ほとりAnReal

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69ほとり@f136069.ap.plala.or.jp
>>58
 私たちが現実の世界で会える人の数は、実にほんのわずかなものでしょう。
 その中で誰かが誰かのことを肯定できることは、本当に稀なこと。人気があると思われて
いる人であっても、それはその人が他の誰かのために作り上げた人格である場合が多いと
思うのです。
 そういったなかで自分は、多くの人の目にとまる場所で本質のままの自分をさらけ出す
ことで、一人でも自分に対して「それでいい」と言ってくれる人に出会いたくて、ここで
キーを打ちつづけているのかも知れません。
 そして、そのつたないテキストだけで、ほとりという人間の意識そのものをいったい
どこまで符号化できるのかという試みで作られたのが>>50にあるHTMLドキュメント
なのです。その方法は著書という形態で現在に残る過去の人々の意識をみても明らかな
ように、実に端的で再現性に欠けるものでしょう。
 今はまだ誰一人として、ほとりという人間を全肯定する人はいません。そしてお互いが
別の意識として隔離され、それぞれ別の環境で生きるという形態を保ちながら、言葉や字
と言った原始的なコミュニケーションに頼るうちは、人が人を全肯定できるいうことは
あり得ないことなのかもしれません。
 ほとりのことを詳しく知ることで、私はあなたを失望させるかもしれません。もし
そのことが悲しいことだと思うのなら、私たちが互いを完全に分かり合う方法はどこに
あるのでしょう?