きのこ

エジプト革命に関してですが、もし最大野党のイスラム同胞団が政権をとるとなると、
彼らはパレスチナのハマスと同じ政党組織なので、イスラエルが窮地に立たされるという地政学的な大転換になるんですよね。

僕は親ユダヤですが、イスラエルのタカ派の言動には疑問があって、
住宅省とかリクードの連中ですけど、彼らはアラブを挑発することによって、かえってイスラエルを取り巻く状況を悪くしている。

僕は、米英中ソと敵対した後期大日本帝国の指導者連中の一部に、
外国と通じた反日主義者・自滅主義者が紛れ込んでいたと疑っているのですが、
イスラエル住宅省やリクードなどのシオニストタカ派連中に同じ臭いを感じます。

少なくとも米ネオコンは、イラクフセイン政権を潰しイラクを民主化することによって、
イラクにシーア政権を作り（イラクの民の60％がシーア派なのだから当たり前）、イランと同盟させ、
中東北部の覇権をイランに与える戦略目的があった。ネオコンの戦略目標は、大イラン主義、あるいは大ペルシャ主義です。

これはほぼ間違いないと思っています。
既にシリア、レバノン、イラク、パレスチナがイラン覇権の影響下にあり、トルコもイランに友好的なので、
エジプト革命によって、イスラエルは一層絶望的な情勢です。

イラクフセイン政権は、シリアやイランと対立していてくれたので、イスラエルにとっては、
中東北部諸国家が団結しないようにしてくれる、都合の良い安全弁だったんですけどね。