃作戦。
イスラエルの一人勝ちであり、領土を広げ、エルサレムの一部を獲得。

イラク革命

1932　イギリス委任統治領から独立して、イラク王国成立

1956　カセム准将、自由将校段を率いて共和革命、首相となる。

1963　アーリフ大佐、バース党ともにクーデター、カセムを処刑し大統領となる。
同年　アーリフ大佐、バース党を追放。

1968　バース党（バクル、サダム）クーデターを起こし、バクルが大統領となる。

1979　バクル引退、サダム大統領就任。

イランイラク戦争

1979　イラン革命により、ホメイニ師が最高指導者になる。
1980　イランのシーア派台頭を恐れた、アメリカ、イラクの利害が一致し、
イランイラク戦争勃発。
1988　両国が国連案を飲み、停戦。

パナマ侵攻(1989)

レーガン大統領はパナマの独裁者ノリエガ将軍が
「麻薬を流通させている」として、パナマを攻撃。
ノリエガは亡命するが、逮捕されて幕。
逮捕後、麻薬の流通量は二倍に増えた。
アメリカはパナマに領土を獲得。パナマ運河の通交権を握る。

湾岸戦争(1990)

1967　クェート、イラクから独立。
1988　イランイラク戦争終結。イラクスンニ派イスラム諸国に戦費の借り入れを要求、断られる。
1990　クェートの越境した石油採掘を理由にクェート侵攻。クェート全体をイラクの領土と宣言する。
即座にアメリカ介入。国連で多国籍軍を編成して、イラクを撃つ。
イラクは国連の出した停戦決議687を受諾。
化学生物兵器、大陸弾道弾（150ｋ超）の廃棄と、査察受け入れ義務付けられる。

thx!

これじゃアラブ人が怒るのも無理ないな

これじゃユダヤ人が怒るのも無理ないな

アラブ人ってなに？元はどこの国が分裂したの？
セム＝ハム語族ってなに？インド＝アーリア語族と確執でもあるの？

アラブ人の定義は広義から狭義まであるみたいだからなあ…

セム・ハムはノアの息子で、セムはパレスチナ付近、ハムはアフリカを領有した
ことから、それぞれの地域の言語を指す。
なお現在ではアフロ・アジア語族と呼ぶらしい。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/mntcabe/laeg/laeg01-01.html

>>13
イギリスのパレスチナ委任統治時代からイスラエル建国を通じて現代まで、
パレスチナ人あるいはアラブ人の矛先がイギリスに向かうことはなかったんですか？

age

そもそも。オスマントルコに支配されていたパレスチナ地域に、第一次世界大戦
でオスマントルコと戦っていたイギリスがアラビアのロレンスを送って協力を
求め、その代わりにパレスチナ国家を樹立することを約束し、それを破った事が
パレスチナ問題の原因。

イラクのきれいなおねえさんがイラク６０００年の歴史とおっしゃてた。
オラー中国４０００年の歴史でもすげーと思うのに、まいちゃうね。ほと
んどあのへんの文化しらないけど、アラビアンナイトは何度かよんだこと
がある。ラムごときの手に負える相手じゃないよ。いずれ、たたきだされる
ね。イラクのことはイラク人に任せるしかないよ。

前スレは3日でdat逝きしちゃったんだよね。

大きい川があったおかげで文明レベルも高かった。
だから、異民族の標的にされて、王朝が何度も入れ替わった。

まず、最初にいたのがアラブ人。メソポタミア文明の中核。
で、そのころ流入してきた民族にクルド人やらがいる。
仮想敵は西の大国エジプト文明。
エジプトの歴史にも、攻めこんだり攻めこまれたりが出てくる。

で、統一と分裂を繰り返しながら、
鉄を発明したり、ユダヤ人を捕まえたりしてたわけだが、
最初の大きな転機はやはり異民族のイラン人（ペルシャ人）。
イラン人は印欧語族で、インド〜中央アジアからイランに入植して
しばらく、居ついた後、アケメネス朝ペルシャを打ち立てる。
このペルシャはアレクサンドロスに滅亡させられてしまい、
支配階級にギリシャ人が入ってくるが、それもつかの間、
中東の覇権はやはりイラン人で、パルティア、ササン朝と
ローマ帝国とあらそって、皇帝を捕虜にしたりしていた。
コーランに載ってるキリスト教は、ローマのそれじゃなくて、
ネストリウス派キリスト教の事だと思われる。

その後ムハンマドが台頭し、中東はイスラムが軍事的に制圧する。

そんな中やってきたのがトルコ人。れっきとした中央アジア出身で、
中国の唐を滅ぼした突厥の後裔であるが、
中央アジアはモンゴル系の民族が次々に羽ばたいて行くので、
西へ西へと追いやられ、イスラム帝国の政権を取ったり取られたりてな感じで
第一次世界大戦を迎えてしまう。

というわけで、中東三大メジャー人種は
アラブ人、イラン人、トルコ人。
でも、クルド人は世界中に2500万と言われており、
実はイラクの総人口より多い。
万一クルドが国になったら、
トルコとイラクはかなり領土を削られる事になる。

>>26
あ、それ俺も不思議だった。何でだろ…

長瀬　アユ　破局

age

>26
イギリス統治のパレスチナでユダヤ人移民が急増した頃は、
パレスチナ人がイギリス、ユダヤに対して抵抗してたけど、
その後イギリスがパレスチナ（イスラエル）の独立を渋ったら
今度はユダヤ人がイギリスとパレスチナ人に対して抵抗運動始めたらしい。

ここらへんでパレスチナの反イギリス感情がうやむやになったのか…？

田中宇（たなか・さかい）氏の『イラクとパレスチナ　アメリカの戦略』（光文社新
書）が、いろいろと知らないことを教えてくれて参考になった。とりわけ「第５章　
パレスチナ人移住計画」では田中氏が大胆に推測を展開していて、スパイ小説を読む
ようで面白かった。
イスラエルとパレスチナ人国家の共存を目指した「オスロ合意」は、イスラエル政府
の強行路線への転換と自爆テロの応酬により完全に行き詰まっている。この「オスロ
合意」に代わりイスラエル保守派とアメリカのネオコンが画策しているのが、「パレ
スチナ人の強制移住計画」すなわちヨルダン川西岸地域からパレスチナ人を物理的に
追い出してしまおうというものだという。
どこへ移住させるかというと、地理的にも近くすでにパレスチナ出身者が多く在住し
ているヨルダン以外にない。しかし現在ヨルダンを統治するハシミテ王家は親米路線
を取っており、自国領内のパレスチナ出身者の比率が上がると基盤が揺るがされるこ
とを恐れて容易に賛成はしないだろうという。

そこで出てくるのが「フセイン政権を追い出した後のイラクでハシミテ王家出身者を
政権につかせる」つまり「ヨルダン王をイラク王にする」という奇想天外なアイデア。
もともとイラクの王室はヨルダンと同じハシミテ王家。第一次世界大戦の際にイギリ
スに協力してトルコに反旗を翻したメッカ太守の二人の息子が、イギリスの後ろ盾を
得てイラクとヨルダンの王になった（後にイラクの王室はバース党のクーデターによ
って打倒される）。つまりもともと「よそもの」。
すなわち「フセイン政権を追放」⇒「ハシミテ王室をイラクに」⇒「イスラエル占領
地のパレスチナ人をヨルダンに」という、玉突きのような構想である。

これだけ見ると「んなアホな！？」「トンデモ本」という感だが、田中氏もまた「フ
サイン・マクマホン書簡」（このスレの>>12。田中氏の表記は「フセイン・マクマホ
ン書簡」）、「サイクス・ピコ協定」（このスレの>>10）「バルフォア宣言」（この
スレの>>11）を引いて、第一次大戦後の中東の国境策定にあたって当時の大国がさま
ざまな密約を交わしてきた歴史的な事実を提示するので、「さもありなん」という気
分になってくる…

うーむ、田中氏の本では「フセイン・マクマホン書簡」は「フセインがアラブの大
部分の地域に統一国家を打ち立てることを承認した」（『イラクとパレスチナ』
ｐ２０９）とあり、アラブを分裂したままで独立させるように読める>>12と若干ニ
ュアンスが違うのだが、どっちが事実に近いのだろう？

あ、自分でもちっと調べてみます・・・

>>1
足し算引き算もわからないﾔﾂに、
数学を教えよう、という気になるかね？
まずは自分で調べて、最低限の勉強して来い。
話はそれからだ。

>37
なかなか面白いアイデアだなあ。
まあ実際にはイスラエルの１人勝ちの構図なので
他のアラブ諸国が反対するんだろうけど・・・

>>37

まそんなの今じゃ出来るわけないよね。アメリカが許さん。

>>41
つか、もろイスラエル（とアメリカ）の自己中アイデアですな。

>>42
そゆシナリオ書いてるのは他ならぬアメリカのネオコンとイスラエルをバックとした
ユダヤ人ロビイストなんすけど。

>>43

>>そゆシナリオ書いてるのは他ならぬアメリカのネオコンとイスラエルをバックとした
ユダヤ人ロビイストなんすけど。

ネオコン連中の意見がストレートに国策に反映されるとは限らない。

>>44
この戦争始めたのは間違いなくネオコンでしょ。

ちなみに、前スレには
2003年イラク滅亡
分割される、って書いてあったんだけど、
まさに今分割されようとしているな。

ノストラダムスじゃあるまいし。

＜血液型A型の一般的な特徴＞（見せかけのもっともらしさ（偽善）に騙されるな！！）
●とにかく神経質で気が小さい、了見が狭い(臆病、二言目には「世間」(「世間」と言っても、一部のＡ型を中心とした一部の人間の動向に過ぎない））
●他人に異常に干渉して自分たちの古いシキタリを押し付け、それから少しでも外れる奴に対しては好戦的でファイト満々な態度をとり、かなりキモイ（自己中心、硬直的でデリカシーがない）
●妙に気位が高く、自分が馬鹿にされるとカッと怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする（ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはたいてい、内面的・実質的に負けていることが多い）
●権力・強者には平身低頭だが、弱者に対しては八つ当たり等していじめる（強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる(特に人が見ていない場合））
●あら探しだけは名人級でウザく、とにかく否定的（例え10の長所があっても褒めることをせず、たった１つの短所を見つけては貶す）
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格が鬱陶しい（根暗）
●何でも「右へ習え」で、単独では何もできない（群れでしか行動できないヘタレ）
●少数派の異質・異文化を理解しようとせず、あるいは理解を示さず、排斥する(差別主義者、狭量、視野が狭い、多数派＝正しい　と信じて疑わない）
●集団によるいじめのリーダーとなり皆を先導する(陰湿かつ陰険で狡猾）
●他人の悪口・陰口を好むと同時に、自分は他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする（自分がそうだから容易に他人を信用できない、ポーズだけで中身を伴っていない、世間体命）
●たとえ友達が多くても、いずれも浅い付き合いでしかなく、心の友達はおらず孤独（心の感度が低く、包容力がなく、冷酷だから）
●頭が硬く融通が利かないためストレスを溜め込みやすく、また短気で、地雷持ちが多い（不合理な馬鹿）
●たとえ後で自分の誤りに気づいても、素直に謝れず強引に筋を通し、こじつけの言い訳ばかりする（もう腹を切るしかない！)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例：「俺のほうが男前やのに、なんでや！（あの野郎の足を引っ張ってやる！！）」）

>>44
普通の政権ならね。
ブッシュは基盤が弱すぎるから、ネオコンの言いなりにならざるを得ない。

ブッシュ自身はネオコンで無いってこと？？

>>50
ブッシュはアル中です。

まさしく「ならずもの」がインネンつけて始めた喧嘩のような
ものである。
（大量破壊兵器だのならずものだの、だれがやねん、お前が言うな、という
世界中のつっこみも意に介さないのがブッシュという男、そしてアメリカという
国家である。）
それにしても劣化ウラン弾を相変わらず使用するか。おい。
湾岸戦争の時のその深刻な影響が問題になっているだろうが。
そんなヤツらに化学兵器が、とか大量破壊兵器が、とか言われたくないっての。

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/ ,ヘ〜-ｰ'´⌒｀｀ヽ:ヽ　　＜　中東の歴史？シラネーヨ
/ ﾉ　彡:三:三:三:ミ |: ＼　 └─────────
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そんな話はいいから手伝えよ！
http://sports2.2ch.net/test/read.cgi/iraq/1049415079/l50

ブッシュはネオコンじゃないと思うが。
いくらなんでも、ネオコンが大統領候補にはなれんよ。
ブッシュは政策がアフォっぽいし、ネオコンを一杯起用してるけど、
自分は違うでしょ。

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　パーレビー時代のイランは
親米だったしその指導のもとに
必死に近代化やってたが
　秘密警察が大活躍だったし
到底民主主義国家とはいえなかった

　その結果がイランイスラム革命だし
大使館占拠もやったしね
アメリカの傀儡政権＝民主化マンセー
だとは誰も思ってないんじゃ

＊パナマもノリエガ無き後も米大統領訪問時に
＊キッチリ反米デモやらかしてるし

保守