【妄想】◆DEEP.SZXjg part14【核ミサイル発射準備OK】
俺が思春期の頃、女子高生コンクリート詰め殺人事件という
なんともおぞましい殺人事件が起きた。
その事件は犯人の顔写真を見れば分かると思うが
加害者達に、なんの同情の余地も感じる事は出来ない。
そして、週刊誌などの報道で、その犯行内容の壮絶さが次々に明らかになった。
その後の裁判記録などでも更に明かされる真実の内容は
恐怖すら感じるものであった。
誰かがこいつらを殺すべきだとも思った。
特に俺が衝撃を受けたのは
被害者には交際していた男性がいたという報道だ。
もし自分の愛する女性がこんな目に合わされたら
どういう風な行動を起こすだろうと、考えさせられた。
おそらく一生を掛けて、復讐殺人を行うのだろうとも思った。
つまり俺は被害者の交際相手に感情移入してしまった。
俺もガクブルのやっている事はだから理解はできるんだよ。
しかし、残念ながら、その男性はすっかりと姿を消してしまった。
彼が何を想い、どう判断したのか
今となっては明らかにされる事はないだろう。
インターネットというモノが流行し
あるとき俺は2chという掲示板を見つけた。
そこでは、コンクリ事件について、今だに議論しているスレがあった。
少年犯罪板だったと思う。
そして、そこはidの出ない自演し放題の板だった。
記憶は定かではないが、2ch全体がそうだったかもしれない。
そこで俺が何をしたか、想像出来るだろう。
俺は何人もの架空人物を演じ
まるで多くの人間がコンクリ犯を追い詰めようとしているように見せかけた。
徐々に賛同する人間が現れ、スレはどんどんエスカレートしていった。
姿を消して、少年法の壁に守られた犯罪者達の情報が
次第に集まるようになっていった。
粘着力と真面目さに欠ける俺は、大体の成果が上がってきた事に満足し。
当時、他にも色々と忙しくなってくる自分自身の事情から、勝手にスレを去った。
もちろん、俺がいた事も、去った事も、誰にも告げずに。
そのスレの事、そこに集った住民がその後どんな行動を起こすか
全く想像すらしていない、能天気ぶりだった事だけは記憶している。
そしてさらに数年が経ち、ある日テレビを見ていると
「2ちゃんねらー逮捕。コンクリ事件に関して・・・」
これは、現代のネット社会に起きた会談ですw
俺は今、至高のスタイル、高見の見物をしている。
さーて、ガクブルの皆さんはどうなるんだろうねw